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日本一早い日の出と成田参り!新年に行きたい千葉ドライブ旅行

カップルで1泊2日のドライブ旅行に出掛けた30代のカレコ会員のレポートをお届けします。今回ドライブいただいた方はこんな方です。

プロフィール 男性・30代
カーシェア歴 3年。
以前はレンタカーを利用していたが、料金がおトクで家から近いカレコに入会してから、日帰りドライブをすることが多くなった。

この旅のメインイベントは、犬吠埼から見る日の出と成田山新勝寺のお参り。お正月にもぴったりのドライブコースをお届けします!

※記事に記載されている情報は、記事掲載時の情報です。最新情報は各施設に直接お問い合わせの上、おでかけください。

縁起担いで必勝祈願ドライブ!

今度の正月は彼女のご両親のところに結婚の挨拶にうかがう予定です。その前に彼女と成田山新勝寺で“必勝祈願”をしてこようと考えていたところ、ちょうどカレコの「おでかけ割」がスタート。せっかくなら泊まりでドライブして、縁起担ぎに犬吠埼で日の出を拝んでこよう、ということになりました。

クルマは家の近所にある「リパーク武蔵溝の口駅前第6」ステーションのニッサン キューブ。朝8時頃に出発して、国道246号線、環八経由で用賀ICから首都高3号線へ。今年の春に開通した首都高中央環状線の山手トンネルを通り、あっという間に首都高湾岸線へ抜けました。

※「キューブ」の取り扱いは終了いたしました。現在の車種ラインアップはこちらです。

キューブは荷物がたくさん積めるので宿泊ドライブにぴったり!

キューブはコンパクトな車体ながら荷物がたくさん積めるので宿泊ドライブにぴったり!

銚子ドーバーラインを爽快ドライブ!

1日目は、本州最東端である銚子周辺の見所をドライブしてまわる予定。渋滞に巻き込まれることなく千葉入りし、まず目指したのは銚子ドーバーライン。屏風ヶ浦の断崖絶壁の上を走る道路で、所々岩塊の切れ目から太平洋の大海原が視界に飛び込んできます。彼女もこのダイナミックな景色にうっとりしていました。

この銚子ドーバーラインの先にあるのが、最初の目的地「地球の丸く見える丘展望館」。銚子で出土した化石などを陳列した展示室や食事が出来る展望ラウンジがありますが、お目当ては360度のうち330度の水平線が見渡せる屋上の展望台。この日はあいにくの天気でしたが、見晴らしは最高!いま走ってきた屏風ヶ浦の断崖が遠くまで続き、その上でたくさんの風力発電用の風車が回っているのが見えました。

展望台からは330度、水平線が見渡せます

展望台からは360度中330度の水平線が見渡せます

この後、屏風ヶ浦の断崖を間近から見上げる予定でしたが、空模様があやしくなったので予定変更。水産物即売センターがあるウオッセ21へ向かいます。

とれたて新鮮! 銚子港の海の幸

ウオッセ21に着いたのはちょうど昼過ぎ。ウオッセ21は銚子ポートタワーの隣にある水産物即売センターで、日本一の漁獲量を誇る銚子港で水揚げされた新鮮な魚介類が並んでいます。九十九里で採れた立派なハマグリがすごく安く、お店の人の話では持ち歩きしても3日は日持ちするということなのでお土産に買って帰ることにしました。ハマグリは氷や保冷剤と一緒に発泡スチロールの箱に入れてもらったので一安心。こんなに大きくて重い箱は電車じゃ持って帰れないですから、これもクルマだから出来るぜいたくですよね。

銚子港で水揚げされた新鮮な魚介類を即売!

銚子港で水揚げされた新鮮な魚介類を即売!

すっかりお腹も空いたので、隣接したレストランで昼食を。一番人気の海鮮丼を注文しましたが、これが大当たり!ボリューム満点で、なんといっても魚が新鮮でおいしい!いつもは少食の彼女までぺろっと平らげていました。

海鮮丼以外に、煮魚定食や巨大なエビフライ定食も美味しそうでした!

海鮮丼以外に、煮魚定食や巨大なエビフライ定食も美味しそうでした!

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魚だけじゃない、銚子は醤油の町でもあった!!

この日はあいにくの天気で、午後になってもぐずついていたので、屏風ヶ浦へ行くのは明日の朝に延ばし、銚子市中心部にあるヤマサ醤油へ工場見学に向かいました。工場見学は要予約ですが、空きがあれば当日でも受け付けてくれるそうです。

創業者の濱口儀兵衛が醤油発祥の地紀州から銚子に渡り、醤油造りを始めたのは1645年。その頃から銚子は同じ千葉県の野田と並ぶ醤油の一大産地になったそうです。銚子と醤油の歴史について映像で学んだあとはいよいよ工場内へ。巨大な原料サイロや仕込み蔵を案内してもらいましたが、印象的だったのは辺りに漂う香ばしい醤油の香り。作りたての醤油ってすごくいい香でびっくりしました。

醤油の仕込み樽がシンボルのヤマサ醤油工場

醤油の仕込み樽がシンボルのヤマサ醤油工場

そして、外せないのが工場限定で味わえる人気の醤油味のソフトクリーム。どんな味か恐る恐る食べてみたら、醤油の香ばしさがアクセントになっておいしい。彼女曰わく“焦がしキャラメル的風味”だそう。土産物売り場にはヤマサ製品の他、銚子のお土産なども置いています。ちなみに工場見学は無料で、お土産の醤油をもらえるので行く価値は大です。

添乗員やバスの運転手さんなど観光のプロにも人気

醤油ソフトクリームは添乗員やバスの運転手さんなど観光のプロにも人気とのこと

この後は、日帰り温泉で疲れを癒してから宿へ。明日の晴天を祈りつつ、日の出に備えて早々に眠りにつきました。

日本一早い夜明け!犬吠埼の日の出

2日目の早朝は見事に天気回復。早々に宿をチェックアウトして、犬吠埼の灯台に着いたのは5時半ごろです。行った日の日の出時刻は6時12分でしたが、すでに多くの人が灯台の周りに集まっていました。しばらくすると、夜明け前の闇に少しずつ青味が増し、水平線の辺りが徐々に瑠璃色を帯びてきました。東の空が明るんでくると、辺りをオレンジ色に染めながら朝日が昇ってきました。彼女と2人、一足早く初日の出の気分で眺めます。

島や山頂をのぞいて日本で一番早く初日の出を見られる犬吠崎

正月のころは島や山頂をのぞいて日本で一番早く初日の出を見られる犬吠崎

犬吠埼の灯台を後にして、屏風ヶ浦を見るために隣の旭市にある飯岡刑部(ぎょうぶ)岬展望館へ。昨日走った銚子ドーバーラインを西へ、約15㎞30分のドライブです。飯岡刑部岬展望館は屏風ヶ浦の南の端、刑部岬に建つ展望台で、目の前に拡がるのは太平洋の大海原。雲のない日は遠く富士山も望める絶景ポイントです。

東洋のドーバー、屏風ヶ浦を目指して!

展望館から飯岡漁港までわずか5分ほどで到着。抜けるような青空のもと、港内に浮かぶ漁船の様子がなんとものどかな景色です。港の奥にある駐車場にクルマを駐め、防波堤に添って屏風ヶ浦の断崖の下へ。

屏風ヶ浦の断崖は、崖下に添って続く防波堤の端から仰ぎ見ることができます。波に浸食され切り立った断崖は高さ40〜50m。至近で見るとかなりの迫力です。屏風ヶ浦は、ここ刑部岬を西端に10㎞ほど続き、東端の銚子市名洗にある銚子マリーナ付近でも間近に見ることができます。

英国のドーバー海峡にあるホワイトクリフに似ていることから、「東洋のドーバー」と呼ばれている屏風ヶ浦ですが、2015年11月に行われた国の文化審議会で国の名勝・天然記念物に指定されることになったそうです。今後、景勝地としてさらに人気が高まりそうですね。

屏風ヶ浦の断崖は剥き出しの地層がずっと先まで続く雄大な景色!

屏風ヶ浦の断崖は剥き出しの地層がずっと先まで続く雄大な景色!

成田参りで鰻に舌鼓!

銚子を後にして、次は成田山新勝寺へ向かいます。国道126号線から途中、有料道路を経由して1時間強のドライブ。クルマを駐めたのは10時前、参道に軒を並べる店がちょうど店開きしたばかりの時刻です。

成田山新勝寺山門へ続く表参道

成田山新勝寺山門へ続く表参道

なだらかな坂道の参道を下りきったところで成田山新勝寺に到着。成田山は平安時代の939年創建の寺院で、山門をくぐり境内に入ると、その先の仁王門の大銀杏が黄葉の見頃でした。色鮮やかな黄色が青空に映えて綺麗です。

仁王門は天保2(1831)年創建。国指定重要文化財です

仁王門は天保2(1831)年創建。国指定重要文化財です

仁王門の先にある急な階段をのぼり、いよいよ大本堂にお参り。彼女のご両親から結婚相手として合格がもらえるよう必勝祈願!本堂の内部はご本尊に近い内陣がガラスで仕切られていますが、中には自由に入れます。新勝寺ではこの内陣で毎日火を焚いて護摩祈祷が行われるそうです。

大本堂の横に建つ三重塔も重要文化財

大本堂の横に建つ三重塔も重要文化財

必勝祈願ということで、境内の授与所で「勝御守」を授かりました。初穂料500円の内、100円は東日本大震災の義捐金として陸前高田に届けられるそうです。

新勝寺の「勝」をいただく勝御守。強い心へ導いてくれるそうです

新勝寺の「勝」をいただく勝御守。強い心へ導いてくれるそうです

朝から何も食べていなかったので、参拝を終えた11時頃には腹ペコ。成田山名物の“うなぎ”を目指して表参道へ。成田山の鰻は江戸から成田詣でに来た人たちの疲れを癒すため、栄養の高い鰻が好まれるようになり、名物になったそうです。

辺りにはいくつも鰻の専門店があるのですが、僕らが入ったのは明治43年創業の老舗「川豊」。入口に据えてある大まな板では職人が手際よく鰻をさばく姿を見ようと黒山の人だかりでしたが、幸い混み出す直前に店内に滑り込めました。「川豊」の鰻重はふっくらやわらかい関東風で、タレは香ばしくさっぱりめ。好みの味で美味しかったです。満足!

川豊の上うな重。行列するので早めに行くといいですよ!

川豊の上うな重。行列するので早めに行くといいですよ!

鰻で満腹でしたが、彼女の別腹を満たすために表参道の店を物色していたところ、行列を見つけたので覗いてみると大判焼きのお店でした。焼きたてをハフハフ言いながらかじると、香ばしく焼けた皮と、照りよく、少しゆるめに炊いた餡が美味しかったです。参道沿いにはこうしたお店も多いので、散策しながら食べ歩きするのも楽しいですね。

手亡豆の白餡とあずきの黒餡の2種類

大判焼きの「甘太郎」のメニューは白餡と黒餡の2種類のみ

成田といえば飛行機!航空科学博物館へ

成田山新勝寺を後にして、最後の立ち寄りスポットの航空科学博物館へ。ここには屋外にはセスナやヘリコプター、日本製の航空機であるYS11の試作第一号機などが展示されています。YS11は戦後初の国産機ですから、ニュースになった純国産旅客機MRJの先輩にあたるわけですよね。館内にはジャンボジェットの客室の断面やコクピット、エンジンなどの部品を展示。中央にはボーイング747-400の大型模型が吊してあり、コクピットの操縦に反応して垂直尾翼や羽のフラップが動いたり、車輪が出てきたりします。

ボーイング747-400の大型模型。飛行機のフォルムってカッコいいですよね!

ボーイング747-400の大型模型。飛行機のフォルムってカッコいいですよね!

こうした展示物もさることながら、特に迫力があるのは5階の展望展示室や屋外展望台からの眺め。すぐ真横が成田空港なので、滑走路に着陸する飛行機を間近に見ることが出来ます。上空では小さな点に過ぎなかった飛行機が徐々に降下、機体の文字も鮮明な大きさで目の前をよぎる様子はまさに圧巻!これは、航空ファンならずとも興奮しますね。

展望展示室からの眺め。ガイドによる説明もあります

展望展示室からの眺め。ガイドによる説明もあります

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東京に向けてドライブ

そろそろ日も暮れ始め、渋滞が気になるので早めに帰ることに。東関道から首都高湾岸線へ、西に向かって走ります。都心に入る手前では美しい夕暮れを見ることができ得した気分でした。

ゆっくりと泊まりがけのドライブを楽しめました。今回のように悪天候に見舞われても、フレキシブルに行き先を変えられるのがクルマのメリットだと実感。泊まりで時間に余裕があるので、予定を翌日に繰り越すなどリカバリーが出来るのも助かります。クルマで持ち帰ったハマグリは、網焼きにして2人で美味しくいただきました!

1泊2日の日の出を見るドライブ!

会員さんの1泊2日ドライブレポート、盛りだくさんで楽しめたようですね。ドラマチックな日の出も、泊まりがけドライブならではの醍醐味。お正月のイベントとしてぜひ計画してみませんか?

この冬はカレコのクルマで房総へドライブに出かけませんか?

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