カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ航空科学博物館 – カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ https://blog.carshares.jp/ カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ Wed, 20 Nov 2024 19:00:00 +0000 ja hourly 1 飛行機好きなら一度は行きたい!成田空港に隣接する「航空科学博物館」 https://blog.carshares.jp/14172/ https://blog.carshares.jp/14172/#respond Thu, 19 Dec 2019 01:30:48 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=14172 成田空港に隣接する、航空専門の博物館「航空科学博物館」。航空専門と聞くと、屋外での航空機の展示を想像しますが、館内にはフライトシミュレーターなどの体験設備も充実しており、天気の悪い日や寒い季節でも楽しめるミュージアムです。

都心から1時間30分ほどで航空機ファンの聖地へ
「ボーイング747-400」が誘う大空の旅
飛び立つ航空機を眺めながら、機内食を食べる
ツアーガイドに参加し、「ボーイング747」のコクピットで記念撮影
新設された体験館は目玉コーナーが目白押し
およそ20機の航空機が展示される屋外展示場
今回のドライブ利用したクルマ:スバル「XV」

都心から1時間30分ほどで航空機ファンの聖地へ

都心から航空科学博物館へは京葉道路、あるいは東関東自動車道を利用して千葉方面へ向かいます。宮野木ジャンクションから東関東自動車道を利用し、成田ジャンクションで新空港自動車道へ。成田空港から一般道に降りて、10分ほどで到着します。施設には、200台の無料駐車場が用意されています。

  中央の建物(本館)は、管制塔をモチーフにしている。体験学習に来る小学生も多いので、駐車場へは十分に徐行して進入すること
中央の建物(本館)は、管制塔をモチーフにしている。体験学習に来る小学生も多いので、駐車場へは十分に徐行して進入すること

航空科学博物は月曜日が休館日(月曜日が祝祭日の場合、翌火曜日)。年末は29日(日)から31日(火)まで休館ですが、2020年元旦(1月1日)は朝5時から開館します。開館時間は10時から17時までで、入館締め切りは16時30分。入館料は大人700円、中高生は300円、4歳から小学生まで200円です。

企画部長を務める阿部さんに、航空科学博物館の見どころを教えてもらいました。

  阿部さんのお勧めのイベントは、パノラマビジョンとプロジェクションマッピングで演出される、1/8「ボーイング747-400」による空の旅
阿部さんのお勧めのイベントは、パノラマビジョンとプロジェクションマッピングで演出される、1/8「ボーイング747-400」による空の旅

今年で開館30周年を迎えた、日本最初の航空を専門とした博物館

航空科学博物館は1989年に開館し、2019年で30周年を迎えました。地元、成田空港に隣接する千葉県芝山町の要望で設立され、アメリカの「スミソニアン国立航空宇宙博物館」や、イギリスの「ロイヤルエアフォース・ミュージアム」など、海外の航空博物館を参考にして造られたそうです。

日本で最初に開館した航空専門の博物館で、現在までに述べ600万人が来館。30周年を迎えるにあたって大がかりなリニューアルが行われ、「体験館」も新設されました。航空ファンにはもちろん、そうでない人にも楽しんでもらえる博物館を目指してのリニューアルだったそうです。

  リニューアルで作られた玄関エントランス前の滑走路。「34」という数字は、真北から時計回りに340度の方位(北北西の方向)に滑走路が向かっていることをあらわし、「L」という英字は2本の滑走路のうちLEFT(左)であることを示している
リニューアルで作られた玄関エントランス前の滑走路。「34」という数字は、真北から時計回りに340度の方位(北北西の方向)に滑走路が向かっていることをあらわし、「L」という英字は2本の滑走路のうちLEFT(左)であることを示している

本館エントランスでは、大きな横断幕が来館者を出迎えます。順路に従い、まずは入って左側の西棟を見学します。

  博物館という言葉から連想される堅苦しいイメージはなく、明るくて入りやすい
博物館という言葉から連想される堅苦しいイメージはなく、明るくて入りやすい

「ボーイング747-400」が誘う大空の旅

西館に入るや、目の前に巨大なジェットエンジン、そして頭上に「ボーイング747-400」の模型が登場します。

  「ボーイング747-400」は1/8サイズの大型模型で、航空科学博物館のシンボルとなっている
「ボーイング747-400」は1/8サイズの大型模型で、航空科学博物館のシンボルとなっている

ジェットエンジンをはじめとした展示品は、実際の「ボーイング747」で使用されていたもの。航空科学博物館ではこれらの展示物に触れられ、ジェットエンジンに使用するチタン合金や、航空機の外板に使用されるアルミ合金の感触をじかに知ることができます。

  ジェットエンジンはプロジェクションマッピングにより、まるで動いているかのように演出され、内部の仕組みや推進力を生み出す原理を教えてくれる
ジェットエンジンはプロジェクションマッピングにより、まるで動いているかのように演出され、内部の仕組みや推進力を生み出す原理を教えてくれる

この「ボーイング747-400」では1日に6回、270度のパノラマビジョンとプロジェクションマッピングが織りなすイベントが約5分間行われます。

  写真では見えないが、「ボーイング747」付近の床には滑走路や都市の夜景などが映し出される
写真では見えないが、「ボーイング747」付近の床には滑走路や都市の夜景などが映し出される

通常の時間帯は機体の後ろにあるコクピットと大型模型が連動し、まるで実際に操縦しているような気分を楽しめます。操縦体験には整理券(200円)が必要です。

  コクピットの操作に従い機体が傾斜したり、ランディングギヤ(車輪)が出し入れされる
コクピットの操作に従い機体が傾斜したり、ランディングギヤ(車輪)が出し入れされる

また同フロアにはキャビン(客席)も。実際に「ボーイング747」で使用されたシートが持ち込まれていて、自由に座ることができます。

 ファースト、ビジネス、エコノミーと、様々なクラスシートが展示されている
ファースト、ビジネス、エコノミーと、様々なクラスシートが展示されている

順路に従い2階に進むと、100年にわたる航空機の変遷が300機もの模型で展示される資料フロアになります。

 エレベータールームへの出入り口に施された金属探知ゲートは、実際に空港で使用されたもの
エレベータールームへの出入り口に施された金属探知ゲートは、実際に空港で使用されたもの

続く東棟2階は、成田空港をイメージした「NAA(成田国際空港株式会社)コーナー」です。成田空港がどの様な地理にあるのかや、空港スタッフの業務や環境への取り組みを楽しみながら学ぶことができます。

 「NAAコーナー」はリニューアルを機に、展示内容が一新された。至るところに最新技術が用いられている
「NAAコーナー」はリニューアルを機に、展示内容が一新された。至るところに最新技術が用いられている
 「お仕事アバター」により楽しみながら空港スタッフの仕事を知ることができる
「お仕事アバター」により楽しみながら空港スタッフの仕事を知ることができる

飛び立つ航空機を眺めながら、機内食を食べる

本館4階には成田空港から飛び立つ、あるいは着陸する航空機を見ながら食事ができるレストラン「パノラマテラス バルーン」があります。営業時間は10時30分から17時まで(平日は16時まで)。

 こちらはランチセットA。機内食風に盛りつけられている
こちらはランチセットA。機内食風に盛りつけられている
 広範囲に外周を見回せるよう席が作られている。もちろん成田空港側は人気席
広範囲に外周を見回せるよう席が作られている。もちろん成田空港側は人気席

本館最上階となる5階は展望展示室になっており、博物館の回りをぐるりと360度、見渡せる作りになっています。特に成田空港に向いているシートは人気で、早い時間に来館して一日中、空港を眺めている人もいるそう。

 冷暖房完備の快適な環境で離着陸、あるいは駐機する航空機を眺めていられる
冷暖房完備の快適な環境で離着陸、あるいは駐機する航空機を眺めていられる
 内側に施された計器類は、かつて空港の管制室にて使用されたもの
内側に施された計器類は、かつて空港の管制室にて使用されたもの

新設された体験館は目玉コーナーが目白押し

本館と体験館との間には、「ボーイング747-212B」の機首部分が展示されています。

 側面に描かれている航空会社のマークは、展示機がかつて就航していた会社をあらわしている
側面に描かれている航空会社のマークは、展示機がかつて就航していた会社をあらわしている

この「ボーイング747-212B」は、数々の航空会社で運用されたのちに退役。アメリカのアリゾナ州マラナにある退役機専門の空港にて整備保管されていたところを、航空科学博物館が引き取ったもの。ボーイング社は機首部分を「セクション41」と呼称しています。そこから航空科学博物館でも、この展示を「747セクション41」と名付けました。

「747セクション41」は、「セクション41機内ツアーガイド」に申し込むと、中に入ることができます。申し込みはエントランスの受付カウンターで行い、料金は1人500円。「セクション41」を中心とした1時間弱のツアーガイドです。1日の開催数や開催時間は日によって異なるため、入館時に確認しましょう。

 「ボーイング747-212B」のコクピットは、キャビン前面ではなく階上にある
「ボーイング747-212B」のコクピットは、キャビン前面ではなく階上にある

ステップを上りキャビンに入ると、左側全体の内張が剥き出しで内部の構造が分かるようになっています。このような状態で公開されているのは、とても珍しいそうです。

 なかなかお目にかかれない航空機の壁面内部の構造
なかなかお目にかかれない航空機の壁面内部の構造
 キャビン上部。今は電子制御で操作されるが、この機が就航していた当時はワイヤーでスラットやフラップ(高揚力装置)、ラダー(方向舵)が操作されていた
キャビン上部。今は電子制御で操作されるが、この機が就航していた当時はワイヤーでスラットやフラップ(高揚力装置)、ラダー(方向舵)が操作されていた

さらに階段を上り、操縦席にも入ることができます。ツアーガイド参加者は、機長席に座った状態で記念撮影ができます。

 コクピット内は思いのほか狭く、シートに座った状態では前方が見づらいことがわかる
コクピット内は思いのほか狭く、シートに座った状態では前方が見づらいことがわかる

新設された体験館は目玉コーナーが目白押し

リニューアルを機に新設された体験館。この日は、1階体験館ホールで体験学習に訪れた小学生たちが、紙飛行機の作り方を学んでいました。航空力学に則って製作された紙飛行機は本当によく飛び、体験した子どもたちも大いに驚いていました。紙飛行機を作ったことのある大人も楽しめる内容です。

 紙飛行機を折る子どもたちは真剣そのもの
紙飛行機を折る子どもたちは真剣そのもの

2階には博物館では初導入となる、訓練用シミュレーターが2基設置されています。

 操作方法は副操縦席に座るスタッフが教えてくれる
操作方法は副操縦席に座るスタッフが教えてくれる

導入された最新型のシミュレーターは「ボーイング737Max」機であり、220度ものプロジェクターを備えたフルコックピット仕様。体験操縦者は左のキャプテン用シート(機長席)に座り、成田空港への着陸体験を行います。

 迫る滑走路の映像はとてもリアルで、シミュレーターとわかっていても操縦桿を握る手が緊張してしまう
迫る滑走路の映像はとてもリアルで、シミュレーターとわかっていても操縦桿を握る手が緊張してしまう

「747セクション41」のコクピットと比べ、計器類は液晶モニターで表示されるなど世代の差が伝わります。1フライトの料金は1,000円で、小学4年生以上が対象です。

「ボーイング737Max」の隣には「ボーイング777」のシミュレーターが設置されており、こちらは40インチのモニターで機外の情景を表示しています。

 「ボーイング737Max」と比べるとシンプルだが、シートに座るや本物のような臨場感に包まれる
「ボーイング737Max」と比べるとシンプルだが、シートに座るや本物のような臨場感に包まれる

フライトミッションは成田空港から離陸し、周遊後に着陸するもの。操作は最小限ですが、操縦席まわりの計器類から十分に本格的なシミュレーターであることが伝わります。1フライトの料金は500円で、小学1年生以上が対象です。

「ボーイング737Max」「ボーイング777」共に体験操縦の予約は直接、シミュレーターの前で行います。土日祝日はすぐに予約が一杯になるので、施設内を見て回る前に予約を行いましょう。

 東棟1階にも「DC-8」のシミュレーターがあり、フライトの体験搭乗ができる。エントランスの受付カウンターで申し込み、1フライトの料金は100円で最大14席
東棟1階にも「DC-8」のシミュレーターがあり、フライトの体験搭乗ができる。エントランスの受付カウンターで申し込み、1フライトの料金は100円で最大14席

体験館3階(最上階)は、航空科学博物館でもっとも、成田空港に近い展望台です。

 エレベーターでしか訪れることができないので注意
エレベーターでしか訪れることができないので注意

屋外なので本館の展望室のように暖かい中での見物はできませんが、A滑走路を離着陸する航空機が、まるで頭上を通過するような迫力を味わえます。

 展望台はの整備地区に面しており、駐機している様々な機体を眺めることができる
展望台はの整備地区に面しており、駐機している様々な機体を眺めることができる
 南風が吹いている場合、離陸する姿を見ることができ、北風が吹いていると着陸姿(後ろ姿)を見ることができる
南風が吹いている場合、離陸する姿を見ることができ、北風が吹いていると着陸姿(後ろ姿)を見ることができる
 人員や貨物を満載した航空機は滑走路をギリギリまで使用するため、離陸直後は展望台との距離が近い
人員や貨物を満載した航空機は滑走路をギリギリまで使用するため、離陸直後は展望台との距離が近い

およそ20機の航空機が展示される屋外展示場

玄関エントランス前には屋外展示場が設けられており、およそ20機の航空機が展示されています。特に注目したいのが、「YS-11」です。

 この「YS-11」試作機が展示されているのは、航空科学博物館だけ
この「YS-11」試作機が展示されているのは、航空科学博物館だけ

第二次世界大戦後、日本は航空機の開発や生産が禁じられました。その後、20年近い時を経て就航した「YS-11」は戦後、最初に開発・量産された国産旅客機です。展示されている「YS-11」は2機製造された試作機のうちの1機で、機内には客席の他、開発のために使用された計器類が残っています。

屋外展示場の最奥にある3機の航空機は、それぞれエンジンが始動できる状態で保存されており、イベントの際は実際にエンジンを動かすそうです。

 いつでもエンジンが始動する状態に整備されている
いつでもエンジンが始動する状態に整備されている

近くの撮影スポットをインフォメーションボードが教えてくれる

エントランスロビーにあるショップには、様々な航空機に関わるアイテムが取りそろえられており、来館の記念となる航空科学博物館オリジナルグッズも販売されています。

 数あるアイテムやグッズの中で人気なのは、やはり航空機のモデルプレーンだそう
数あるアイテムやグッズの中で人気なのは、やはり航空機のモデルプレーンだそう
 航空科学博物館オリジナルグッズはフライトダグ、付箋ブック、そしてノートの3種類
航空科学博物館オリジナルグッズはフライトダグ、付箋ブック、そしてノートの3種類

エントランスホール内にあるインフォメーションボードは、各体験操縦の予定時間や予約状況を確認できる他、近隣にある航空機の撮影スポットやショップの場所を教えてくれます。

 インフォメーションボードは、画面を直接タッチして操作できる
インフォメーションボードは、画面を直接タッチして操作できる

航空について学びながら楽しめる航空科学博物館は、1日いても飽きません。お子さまの冬休みに、訪れてはいかがでしょうか?

▼航空科学博物館
住所:千葉県山武郡芝山町岩山111-3
駐車場:有り(無料)
URL:http://www.aeromuseum.or.jp/

今回のドライブ利用したクルマ:スバル「XV」

今回、利用したのはスバルのクロスオーバーSUV「XV」です。乗降のしやすいシートや、荷物の積み卸しがしやすいハッチバックなど、ユーザーの目線に立って作られています。リニアトロニックという独自のトランスミッションにより、走りも燃費も良好です。

 スバル独自の4WD「シンメトリカルAWD」を採用
スバル独自の4WD「シンメトリカルAWD」を採用

※スバル「XV」の取り扱いは終了いたしました。

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日本一早い日の出と成田参り!新年に行きたい千葉ドライブ旅行 https://blog.carshares.jp/5684/ https://blog.carshares.jp/5684/#respond Wed, 09 Dec 2015 01:00:01 +0000 http://blog.careco.jp/?p=5684 カップルで1泊2日のドライブ旅行に出掛けた30代のカレコ会員のレポートをお届けします。今回ドライブいただいた方はこんな方です。

プロフィール男性・30代
カーシェア歴3年。
以前はレンタカーを利用していたが、料金がおトクで家から近いカレコに入会してから、日帰りドライブをすることが多くなった。

この旅のメインイベントは、犬吠埼から見る日の出と成田山新勝寺のお参り。お正月にもぴったりのドライブコースをお届けします!

※記事に記載されている情報は、記事掲載時の情報です。最新情報は各施設に直接お問い合わせの上、おでかけください。

縁起担いで必勝祈願ドライブ!

今度の正月は彼女のご両親のところに結婚の挨拶にうかがう予定です。その前に彼女と成田山新勝寺で“必勝祈願”をしてこようと考えていたところ、ちょうどカレコの「おでかけ割」がスタート。せっかくなら泊まりでドライブして、縁起担ぎに犬吠埼で日の出を拝んでこよう、ということになりました。

クルマは家の近所にある「リパーク武蔵溝の口駅前第6」ステーションのニッサン キューブ。朝8時頃に出発して、国道246号線、環八経由で用賀ICから首都高3号線へ。今年の春に開通した首都高中央環状線の山手トンネルを通り、あっという間に首都高湾岸線へ抜けました。

※「キューブ」の取り扱いは終了いたしました。現在の車種ラインアップはこちらです。

キューブは荷物がたくさん積めるので宿泊ドライブにぴったり!

キューブはコンパクトな車体ながら荷物がたくさん積めるので宿泊ドライブにぴったり!

銚子ドーバーラインを爽快ドライブ!

1日目は、本州最東端である銚子周辺の見所をドライブしてまわる予定。渋滞に巻き込まれることなく千葉入りし、まず目指したのは銚子ドーバーライン。屏風ヶ浦の断崖絶壁の上を走る道路で、所々岩塊の切れ目から太平洋の大海原が視界に飛び込んできます。彼女もこのダイナミックな景色にうっとりしていました。

この銚子ドーバーラインの先にあるのが、最初の目的地「地球の丸く見える丘展望館」。銚子で出土した化石などを陳列した展示室や食事が出来る展望ラウンジがありますが、お目当ては360度のうち330度の水平線が見渡せる屋上の展望台。この日はあいにくの天気でしたが、見晴らしは最高!いま走ってきた屏風ヶ浦の断崖が遠くまで続き、その上でたくさんの風力発電用の風車が回っているのが見えました。

展望台からは330度、水平線が見渡せます

展望台からは360度中330度の水平線が見渡せます

この後、屏風ヶ浦の断崖を間近から見上げる予定でしたが、空模様があやしくなったので予定変更。水産物即売センターがあるウオッセ21へ向かいます。

とれたて新鮮! 銚子港の海の幸

ウオッセ21に着いたのはちょうど昼過ぎ。ウオッセ21は銚子ポートタワーの隣にある水産物即売センターで、日本一の漁獲量を誇る銚子港で水揚げされた新鮮な魚介類が並んでいます。九十九里で採れた立派なハマグリがすごく安く、お店の人の話では持ち歩きしても3日は日持ちするということなのでお土産に買って帰ることにしました。ハマグリは氷や保冷剤と一緒に発泡スチロールの箱に入れてもらったので一安心。こんなに大きくて重い箱は電車じゃ持って帰れないですから、これもクルマだから出来るぜいたくですよね。

銚子港で水揚げされた新鮮な魚介類を即売!

銚子港で水揚げされた新鮮な魚介類を即売!

すっかりお腹も空いたので、隣接したレストランで昼食を。一番人気の海鮮丼を注文しましたが、これが大当たり!ボリューム満点で、なんといっても魚が新鮮でおいしい!いつもは少食の彼女までぺろっと平らげていました。

海鮮丼以外に、煮魚定食や巨大なエビフライ定食も美味しそうでした!

海鮮丼以外に、煮魚定食や巨大なエビフライ定食も美味しそうでした!

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>>>「銚子」で海沿いの絶景と港のグルメを満喫するドライブへ

魚だけじゃない、銚子は醤油の町でもあった!!

この日はあいにくの天気で、午後になってもぐずついていたので、屏風ヶ浦へ行くのは明日の朝に延ばし、銚子市中心部にあるヤマサ醤油へ工場見学に向かいました。工場見学は要予約ですが、空きがあれば当日でも受け付けてくれるそうです。

創業者の濱口儀兵衛が醤油発祥の地紀州から銚子に渡り、醤油造りを始めたのは1645年。その頃から銚子は同じ千葉県の野田と並ぶ醤油の一大産地になったそうです。銚子と醤油の歴史について映像で学んだあとはいよいよ工場内へ。巨大な原料サイロや仕込み蔵を案内してもらいましたが、印象的だったのは辺りに漂う香ばしい醤油の香り。作りたての醤油ってすごくいい香でびっくりしました。

醤油の仕込み樽がシンボルのヤマサ醤油工場

醤油の仕込み樽がシンボルのヤマサ醤油工場

そして、外せないのが工場限定で味わえる人気の醤油味のソフトクリーム。どんな味か恐る恐る食べてみたら、醤油の香ばしさがアクセントになっておいしい。彼女曰わく“焦がしキャラメル的風味”だそう。土産物売り場にはヤマサ製品の他、銚子のお土産なども置いています。ちなみに工場見学は無料で、お土産の醤油をもらえるので行く価値は大です。

添乗員やバスの運転手さんなど観光のプロにも人気

醤油ソフトクリームは添乗員やバスの運転手さんなど観光のプロにも人気とのこと

この後は、日帰り温泉で疲れを癒してから宿へ。明日の晴天を祈りつつ、日の出に備えて早々に眠りにつきました。

日本一早い夜明け!犬吠埼の日の出

2日目の早朝は見事に天気回復。早々に宿をチェックアウトして、犬吠埼の灯台に着いたのは5時半ごろです。行った日の日の出時刻は6時12分でしたが、すでに多くの人が灯台の周りに集まっていました。しばらくすると、夜明け前の闇に少しずつ青味が増し、水平線の辺りが徐々に瑠璃色を帯びてきました。東の空が明るんでくると、辺りをオレンジ色に染めながら朝日が昇ってきました。彼女と2人、一足早く初日の出の気分で眺めます。

島や山頂をのぞいて日本で一番早く初日の出を見られる犬吠崎

正月のころは島や山頂をのぞいて日本で一番早く初日の出を見られる犬吠崎

犬吠埼の灯台を後にして、屏風ヶ浦を見るために隣の旭市にある飯岡刑部(ぎょうぶ)岬展望館へ。昨日走った銚子ドーバーラインを西へ、約15㎞30分のドライブです。飯岡刑部岬展望館は屏風ヶ浦の南の端、刑部岬に建つ展望台で、目の前に拡がるのは太平洋の大海原。雲のない日は遠く富士山も望める絶景ポイントです。

東洋のドーバー、屏風ヶ浦を目指して!

展望館から飯岡漁港までわずか5分ほどで到着。抜けるような青空のもと、港内に浮かぶ漁船の様子がなんとものどかな景色です。港の奥にある駐車場にクルマを駐め、防波堤に添って屏風ヶ浦の断崖の下へ。

屏風ヶ浦の断崖は、崖下に添って続く防波堤の端から仰ぎ見ることができます。波に浸食され切り立った断崖は高さ40〜50m。至近で見るとかなりの迫力です。屏風ヶ浦は、ここ刑部岬を西端に10㎞ほど続き、東端の銚子市名洗にある銚子マリーナ付近でも間近に見ることができます。

英国のドーバー海峡にあるホワイトクリフに似ていることから、「東洋のドーバー」と呼ばれている屏風ヶ浦ですが、2015年11月に行われた国の文化審議会で国の名勝・天然記念物に指定されることになったそうです。今後、景勝地としてさらに人気が高まりそうですね。

屏風ヶ浦の断崖は剥き出しの地層がずっと先まで続く雄大な景色!

屏風ヶ浦の断崖は剥き出しの地層がずっと先まで続く雄大な景色!

成田参りで鰻に舌鼓!

銚子を後にして、次は成田山新勝寺へ向かいます。国道126号線から途中、有料道路を経由して1時間強のドライブ。クルマを駐めたのは10時前、参道に軒を並べる店がちょうど店開きしたばかりの時刻です。

成田山新勝寺山門へ続く表参道

成田山新勝寺山門へ続く表参道

なだらかな坂道の参道を下りきったところで成田山新勝寺に到着。成田山は平安時代の939年創建の寺院で、山門をくぐり境内に入ると、その先の仁王門の大銀杏が黄葉の見頃でした。色鮮やかな黄色が青空に映えて綺麗です。

仁王門は天保2(1831)年創建。国指定重要文化財です

仁王門は天保2(1831)年創建。国指定重要文化財です

仁王門の先にある急な階段をのぼり、いよいよ大本堂にお参り。彼女のご両親から結婚相手として合格がもらえるよう必勝祈願!本堂の内部はご本尊に近い内陣がガラスで仕切られていますが、中には自由に入れます。新勝寺ではこの内陣で毎日火を焚いて護摩祈祷が行われるそうです。

大本堂の横に建つ三重塔も重要文化財

大本堂の横に建つ三重塔も重要文化財

必勝祈願ということで、境内の授与所で「勝御守」を授かりました。初穂料500円の内、100円は東日本大震災の義捐金として陸前高田に届けられるそうです。

新勝寺の「勝」をいただく勝御守。強い心へ導いてくれるそうです

新勝寺の「勝」をいただく勝御守。強い心へ導いてくれるそうです

朝から何も食べていなかったので、参拝を終えた11時頃には腹ペコ。成田山名物の“うなぎ”を目指して表参道へ。成田山の鰻は江戸から成田詣でに来た人たちの疲れを癒すため、栄養の高い鰻が好まれるようになり、名物になったそうです。

辺りにはいくつも鰻の専門店があるのですが、僕らが入ったのは明治43年創業の老舗「川豊」。入口に据えてある大まな板では職人が手際よく鰻をさばく姿を見ようと黒山の人だかりでしたが、幸い混み出す直前に店内に滑り込めました。「川豊」の鰻重はふっくらやわらかい関東風で、タレは香ばしくさっぱりめ。好みの味で美味しかったです。満足!

川豊の上うな重。行列するので早めに行くといいですよ!

川豊の上うな重。行列するので早めに行くといいですよ!

鰻で満腹でしたが、彼女の別腹を満たすために表参道の店を物色していたところ、行列を見つけたので覗いてみると大判焼きのお店でした。焼きたてをハフハフ言いながらかじると、香ばしく焼けた皮と、照りよく、少しゆるめに炊いた餡が美味しかったです。参道沿いにはこうしたお店も多いので、散策しながら食べ歩きするのも楽しいですね。

手亡豆の白餡とあずきの黒餡の2種類

大判焼きの「甘太郎」のメニューは白餡と黒餡の2種類のみ

成田といえば飛行機!航空科学博物館へ

成田山新勝寺を後にして、最後の立ち寄りスポットの航空科学博物館へ。ここには屋外にはセスナやヘリコプター、日本製の航空機であるYS11の試作第一号機などが展示されています。YS11は戦後初の国産機ですから、ニュースになった純国産旅客機MRJの先輩にあたるわけですよね。館内にはジャンボジェットの客室の断面やコクピット、エンジンなどの部品を展示。中央にはボーイング747-400の大型模型が吊してあり、コクピットの操縦に反応して垂直尾翼や羽のフラップが動いたり、車輪が出てきたりします。

ボーイング747-400の大型模型。飛行機のフォルムってカッコいいですよね!

ボーイング747-400の大型模型。飛行機のフォルムってカッコいいですよね!

こうした展示物もさることながら、特に迫力があるのは5階の展望展示室や屋外展望台からの眺め。すぐ真横が成田空港なので、滑走路に着陸する飛行機を間近に見ることが出来ます。上空では小さな点に過ぎなかった飛行機が徐々に降下、機体の文字も鮮明な大きさで目の前をよぎる様子はまさに圧巻!これは、航空ファンならずとも興奮しますね。

展望展示室からの眺め。ガイドによる説明もあります

展望展示室からの眺め。ガイドによる説明もあります

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>>>飛行機好きなら一度は行きたい!成田空港に隣接する「航空科学博物館」

東京に向けてドライブ

そろそろ日も暮れ始め、渋滞が気になるので早めに帰ることに。東関道から首都高湾岸線へ、西に向かって走ります。都心に入る手前では美しい夕暮れを見ることができ得した気分でした。

ゆっくりと泊まりがけのドライブを楽しめました。今回のように悪天候に見舞われても、フレキシブルに行き先を変えられるのがクルマのメリットだと実感。泊まりで時間に余裕があるので、予定を翌日に繰り越すなどリカバリーが出来るのも助かります。クルマで持ち帰ったハマグリは、網焼きにして2人で美味しくいただきました!

1泊2日の日の出を見るドライブ!

会員さんの1泊2日ドライブレポート、盛りだくさんで楽しめたようですね。ドラマチックな日の出も、泊まりがけドライブならではの醍醐味。お正月のイベントとしてぜひ計画してみませんか?

この冬はカレコのクルマで房総へドライブに出かけませんか?

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