最近のクルマは機能が多すぎて、使いこなせない。便利だとはわかっていても、使い方がわからない……。そんな声をよく聞きます。
ここ数年でクルマの先進運転支援機能は、大きく進化しました。急速に進化しているだけに、わからない機能も多くなっているものです。そこで今回は、カレコのクルマについている先進安全運転機能を紹介します。
※記事中では機能名を一般名称で紹介しています。機能名はメーカーにより異なりますので、メーカーサイトや取扱説明書をご覧になる際はご注意ください。
<目次>
・アダプティブクルーズコントロール(追従機能)
・レーンキープアシスト(車線逸脱抑制機能)
・オートマチックハイビーム
・ブラインドスポットモニター(後側方車両接近警報)
・プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減ブレーキシステム)
・パーキングアシスト(駐車支援システム)
アダプティブクルーズコントロール(追従機能)
アダプティブクルーズコントロール(ACC)は、前を走るクルマ(先行車)との車間距離を保ちながら追従走行をしてくれる機能です。アクセルやブレーキの操作をクルマがサポート。高速道路での疲労低減や安全につながります。
ホンダ「フリード」の作動例
ただし、あくまでも「運転支援」のための機能で、自動運転機能ではありません。また、急な割り込みやカーブ、悪天候時など、先行車を検知できない場合もありますので、くれぐれもご注意ください。
<2020年12月3日現在の搭載車種>
「C-HR」「C-HR HYBRID」「フリード」「スイフト」「N-BOX」「ヴェゼルHYBRID」「RAV4」「ハリアー」「新型ハリアー」「フォレスターAdvance」「XV」「CX-5」「ステップワゴンスパーダ」「プリウスPHV」「MIRAI」「メルセデス・ベンツB180」「メルセデス・ベンツB180AMGライン」「ボルボV60」「ランドクルーザープラド」「アルファード」「ヴェルファイア」「ジャガー I-PACE」「ジャガーXFスポーツブレイク」「ジャガー F-TYPE」「レンジローバー ヴェラール」「ランドローバー ディスカバリー」「ボルボ XC90」
※「フリード」「N-BOX」「ステップワゴンスパーダ」「MIRAI」は時速25キロ、「スイフト」は時速40キロ以下になると自動解除となります。自動停止はしません。
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レーンキープアシスト(車線逸脱抑制機能)
意図せず車線をはみ出しそうになったときに、ハンドル操作をアシストしてくれ、車線の中央に向かって戻してくれる機能が「レーンキープアシスト(車線逸脱抑制機能)」です。
幹線道路や高速道路などでの車線逸脱を抑制するため、一般的に時速約60キロを超えると動作します。また、スバル車や輸入車など一部の車種では、ACCと連動し、常に車線の中央を走行してくれるように積極的にサポートしてくれるタイプもあります。
なお、「ライズ」など一部車種では「レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報機能)」という、警報のみで車種逸脱を教えてくれ、ハンドル操作のアシストをしないタイプもあります。いずれにしても、クルマまかせにせず、しっかりとハンドル操作をして運転するようにしてください。
<2020年12月3日現在の搭載車種>
■レーンキープアシスト(車線逸脱抑制機能)
「C-HR」「C-HR HYBRID」「フリード」「ヤリス」「スイフト」「ノート」「N-BOX」「ライズ」「ヴェゼルHYBRID」「RAV4」「ハリアー」「新型ハリアー」「フォレスターAdvance」「XV」「CX-5」「ステップワゴンスパーダ」「プリウスPHV」「MIRAI」「メルセデス・ベンツB180」「メルセデス・ベンツB180AMGライン」「ボルボV60」「アルファード」「ヴェルファイア」「ジャガー I-PACE」「ジャガーXFスポーツブレイク」「ジャガー F-TYPE」「レンジローバー ヴェラール」「ランドローバー ディスカバリー」「ボルボ XC90」
■レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報機能)
「ヴィッツ」「タンク」「ライズ」「エスクァイア」「ヴォクシー」「ヴォクシーHYBRID」「ハイラックス」「ランドクルーザープラド」
オートマチックハイビーム
夜間、より遠くを照らすときに使うハイビームは、対向車がいるときは、まぶしさを与えてしまうため使えません。「オートマチックハイビーム」は、対向車や先行車を検知して、自動的にロービーム/ハイビームを切り替えてくれる機能です。スイッチをONにしたあと、ヘッドライトスイッチでハイビームにすると動作します。
メルセデス・ベンツやボルボを始め、一部の輸入車などでは、部分的に遮光を行うことで、より多くの場面をハイビームで走れる「アクティブハイビーム」もあります。
<2020年12月3日現在の搭載車種>
「C-HR」「C-HR HYBRID」「フリード」「ヤリス」「スイフト」「ヴィッツ」「N-BOX」「ヴェゼルHYBRID」「RAV4」「ハリアー」「新型ハリアー」「フォレスターAdvance」「XV」「CX-5」「エスクァイア」「ヴォクシー」「ヴォクシーHYBRID」「プリウスPHV」「MIRAI」「メルセデス・ベンツB180」「メルセデス・ベンツB180AMGライン」「ボルボV60」「ハイラックス」「ランドクルーザープラド」「アルファード」「ヴェルファイア」「ジャガー I-PACE」「ジャガーXFスポーツブレイク」「ジャガー F-TYPE」「レンジローバー ヴェラール」「ランドローバー ディスカバリー」「ボルボ XC90」
ブラインドスポットモニター(後側方車両接近警報)
後方からクルマがきているときに、ドアミラー内に設置されたランプが点灯して、その存在を知らせてくれる機能です。ミラーや目視でも見えづらい死角に入るクルマを検知してくれるので、車線変更時の安全確認の補助になります。
<2020年12月3日現在の搭載車種>
「フォレスターAdvance」「CX-5」「メルセデス・ベンツB180」「メルセデス・ベンツB180AMGライン」「ボルボV60」「ジャガー I-PACE」「ジャガーXFスポーツブレイク」「ジャガー F-TYPE」「レンジローバー ヴェラール」「ランドローバー ディスカバリー」「ボルボ XC90」
パーキングアシスト(駐車支援システム)
駐車をするとき、自動的にハンドルやペダルの操作をしてくれて、駐車をアシストしてくれる機能です。止めたい駐車枠の手前で停車したら、画面を見ながら駐車枠を設定し、表示に従って操作します。
「エクストレイル」のパーキングアシスト( 参考)
駐車を支援してくれる便利な機能ですが、車種によって駐車枠の設定などに少しコツが必要なため、慣れるまでは戸惑うかもしれません。また、車種によってブレーキ操作をシステムが行ってくれるものと運転者自身で行うものがあります。
<2020年12月3日現在の搭載車種>
「メルセデス・ベンツB180」「メルセデス・ベンツB180AMGライン」「ボルボV60」「ジャガー I-PACE」「ジャガーXFスポーツブレイク」「ジャガー F-TYPE」「レンジローバー ヴェラール」「ランドローバー ディスカバリー」「ボルボ XC90」
プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減ブレーキシステム)
緊急自動ブレーキとも呼ばれる機能です。前方で衝突のおそれがある場合に、警告音やメーター内の表示で警告。それでもブレーキ操作が行われない場合に、自動的にブレーキをかけ、衝突を回避・低減します。
この機能は、あくまでも緊急時のものです。ACCとは違って、通常の運転時の停車に使うものではありません。なお、車種によって歩行者や自転車を検知するもの、夜間にも検知するものなど、作動条件が異なります。
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先進の機能を使って安全・快適なドライブを
先進運転支援機能は、運転の負担を減らしたり安全性をアップしたりしてくれる大切な機能。特に、高速道路を長時間走るようなときには、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシストが役に立つものです。ぜひこうした機能を知って、より安全で快適なドライブをお楽しみください。もっと安全・快適に!知っていると便利なクルマの機能
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