カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ交通安全 – カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ https://blog.carshares.jp/ カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ Fri, 30 May 2025 00:12:55 +0000 ja hourly 1 不安解消! 大きな「ミニバンやSUV」を上手に運転するポイント https://blog.carshares.jp/19315/ https://blog.carshares.jp/19315/#respond Wed, 09 Apr 2025 19:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=19315 広々とした室内で長時間のドライブも快適な、ミニバンやSUV。荷物がたくさん載せられる積載性も魅力ですが、「車体が大きくて運転が不安……」と思う人も少なくありません。

でも、運転の仕方そのものはコンパクトなクルマと同じです。違うのは、大きいクルマならではの車両感覚や運転席からの見え方。そこで、大きなミニバンやSUVを運転する上でのポイントをまとめて紹介します。

<目次>
まずは車体の特徴を知ろう
「目線の高さ」で変わる視界と車両感覚
長い車体は「視界+内輪差」に注意
ミニバンやSUVでドライブの楽しみを広げよう!

まずは車体の特徴を知ろう

漠然と「大きい」と思ってしまいがちなミニバンやSUV。では、具体的にどこがどんなふうに大きいのでしょうか?

コンパクトカーの「ヤリス」、大型ミニバンの「アルファード」、ミドルクラスSUVの「CX-5」を比較してみます。

ヤリス:全長3,940mm×全幅1,695mm×全高1,500mm
ヤリス:全長3,940mm×全幅1,695mm×全高1,500mm
アルファード:全長4,950mm×全幅1,850mm×全高1,935mm
アルファード:全長4,950mm×全幅1,850mm×全高1,935mm
CX-5:全長4,575mm×全幅1,845mm×全高1,690 mm
CX-5:全長4,575mm×全幅1,845mm×全高1,690 mm

三井のカーシェアーズの車種ラインアップの中でも大きなクルマである「アルファード」は、「ヤリス」に対して全長で約1メートル、車幅で15センチほど大きなサイズであることがわかります。数値以上に大きな印象を受けるのは、40センチ以上も高い全高によるものでしょう。

「CX-5」の全長は、約4メートルの「ヤリス」と約5メートルの「アルファード」との中間的な4.6メートルほど。車幅は「アルファード」とほぼ同じです。

SUVは車幅が広めの車種が多い。「ハリアー」や「RAV4」も車幅は「CX-5」と同等
SUVは車幅が広めの車種が多い。「ハリアー」や「RAV4」も車幅は「CX-5」と同等

たった十数センチの差の違いですが、クルマにとってはこの差がとても大きく、運転する上でも感覚が大きく変わってきます。

次からは具体的な「運転のポイント」に入っていきましょう。ポイントになるのは、「目線の高さ」「車体の長さ」の大きく2つです。

「目線の高さ」で変わる視界と車両感覚

SUVやミニバンは車高が高く、運転席の位置も高め。つまり、運転時の目線が高くなります。まっすぐに走る分には、目線が高い方が遠くまで見渡せて運転しやすいものですが、一方で車体の周辺が見えづらい点は、注意が必要です。

実際に運転席からの視線を矢印で表してみると、以下のとおり。赤い矢印より下の部分が死角(見えない部分)となります。

目線の位置が高いほど死角が多くなる
目線の位置が高いほど死角が多くなる

こんなにも前後に死角があるとは驚いてしまいますが、これは車体の直前や直後に障害物や小さな子どもがいても、目視では見えないということを意味しています。また、前後だけではなく、以下の写真の通り左右についても同じように車体の近くが見えづらいことがわかります。

運転席からの視界。車体の直前にある低い障害物は見えない
運転席からの視界。車体の直前にある低い障害物は見えない
車体の側方も、低い障害物は見えづらいので注意が必要
車体の側方も、低い障害物は見えづらいので注意が必要
「アルファード」には左前輪の周辺を移す補助ミラーが付く
「アルファード」には左前輪の周辺を移す補助ミラーが付く
「CX-5」はカメラで左前輪付近が見られるようになっている
「CX-5」はカメラで左前輪付近が見られるようになっている

目線の高さによる視界を補うように、ミニバンやSUVのドアミラーは上下に広く映るようになっている他、三井のカーシェアーズでは全車にバックモニターを搭載し、駐車時の後方確認をサポート。特に駐車時は、駐車脇の後方に目視では見えない高さの柵などがあることも多いため、バックモニターを活用するといいでしょう。

駐車時や狭い道で頼もしい大きなドアミラー
駐車時や狭い道で頼もしい大きなドアミラー
バックモニターが見えない部分の視界をサポート
バックモニターが見えない部分の視界をサポート

長い車体は「視界+内輪差」に注意

コンパクトカーよりも全長が50センチ~1メートル長くなるミニバンやSUV。全長が長くなると、よく「内輪差に注意」と言われますが、注意すべきはそれだけではありません。特に、運転席の位置が前寄りで、運転席から後部が長いミニバンは、視界も大きく変わってきます。

ミニバンは運転が前よりで、運転席より後部が長い
ミニバンは運転が前よりで、運転席より後部が長い

下の写真は、「アルファード」の運転席から目視で後方を見た様子です。車体が大きいため、窓までの距離が長く、外が見えづらいことがわかるでしょう。

運転席から後ろに振り向いたときの視界
運転席から後ろに振り向いたときの視界
リアウィンドウまでの距離が遠く、後方の様子がつかみづらい
リアウィンドウまでの距離が遠く、後方の様子がつかみづらい
ルームミラーに映る景色の距離感覚もコンパクトカーとは異なる
ルームミラーに映る景色の距離感覚もコンパクトカーとは異なる

内輪差についても、おさらいしておきましょう。内輪差とは、交差点を曲がるときや駐車時などハンドルを切って前進したとき、前輪と後輪との走行軌跡の違いのこと。前輪よりも後輪の方が内側を走るため、ハンドルを切るタイミングが早すぎると、「巻き込み事故」を起こしてしまいます。

ハンドルを早く切りすぎると内輪差で隣の車への接触や「巻き込み事故」が起こる
ハンドルを早く切りすぎると内輪差で隣の車への接触や「巻き込み事故」が起こる
駐車場の入出庫時は、隣のクルマに接触しないよう内側のミラーをよく見よう
駐車場の入出庫時は、隣のクルマに接触しないよう内側のミラーをよく見よう
交差点を曲がるときには、自転車やバイクを巻き込まないようにミラーと目視で確認
交差点を曲がるときには、自転車やバイクを巻き込まないようにミラーと目視で確認

全長の長いクルマに乗るときは、コンパクトカーを運転しているときよりも遅め(前に出てから)にハンドルを切るようにして、内輪差による接触を防ぎましょう。難しい場合は、“できるだけ大きく回る”ように意識しておくといいかもしれません。

ミニバンやSUVでドライブの楽しみを広げよう!

今回は、「アルファード」と「CX-5」という比較的大きなミニバンとSUVを例に、運転時の注意点を解説してきました。「目線の高さ」と「車体の長さ」という2つの要素をまずは頭に入れて、コンパクトカーなどとの感覚の違いを感じてみてください。

いきなり大きなクルマに乗るのは不安でも、三井のカーシェアーズならさまざまなサイズの車種をラインアップしています。車体が小さくてもミニバンやSUVならではの運転感覚は、それほど変わりません。まずは、小さめのクルマで練習してみるのもいいでしょう。

<小さめのSUV>
ハスラーHYBRID(全長3,395 mm×全幅1,475mm×全高1,680 mm)
ライズライズHYBRID(全長3,995mm×全幅1,695mm×全高 1,620 mm)
ヤリスクロスヤリスクロスHYBRID(全長4,180mm×全幅 1,765mm×全高1,590 mm)

<小さめのミニバン>
新型フリード(全長4,265mm×全幅1,695mm×全高1,710mm)
新型シエンタシエンタHYBRID(全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,695mm)

目的やその日の気分で、さまざまなクルマに乗れるのは、三井のカーシェアーズの大きなメリットの一つです。「不安だから」といつも同じ車種に乗っている人も、ぜひいろいろな車種にチャレンジして、ドライブの楽しさを広げてみてください!

>>>「新型アルファード」のあるステーション

>>>「アルファード」のあるステーション

>>>「CX-5」のあるステーション

>>>ミニバン特集ページ

>>>SUV特集ページ

<関連記事>

>>> 「新型ヴォクシー」導入!広さも走りもレベルアップした人気ミニバンを紹介

>>> ミニバンの「車庫入れ」は難しい? ポイントを知って試してみよう

>>>運転がうまい人のコツを真似して「運転スキルの上達」を図ろう!

>>>【運転の苦手克服】クルマのプロが教える「車両感覚のつかみ方」

<三井のカーシェアーズについて>
>>>ご利用の流れ

>>>料金について

>>>車種ラインアップ

<最新情報は公式SNSで>
FacebookX(Twitter)InstagramLINE

記事内容は公開時のものです。変更になる場合があります。

カレコのカーシェアなら初期費用・月会費0円
]]>
https://blog.carshares.jp/19315/feed/ 0 https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/01-76-550x275.jpg
なぜ「スタッドレスタイヤ」は雪道を走れるの? その仕組みと運転の仕方 https://blog.carshares.jp/18572/ https://blog.carshares.jp/18572/#respond Fri, 24 Jan 2025 00:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=18572 積雪路や凍結路を走るときに欠かせないスタッドレスタイヤ。見た目には、少しゴツゴツしているだけのように見えますが、その形状や素材にはさまざまな工夫があります。

そこで、今回はスタッドレスタイヤが冬の道を安心して走れる仕組みを解説するとともに、スタッドレスタイヤ装着車を運転するときの注意点をお伝えします。

<目次>
ノーマルタイヤ(夏タイヤ)との違い
積雪路・凍結路で滑りにくいワケ
スタッドレスタイヤの注意点
三井のカーシェアーズの冬用タイヤ装着車で安全なドライブを!

ノーマルタイヤ(夏タイヤ)との違い

雪道や凍結路でも滑りにくく、安心感を高めてくれるスタッドレスタイヤ。夏に履くタイヤ(ノーマルタイヤ)と比較して「冬タイヤ」「冬用タイヤ」と呼ばれることもあります。

「スタッドレス」という名前の由来は、昔の冬タイヤにあります。かつて販売されていた冬タイヤは、雪や氷の道で滑らないようにと、タイヤにスパイク(鋲、スタッドとも呼ばれる)がついており、「スパイクタイヤ」と呼ばれていました。

スパイクタイヤ
スパイクタイヤ

スパイクタイヤは雪道や凍結路での走行性はよかったものの、ひとつ大きな問題がありました。雪のない道や凍っていない路面を走ると、スパイクが道路の舗装を削ってしまい、粉塵を巻き上げる公害の発生源になっていたのです。

そのため、日本国内では1991年より販売が禁止となり、それに代わってスタッドを使わない(=スタッドレス)タイヤが登場しました。

スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤ

雪道での走行には「タイヤチェーン」を装着する方法もありますが、着脱が面倒な上、装着したまま高速走行はできません。

スタッドレスタイヤなら、冬の初めに装着しておけば、雪が降っても降らなくてもずっと装着したままでOK。着脱の手間もなく、高速道路の走行も可能なため一気に普及し、今では冬に欠かせないアイテムとなっています。

積雪路・凍結路で滑りにくいワケ

雪道が滑りやすいことは、体験的に知っているでしょう。では、雪道が滑りやすい理由は何でしょうか?

その答えは、凍った路面の雪とタイヤの間に水の膜ができて「タイヤが浮いてしまう」ことにあります。

タイヤと路面の間の水の膜が滑る原因となる
タイヤと路面の間の水の膜が滑る原因となる

氷を素手で触ってみると、最初のうちはしっかりとつかむことができますが、だんだんと氷の表面が溶けて濡れてくると、とたんにツルツルと滑ってしまいます。それと同じ現象が雪道や凍結路でも発生しているのです。そうした水の膜を除去する機能が、スタッドレスタイヤのゴムには備わっています。

スタッドレスタイヤの表面には、「サイプ」と呼ばれるギザギザした細かな切れ込みが、たくさんあります。このサイプが雪や凍結路をひっかくことで路面の摩擦力を高めているのです。

細い溝「サイプ」が刻まれるスタッドレスタイヤのトレッド面
細い溝「サイプ」が刻まれるスタッドレスタイヤのトレッド面

また、気温が低くなるとタイヤのゴムが硬くなりますが、スタッドレスタイヤは低温下でも 柔軟性を保つようにできており、これも滑ることを防ぐ役割を果たしています。

つまり、スタッドレスタイヤはゴムが柔らかく、排水機能と路面をひっかく力が高められているということ。こうした機能は、新製品が出るたびに進化しており、年々、雪道や凍結路でのグリップ力が高まってきています。

スタッドレスタイヤの注意点

雪道や凍った道でのグリップ力が高いスタッドレスタイヤ。しかし、どんなに滑りにくいといっても、乾いた舗装路を夏タイヤで走るような高いグリップ力は生み出せません。いくらスタッドレスタイヤを履いていても、雪道や凍結路では“確実に夏よりも滑る”ということは、覚えておいてください。

スタッドレスタイヤでも雪道や凍結路は滑りやすいので注意
スタッドレスタイヤでも雪道や凍結路は滑りやすいので注意

安全に走るためには、慎重に運転することが重要です。急発進、急ハンドル、急ブレーキなど、「急」のつく操作は厳禁。そっと発進して、そっとブレーキを踏むようにしましょう。当然、ブレーキを踏んでからクルマが停まるまでの距離(停止距離)は長くなるので、車間距離を大きくとり、早いタイミングで操作を行うようにしてください。

また当然ですが、どんなクルマであっても、タイヤが路面に接地していなければ走れません。道に深い轍(わだち)ができていて、クルマのお腹がつかえてタイヤが浮いてしまうようであれば、車高の高いSUVであろうとも悪路に強い4WDであろうとも、どんなクルマでも動けなくなってしまいます。深い轍には要注意です。

タイヤでできた溝を轍(わだち)という
タイヤでできた溝を轍(わだち)という

さらにスタッドレスは、冬タイヤと呼ばれるように冬のタイヤです。雪のない道路でも使うことはできますが、その性能は夏タイヤに及びません。乾いた路面では、コーナリング性能もブレーキ性能も1段落ちます。曲がりにくく止まりにくいのです。

スタッドレスタイヤ装着車を運転するときは、雪道や凍結路だけでなく、乾いた路面で性能が劣ることも頭に入れておくといいでしょう。

三井のカーシェアーズの冬用タイヤ装着車で安全なドライブを!

スタッドレスタイヤは、雪や凍った道を走るときになくてはならないアイテムです。「雪が降りそうだな」というタイミングでカーシェアを利用するならば、スタッドレスタイヤを装着したクルマを選ぶようにしましょう。

「新型ヴォクシー」にも冬タイヤ装着車を用意(写真は夏タイヤ)
「新型ヴォクシー」にも冬タイヤ装着車を用意(写真は夏タイヤ)

また、雪は降らなくても気温が3度以下になるような場所では、路面温度はさらに低くなり凍結していることもあります。風にあたる橋の上の道や、陰になった山坂道などは要注意です。寒い地域や標高の高い場所に行くときも、スタッドレスタイヤ装着車を選ぶことをおすすめします。

三井のカーシェアーズでは、例年11月下旬から翌3月末まで冬用タイヤ装着車両を用意していますので、ぜひご利用ください。なお、冬用タイヤ装着車両のご利用に追加料金は発生しません。いつもの料金でご利用いただけます。

※なお、三井のカーシェアーズのクルマにご自身でご用意されたチェーンを装着したり、スタッドレスタイヤへ一時的に交換してご利用いただくことはお断りさせていただいております。

>>>冬用タイヤ装着車一覧

<関連記事>

>>> 夜の運転を安全に!暗さだけじゃないナイトドライブのポイント

>>> 「スタッドレスタイヤ」装着車を運転するときのテクニックと注意点

>>> 都市部でも凍結は起こる!? 冬のドライブの注意点まとめ

<最新情報は公式SNSで>

FacebookX(Twitter)InstagramLINE

カレコのカーシェアなら初期費用・月会費0円
]]>
https://blog.carshares.jp/18572/feed/ 0 https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/01-61-550x275.jpg
脱ペーパードライバー!都内を一人で運転するときに使えるドライブテクニック~基本編~ https://blog.carshares.jp/5400/ https://blog.carshares.jp/5400/#respond Thu, 16 Jan 2025 01:00:00 +0000 http://blog.careco.jp/?p=5400 右左折に車線変更、夜間や雨天の運転……。運転初心者が苦手とするポイントはたくさんあります。でも、逆に言えば、このポイントさえクリアできれば運転のハードルは一気に下がるもの。

今回は、ペーパードライバーを卒業し、同乗者にも安心して乗ってもらえるドライバーになるための、ドライブの基本テクニックを解説します!

<目次>
ペーパードライバー講習を受けずに運転を克服するポイント
ポイント1:左折時のポイントは後方確認&キープ・レフト!
ポイント2:右折は焦らずゆっくりと
ポイント3:車線変更は「したいとき」ではなく「できるとき」に
ポイント4:下り坂ではシフトを「B」や「L」に
ポイント5:夜は昼間以上に歩行者や自転車に注意
ポイント6:雨の日はいつもよりスピードを落として安全運転
脱ペーパードライバー!常に先を予測して運転上手になろう!

ペーパードライバー講習を受けずに運転を克服するポイント

ペーパードライバー歴が長いけれど、自分のために!家族のために!運転できるようになりたい!という方に、運転をするときに心がけてほしいポイントを解説します。ペーパードライバー講習もありますが、時間も費用もかかります。

ペーパードライバー卒業のポイントは、運転の練習を積んで自信をつけること。まずは、運転のコツをおさらいして、運転は怖い!という苦手意識を克服することから始めてみましょう。

<関連記事>
>>>久しぶりの運転で気をつけることは? 7つのポイントでおさらい

ポイント1:左折時のポイントは後方確認&キープ・レフト!

運転する上でもっとも基本となる動作が、左折です。「右折に比べて簡単」だと思われていますが、左折にも注意するべきポイントはいくつかあります。

(1)後方からくるバイクや自転車に注意する

ウィンカーを出して左折しようと思ったら、まずは左のミラーで後方確認。バイクや自転車が来ていないか、よくチェックしてください。もしもバイクや自転車が来ていたら、徐行や停止をして先に行かせてあげるといいですね。

後方からのバイクや自転車を確認する
後方からのバイクや自転車を確認する

(2)バイクや自転車がいなくなったら左に寄る

後方から来るバイクや自転車がいないことを確認し、左にクルマを寄せていきます。これは、後ろからやってくるバイクや自転車の巻き込みを防ぐため。クルマを左に寄せておけば、バイクや自転車が左側に入ってきませんね。

左に寄ってバイクや自転車の巻き込みを防ぐ
左に寄ってバイクや自転車の巻き込みを防ぐ
これくらい寄っていれば自転車も左に入ってこない
これくらい寄っていれば自転車も左に入ってこない

クルマを左に寄せて交差点に差し掛かったら、横断歩道の歩行者や自転車がいないかをよく確認して、曲がりましょう。

ポイント2:右折は焦らずゆっくりと

左折と比べて苦手意識を持っている人が多い右折も、ポイントをマスターしてしまえば、難しいことはありません。

(1)右折するタイミングで焦らない

右折が苦手な人の多くは「曲がるタイミングがわからない」と言います。たしかに、続々とやってくる対向車のタイミングを見て曲がるのは難しいもの。でも、「早く行かなきゃ」と焦る必要はありません。特に慣れないときや交通量の多いところでは、信号が変わって、対向車が来なくなるまで待ちましょう。

対向車がたくさん来るときは信号が変わるまで待てばOK
対向車がたくさん来るときは信号が変わるまで待てばOK

右折信号があるような大きな交差点では、対向車が途切れるタイミングはなかなかやってこないもの。「絶対に大丈夫!」と思える時が来るまで、焦らず待つ心のゆとりが必要です。

(2)横断歩道の歩行者や自転車に気をつける

タイミングよく曲がれたとしても、その先の横断歩道に歩行者や自転車がいる場合があります。曲がる前に対向車を見ながら横断歩道を確認し、「横断歩道には絶対に人がいる」と考えて、あまりスピードを出さず、ゆっくりと曲がっていきましょう。

曲がるときは横断歩道の前後もよく見る
曲がるときは横断歩道の前後もよく見る

ポイント3:車線変更は「したいとき」ではなく「できるとき」に

車線変更が苦手な人に話を聞くと、「車線変更したいときにできない」と言う人がいます。これがそもそも間違いで、車線変更は「したいとき」にするものではなく、「できるとき」にするものです。

例えば、「次の信号を左折する」というとき、運転の上手な人は、かなり前から左車線に入って曲がる準備をします。なぜなら直前で車線変更できるかどうか、分からないからです。「次を左に曲がるから、今のうちに車線変更をしておこう」と、車線変更ができるタイミングで早めにしておくと、直前で慌てずにすみます。

では、実際に車線変更をするときは、どこに注意すればいいのでしょうか?

(1)前方の様子を確認する

車線変更をするときはまず、この先に交差点がないか、行きたい車線の先が詰まっていないかなど、前方の様子を確認します。

まずは行きたい車線の前方を確認!
まずは行きたい車線の前方を確認!

(2)ミラーで隣の車線の様子を見る

前方が問題なければ、隣車線の後方をミラーで確認します。このとき、「あの白いトラックの後ろに入ろう」という風に、どのタイミングで車線変更するかと考え、行くタイミングを決めたら早めにウィンカーを出して車線変更することを後続車に伝えます。

ミラーを見て動くタイミングを見極める
ミラーを見て動くタイミングを見極める

(3)ハンドルを切る前に目視確認も忘れずに!

ミラーを見て動くタイミングを決めたら、ハンドルを切る前に後ろを振り返って目視確認しましょう。ミラーでは見づらい部分にクルマがいる可能性もありますし、スピードの速いクルマが急に近づいてくることもあるので注意してください。

ミラーの死角に入っているクルマがないかなどを目視確認する
ミラーの死角に入っているクルマがないかなどを目視確認する

目視確認して、問題がなければ、ハンドルを切って隣の車線に移りましょう。もし、タイミングがつかめなくてうまく車線変更できないときは、無理せずにそのまま走ってください。曲がりたい交差点を過ぎてしまっても、その次の交差点で曲がればいいのです。「行き過ぎたら戻ればいい」と思えば、気持ちに余裕を持って運転できますよ。

なお、走行中は一定の速度で走るように気を配りましょう。急な速度変化は、後続車に危険や不安を与えてしまいます。

ポイント4:下り坂ではシフトを「B」や「L」に

下り坂では、アクセルを踏んでいなくても、知らず知らずのうちに加速して、とんでもないスピードが出てしまうことも…。道が下りに差し掛かったら、シフトをD(ドライブレンジ)から「B(ブレーキレンジ)」や「L(ローレンジ/1速レンジ)」(車種によって異なる)の低速ギアにチェンジ。エンジンブレーキが効くようになり、ふいの速度上昇を防いでくれます。

車種によって「L」「B」などポジションの名前は異なるが低速ギアに切り替える
車種によって「B」「L」などポジションの名前は異なるが低速ギアに切り替える

ポイント5:夜は昼間以上に歩行者や自転車に注意

暗くなってきたら早めのヘッドライト点灯が原則。「まだ明るいから大丈夫」と思わずに、信号や看板の灯りが目立つようになったら、まだ明るくてもヘッドライトを点灯しておくといいでしょう。

暗くなってからのドライブで気をつけたいのは、歩行者や自転車です。歩行者や自転車は昼間以上に見づらくなるもの。「横断歩道に歩行者はいないか?」「後方から自転車は来ていないか?」などをよく確認するようにしてください。交差点では、対向車のヘッドライトで方向者が見えなくなることもあります。

夜は昼間以上に自転車や歩行者が見えづらくなる
夜は昼間以上に自転車や歩行者が見えづらくなる

ポイント6:雨の日はいつもよりスピードを落として安全運転

雨の日は雨粒で視界が悪くなるもの。「いつもよりも見えている範囲が狭いのだ」と意識して、気持ちゆっくり走るようにしてください。「見えづらいな」と思ったら、周りに合わせて無理にスピードを出さなくても大丈夫。自分が安心して走れる速度で走ってください。また、雨の日は滑りやすくなるので、早めのブレーキも忘れずに。

走行時は、夕暮れ時と同じく、空が明るくても雨の日はヘッドライトの点灯が原則です。土砂降りでなければ、クルマに乗る前に、ミラーやサイドウインドウの水滴を拭きとっておくと運転しやすくなります。窓が曇ったら、エアコンを操作して「AC」をONにて、フロントガラスに風を当てるとすぐに曇りがとれますよ!

雨の日は昼間でもヘッドライトを点灯しよう
雨の日は昼間でもヘッドライトを点灯しよう

脱ペーパードライバー!常に先を予測して運転上手になろう!

同乗者をハラハラさせない運転上手な人は、右左折でも車線変更でも、常に先を予測して走っているもの。「先の横断歩道に人はいないかな?」「車線変更したいけど、先の状況はどうかな?」と、常に“先”のことを考えて走ることが大事。また、自分の思い通りにならなくても、焦らずに“できるタイミングで”動くこともポイントです。

今回、ご紹介した6つのポイントを頭に入れて、まずはドライブに出かけてみませんか?運転しているうちに、少しずつコツがつかめてくれば、もう怖い思いをせずに楽しく運転できますよ!

<関連記事>
>>>教習所では習わない「運転上達のコツ」で運転の達人になろう!

>>>【運転の苦手克服】ETCゲートの入り方から合流や車線変更まで、高速道路の「怖い」を解消するポイント8+1

>>>【運転の苦手克服】クルマのプロが教える「車両感覚のつかみ方」

<三井のカーシェアーズについて>

>>>ご利用の流れ

>>>車種ラインアップ

<最新情報は公式SNSで>
FacebookX(Twitter)InstagramLINE

記事内容は公開時のものです。変更になる場合があります。

]]>
https://blog.carshares.jp/5400/feed/ 0 https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/DSC06769-550x275.jpg