カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ標識 – カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ https://blog.carshares.jp/ カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ Wed, 20 Nov 2024 19:00:00 +0000 ja hourly 1 パーキングメーター、パーキングチケットの使い方と注意点まとめ https://blog.carshares.jp/7270/ https://blog.carshares.jp/7270/#respond Sat, 27 Jan 2024 06:00:00 +0000 http://blog.careco.jp/?p=7270 都市部にクルマで出かけるとき、コインパーキングやパーキングメーターなど有料の駐車スペースは便利な存在です。でも、「どうやって利用するかわからないから避けている」という人も多いはず。そこで今回は、都市部によくある有料駐車スペースを中心に、駐車場の利用方法や注意ポイントをお伝えします。

<目次>
短時間に駐車に便利なパーキングメーターとパーキングチケット
パーキングメーター
パーキングチケット
長時間にわたって停める場合はコインパーキングを!
パーキングチケットの手数料はインボイス制度対応?
カレコのステーションの中には機械式駐車場もある
駐車場の使い方をマスターすればドライブの幅が広がる

短時間に駐車に便利なパーキングメーターとパーキングチケット

路上の枠内に駐車し、お金(手数料)を支払うことで短時間の駐車ができる「時間制限駐車区間」は、道路標識や案内板などに表示している時間帯に限り、60分以内の駐車をすることができる便利な駐車スペースです。手数料の支払い方法には、パーキングメーター式とパーキングチケット式があり、少しだけ利用方法が異なります。

パーキングメーター

駐車枠ごとにメーターが設置され、手数料を支払うだけで利用できるのが、パーキングメーターです。

<パーキングメーターの使い方>
(1)駐車可能な時間帯であることを確認する
(2)枠内にクルマを停める
(3)パーキングメーターに規定の手数料を投入する

(1)道路上に設置された標識を見て、駐車可能な時間帯であることを確認します。「9-20」と書かれていたら、9時~20時の間でパーキングメーターが有効であるということ。ただし、標識にあるように日曜・休日、1月1日〜3日は、利用できません。利用時間外は、パーキングメーターがない道路と同じ扱いになります。駐車禁止エリアにパーキングメーターが設置されている場合は、指定の時間以外に駐車すると、駐車違反となります。

駐車する前に利用時間を確認しよう
駐車する前に利用時間を確認しよう

(2)駐車可能な時間帯であることを確認したら、枠内にクルマが収まるようにきちんとクルマを停めます。

駐車枠内にクルマを駐車する
駐車枠内にクルマを駐車する

(3)駐車枠ごとに設置されているパーキングメーターで、手数料を支払います。手数料を支払うと、「未納」のランプが消え、駐車時間が表示されます。写真のパーキングメーターは「60分以内、300円」ですが、駐車可能時間や手数料は場所によって異なるので注意してください。

駐車枠に対応するメーターで手数料を支払う
駐車枠に対応するパーキングメーターで手数料を支払う

パーキングチケット

チケット発給機で手数料を支払い、発給されたチケットをクルマのガラスの内側から掲示するパーキングチケット式。発給機は、パーキングメーターのように枠ごとにあるのではなく、一定区画ごとに設置されています。

<パーキングチケットの使い方>
(1)駐車可能な時間帯であることを確認する
(2)枠内にクルマを停める
(3)チケット発給機に手数料を投入し、チケットを発給する
(4)チケットをフロントガラスの内側など、外から見える場所に掲示する

(1)パーキングメーターと同じく、時間帯によってパーキングチケットが利用できる時間帯が決められていますので、まずは駐車可能な時間帯がどうかを確認します。

標識で利用時間を確認しよう
標識で利用時間を確認しよう

(2)駐車枠内にクルマを駐車します。ここまではパーキングメーターと同じです。

駐車枠内にクルマを駐車する
駐車枠内にクルマを駐車する

(3)チケット発給機で手数料を支払い、チケットを発給します。このときクルマのナンバーを入力します。

クルマのナンバーを入力しチケットを発券する
クルマのナンバーを入力しチケットを発券する

こちらが発給されたチケット。領収書と一体になっていて、クルマのナンバーと駐車終了時刻が印字されています。この時間を超えて駐車すると、駐車違反となりますのでご注意ください。

発券されたチケットの内容を確認する
発券されたチケットの内容を確認する

(4)領収書部分を剥がすとシールになっているので、フロントガラスなど外から見えるガラスの内側に貼り付け、掲示します。

フロントガラスの内側から発券したチケットを貼り付けておく
フロントガラスの内側に発券したチケットを貼り付けておく

使ったことがない方にとって、パーキングメーターやパーキングチケットは、少しハードルが高く感じるかもしれませんが、使ってみれば難しくありません。繰り返しになりますが、時間外や規定の時間を超えての駐車は、交通違反となりますのでご注意を。短時間の利用の場合にのみお使いください。

長時間にわたって停める場合はコインパーキングを!

パーキングメーターやパーキングチケットで駐車できるのは、最大でも60分まで。1時間以上、クルマを駐車する場合は、コインパーキングを利用しましょう。ここではフラップ板式コインパーキングの使い方をご紹介します。

駐車枠にまっすぐクルマを停める
駐車枠にまっすぐクルマを停める

フラップ板式のコインパーキングに駐車する場合は、フラップ板の端(高くなっている固定部分)でクルマを傷つけてしまう恐れがあるので、ミラーや目視で確認しながら、クルマを枠内の中央に停めるようにしましょう。

ロック版を乗り越えて駐車する
フラップ板を乗り越えて駐車する

最近は、フラップ板がなく、センサーで駐車を検知するタイプの駐車場もあります。いずれにせよ、車室の奥までしっかりクルマを入れて駐車しましょう。
駐車料金は駐車場ごとに異なります。最大料金が設定されている駐車場や、日中と夜間、平日と土日で料金体系が異なる駐車場などがありますので、駐車する前にチェックしておきましょう。

出庫時は、精算機で料金を支払います。車室(枠)の番号を押して、精算ボタンを押し、料金を投入するのが一般的です。駐車場によって、クレジットカードでも支払いできるものや、コインでしか支払えないものなど、さまざまなタイプがあるので、入庫時に確認しておくといいでしょう。

入庫した車室の番号で精算する
入庫した車室の番号で精算する

料金を支払ったら、フラップ板が下がっていることを確認してから、出庫します。

パーキングチケットの手数料はインボイス制度対応?

令和5年10月1日から、消費税のインボイス制度(適格請求書等保存方式)がスタートしました。パーキング・メーターの作動手数料やパーキング・チケット発給機の発給手数料は、インボイス対応なのか気になるところ。

警視庁のホームページでは、「パーキング・メーターの作動手数料、パーキング・チケット発給機の発給手数料は、警察手数料に該当し、消費税法第6条で消費税は非課税とされています」と記載されています。よって、消費税が非課税とされるため、インボイスは発行されないようです。

詳細は、各自治体のホームページでご確認ください。

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カレコのステーションの中には機械式駐車場もある

23区を中心に多数あるカレコのステーションの中には、機械式の立体駐車場がステーションとなっている場所もあります。そこで、機械式駐車場の使い方と注意点についても簡単にご説明します。

<出庫時>
一般的な機械式駐車場では、ゲートのすぐ横に操作盤があり、パレット(クルマを乗せる台)を呼び出す操作ができます。操作方法は駐車場によって異なりますので、操作板の注意書きをご確認ください。

ゲートが開いたらクルマに乗り、出庫します。パレットは狭いので、ドアミラーを下のほうに向けたり、正面に設置されている鏡を見たりしながら、ゆっくり後退してください。

ゲートが開いたらクルマに乗り、バックして出庫する
ゲートが開いたらクルマに乗り、バックして出庫する

クルマをターンテーブルのところまで出したら、一度クルマを降りて、操作盤のボタンでゲートを閉めます。そしてターンテーブルを回すボタンを操作しクルマの向きを変えます。ターンテーブルの動きが止まったらクルマに乗って出庫します。

<入庫時>
入庫するときは、ゲートに対してまっすぐにクルマを停めて、パレットを呼び出します。

パレットが到着しゲートが開いたら、ドアミラーとアンテナを格納します。正面に設置されている鏡を見ながら前進すると、まっすぐに入庫しやすいでしょう。

正面に設置されているミラーを見ながらまっすぐに入庫する
正面に設置されているミラーを見ながらまっすぐに入庫する

機械式駐車場のカレコステーションで、カレコの利用終了操作をする際は、ゲートが開いている状態で行い、施錠がされたことを確認の上、ゲートを閉じてください。

駐車場の使い方をマスターすればドライブの幅が広がる!

都市部、特に東京23区でのドライブは、駐車場探しがネックになることもあります。でも、コインパーキングを含め、パーキングメーターやパーキングチケットが利用できる場所も意外にたくさんあるものです。「使ったことがないから…」と苦手意識を持たずに、パーキングメーターやパーキングチケットも活用してみては? きっともっと便利にドライブを楽しむことができますよ!

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「センターライン」の種類(白、オレンジ、破線)と意味をおさらいしよう https://blog.carshares.jp/14468/ https://blog.carshares.jp/14468/#respond Mon, 20 Nov 2023 01:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=14468 白、黄色、実線、破線、二重線……、クルマを運転すれば必ず目にする道路のセンターライン(中央線)。それぞれにどんな意味があるのか、きちんと覚えていますか?

なんとなくは知っていても、自信を持って説明できる人は意外と少ないもの。そこで、交通違反をしないため、そしてなにより安全運転のために、いま一度センターラインの種類と意味をおさらいします。

<目次>
センターラインの種類は3つ
 →「黄色の実線」「白色の破線」「白色の実線」
二重線、三重線の場合はどうなる?
  → 左側のラインに従おう
「ドットライン」の意味は?
  → 車線を狭く見せてスピードを抑制
片側2車線以上の道路は「車線境界線」
  → 黄色の線と白い線がある
正しい知識を持って安全で楽しいドライブを!

センターラインの種類は3つ(黄色、白色、白色破線)

さまざまなパターンがあるセンターラインですが、基本的な種類は「黄色(オレンジ色)の実線」「白色の破線」「白色の実線」の3つです。

■黄色(オレンジ色)の実線

  黄色(オレンジ色)の実線は「追い越しのためのはみ出し通行禁止」
黄色(オレンジ色)の実線は「追い越しのためのはみ出し通行禁止」

市街地を運転していてもっともよく見かけるのは、「黄色(オレンジ色)の実線」でしょう。これは「追い越しのためのはみ出し通行禁止」を意味しています。路上駐車や停車中のバスなどを追い越すために、はみ出すことは問題ありません。その際は、対向車や後続車に進路変更を知らせるため、必ずウィンカーを出すようにしましょう。

■白色の破線

 「白色の破線」は「はみ出し、追い越し可能」
「白色の破線」は「はみ出し、追い越し可能」

「白色の破線」は「はみ出し、追い越し可能」なセンターラインです。「黄色の実線」と違って、追い越しできることが、大きな違い。とはいえ、制限速度を超えての追い越しは速度違反となりますので、ご注意ください。

「黄色の実線」「白色の破線」は、道幅6m未満の比較的、道幅が狭い道路で使われています。

■白色の実線

3つ目の「白色の実線」は、「はみ出し禁止」を意味します。つまり、追い越しをする場合でも、センターラインをはみ出してはいけないのです。

「駐車車両があったらどうするの?」と思われるかもしれませんが、心配はいりません。「白色の実線」は、道幅6m以上の広い道路でしか使われていないからです。

  「白色の実線」は「はみ出し禁止」
「白色の実線」は「はみ出し禁止」

3種類のセンターラインをまとめると、次のとおり。

●黄色実線:道路幅6m未満、追い越しのためのはみ出し禁止
●白色破線:道路幅6m未満、はみ出し、追い越し可能
●白色実線:道路幅6m以上、はみ出し禁止

二重線、三重線の場合はどうなる?

センターラインが、二重三重になっている場合があります。これも、基本を知っていれば難しくありません。「走行側のラインの種類」に従います。簡単に言うと、左側のラインです。

■二重線

二重線は「走行側(左側)のラインの種類」が有効となる
二重線は「走行側(左側)のラインの種類」が有効となる

上の写真のように「左:黄色の実線/右:白色の破線」なら、左側の黄色のラインに従います。仮に反対の車線を走っていたら、白色の破線に従います。

「白線の二重線」は、センターラインを強調するためのもので、特に注意が必要な道路で用いられています。その意味は、「白色の実線」と同じで「はみ出し禁止」です。

■三重線

三重線も考え方は二重線と同じ。「走行側のライン」を見よう
三重線も考え方は二重線と同じ。「走行側のライン」を見よう

こちらもセンターラインを強調するために使われるものですが、「左側のライン」に従うため、センターラインの意味としては「黄色の実線」です。

対向車やセンターラインをはみ出してくる対向車に特に気をつけたい、狭い道や見通しの悪い道でよく見られます。

「ドットライン」の意味は?

下り坂やカーブでは、車線の両側に白色の破線が引かれていることがあります。これは、「ドットライン」と言い、車線を狭く見せることでスピードを抑えることを促すものです。

「ドットライン」を見たら速度の出しすぎに注意
「ドットライン」を見たら速度の出しすぎに注意

センターラインは別にあるので、追い越しなどのルールはセンターラインに従いますが、ドットラインを見たら速度を落として注意して走行しましょう。

片側2車線以上の道路は「車線境界線」

ここまで説明してきたのは、すべてセンターラインについてです。幹線道路や高速道路など、片側2車線以上ある道路で、複数のレーンを区切るために引かれている線は「車線境界線」と言い、センターラインとは意味が異なります。

   片側2車線以上の道路でレーンを区切る線は「車線境界線」と言う
片側2車線以上の道路でレーンを区切る線は「車線境界線」と言う

黄色の実線は「車線変更と追越しが禁止」で、白色の場合は、実線/破線を問わず、「ラインをまたいでの車線変更や追越しが可能」です。

白色と黄色の二重線の場合は、車線境界線の左を走っている場合は左側の、右を走っている場合は右側のラインが有効となります。

正しい知識を持って安全で楽しいドライブを!

普段、センターラインをあまり気にせず運転している人もいるでしょう。普通に運転している分には、追い越しをする機会はあまりありませんが、センターラインの種類を知ることでその道路の様子や危険性を予測することもできます。センターラインの意味をおさらいして、さらなる安全運転を心がけてくださいね。

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「住宅街の運転」で気をつけるべきポイントと上手に走るテクニックまとめ https://blog.carshares.jp/21475/ https://blog.carshares.jp/21475/#respond Wed, 30 Aug 2023 19:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=21475 自宅まで荷物を運べたり友人知人を家まで送り届けたり、「ドア・トゥ・ドア」で移動できるのが、クルマの便利なところ。一方で、クルマを活用すればするほど住宅地を走る機会が増え、大通りや繁華街を走るのとは違った運転テクニックが求められます。

そこで今回は、住宅地を通る道路の特徴や、スムーズに走るためのポイントをまとめました。

<目次>
住宅街の道路の特徴
信号機のない交差点の通り方
道路標識や表示を見落とさないように
交差点でなくても、急な飛び出しに備える
歩行者や自転車は大きくよける
すれ違いは無理せず焦らず
一方通行や時間指定に注意
新たに実施された「ゾーン30」とは
歩行者や自転車の多い場所はどうする?
夜は歩行者が見づらい……
小回りの利くコンパクトなクルマが乗りやすい
「ゆっくり」「無理せず」を忘れずに

住宅街の道路の特徴

民家や集合住宅から幹線道路(一般道路)までの移動を目的とした道路を「生活道路」と呼びます。明確な定義はありませんが、国土交通省の公表する資料では「道幅が5.5m未満の道路」を生活道路と扱っています。

見通しよく整備された新しい住宅街の道路
見通しよく整備された新しい住宅街の道路

こうした生活道路は、基本的にその地域に用事のない人は通らないため、交通量が少なく歩行者や自転車も道路の中央を往来することがあるなど、幹線道路とは様相が大きく異なるものです。

また、生活道路は、幹線道路と比べて道幅がせまく、クルマがすれ違えないこともあります。幹線道路との交差点を除けば、信号もあまりありません。しかし近年、整備された住宅地はクルマが走ることを想定しており、生活道路周辺は事故のリスクを低減するため、見通しよく作られています。

古くからの住宅街は見通しが悪く入り組んだ道路も多い
古くからの住宅街は見通しが悪く入り組んだ道路も多い

一方で町並みの古い、いわゆる下町は民家が密集し、間を縫うように生活道路が敷かれており、見通しが悪い箇所が多いものです。特に大きなサイズのクルマで走行するときは、車両感覚と運転技術が求められます。

信号機のない交差点の通り方

生活道路での交通事故は、およそ半数が信号機のない(交通整理の行われていない)交差点で発生しています。信号機のない交差点は、交差点内に歩行者や自転車が飛び出してくることも多く、もっとも気を付けねばならない場所のひとつです。

こうした交差点への進入方法は道路交通法により定められています。要点は以下のとおり。

●自道路が優先道路だった場合

交差点にさしかかる前に「優先道路」の道路標識があったら、走行している道路が優先道路であることを表しています。徐行や一時停止をする必要はありませんが、歩行者や自転車には十分に注意して進入しましょう。

優先道路の標識
優先道路の標識

ただし、優先道路の標識がない場合も多く、現実的には「交差点で『止まれ』の表示や標識がないほうが優先道路」と考えておくといいでしょう。

●自道路が優先道路でなかった場合

交差点にさしかかる前、道路上に逆三角形の「前方優先道路」の表示があったら、交差する道路が優先道路であることを表しています。交差点には徐行して進入し、交差する道路を走行するクルマを妨げてはいけません。

「止まれ」の標識があったら必ず停止線の前で一時停止する
「止まれ」の標識があったら必ず停止線の前で一時停止する

交差点にさしかかる前に「一時停止(止まれ)」の標識があったら、交差点前で一時停止を行い、左右を確認した上で進入します。一時停止の標識は“見通しの悪い交差点”に設置されることも、あわせて覚えておきましょう。

優先道路や一時停止の標識がない交差点は原則、徐行して進入します。交差点は基本的に“左方優先”です。左側から進入してくるクルマがあったら一時停止し、走行を妨げないようにしましょう。

前方に十字路があることを示す警戒標識
前方に十字路があることを示す警戒標識

多くの場合、交差点の前には「前方に交差点がある」ことを知らせる、黄色い道路標識(警戒標識)が設置されます。この標識に描かれた図案から、前方の交差点が十字路か丁字路か、その形状を知ることができます。

道路標識や表示を見落とさないように

生活道路は注意すべき点が多く、常にあちこち視線を移動させながらの走行となります。そのため、道路標識を見落としがちです。道路標識は看板だけではなく、道路上にも描かれています。

道路標識の見落としは道交法違反だけでなく、いつの間にか一方通行を逆走してしまうなど、危険につながるもの。運転するときに、道路標識を見る癖をつけるよう意識しましょう。

前方に横断歩道または自転車横断帯があることを示すひし形の道路表示
前方に横断歩道または自転車横断帯があることを示すひし形の道路表示

また、標識を見落としがちだと自覚がある人は、スピードが速すぎるのかもしれません。余裕を持って周囲の確認ができるよう、スピードを落としてみてください。

交差点でなくても、急な飛び出しに備える

生活道路は民家や集合住宅の敷地と隣接しており、歩行者や自転車、クルマがひょっこりと出てくることが多々あります。

歩行者や自転車が出てくる“かもしれない”と考えて通行しよう
歩行者や自転車が出てくる“かもしれない”と考えて通行しよう

また、門でエントランスから出てきた歩行者や自転車、クルマを避けるため、走行中の自転車が急に蛇行することもあります。民家前や集合住宅の門の前を走行する際は、飛び出しを予測し、いつでも停車できるよう備えましょう。

歩行者や自転車は大きくよける

狭い生活道路では、歩行者や自転車を追い抜く際、対向車がいる場合はもちろん、カーブなど見通しの悪い場所では追い抜かず、安全な場所まで待ってから、ゆっくりと追い抜きます。

このような見通しの悪いカーブでは対向車が見えないので、追い越さずに待とう
このような見通しの悪いカーブでは対向車が見えないので、追い越さずに待とう

側端に寄ってもらうため、歩行者や自転車にホーン(クラクション)を鳴らすのは厳禁です。歩行者や自転車の脇を通過する際は、「怖い」と感じさせないよう減速し、大きく距離をとりましょう。

すれ違いは無理せず焦らず

前方に対向車が見えたら、歩行者や自転車に注意して側端により、ゆっくりとすれ違います。電柱や道路標識の設置されていない、少しでも広い場所ですれ違うようにすると安心です。

「難しい」「怖い」と感じたら、無理に進まず待つことも大切
「難しい」「怖い」と感じたら、無理に進まず待つことも大切

「道幅がせまいな」とか、「よせるのが怖いな」と感じたら無理に進まず、安全な側端によせて停車。先に対向車に通過してもらいましょう。

一方通行や時間指定に注意

民家が入り組んだ住宅地の生活道路では、クルマの対面通行が困難なため、「一方通行」や「指定方向外進入禁止」といった通行規制が実施されます。道路標識に気付かずに進入し、逆走してしまうのは大変、危険です。

一方通行や指定方向外進入禁止といった規制は、曜日や時間により解除されるケースがあります。その場合は「補助標識」により規制実施曜日や時間が掲示されます。道路標識だけでなく補助標識も見落とさないよう注意しましょう。

時間指定の補助標識は瞬時にわかりづらいので、日頃から見慣れるようにしておくと安心
時間指定の補助標識は瞬時にわかりづらいので、日頃から見慣れるようにしておくと安心

なお、カーナビにも一方通行や指定方向外進入禁止の情報は登録されており、情報を踏まえてルートを提示しています。しかし、新設道路や通行規制の変更が行われた道路の情報が、反映されていない場合があります。

道路標識を見落とさないよう、しっかりと標識を確認し、カーナビの指示と異なる場合は、現地の道路標識や案内に従いましょう。

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新たに実施された「ゾーン30」とは

生活道路を利用する歩行者や自転車の安全を確保するため、2011年より始まったのが「ゾーン30」です。国土交通省と警視庁の連携のもと、2020年末までに全国で4,031箇所(警視庁資料より)が整備されました。

「ゾーン30」の標識や表示を見かけたらスピードに注意
「ゾーン30」の標識や表示を見かけたらスピードに注意

ゾーン30は、幹線道路に囲まれた区域全体が対象となり、生活道路の制限速度を時速30kmに規制するもの。必要に応じて、速度の抑制や抜け道としての利用を抑制するデバイスが施されます。ゾーン30の入り口には、道路標識で区域がゾーン30であることや、時速30kmの制限速度区域であることが提示されます。

歩行者や自転車の多い場所はどうする?

生活道路に関わらず、クルマの運転者は歩行者や自転車の安全を最優先に行動しなければなりません。通学路などの歩行者や自転車の多い場所では、速度を抑えて走行。突然の右左折や蛇行を予測し、追い越しは大きく距離を空けて行います。

道路はあくまでも歩行者優先。強引に進もうとせず、おおらかな気持ちで安全第一で
道路はあくまでも歩行者優先。強引に進もうとせず、おおらかな気持ちで安全第一で

クルマの接近に気付いてもらうためホーン(クラクション)を鳴らすのは、道交法違反に該当します。絶対に行ってはいけません。歩行者や自転車が道路を横断しようとしていたら、横断歩道はもちろん、横断歩道がなくても一時停止をし、安全を確保することが義務付けられています。

夜は歩行者が見づらい……

生活道路は幹線道路ほど街灯が整備されていないため、日没から夜間は見通しが一層、悪くなります。特に夕方は、ドライバーが思っている以上に車外は暗くなっているものです。日の傾きを感じたら、すみやかにヘッドランプを点灯。歩行者や自転車に、早く気付いてもらいましょう。

「まだ明るい」と思っていても、クルマを降りてみると思っている以上に暗い
「まだ明るい」と思っていても、クルマを降りてみると思っている以上に暗い

夜間の運転で「ハイビームは、対向車や歩行者にまぶしい思いをさせるから」と常時、ロービームで走行する人もいますが、厳密にはこれは間違い。夜間の走行はハイビームが基本で、対向車や先行車、歩行者がいる場合、ロービームに切り替えて走行します。クルマと歩行者の夜間事故は、ほとんどの場合、クルマがロービームであるそうです。

ハイビームは、ロービーム点灯時にウインカーレバーを奥に倒すことで作動する
ハイビームは、ロービーム点灯時にウインカーレバーを奥に倒すことで作動する

物陰が増え、歩行者の発見が遅れる夜間は、なにより速度を抑えて走行することが大切です。暗がりに歩行者の姿がみえたら、余裕を持って避けられる速度で走行しましょう。

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小回りの利くコンパクトなクルマが乗りやすい

特に古い町並みの住宅地は、道幅がせまい上に見通しの悪い曲がり角が多く、電柱も道路に設置されています。大きなクルマで走行する場合、曲がり角では内輪差を考慮し、車体をぶつけないよう走るための車両感覚や運転技術が求められます。

写真の「ヤリス」をはじめ、コンパクトカーや軽自動車は小回りも利き、運転しやすい
写真の「ヤリス」をはじめ、コンパクトカーや軽自動車は小回りも利き、運転しやすい

免許証を取得したばかりなど、まだ運転に慣れていない人は、運転席からの視界が良く、小回りが効き、車両感覚のつかみやすいコンパクトなクルマを利用すると、より安心して走行することができます。

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「ゆっくり」「無理せず」を忘れずに

住宅地では、周囲の状況から「この先、なにが起こるか」をあらかじめ想像する、予測運転が重要になってきます。たとえば、子どもが前でなく横を向いていたら、別の子ども(お友達)の存在や、「そっちに向かって走り出すかも」と、次の行動を予測し、備えることができます。

歩行者、特に子どもは予測のつかない動きをするのでよく注意する
歩行者、特に子どもは予測のつかない動きをするのでよく注意する

またスピードが出ていると、視野が狭くなってしまうもの。しっかりと周囲を確認できる速度で走行し、道路標識や障害物の先に見える人影、はみ出たクルマの先端部を見落とさないようにしましょう。

歩行者や自転車と対向車がいるとき、無理に追い抜く必要はありません。一時停車して対向車とすれ違ったのち、前方の安全を確認してから、ゆっくりと歩行者や自転車を追い抜きます。

理屈ではわかっていても、実際にハンドルを握ってみると難しいものです。とはいえ、実践なくして運転の感覚やテクニックは身につきません。すべてにおいて余裕のある運転を心がけ、できることから実践してみてください。

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