栃木県日光市は都内から日帰りで訪れることのできる、人気紅葉名所のひとつ。今回はいろは坂をはじめ、日光で紅葉を楽しむための秋のドライブスポットを紹介します。
<目次>
・都内から中禅寺湖まで、およそ2時間30分の道のり
・いろは坂の紅葉のアーチをくぐり明智平展望台へ
・日本三大名瀑のひとつ「華厳の滝」を見上げよう
・中禅寺湖を眺めながら打ち立てそばをいただく贅沢
・中禅寺湖展望台と中禅寺湖スカイラインは、知る人ぞ知る穴場スポット
・「日光ぷりん亭」のこだわりプリンで糖分を補給!
・今回のドライブに利用したクルマ:トヨタ 「カローラクロス」
都内から中禅寺湖まで、およそ2時間30分の道のり
都内を出発し、いろは坂を抜けた先にある中禅寺湖まではおよそ190km、時間にして約2時間30分のドライブになります。ステーションから最寄りの入口より首都高速道路を利用。首都高速中央環状線、あるいは東京外環自動車道を経由し、東北自動車道に乗ります。宇都宮ICで日光宇都宮道路に分岐。出口の清滝ICで一般道に降りた後は、国道120号線で中禅寺湖に向かいます。
行きも帰りも、長丁場の運転になります。運転姿勢による身体のこわばりや集中力の途切れを感じたら、適時、SAやPAで休憩を入れましょう。
いろは坂の紅葉のアーチをくぐり明智平展望台へ
いろは坂は国道120号線にあり、中禅寺湖の手前に位置します。2019年より、いろは坂とその前後の道は片側通行となりました。現在、中禅寺湖へと向かう上りの道を「第二いろは坂」、中禅寺湖から清滝ICへと向かう下りの道を「第一いろは坂」と呼称します。
いろは坂の紅葉の見頃は、例年だと10月中頃から。今年(2022年)は、少し早くなると予報されています。取材時は、まだシーズン前だったのですが、実際にいろは坂を走行することで「紅葉が始まったら、美しい景色になる」と、確信させてくれました。
「第二いろは坂」の終点付近に明智平(あけちだいら)休憩所があります。隣接する明智平ロープウェイから、華厳の滝(けごんのたき)と中禅寺湖の両方を望める明智平展望台に移動することができます。こちらも紅葉名所として知られているスポットなので、立ち寄ってみました。
展望台の標高は1,373メートル。展望台はロープウェイを降りてすぐのところにあります。明智平展望台からの眺望は、日光で一番美しいといわれているそうです。
▼明智平展望台(明智平ロープウェイ)
住所:栃木県日光市細尾町
駐車場:あり(ロープウェイ利用で無料)
URL:https://www.nikko-kotsu.co.jp/ropeway/
日本三大名瀑のひとつ「華厳の滝」を見上げよう
明智平展望台をあとにし、華厳の滝へ向かいます。華厳の滝から最寄りの駐車場は県営華厳の滝第一駐車場。明智平休憩所から3kmほどの距離です。
華厳の滝にもっとも近寄れる観瀑台には「華厳滝エレベーター」を利用して向かいます。観瀑台はエレベーター乗り口から100メートル降り、地下道を抜けた先にあります。
中禅寺湖を水源とする大谷川。華厳の滝は大谷川の最上流に位置し、97メートルもの落差を一気に落下します。日本三大名瀑のひとつに数えられる華厳の滝が見事なのはもちろんですが、水しぶきと調和する自然の美しさや、切り立った崖の華麗な造形も見逃せません。紅葉シーズンには、華厳の滝を囲む木々が美しい谿紅葉(たにもみじ)に変わります。
▼華厳の滝
住所:栃木県日光市中宮祠
駐車場:なし(近隣に県営駐車場あり)
URL:http://kegon.jp(華厳滝エレベーター)
中禅寺湖を眺めながら打ちたてそばをいただく贅沢
この日のランチは、中禅寺湖のほとりにある「手打ちそば かつら」でいただきます。「かつら」には駐車場がないため、近隣にある「歌ヶ浜第一駐車場」にクルマを停めてから向かいます。
「かつら」で提供されるそばやそばがきは、その日の気候にあわせて打つ、こだわりの一品。看板メニューの「そばがきセット」と「ますの塩焼きと一合そば」をオーダー後、中禅寺湖の眺めを楽しみながらできあがりを待ちます。
配膳はセルフ方式。オーダー後に手渡されたブザーが鳴ったら、配膳用エレベーターで食事を受け取ります。
そばがきセットは、揚げだしそばがき、揚げそばがき、湯葉のうま煮、小鉢がセットになったもの。オーダーを受けてからそばがきをこねて揚げるので、出てくるまで少し時間がかかります。けれど待つだけの価値は充分にあり! まずフワフワの食感が舌を楽しませてくれ、口の中に染み出る甘い出汁とそばの香りが口の中を幸せにしてくれます。
良質で知られる日光の水をふんだんに使って打たれたそばはとても瑞々しく、気持ち良く喉を通ります。そばがきと精練されたそばの組み合わせは、両方の風味を引き立てる絶妙なもの。いくらでも食べていたい気持ちにさせてくれました。
ますの塩焼きの「ます」はニジマスのこと。臭味はまったく感じられず、川魚のさわやかな味わいと香り、噛むことでにじみ出る脂のおいしさが、きれいな水で育てられたことを教えてくれます。
▼手打ちそば かつら
住所:栃木県日光市中宮祠2482
駐車場:なし(近隣に歌ヶ浜第一駐車場あり)
URL:https://sobakatura.gorp.jp/
中禅寺湖展望台と中禅寺湖スカイラインは、知る人ぞ知る穴場スポット
せっかく歌ヶ浜第一駐車場まで来たので、中禅寺湖と男体山が絶妙な配置になるという「中禅寺湖展望台」へ足を伸ばします。
中禅寺湖展望台は、見事な眺望のわりに無名の穴場スポット。実際に取材日も、地元の人の案内がある人だけが訪れている感じでした。ちょっと一息つきたいときにも、おすすめの展望台です。
▼中禅寺湖展望台
住所:栃木県日光市足尾町
駐車場:あり(無料)
「日光ぷりん亭」のこだわりプリンで糖分を補給!
最後に日光の極上のスイーツをいただくため、日光の街中に店舗をかまえる「日光ぷりん亭 日光本店」に向かいます。日光本店は駐車場を用意していますが、店舗から少し離れたところにあります。事前に公式サイトで確認しておきましょう。
日光ぷりん亭は、その名の通りプリンを中心に販売しているスイーツ専門店。地元ブランド卵の「日光御用卵」や、霧降高原の「大笹牧場」の牛乳を使用するなど、可能な限り地域の特産品を素材に用いています。
到着した時、5人ほどのお客さんが並んでいましたが、5分ほどで順番が回ってきたので、プリンとソフトクリームの両方を楽しめる「ハーフぷりんソフト」と、お土産用の「にゃんにゃんセット」をオーダーしました。店舗内のイートインスペースで「ハーフぷりんソフト」をいただきます。
ソフトクリームは滑らかな食感で、ミルクの味わいが濃厚なもの。一方、プリンはしっかりとした食感で、味も卵感にあふれています。ハーフという名前とは裏腹にボリュームがある一品ですが、風味や食感にメリハリがつけられているので、最後までおいしく、楽しみながらいただけました。食後に空き瓶を返却すると、10円の返金を受けることができます。
お土産に購入した「にゃんにゃんセット」は、人気の「日光ぷりん」と「日光クラシカルぷりん」にくわえ、栃木県産のイチゴを用いた「乙女ぷりん」、日光老舗の発酵食品ブランド「マルシチ」の醤油を用いた「みたらしぷりん」、地元の珈琲専門店「日光珈琲」とコラボして作られた「日光珈琲ぷりん」、抹茶を贅沢に使用した「抹茶ぷりん」の6種類がセットになったもの。おいしさももちろんですが容器もかわいらしく、贈答用としても喜ばれるでしょう。
▼日光ぷりん亭 日光本店
住所:栃木県日光市石屋町410-7
駐車場:あり(無料)
URL:http://nikko-pudding.jp/
紅葉にはまだ早い時期でしたが、日光の自然やグルメを満喫できました。糖分を補給したとはいえ、散策で疲れたため、こまめな休憩を心がけ、帰宅の途につきました。
今回のドライブに利用したクルマ:トヨタ 「カローラクロス」
世界累計で5,000万台も売れた、トヨタの代名詞「カローラ」。「カローラクロス」は、カローラシリーズで最初のSUVとして販売された、人気がある一台です。
使い勝手の良さで、世界中から高評価を受けているカローラ。もちろんカローラクロスも乗り降りのしやすさやラゲージスペースへの乗せ降ろしやすさなど、随所に培ったノウハウと工夫が見られます。1.8リットルと余裕のあるエンジンは加速や高速道路での巡航を楽にし、長距離移動による疲労を軽減してくれました。
<今回のドライブのカーシェア料金>
・車種クラス:ミドル
・プラン:ベーシック
・時間料金:6,700円(12時間パック)
・距離料金:7,200円(18円×400km)
合計:13,900円
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