東京23区の北東部にある足立区。初詣で賑わう「西新井大師」や広大な「舎人公園」があるものの、あまり遊びに行くエリアというイメージはないかもしれません。でも、お子さまと出かけるなら、ぜひ注目したいスポットがあります。自然と触れ合える「足立区生物園」と「足立区都市農業公園」です。どちらも駅から少し離れているので、クルマでおでかけするのがおすすめです。
虫も魚も動物もいる「足立区生物園」
「ふれあい」「いのち」「共生」をキーワードに、昆虫、魚類、両生類、は虫類、鳥類、哺乳類など約 300種の生き物が飼育・展示されているのが「足立区生物園」です。
「足立区生物園」では、生き物たちの食事を飼育員の解説つきで見られる「ごはんの時間」やバックヤード探検、公園の観察など週替わりのテーマが楽しめる「わくわくツアー」、羽化した蝶を温室に放つ「チョウを放そう!」など、学習にもなる体験型のプログラムがたくさん。モルモットなどの小動物と触れ合える「ふれあいコーナー」や、小学校入学前の子どもたちがネコと一緒の時間を過ごせる「ネコのきまぐれタイム」など、かわいい動物と遊ぶこともできます。今回は副園長の八下田さんに見どころをうかがいながら、まわりました。
八下田さんが「足立区生物園」の目玉のひとつと胸を張るのが大温室です。「チョウを放そう!」で羽化した蝶を放つのも、この大温室。中に入っていくと、むっとした温かい空気を肌に感じます。
大温室を訪れた後は、広大な庭園へ。入り口の佇まいから屋内型の生物園だと思ってしまいますが、屋外の庭園も広がっています。庭園には池があり、ヤゴやオタマジャクシ、カエルが棲んでいる他、昆虫を間近で観察できるドームがあったり、フクロウや鴨の飼育展示室もあります。「この庭園は足立区に昔からある自然の景色を再現しています」と八下田さん。
「足立区生物園」では、今回紹介した常設展示の他にも、期間限定の特別展示も行われています。体験型プログラムもたくさんあるので、ホームページでチェックしていくといいでしょう。八下田さんによると、「7月はセミの羽化を観察する夜間イベントや、カブトムシ飼育体験などが予定されています」とのこと。小さなお子さまでも楽しめる展示やプログラムが盛りだくさんなので、ファミリーにもおすすめのスポットです。
▼足立区生物園
住所:東京都足立区保木間2-17-1
電話:03-3884-5577
駐車場:あり(有料)
URL:http://seibutuen.jp/index.html
畑や田んぼで農業体験ができる「足立区都市農業公園」
足立区にあるもうひとつの体験型施設「足立区都市農業公園」は、その名の通り「農」がテーマ。園内には四季折々の草花が見られる他、人と自然との関わりを体験できる展示やプログラムに参加できたり、レストハウスでは園内で収穫された野菜も食べられたりと、さまざまな形で「農」を体験することが可能です。また、園内の畑で育てられた有機野菜や苗の販売も行われています。
こちらは、自然解説員の木村さんに見どころをうかがいながら、散策しました。「足立区都市農業公園」では、いろいろな施設が園内に点在、それぞれの施設に専任の自然解説員が常駐しており、気軽にわからないことを聞くことができます。
木村さんによると「足立区都市農業公園」でも、さまざまな体験プログラムやイベントが行われており、お子さまと一緒に楽しめるとのこと。プログラムは、「古民家で昔体験」「田んぼの学校」「ミツバチ観察会」「季節の染め物」「絵画教室」など。木村さんの夏のイベントのイチオシは、8月4日(土)~6日(月)に開催される「夏の子どもフェスタ」。クイズラリーや虫とり体験、ワークショップなど楽しめる企画が盛りだくさんとのことですので、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。詳しいイベント情報は、ホームページでチェックできます。
▼足立区都市農業公園
住所:東京都足立区鹿浜2-44-1
電話:03-3853-4114
駐車場:あり(有料)
URL:http://www.ces-net.jp/toshino/
身近な区の施設で自然と触れ合おう
今回の足立区ドライブには、トヨタ「ヴィッツ」を使いました。コンパクトカーの中でもひときわサイズが小さいヴィッツは、小回りがよく効くので都内の道や駐車場もラクラク。もしものときの衝突回避や被害低減に役立つ衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンス C」もついて、安心感もばっちり。バックモニターも装備されているので、駐車が苦手な方でも運転しやすいクルマです。
※トヨタ「ヴィッツ」の取り扱いは終了いたしました。
「足立区生物園」も「足立区都市農業公園」も、あまり大規模な施設ではありませんが、クルマを使えば都心からのアクセスが良く、気軽に遊びにいけるのがいいところ。「今日、動物見に行こうか?」とフラっとカレコに乗って遊びに行く。そんな楽しみ方もできそうです。