カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ岐阜県 – カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ https://blog.carshares.jp/ カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ Thu, 26 Dec 2024 10:36:07 +0000 ja hourly 1 SA・PAの達人に聞く「人気&おすすめサービスエリア・パーキングエリア」中部編 https://blog.carshares.jp/24193/ https://blog.carshares.jp/24193/#respond Wed, 25 Dec 2024 19:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=24193 長距離ドライブの強い味方、サービスエリア(以下SA)・パーキングエリア(以下PA)。第1回となる関東編では、「ちょっとお手洗いに寄る」だけじゃない、SA・PAの楽しみ方をSA・PAの達人、山形みらいさんに伺いました。

第2回の今回は、中部編をお届け! 「中部のSA・PAは、クセが強いところが多いですよ!」とおっしゃる山形さんイチオシのSA・PAを10カ所、ご紹介いただきました!

<プロフィール>

SA・PAの達人 山形みらいさん
都市間高速道路研究者。日本サぱ協会会長
高速道路をこよなく愛する「唯一無二のハイウェイタレント」
https://www.n-sapa.com/
https://www.office-morion.com/

〈目次〉
中部地方ならではのSA・PAの特徴は?
おすすめSA・PA中部10選
北陸自動車道・南条SA(下り)
上信越自動車道・東部湯の丸SA (下り)
北陸自動車道・北鯖江PA (下り)
北陸自動車道・小矢部川SA
新名神高速道路・甲南PA
東海北陸自動車道・城端SA(上り下り共通)
東名阪自動車道・亀山PA
新東名高速道路・NEOPASA浜松
名神高速道路・ 養老SA(上り)
長野自動車道 梓川SA(下り)
クセが強い中部地方だからこそ「SA・PAを目的地」に!

中部地方ならではのSA・PAの特徴は?

編集部:前回に引き続き、山形みらいさんに中部地方のSA・PAをご紹介いただきます! 中部地方は関東地方とはまた視点が異なり、「紹介するものがありすぎる!」とおっしゃられていましたが……?

山形さん:そうなんです!まず関東地方のSA・PAはNEXCO東日本の管轄、中部地方はNEXCO中日本管轄が多くを占めています。運営する会社が変わると、やはりSA・PAのコンセプトもガラッと変わってくるんですね。

関東地方はどちらかというと「オーソドックスなSA・PAの中に工夫をされている」ことが多いように感じています。それに対し、中部地方は「根本からクセが強い」(笑)。第1回でご紹介した10選とは、また印象の違う10選になっていると思いますよ!

編集部:それは楽しみです!それではさっそくご紹介いただきたいのですが……。

山形さん:ちょっと待ってください! どうしても先に1つ紹介したいところがあるんです。

編集部:おお、ぜひ教えてください!

山形さん:伊勢湾岸自動車道にある「刈谷ハイウェイオアシス」です。

刈谷ハイウェイオアシスは、2024年11月で20周年を迎えました。全国に30カ所(2024年12月現在、日本サぱ協会調べ) あるハイウェイオアシスの中でも特に人気の施設です。

刈谷ハイウェイオアシスのすごいところは、この20年間テナントの入れ替えがないということ。SA・PAは利用者数に左右されるためテナントの入れ替えが多いです。昨今ではコロナ禍の影響を受けて撤退したテナントもあります。刈谷ハイウェイオアシスは創業からテナント同士の横のつながりが確固たるものになっていて、「一緒に刈谷ハイウェイオアシスを盛り上げよう」という“中の人”の想いが詰まった場所なんです。

「ハイウェイオアシス」は、SA・PAに接続する都市公園や道の駅の機能を持たせた地域密着型レクリエーション施設です。ハイウェイオアシスを目的地に遊びに来てもらうというドライブモデルを作った先駆けということで、特別編として先に紹介させていただきました!

▼刈谷ハイウェイオアシス
住所:愛知県刈谷市東境町吉野55番地
URL:https://kariya-oasis.com/

おすすめSA・PA中部10選

編集部:そんな素敵な想いが込められた「刈谷ハイウェイオアシス」がある中部地方。期待が高まります! 早速、山形さんが選ぶおすすめの10選を教えてください!

山形さん:今回も選ぶのにとても苦労しました(笑) 。では紹介します!

北陸自動車道・南条SA(下り)

山形さん:まずは福井県にある南条SAです。 福井県といえば、2025年、福井県立大学に日本初の恐竜学部が新設されるほどの恐竜県。恐竜の化石が発掘されたことで有名ですね。

南条SAのベンチでは研究中の恐竜博士に会えるかも!?(撮影:山形みらい)
南条SAのベンチでは研究中の恐竜博士に会えるかも!?(撮影:山形みらい)

その影響もあり、南条SA下りにはなんと「フクイティタン」という恐竜がいるんです!大迫力の恐竜型オブジェは、9時~21時の間に行くと「餌やり体験」ができるんですよ。餌に見立てた模型の草を口元に持っていくと……ここから先はぜひ現地で体験いただきたいです。

私も餌やりに挑戦!夜に行くとさらに恐竜の迫力満点(笑) 
私も餌やりに挑戦!夜に行くとさらに恐竜の迫力満点(笑) 

またレストランでは越前そばが大人気。越前そばは、蕎麦愛好家によるインターネットランキングで全国1位を獲得したこともあるほど人気のメニューなんです。南条SA下りのレストランでは、越前焼の器で出してくれるところも注目ポイントです!コシがあって食べ応えのあるおそばを、ぜひご賞味いただきたいですね。

越前そばは大根おろしを入れるのが特徴。越前焼の器でより一層おいしそうに見える(撮影:山形みらい)
越前そばは大根おろしを入れるのが特徴。越前焼の器でより一層おいしそうに見える(撮影:山形みらい)

▼南条SA(下り)
住所:福井県南条郡南越前町上野78-8
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=91

上信越自動車道・東部湯の丸SA (下り)

荻野屋が運営する東部湯の丸SA下り(写真提供:ネクスコ東日本エリアトラクト
荻野屋が運営する東部湯の丸SA下り(写真提供:ネクスコ東日本エリアトラクト)

山形さん:こちらは中部地方に位置しながら、NEXCO東日本が運営する SAです。2024年11月21日、全国のSA・PAで初の「無人販売店舗」がオープンしたので、ぜひ紹介させてください。

現在「人手不足」への対応が社会問題となっているなか、全国初の試みとして、東部湯の丸SA下りでは無人販売店舗がスタートしました。スタッフの数を増やさずにサービスの質を維持向上させることを目的としています。

無人販売店舗 東部湯の丸GO (写真提供:ネクスコ東日本エリアトラクト)
無人販売店舗 東部湯の丸GO (写真提供:ネクスコ東日本エリアトラクト)

この無人販売店舗の特徴は、入店し棚から商品をとった後、レジのディスプレイで商品と金額を確認しただけで、商品のバーコードを読み取りすることなくスピーディーに会計できるシステムを搭載していることです。

無人販売店舗は24時間営業で、荻野屋の「峠の釜めし(紙容器冷蔵タイプ)」が購入できます。電子レンジがあるので温めて食べられますよ。

▼東部湯の丸SA(下り)
住所:長野県東御市祢津1853-1
URL:https://www.driveplaza.com/sapa/1810/1810056/2/

北陸自動車道・北鯖江PA (下り)

北鯖江PAは高速道路専用コンビニオレボステーションが目印(写真提供:中日本エクシス)
北鯖江PAは高速道路専用コンビニオレボステーションが目印(写真提供:中日本エクシス)

山形さん:北鯖江PAのイチオシは、なんといっても「谷口屋のおあげ」。地元の有名企業「竹田」が製造するおあげはふっくら肉厚で、お土産として買って帰るもよし、PAのフードコートで「油あげおろしそば」を食べるもよしです。

自宅で「おあげステーキ」作りました。少し焦げ目をつけるのがポイント(写真提供:山形みらい)
自宅で「おあげステーキ」作りました。少し焦げ目をつけるのがポイント(写真提供:山形みらい)

ちなみに鯖江市では、「メガネ」の生産が盛んなのはご存じですか?メガネのフレーム素材を利用したアクセサリーが販売されているんです。私はグリーンのブレスレットに一目ぼれしたので買いました!

KISSOのブレスレットは福井市の工房で作られたハンドメイド作品。グリーンのブレスレットは透明感があってとても美しい (撮影:山形みらい)
KISSOのブレスレットは福井市の工房で作られたハンドメイド作品。グリーンのブレスレットは透明感があってとても美しい (撮影:山形みらい)

▼北鯖江PA
上り:福井県鯖江市下河端町86-2
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=74
下り:福井県鯖江市下河端町84-12
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=75

北陸自動車道・小矢部川SA

上りは入り口が複雑怪奇な構造なところも面白ポイント(撮影:山形みらい)
上りは入り口が複雑怪奇な構造なところも面白ポイント(撮影:山形みらい)

山形さん:小矢部川SAは、上りと下りで、コンセプトがまったく違うSAになります。まずは、上りの紹介から。コンセプトは「散居村を見渡す木漏れ日のテラス」で、コロナ禍を経てリニューアルされたSAなので、ソーシャルディスタンスが保たれているんです。カウンター席や座り心地のいい椅子もあって、とても快適にくつろぐことができます。

木漏れ日というだけあって、時々差し込む光りが美しい(撮影:山形みらい)
木漏れ日というだけあって、時々差し込む光りが美しい(撮影:山形みらい)

ここでの私のイチオシのフードは「特製ブラックラーメン」と「はとむぎキャラメルプリンソフト」です。

「特製ブラックラーメン」は細麺と真っ黒なスープが特徴で、しっかりした醤油味のスープに麺がよく馴染み、おいしくて気に入っています。

「特製ブラックラーメン」(1,000円 税込み)。こってり派の人もあっさり派の人もぜひ食べて欲しい!(写真提供:山形みらい)
「特製ブラックラーメン」(1,000円 税込み)。こってり派の人もあっさり派の人もぜひ食べて欲しい!(写真提供:山形みらい)

「はとむぎキャラメルプリンソフト」は小矢部川産のたまごを使ったプリンにソフトクリームがのっていて、さらに金箔とはとむぎがトッピングされたデザートです。ぜひセットで食べていただきたいですね!

「はとむぎキャラメルプリンソフト」(550円 税込み)。金箔とはとむぎがトッピングされて豪華絢爛!食後におすすめ(撮影:山形みらい)
「はとむぎキャラメルプリンソフト」(550円 税込み)。金箔とはとむぎがトッピングされて豪華絢爛!食後におすすめ(撮影:山形みらい)

下りはガラッと雰囲気が変わり、高級感あふれるSA。こちらはホテルニューオータニ高岡が運営していて、フードコートにはホテルが監修したこだわりのカレーメニューがあるんです!

下りの外観は和モダンな雰囲気(撮影:山形みらい)
下りの外観は和モダンな雰囲気(撮影:山形みらい)

お土産売り場には、創業170年和菓子を作り続けてきた「諸江屋の落雁」があります。落雁はパッケージが美しいのでお土産にとても喜ばれそうです。さらに、金箔の金沢ならではのお土産「金箔ゴルフボール」もあります。ぜひ上りと下りどちらにも立ち寄ってほしいですね。

パッケージが美しい諸江屋の落雁。こちらは斬新なココア風味(写真提供:日本サぱ協会)
パッケージが美しい諸江屋の落雁。こちらは斬新なココア風味(写真提供:日本サぱ協会)

▼小矢部川SA
上り:富山県小矢部市浅地171-1
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=70
下り:富山県小矢部市大字戸久字殿山4682
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=71

新名神高速道路・甲南PA

山形さん:甲南PAは実はスタッフ全員が忍者なんです(笑)。「忍者餃子」「忍術焦がし醤油ラーメン」「忍者バーガー」などの忍者メシがあって、お土産も「忍福餅」「手裏剣」といった忍者に関連したアイテムがたくさんあるんです。

さらに、下りの2階には、手裏剣や鎖鎌といった忍者アイテムが展示されている忍者資料館もあり、子どもはもちろん、海外からの観光客にも人気のあるPAなんですよ。

私は忍者トリックアートでいかにカッコよく写真が撮れるかを研究しています(笑)。

カッコよく撮る基本は役になりきること(笑)(写真提供:山形みらい)
カッコよく撮る基本は役になりきること(笑)(写真提供:山形みらい)
油断すると忍者にやられてしまうのでご注意を(笑) (写真提供:山形みらい)
油断すると忍者にやられてしまうのでご注意を(笑) (写真提供:山形みらい)

▼甲南PA
上り:滋賀県甲賀市甲南町杉谷2281
URL:https://www.kounan-pa.jp/
下り:滋賀県甲賀市甲南町杉谷3166-2
URL:https://www.kounan-pa.jp/kudari/

東海北陸自動車道・城端SA(上り下り共通)

24時間営業のコンビニエンスストアが目印(撮影:山形みらい)
24時間営業のコンビニエンスストアが目印(撮影:山形みらい)

山形さん:城端SAでは、ちょっと変わったモノが売られているので紹介しますね。それは……「ガソリン缶詰」!

城端SAにはガソリンスタンドがなく、さらにこの先しばらくSA・PAが途切れる場所でもあります。城端SAに併設されているデイリーヤマザキで「ガソリン缶ください」と店員さんに伝えると、「ガソリン缶詰4缶セット」を販売してくださるんです。

燃料油の缶詰だけを作っている会社があるんです。その名も「ガソリン缶詰株式会社」(撮影:山形みらい)
燃料油の缶詰だけを作っている会社があるんです。その名も「ガソリン缶詰株式会社」(撮影:山形みらい)

通常、ガソリン缶詰は防災用に販売されているのですが、城端SAでは意外とこれが売れるそうで、1週間に1回は売れるとのこと。思ったより頻度高めですよね?

ところで、城端SAはハイウェイオアシスが隣接していて、ヨッテカーレ城端では18種類のおむすびが食べられます。

駐車場から見える三角の屋根が目印のヨッテカーレ城端(撮影:山形みらい)
駐車場から見える三角の屋根が目印のヨッテカーレ城端(撮影:山形みらい)

おむすびの種類がバラエティ豊かなので選ぶ楽しみがあります。私は明るい時間にここを通る際には必ず立ち寄るようにしています。

もじゃもじゃのとろろが大好物。昆布も梅もどちらもおいしい!「ごま昆布とろろ」(200円 税込み)「梅とろろ」(190円 税込み)「みそ汁」(170円 税込み)(写真提供:山形みらい)
もじゃもじゃのとろろが大好物。昆布も梅もどちらもおいしい!「ごま昆布とろろ」(200円 税込み)「梅とろろ」(190円 税込み)「みそ汁」(170円 税込み)(写真提供:山形みらい)

▼城端SA(上り下り共通)
住所: 富山県南砺市立野原東1201
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=153

▼ヨッテカーレ城端
住所:富山県南砺市立野原東1508 桜ヶ池クアガーデン前
URL:https://www.yottekare-johana.com/

東名阪自動車道・亀山PA

亀山PA下りをカッコよく撮影(写真提供:亀山PA下り店長)
亀山PA下りをカッコよく撮影(写真提供:亀山PA下り店長)

山形さん:私がとても気に入っている亀山PAを紹介します。亀山PA下りでぜひ食べていただきたいのが、松阪牛コロッケ。松阪牛のうま味が存分に楽しめるのが特徴です。しかもとってもリーズナブル!

松坂牛のみを使ったコロッケがPAで食べられるのは珍しい。松阪牛コロッケ(400円 税込み)(写真提供:亀山PA下り店長)
松坂牛のみを使ったコロッケがPAで食べられるのは珍しい。松阪牛コロッケ(400円 税込み)(写真提供:亀山PA下り店長)

また、下りにはパン工房があるのも特徴です。全国的にもパン工房のあるPAは珍しく、限られたスペースでパン工房を設置するのも難しいはず。それだけ「おいしいパンを食べてほしい」という中の人たちの想いが感じられますね。パンは上り・下りどちらでも購入できます。

ここのPAのバイタリティーあふれる店長さんに会えたらご利益があるかもしれません(笑)。伊勢神宮に参拝される前にぜひお立ち寄りくださいね。

▼亀山PA
上り:三重県亀山市布気町字高塚804-6
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=58
下り:三重県亀山市布気町字大岨942-1
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=59

新東名高速道路・NEOPASA浜松

山形さん:浜松といえば、楽器の街。ここ浜松SAは、建物の内外が楽器モチーフになっています。上りはヤマハ株式会社、下りはローランド株式会のミュージックスポットがあるちょっと変わったSAなんです。それぞれのメーカーの楽器を演奏体験することができます。

浜松SAのコンセプトは音のある風景。ここにいるだけでさまざまな音色が聴こえてきそう(写真提供:山形みらい)
浜松SAのコンセプトは音のある風景。ここにいるだけでさまざまな音色が聴こえてきそう(写真提供:山形みらい)

上りのイチオシグルメは高級食材フカヒレを使ったメニューです。中華の鉄人、陳建一さんが監修する本格的なフカヒレがSAにいながらにして食べられのは、至福のひととき。お値段も2,100円とリーズナブルです。

コラーゲンたっぷりのフカヒレはぜひ熱々のうちに!(写真提供:日本サぱ協会)
コラーゲンたっぷりのフカヒレはぜひ熱々のうちに!(写真提供:日本サぱ協会)

そして、上り下りどちらも、浜松餃子が大人気です。浜松餃子はたっぷり野菜が入っていて、軽い食べ心地が特徴。胃もたれせずに、何個でも食べられてしまうんですよね。

▼NEOPASA浜松
上り:静岡県浜松市浜名区大平36
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=199
下り:静岡県浜松市浜名区都田町
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=200

名神高速道路・ 養老SA(上り)

山形さん:養老SAは2024年9月で60周年を迎えた歴史のあるSAです。上り線はリニューアルしたばかりで、軒先には武将ののぼりが掲げられていたり、甲冑の展示がされていたり、関ヶ原の戦いがテーマのスポットになっています。

養老SAの60周年をお祝いするメッセージイベントが開催されました(写真提供:山形みらい)
養老SAの60周年をお祝いするメッセージイベントが開催されました(写真提供:山形みらい)
甲冑は東軍西軍の総大将が仲良く並んでいます(撮影:山形みらい)
甲冑は東軍西軍の総大将が仲良く並んでいます(撮影:山形みらい)

リニューアルにあたり、SAにも関わらずレストランをなくしたのは思い切った選択だと思いましたが、お土産売り場を拡大したことで、より充実した楽しいSAになりました。飛騨牛を使ったお弁当が購入できるのはここだけです。

▼養老SA(上り)
住所:岐阜県養老郡養老町橋爪南川原1475-1
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=54

長野自動車道 梓川SA(下り)

山形さん:長野にはおいしいものがたくさんありますが、この梓川SAはその「信州のうまい物」をすべてぎゅっと詰め込んだようなSA。高原のホテルのような外観も特徴ですね。長野といえばりんごなので、りんごジャムやりんごジュースも豊富な品揃えです。

梓川SA下りはりんごSAです(撮影:山形みらい)
梓川SA下りはりんごSAです(撮影:山形みらい)

フードで私のおすすめは「野沢菜おやき」です。茄子、きんぴら、つぶあん、かぼちゃ、チーズなど色々ある中でもやっぱり野沢菜!特にピリ辛が最高です!お土産用に冷凍も扱っているので、帰りに買って帰ることもあります。

下りにある木曽の檜を使った工芸品もぜひ見ていただきたいですね。私はお箸を購入したのですが、何とお値段220円。軽くて手のなじみもよく、今では愛用品の一つとなっています。

日本の伝統工芸「わびさび」をテーマにしたお土産売り場が特徴(撮影:山形みらい)
日本の伝統工芸「わびさび」をテーマにしたお土産売り場が特徴(撮影:山形みらい)

▼梓川SA(下り)
住所:長野県松本市島内西河原6931-5
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=144

クセが強い中部地方だからこそ「SA・PAを目的地」に!

編集部:「クセが強い」と最初に山形さんがおっしゃられていたように、想像以上にコンセプトが強いSA・PAが集まっていると感じました! ただ立ち寄るだけではもったいないというのも、とてもよくわかります。

山形さん:そうですよね!そこにいくだけで半日、いや1日楽しめてしまうSA・PAも多かったかと思います。グルメにレジャーに、「休日行くところがない」だなんてもったいない! ぜひクセが強いSA・PAを目的地にドライブを楽しんでみてください!

編集部:ありがとうございました!

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名古屋からクルマで白川郷へ!渋滞回避のおすすめルート&世界遺産を堪能する日帰りドライブ https://blog.carshares.jp/23780/ https://blog.carshares.jp/23780/#respond Wed, 30 Oct 2024 22:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=23780 世界遺産に指定されている「白川郷」。岐阜県北部の飛騨地方に位置し、現在もなお人々が生活を営む合掌造り集落は、その景観を一目見ようと世界各国から多くの人が足を運びます。田んぼに水を張った水田、雪の冬景色も人気ですが、やはり山並みが色付く秋の紅葉シーズンもおすすめ。

今回は、名古屋駅周辺のステーションを出発し、日帰りで巡る白川郷の里山ドライブです。渋滞回避のルートと白川郷合掌造り集落内で立ち寄りたいスポットを紹介します。

〈目次〉
白川郷の渋滞回避ルートで、荘川エリアの見どころ巡り
白川郷に行く前に旧遠山家住宅を見学
紅葉の名所「であい橋」を渡って、白川郷の集落へ
人々が生活を営む、唯一無二の世界遺産「白川郷合掌造り集落」
地元の郷土料理「朴葉みそ」で飛騨牛を味わうランチ
「荻町城跡展望台」から眼下に広がる合掌造り集落を眺める
白川郷の湧き水を使ったスイーツ「水ぷりん」
今回のドライブで利用したクルマ:トヨタ「ハリアー」

白川郷の渋滞回避ルートで、荘川エリアの見どころ巡り

今回のドライブ旅は、名古屋駅太閣通口から徒歩5分ほどで到着する「リパーク名駅西第27」から出発します。車種は、高級感のある車室でゆったりとロングドライブが楽しめるトヨタのハリアーを選びました。

まずは、名古屋駅の東側へ回り、名駅インターチェンジから名古屋高速6号清州線へ。名神高速道路へ合流し、京都方面へ向かいます。その後、一宮JCTから東海北陸自動車道に入り、高山/郡上八幡方面へと進みます。

萩町合掌造り集落内は、9時~16時は観光車両の進入はNG
萩町合掌造り集落内は、9時~16時は観光車両の進入はNG

1995年に世界遺産に登録された白川郷合掌造り集落。伝統的な景観への影響を最小限にするため、合掌造りの集落内には観光用駐車場がありません。そのため、目的地は合掌造り集落から川をはさんだ対岸に位置するせせらぎ公園駐車場です。

また、観光シーズンは最寄りの東海自動車道・白川郷インターチェンジを使用するルートは渋滞することが多く、駐車場に到着するまで数時間かかってしまう場合も。今回は、東海北陸自動車道荘川インターチェンジを下りて国道156号を50分ほどドライブして、白川郷へ向かうルートを使いました。荘川インターチェンジから白川郷への道中は、下道で50分ほどのドライブです。観光スポットもたくさんあるので立ち寄りながらドライブが楽しめます。

T字路の「荘川インターチェンジ出口」交差点には、荘川地区の観光地を示す看板も
T字路の「荘川インターチェンジ出口」交差点には、荘川地区の観光地を示す看板も

東海北陸自動車道の荘川インターチェンジを出て、荘川インターチェンジ出口の交差点を左折して国道158号線に入ります。まず立ち寄ったのは、荘川インターチェンジのほど近くにある道の駅「桜の郷(さと)荘川」です。

日帰り温泉施設「桜香の湯」も併設されている道の駅
日帰り温泉施設「桜香の湯」も併設されている道の駅

道の駅に複合施設の特産品販売施設も併設されており、荘川で収穫した野菜や山菜などが販売されています。そばや漬物、木工品など飛騨荘川ならではのお土産も並んでいます。白川郷に向かう国道156号線沿いにはコンビニや商業施設が少ないのでトイレ休憩も兼ねて立ち寄っておきましょう。

▼道の駅 桜の郷荘川
住所:岐阜県高山市荘川町猿丸88
駐車場:あり
URL:http://www.shokawa.net/tour-guide/330

牧戸の交差点を過ぎるとそのまま国道156号線になり、道なりに進んでいきます。国道156号線のすぐ脇に広がる御母衣(みぼろ)ダムは、庄川をせき止めて造られたダムです。展望台からは御母衣湖の静かな湖面の眺めが一望できます。特に10月下旬~11月上旬には、湖沿いに美しい紅葉の景色が広がります。飛騨・美濃紅葉33選飛騨・美濃紅葉33選にも選ばれた紅葉スポットです。

紅葉シーズンは、エメラルドグリーンの湖面と紅葉のコントラストが楽しめる
紅葉シーズンは、エメラルドグリーンの湖面と紅葉のコントラストが楽しめる
毎年4月下旬から5月頭に満開になる荘川桜。桜の季節にもぜひ訪れたい
毎年4月下旬から5月頭に満開になる荘川桜。桜の季節にもぜひ訪れたい

ダムの向かいには、MIBOROダムサイドパークがあります。御母衣電力館、荘川桜記念館、30周年記念公園で構成された施設で、御母衣ダムや御母衣発電所、荘川桜を紹介しています。

▼御母衣ダム
住所:岐阜県大野郡白川村大字牧140-1
駐車場:あり
URL:https://www.vill.shirakawa.lg.jp/1165.htm

白川郷に行く前に旧遠山家住宅を見学

御母衣ダムから5分ほどクルマを走らせるとあるのが旧遠山家住宅。白川郷の代表的な切妻合掌造り家屋には、衣食住に関する資料が展示公開されています。旧遠山家の家屋は1827年頃、能登の大工によって建てられました。その後一度改築され、150年以上経過した現在でも屋内は黒光りするほど美しい状態が保たれています。

荘川インターチェンジから白川郷に向かう国道156号線の左手にある旧遠山家住宅
荘川インターチェンジから白川郷に向かう国道156号線の左手にある旧遠山家住宅
日本の昔ながらの生活と、暮らしの工夫が垣間見える室内
日本の昔ながらの生活と、暮らしの工夫が垣間見える室内

明治期には40人以上の家族が生活していたとされ、1階部分は居住スペース、2〜4層は養蚕スペースとなっています。床下では火薬の原料となる焔硝(えんしょう)づくりが行われていたそうです。

▼旧遠山家住宅
住所:岐阜県大野郡白川村御母衣125
駐車場:あり
URL:https://shirakawa-go.gr.jp/active/6/

紅葉の名所「であい橋」を渡って、白川郷の合掌造り集落へ

つり橋はコンクリート製で、多くの人が渡ると少し揺れるのもスリルがあってワクワクするポイント
つり橋はコンクリート製で、多くの人が渡ると少し揺れるのもスリルがあってワクワクするポイント

旧遠山家住宅からクルマで15分ほど走らせたら、村営せせらぎ公園駐車場に到着です。クルマを停めたら歩いて白川郷合掌造り集落へ向かいます。村営せせらぎ公園駐車場が満車の場合は、みだしま公園駐車場(有料、混雑時に使用)を利用しましょう。指定駐車場は、どちらも営業時間は17時まで。夜は住民の生活の場として夜間の観光客の受け入れは行っていません。

村営せせらぎ公園駐車場から白川郷の集落へとつないでいるのは「であい橋」です。全長107メートルのつり橋を渡ると集落の入口に到着します。川幅が広い庄川に架かるつり橋の上から、山々を眺めながら岐阜の雄大な自然を一望できます。庄川の清流と解放感のある景色を堪能しましょう。

▼村営せせらぎ公園駐車場
住所:岐阜県大野郡白川村荻町2495-3
駐車場:あり(有料、普通車1,000円)
利用時間:8:00~17:00
URL:https://www.vill.shirakawa.lg.jp/1157.htm

人々が生活を営む、唯一無二の世界遺産「白川郷合掌造り集落」

「白川郷合掌造り集落」は大小100棟余りの合掌造りが数多く残り、現在も人々が生活を営んでいる集落
「白川郷合掌造り集落」は大小100棟余りの合掌造りが数多く残り、現在も人々が生活を営んでいる集落

1995年にユネスコの世界遺産に登録されましたが、建物や景観だけではなく、地域に根付く住民同士の相互扶助の営みが高い評価を受けたといわれています。農村文化、生活、暮らしを深く感じることができ、日本の原風景に触れることができる場所です。

萩町合掌集落の北部に位置する和田家、周囲には消雪用の石組溝や池を備えている
萩町合掌集落の北部に位置する和田家、周囲には消雪用の石組溝や池を備えている
合掌造り集落にある和田家は、世界遺産地区内で最も大きい合掌造りで、国の重要文化財に指定されている
合掌造り集落にある和田家は、世界遺産地区内で最も大きい合掌造りで、国の重要文化財に指定されている

江戸時代後期に建てられた和田家は江戸期に庄屋や番所役人を務め、白川郷の重要な現金収入であった焔硝の取引によって栄えました。現在も住居として生活しながら、1階と2階部分を公開しています。(生活スペースは非公開)2階から眺める景色も必見です。

▼国指定重要文化財 和田家
住所:岐阜県大野郡白川村荻町997
駐車場:なし(村営駐車場を利用)
URL:https://shirakawa-go.gr.jp/active/13/

地元の郷土料理「朴葉みそ」で飛騨牛を味わうランチ

合掌造り家屋の店内には大きな座敷が広がり、テーブルもゆったり
合掌造り家屋の店内には大きな座敷が広がり、テーブルもゆったり

合掌造り集落の散策の合間にお昼ご飯を。集落の北端に位置する「白水園」へ向かいました。岐阜の名産品をたくさん使った「ごっつお和膳」や飛騨牛の石焼和膳、白川郷の天然水で育てた結旨豚(ゆいうまぶた)麻婆豆腐和膳など多彩なメニューの中から「朴葉みそ和膳 飛騨牛」をいただきました。

ボリューム満点の「朴葉みそ和膳 飛騨牛」2,200円(税込み)
ボリューム満点の「朴葉みそ和膳 飛騨牛」2,200円(税込み)
朴葉の上にたっぷりとみそとネギが乗っており、飛騨牛の肉とみそを焦げようにからませながら焼いていただく
朴葉の上にたっぷりとみそとネギが乗っており、飛騨牛の肉とみそをからませながら焼いていただく

朴葉(ほうば)みそとは、朴葉の上に、自家製のこうじ味噌を乗せて焼いた岐阜県飛騨地方の郷土料理です。他にもニジマスの甘露煮、そばや小鉢など郷土料理を存分に味わうことができました。

▼白水園
住所:岐阜県大野郡白川村荻町354
駐車場:あり※個人のお客さまは、村営せせらぎ公園駐車場をご利用ください。
URL:https://shirakawa-go.gr.jp/shop/23/

「荻町城跡展望台」から眼下に広がる合掌造り集落を眺める

桜、水田、紅葉、雪景色と、四季によって表情が様変わりする合掌造り集落
桜、水田、紅葉、雪景色と、四季によって表情が様変わりする合掌造り集落

荻町城跡は、断崖絶壁になっている中世の山城です。眼下に広がる白川郷合掌造り集落の眺めが格別な最高の撮影ポイント。高台から眺めると、合掌造りの家がすべて同じ方向を向いて建てられているのがわかります。これは、雪風を避けるために方角を工夫しているためです。

展望台へは、荻町合掌集落からゆるい傾斜の歩道を約20分登るコースがありますが、シャトルバスも運行しています。今回は、10分ほど乗車してシャトルバスで向かいました。シャトルバスは片道300円。展望台行きは9時台から15時台まで20分毎に出発しています。

▼荻町城跡展望台
住所:岐阜県大野郡白川村
駐車場:なし(村営駐車場を利用)
URL:https://www.vill.shirakawa.lg.jp/1284.htm

白川郷の湧き水を使ったスイーツ「水ぷりん」

白川郷の清らかな湧き水から作られた水ぷりん
白川郷の清らかな湧き水から作られた水ぷりん

白川郷らしいスイーツを探して「白川郷 ぷりんの家」へ向かいました。おいしいプリンを最適なタイミングで届けるために、店内奥の厨房で製造しており、日本プリンアワード2022の初代グランプリも受賞しています。

写真左から五平餅ぷりん(480円 税込み)、水ぷりん(460円 税込み)、白川抹茶ぷりん(470円 税込み)
写真左から五平餅ぷりん(480円 税込み)、水ぷりん(460円 税込み)、白川抹茶ぷりん(470円 税込み)

名物の「水ぷりん」は、地元のきれいな湧水を使ったみずみずしいプリンです。水のきれいな村としても有名な白川郷ならではのプリンを求めて行列ができるほど大人気!カラメルから始まる3層の味わいが楽しめます。

こちらでは「水ぷりん」以外にも、岐阜の郷土料理として愛される五平餅をモチーフとした「五平餅ぷりん」も販売。また、季節のプリンも充実しており、秋には「さつまいもぷりん」や「柿ぷりん」も並びます。

大人気店のため行列ができていることも。バス停をモチーフにした看板が目印
大人気店のため行列ができていることも。バス停をモチーフにした看板が目印

集落内にはゴミ箱がないので、食べ歩きは控えましょう。プリンをすぐ食べたい場合は、店前にあるベンチで食べて瓶を戻してゴミを捨てられます。「水ぷりん」以外は郵送も可能なので、お土産としてもおすすめです。

ビターなカラメルと程良い甘さのソフトクリームがマッチする「ぷりんソフト」 (450円 税込み)
ビターなカラメルと程良い甘さのソフトクリームがマッチする「ぷりんソフト」 (450円 税込み)

帰路につく前に、ソフトクリームを食べて小休憩。プリン専門店ならではの濃厚なぷりんソフトをチョイス。自然な甘みのソフトクリームがビターなカラメルソースとマッチします。

▼白川郷 ぷりんの家
住所:岐阜県大野郡白川村荻町702
駐車場:なし(村営駐車場を利用)
URL:https://purin-no-ie.com/

写真左から、赤かぶら漬(590円 税込み)、朴葉みそ(380円 税込み)、どぶろく羊羹(170円 税込み)
写真左から、赤かぶら漬(590円 税込み)、朴葉みそ(380円 税込み)、どぶろく羊羹(170円 税込み)

集落内の売店でお土産も購入しました。飛騨地方の名産品「赤かぶら漬」は、冬には雪で閉ざされてしまう飛騨地方の貴重な食料のひとつ。漬物文化が盛んな地域の郷土食です。また、どぶろく羊羹も購入。白川郷では毎年10月に里の平和を神様に祈願する「どぶろく祭」が行われます。白川郷の人々の生活に寄り添うどぶろくを使った羊羹です。ランチでいただいた朴葉みそも購入。朴葉とみそがセットされていて、自宅のコンロで調理ができます。

今回のドライブで利用したクルマ:トヨタ「ハリアー」

都市型SUVに求められる上質感、高級感にさらに磨きをかけた4代目ハリアー。ボディサイズは全長4,740mm、全幅1,855mm、全高1,660mmと、重厚でしなやかな乗り心地を実現しています。

大きな画面のカーナビと高級感のあるデザインのセンターコンソール
大きな画面のカーナビと高級感のあるデザインのセンターコンソール

ミドルクラスのSUVだけあって室内はゆったり。SUVならではの目線の高さで運転席からの見晴らしが良いのも特徴。安定感のあるシートのおかげで、初めての土地での長距離ドライブも疲れ知らずでした。

<今回のドライブのカーシェア料金>
・料金プラン:ベーシック
・車種クラス:ミドルプラス
・時間料金: 7,900円(12時間パック)
・距離料金: 6,260円(20円×313km)
合計:14,160円

<三井のカーシェアーズについて>

>>>ご利用の流れ

>>>車種ラインアップ

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岐阜・多治見市の観光ならここ! 地元ライターが教える人気のドライブスポット https://blog.carshares.jp/20409/ https://blog.carshares.jp/20409/#respond Wed, 25 Jan 2023 19:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=20409 岐阜の東濃地方は陶磁器産業が盛んで、この地域で作られる焼き物は「美濃焼」と呼ばれています。ここ数年は、個性的なミュージアムやおしゃれなカフェ、ショップが増え、観光目的で足を運ぶ人が増えている多治見市。今回は多治見市在住のライターが、カレコのクルマで多治見市の行っておくべきおすすめスポットを巡ります。

<目次>
名古屋市内から多治見市は約1時間のドライブ
インスタで大人気!「多治見市モザイクタイルミュージアム」
店内に約14万枚のタイルが施された「SWANTILE café(スワンタイルカフェ)」
地域のものづくりを発信する器の店「PRODUCTS STORE」
商家や蔵など古い建物が残る「本町オリベストリート」を散策
2週間ごとに新作パフェが登場する喫茶「KURIKURI」
まだまだある多治見のおすすめ観光スポット
今回のドライブで利用したクルマ:ホンダ「新型ヴェゼル e:HEV」

名古屋市内から多治見市は約1時間のドライブ

今回は、名古屋駅から地下鉄・国際センター駅に向かって徒歩10分ほどの場所にある「リパーク名駅4丁目ステーション」から出発しました。まずは、ステーションの目の前を走る県道63号線を北上。「浅間町」の交差点を右折して県道215号線を進み、「赤塚」を左折します。国道19号線を多治見方面へ1時間ほどドライブです。

「リパーク名駅4丁目ステーション」からホンダ「新型ヴェゼル e:HEV」を利用
「リパーク名駅4丁目ステーション」からホンダ「新型ヴェゼル e:HEV」を利用

愛知県と岐阜県の県境にある内津峠でトンネルを二つ抜けると多治見市へ入ります。県道248号線が交わる「音羽町」の交差点を右折し、県道13号線を経由して向かったのは、大人気の観光スポット「多治見市モザイクタイルミュージアム」です。

タイルの原料である粘土の彩土場をモチーフにした「多治見市モザイクタイルミュージアム」(©Akitsugu Kojima / 写真提供:多治見市モザイクタイルミュージアム)
タイルの原料である粘土の採土場をモチーフにした「多治見市モザイクタイルミュージアム」(©Akitsugu Kojima / アイキャッチ画像ともに写真提供:多治見市モザイクタイルミュージアム)

モザイクタイルミュージアムは、日本最大のタイルの生産地・多治見市笠原町に誕生したミュージアムです。モザイクタイルとは、表面積が50平方センチメートル以下の小ぶりなタイルのこと。戦後、笠原町を拠点にタイル産業が隆盛し、全国各地の銭湯や住居、街なかをタイルで彩っていました。1995年頃から、笠原町の有志が収集した貴重なモザイクタイルの資料が時を経て、ミュージアムで展示されるようになりました。

まず、目を奪われるのは世界が注目する外観。建築家・藤森照信氏が設計・デザインを担当しており、タイルの原料となる粘土の採土場がモチーフとなっています。

インスタで大人気!「多治見市モザイクタイルミュージアム」

モザイクタイルミュージアムには2階から4階まで3つの展示室があり、それぞれの階でタイルの異なる表情を感じることができます。おすすめの見学ルートは、4階からスタート。土の壁に囲まれた大階段をのぼり、4階の自動ドアが開くとタイルに覆われた空間が一気に広がります。

少し薄暗い大階段を登りきると、4階の展示室が広がる
少し薄暗い大階段を登りきると、4階の展示室が広がる
タイル・カーテンの上部には穴が開いており、自然光が差し込む(©Akitsugu Kojima / 写真提供:多治見市モザイクタイルミュージアム)
タイル・カーテンの上部には穴が開いており、自然光が差し込む(©Akitsugu Kojima / 写真提供:多治見市モザイクタイルミュージアム)

4階の展示も藤森照信氏がディレクションしたもので、モザイクタイルの銭湯絵や洗面台など、どこか懐かしくて美しいコレクションが並んでいます。さまざまなタイルがワイヤーに貼り付けられている「タイル・カーテン」も必見です。天井には大きな穴があいていて、空から光が差し込んでいます。モザイクタイルの見方が変わる、唯一無二の空間です。

3階の展示室では、モザイクタイルの製造やタイル産業の歴史を学ぶことができます。昭和に使われていたシート状のタイル見本や道具が展示され、製造工程を解説する映像も流れています。3階奥のギャラリーでは、定期的に特別展も開催されています。2階は、地元メーカーのタイルを使ったキッチンや寝室などのインテリアが展示。コンシェルジュカウンターではタイルに関する質問や注文も可能なのだとか。

1階の体験工房で作れるモザイクタイルを使ったアイテム(曜日や時期によって変動)
1階の体験工房で作れるモザイクタイルを使ったアイテム(曜日や時期によって変動)
さまざまな色や形状のモザイクタイルから使いたいものを選べる(©Akitsugu Kojima / 写真提供:多治見市モザイクタイルミュージアム)
さまざまな色や形状のモザイクタイルから使いたいものを選べる(©Akitsugu Kojima / 写真提供:多治見市モザイクタイルミュージアム)

1階の体験工房では、モザイクタイルを使ったオリジナルの作品づくりが楽しめます。フォトフレームや小物入れなどに、色や形、サイズが豊富のモザイクタイルから好きに選んで貼り付けてデザインします。大人から子どもまで、つい時間を忘れて夢中になれる大人気のワークショップです。土日や祝日は、コロナ対策として予約制(当日でも空きがあれば参加可能)のため公式ホームページでご確認ください。

この地で培われたタイルの技術や情報を発信するモザイクタイルミュージアム。笠原町内には、外壁やゴミステーションなど街なかに多くのタイル装飾が点在しています。街を散策しながら、タイルアートを探すのもおすすめです。

▼多治見市モザイクタイルミュージアム
住所:岐阜県多治見市笠原町2082-5
駐車場:あり (無料)
URL:https://www.mosaictile-museum.jp/

店内に約14万枚のタイルが施された「SWANTILE café(スワンタイルカフェ)」

県道248号線を北上して向かったのは「SWANTILE cafe」です。陶磁器メーカーや商社が集まる美濃焼卸団地内に位置するカフェで、タイルメーカーの日東製陶所が運営しています。

倉庫をリノベーションした店舗の外観
倉庫をリノベーションした店舗の外観
店内には、至る所にカラフルなタイルが張られている
店内には、至る所にカラフルなタイルが張られている

約14万枚のタイルに覆われた店内は、どこを切り取ってもカラフルで心躍る空間です。天井から下がるランプシェードも、タイルに色付けをする「釉薬」の桶を再利用しています。

ランチは、週替わりのおかずが楽しめるプレートランチやハンバーグランチ、野菜と具材のオープンサンド・タルティーヌなどから選べます。今回は、人気のハンバーグランチをセレクト。この日のメニューは、玉ねぎがたっぷり入っているスープ煮込みハンバーグでした。あつあつの陶板の上に乗ったハンバーグはやわらかくて、ホッとする味わいです。

あつあつの陶板で提供される「ハンバーグランチ」1,580円(税込み)
あつあつの陶板で提供される「ハンバーグランチ」1,580円(税込み)
ランチは、和風クラムチャウダーや3種のデリ、サラダ、雑穀米がセットになったボリューム満点のランチ。写真映えするテーブルでいただくランチは絶品
ランチは、和風クラムチャウダーや3種のデリ、サラダ、雑穀米がセットになったボリューム満点のランチ。写真映えするテーブルでいただくランチは絶品

このランチで使われているタイルの箸置きがお持ち帰りできるのもうれしいポイントです。

カフェの奥にはタイル小物が作れる工房も。見学も自由にできる
カフェの奥にはタイル小物が作れる工房も。見学も自由にできる

カフェ内のショップコーナーでは、タイルを使った雑貨やアクセサリー、サンプルタイルなどが販売。カフェに隣接したSWAN工房では、タイルを使った鍋敷きや植木鉢などを作れるワークショップが開催されています。

▼SWANTILE café(スワンタイルカフェ)
住所:岐阜県多治見市旭ケ丘10丁目6-15
駐車場:あり (無料)
URL:https://www.swantilecafe.jp/

地域のものづくりを発信する器の店「PRODUCTS STORE」

タイルの世界を満喫しながらお腹を満たしたところで、続いてはショッピングへ。JR多治見駅北口のすぐ近くにある「PRODUCTS STORE」に向かいます。地元の産地商社の直営店として、多治見をはじめ、多治見に隣接する土岐市の窯元やメーカーの器、個人の陶芸作家の作品などを販売しています。

1階は窯元やメーカーの商品を、2階は作家ものを中心に販売。店舗前には駐車場も完備
1階は窯元やメーカーの商品を、2階は作家ものを中心に販売。店舗前には駐車場も完備
産地商社が手掛ける、カラフルな器のオリジナルギフトも
産地商社が手掛ける、カラフルな器のオリジナルギフトも
多治見で作陶している陶芸作家によるさまざまな作品などが並ぶ
多治見で作陶している陶芸作家によるさまざまな作品などが並ぶ
多治見の飲食店と開発した調味料や製菓材料も。旅のお土産におすすめ
多治見の飲食店と開発した調味料や製菓材料も。旅のお土産におすすめ

美濃焼の多様性を表すような店内には、レンジや食洗器も使える万能な陶磁器から一つ一つ表情の異なる陶芸作家の作品まで幅広いラインナップを楽しめます。毎月、2階の展示スペースではさまざまな企画展も開催されています。

▼PRODUCTS STORE
住所:岐阜県多治見市田代町1-59
駐車場:あり (無料)
URL: https://products-store.jp/

商家や蔵など古い建物が残る「本町オリベストリート」を散策

続いて向かったのは、歴史を感じる街道「本町オリベストリート」です。現在は、当時の商家や蔵などの面影を残す建物を改装したお店が並び、伝統工芸品を取り扱う器の店やウナギやそばなどの飲食店、モダンなカフェなどお買い物やランチスポットも点在。路地裏の散策も楽しめます。

ウナギやそばなどの飲食店、アンティークショップや雑貨店が並ぶストリート
ウナギやそばなどの飲食店、アンティークショップや雑貨店が並ぶストリート

本町オリベストリート沿いにある「陶都創造館」は、美濃焼のショップやカフェが入る複合施設です。施設内の多治見市PRセンターでは、多治見の観光マップの配布など地域情報を発信しているので情報収集としても活用できます。

蔵をイメージした外観の「陶都創造館」は敷地内に駐車場あり
蔵をイメージした外観の「陶都創造館」は敷地内に駐車場あり
多治見市の公式マスコットキャラクター「うながっぱ」のグッズも販売
多治見市の公式マスコットキャラクター「うながっぱ」のグッズも販売

こちらでは、多治見で作られている器や東濃地方で作られた味噌や七味などの調味料、お菓子、タイルを使ったアクセサリーなどの買い物も楽しめます。

お土産に購入した、「たじみあられセット(えび風味)」534円(税込み)、「豆皿」440円(税込み)、「うながっぱ」が描かれた「美濃初衣(はつごろも)きなこ・抹茶」 各184円(税込み)
お土産に購入した、「たじみあられセット(えび風味)」534円(税込み)、「豆皿」440円(税込み)、「うながっぱ」が描かれた「美濃初衣(はつごろも)きなこ・抹茶」 各184円(税込み)

▼陶都創造館
住所:岐阜県多治見市本町5-9-1
駐車場:あり (無料)
URL: https://www.toutokan.jp/

2週間ごとに新作パフェが登場する喫茶「KURIKURI」

最後に訪れたのは、陶都創造館からクルマで10分ほどの距離にある喫茶「KURIKURI」です。オリジナルのスイーツやランチ、丁寧に淹れられたコーヒーやさまざまな品種の紅茶をくつろぎながらいただけるお店です。

カントリー調の外観、店の前には共同駐車場が完備されている
カントリー調の外観、店の前には共同駐車場が完備されている

KURIKURIで特に人気なのは、個性豊かなパフェ。定番のKURIKURIパフェと紅茶パフェの2種類に加えて、2週間に一度、新しいパフェを提供しており、一度メニューに出したパフェは二度と作らないというこだわりも。パフェに使う素材は全て手作りで、アイスクリームも香料や添加物を使用せず、一からお店で手作りしているそうです。

抹茶とお茶の風味が広がる定番の和パフェ「KURIKURIパフェ」1,000円(税込み)
抹茶とお茶の風味が広がる定番の和パフェ「KURIKURIパフェ」1,000円(税込み)

今回は定番の「KURIKURIパフェ」をオーダー。一番上には和栗をふんだんに使った栗アイス、抹茶アイスと抹茶・ほうじ茶のチョコ。ほうじ茶クリームの下には、抹茶の台湾カステラ、中段には洋栗のアイスクリームと和栗の渋皮煮。最後は、ほうじ茶アイスとほうじ茶ぜんざいのゼリーで締めくくります。ボリューム満点ですが、やさしい甘さでサクサクと食べ進められます。新作パフェを目当てに通いたくなるほど、おいしい一品でした。

平日の朝(9:00~11:00)はパフェモーニングを実施しており、本日のおすすめコーヒーまたは紅茶が無料でついてくるおトクなセットで楽しめます。パフェの他にも、オリジナルの焼きハヤシライスや週替わりのパスタなどランチもおすすめです!

▼KURIKURI
住所:岐阜県多治見市大畑町大洞48-28
駐車場:あり (無料)
URL:http://kurikuri1997.com

まだまだある多治見のおすすめの観光スポット

多治見には、まだまだ巡りたい観光スポットが満載。多治見市の北部にあり、森の中に開かれた複合施設・アルティストヴィラージュは、小川や植物など自然で癒されながら食事や買い物が楽しめる観光スポットです。

森の中にカフェやアトリエなどが点在する複合施設「アルティストヴィラージュ」
森の中にカフェやアトリエなどが点在する複合施設「アルティストヴィラージュ」

歴史の深い禅寺「虎渓山 永保寺」も、多治見を訪れたら足を運びたい名所です。鎌倉時代に開創された禅寺で、観音堂と開山堂は国宝に、池泉回遊式庭園は国の名勝に指定されています。

秋は紅葉で色付き、多くの人でにぎわう「虎渓山 永保寺」
秋は紅葉で色付き、多くの人でにぎわう「虎渓山 永保寺」

歴史や自然、陶磁器やタイルなどの文化あふれる多治見の街へ、カレコのクルマでドライブに出かけてみませんか。

▼アルティストヴィラージュ
住所:岐阜県多治見市小名田町小滝5-6
駐車場:あり (無料)
URL:https://www.artiste-village.com/

▼虎渓山永保寺
住所:岐阜県多治見市虎渓山町1丁目-40
駐車場:あり (無料)
URL:https://kokeizan.or.jp/

今回のドライブで利用したクルマ:ホンダ「新型ヴェゼル e:HEV」

2021年にフルモデルチェンジした人気のコンパクトSUV「ヴェゼル」。高い環境性能と走りの楽しさを実現したハイブリッドシステム「e:HEV」モデルです。走行音は静かですが、パワフルな走りを体感。運転席からの視界も広く、快適な長時間ドライブを楽しめます。

フルモデルチェンジした新型の「新型ヴェゼル e:HEV」
フルモデルチェンジした新型の「ヴェゼル e:HEV」
すっきりとしたインパネには、USBなどの電源ポートも
すっきりとしたインパネには、USBなどの電源ポートも

余裕のある室内は、後部座席の足元まで広々。シックなファブリックのシートが、シンプルで上質な空間を演出しています。また、先行車発進の検知やハンドル操作アシストなどのサポートが搭載されているので安心。程よいコンパクトさと安全性能による運転しやすさ、パワフルな走りのどちらも体感できました。

<今回のドライブのカーシェア料金>
・プラン:ベーシック
・車種クラス:ミドル
・時間料金: 6,700円(12時間パック)
・距離料金: 1,692円(18円×94km)
合計:8,392円 

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