カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログフォルクスワーゲン – カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ https://blog.carshares.jp/ カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ Mon, 21 Oct 2024 03:43:31 +0000 ja hourly 1 メーカー別「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」の使い方まとめ https://blog.carshares.jp/21580/ https://blog.carshares.jp/21580/#respond Wed, 20 Sep 2023 19:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=21580 高速道路等でアクセルから足を離しても、速度を維持する機能「クルーズコントロール」は近年、「アダプティブ・クルーズ・コントロール(以下、ACC)」に進化。単に速度を維持するだけでなく、センサーにより前を走るクルマとの車間距離を一定に保ってくれるため、長距離ドライブが格段に楽になり、同時に安全性も大きく向上しました。

一方で、せっかくACCが搭載されているクルマでも、その使い方を知らなければ“宝の持ち腐れ”となってしまいます。さまざまな車種に乗るカーシェアでは、なおさらです。そこで、今回はメーカーや車種別に、ACCの使い方や使用の注意点を解説します。

<目次>
ACCの作動のしかた
新しいACCは渋滞時にも頼れる存在
ACCも万能じゃない。ACCの注意点
メーカーごとのACCの使い方
ACCを活用し、さらに便利で快適なドライブを!

ACCの作動のしかた

「アダプティブ」は「適応」や「順応」を意味していますが、ACCの場合、ニュアンス的には「調整」の方が近いでしょう。ACCはドライバーが望んで使用する機能で、常に作動している誤発進抑制アシスト機能などと異なり、スイッチを入れるまでシステムは起動しません。

ここでは、カレコでも多くのステーションに配置される、トヨタ「新型ハリアー」を例に、ACCの基本的な使い方を説明します。新型ハリアーをはじめ、トヨタのACCは「レーダークルーズコントロール」と呼称しますが、ここではACCと表記します。

「新型ハリアー」を例にACCの操作を説明していく
新型ハリアー」を例にACCの操作を説明していく

ACCは原則、高速道路や自動車専用道路のみの利用に限定されています。一般道路は道路環境が頻繁に変化するため、ACCには適しません。また、歩行者や自転車は、センサーでの認識が遅れたり、そもそも認識されない可能性もあるため、一般道路でのACCの使用は控えましょう。操作方法は、次のとおり。

ハンドルの操作スイッチの右にある、クルマとスピードメーターの描かれた「クルーズコントロールメインスイッチ」を押して、ACCのシステムを起動します。メーター内のディスプレイに「Radar Ready(レーダーレディ)」と表示されれば、スタンバイ状態となります。

他メーカーでもACCのシステムスイッチには同様のアイコンが描かれる
他メーカーでもACCのシステムスイッチには同様のアイコンが描かれる

続いて30km/h以上の速度で「-SET(セット)」スイッチを押すと、ACCが作動します。新型ハリアーには「車間制御モード」と「定速制御モード」のふたつのモードが設定されており、上記で作動するのは車間制御モードです。定速制御モードは、何らかの理由で車間制御モードが作動しないときに利用するモードで、基本的には使用しません。

30km/h以下では「-SET」スイッチを押しても、ACCは作動しない
30km/h以下では「-SET」スイッチを押しても、ACCは作動しない

「-SET」スイッチを押してACC(車間制御モード)が作動すると、アクセルペダルから足を離しても、「-SET」スイッチを押したときの速度(設定速度)を維持して走行します。

作動中は、メーター内のディスプレイに設定速度が表示されます。クルマの流れに遅れている場合、「+RES」スイッチを押すことで1km/hずつ、スイッチの長押しで5km/hずつ設定速度を上げることが可能また、アクセルを踏んで加速し、セットしたい速度になったら再度「-SET」スイッチを押すことでも設定できます。

「RES」はレジューム(Resume)の略で「復帰」を意味する
「RES」はレジューム(Resume)の略で「復帰」を意味する

速度を落としたいときは、「-SET」スイッチで操作します。このとき、ブレーキを踏んでしまうとACCの動作が解除されてしまいますので、ご注意を。ブレーキを踏んで解除された場合、「RES」スイッチを押すことで、解除前の速度で再び車間制御モードが作動します。

車間制御モードの作動中、同じ車線に前走車がいない場合は、設定速度を維持して走行を続けます。この状態を「定速走行」と呼びます。前走車が設定された距離内にいる場合、ACCのシステムが速度を調整し、前走車と一定の車間距離を保って走行を続けます。この状態を「追従走行」と呼びます。

車間距離を調整するスイッチ
車間距離を調整するスイッチ

車間距離は車速によって自動的に増減しますが、新型ハリアーの場合、《長い/中間/短い》の3段階で設定できます。80km/hでの走行時、「長い」の車間距離は約50m、「中間」は約40m、「短い」は約30mです。

車間距離は、クルマの先端とレーダー波を描いた「車間距離切りかえ」スイッチで調整。現在、どの設定で車間制御モードが作動しているかは、メーター内のディスプレイで確認できます。

>>>「新型ハリアー」の車種解説はこちら

新しいACCは渋滞時にも頼れる存在

最新のACCは、渋滞に巻き込まれて前走車が停車した際、一定の距離を保って停車します。この機能を有しているACCは、「全車速追従機能付きACC」や「渋滞追従機能付きACC」などと呼ばれます。渋滞時にとても便利な機能ですが、車種によって付いていないものもあり、カーシェアを利用する際は注意が必要です。

全車速追従機能に付いていないACCの場合、前走車に追従して40~30kmまで速度が落ちるとACCが解除されるシステムになっており、ドライバーのブレーキ操作が必要となります。

この機能に対応しているかどうかは、事前にマニュアルで確認するのがベターですが、利用しているクルマが渋滞に対応したACCかわからない場合は、非対応であることを想定してブレーキペダルに足を乗せ、いつでもブレーキをかけられるよう準備をしておきましょう。

渋滞に対応したACCを搭載していても、念のため減速時にはブレーキをかける準備をしておこう
渋滞に対応したACCを搭載していても、念のため減速時にはブレーキをかける準備をしておこう

また、対応するACCでも、停車後、前走車の発進に応じて自動的に発進するものと、発進に操作が必要なものがあります。「新型ハリアー」は渋滞時の停車には対応していますが、停車後の自動発進には対応していません。アクセルを操作する、あるいは「+RESスイッチ」を押して、ACCを復帰させましょう。

ACCも万能じゃない。ACCの注意点

ACCは、カメラやミリ波レーダーなどのセンサーにより前走車を認識します。最新の車種では、かなりの高精度で認識できるようになっていますが、それでも完璧ではありません。

特にバイクや自転車は投影面積の小ささから、センサーが認識できない場合があります。前にバイクが走っていたり、車線変更で前に割り込まれたりした場合は、ACCを解除し、ドライバー自身で運転操作を行うようにしましょう。ACCの解除はブレーキを踏むか、「CANCEL」スイッチを押して行います。

新型ハリアーの「キャンセルスイッチ」は、中央の「CANCEL」と記されたスイッチ
新型ハリアーの「キャンセルスイッチ」は、中央の「CANCEL」と記されたスイッチ

また、ACCは料金所のゲートを認識することができません。ゲートが近づいたら、前走車がいる場合でもACCを解除し、ブレーキ操作を行ってゲートを通過しましょう。通過後に「+RES」スイッチを押してACCを再作動すれば、自動的に設定速度に復帰します。

一部車種のACCは、GPS信号や地図データを元に先の道路状況を予測して、急なカーブの手前で速度を落とすといった対応を取ります。しかし、大半の車種は、急なカーブの予測ができません。

前走車がいても急なカーブではセンサーが前走者を認識できず、高い速度のままカーブに侵入してしまうおそれがあります。急なカーブの手前ではブレーキを踏んでACCを解除、減速を行い、安全な速度で通過しましょう。

メーカーごとのACCの使い方

ACCは、メーカーによって異なる名称が付けられており、用いられている技術は異なりますが、機能としては同じものになります。システムの起動や速度設定といった手順もほぼ共通ですが、スイッチ等が異なるため、少し戸惑うかもしれません。

ACCを活用するときは、運転する前に確認しておきましょう。また、同じ車種であっても、グレードや発売された時期により、機能や操作方法が異なる場合があります。

■■トヨタ、レクサス

「RAV4」
RAV4

<名称>
レーダークルーズコントロール、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)
<対応車速>
30~180km/h

<主な操作方法>

写真は「RAV4」
写真は「RAV4」

1:クルーズコントロールメインスイッチを押す。あるいは走行支援モード選択スイッチを押し、クルーズコントロールを選ぶ

2:アクセル操作で速度を上げ「-SET」スイッチ、あるいは走行支援スイッチを押して定速走行を作動させる

3:「-SET」「+RES」スイッチで速度を調節する
4:車間距離切りかえスイッチで車間距離を調節する
5:ACCのキャンセルはブレーキ操作、またはキャンセルスイッチを押す。再作動は「+RES」スイッチを押す

トヨタ車のACCは、スイッチ式とレバー式の2種類があります。

「GR86」のACC操作レバー
GR86」のACC操作レバー

例に挙げた「新型ハリアー」「RAV4」などはスイッチ式ですが、一部車種はレバー式で、レバー先端に起動スイッチがあり、レバーを上下に倒して「-SET」「+RES」の操作を行います。キャンセルはレバーを手前に操作。車間切り替えスイッチは、ハンドル右側に配置されています。

<操作スイッチ式:カレコ導入車種>
ヤリスクロス、新型シエンタ、RAV4、新型ハリアー、プリウス(仙台)、ノア(仙台)、新型ヴォクシー、MIRAI、グランエース、レクサスNX、カローラクロスなど

<操作レバー式:カレコ導入車種>
アルファード、C-HR、プラド、ハリアー、GR86など

■■マツダ

「MAZDA3 FASTBACK」
MAZDA3 FASTBACK

<名称>
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (全車速追従機能付) (MRCC (全車速追従機能付))

<対応車速>
0~100km/h

<カレコ導入車種>
MAZDA3 FASTBACK、MAZDA6、CX-5

<主な操作方法>

写真は「MAZDA3 FASTBACK」
写真は「MAZDA3 FASTBACK」

1:「MODE」スイッチを1回押す
2:アクセル操作で速度を上げ、「SET+」あるいは「SET-」スイッチを押して定速走行を作動させる
3:「SET+」「SET-」スイッチで速度を調節する
4:「▼」「▲」スイッチで追従走行の車間距離を調節する
5:ACCのキャンセルはブレーキ操作、または「OFF/CAN」スイッチを1回押す。再作動は「RES」スイッチを押す

■■ホンダ

「ステップワゴンスパーダ」
ステップワゴンスパーダ

<名称>
アダプティブ・クルーズ・コントロール、渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール

<対応車速>
0~135km/h

<カレコ採用車種>
フリード、シビック、N-BOX、ヴェゼルHYBRID、新型ヴェゼル、ステップワゴンスパーダなど

<主な操作方法>

写真はステップワゴンスパーダ
写真はステップワゴンスパーダ

1:「渋滞追従機能付ACC(MAIN)」スイッチを押す
2:アクセル操作で速度をあげ、「SET/-」スイッチを押して定速走行を作動させる
3:「RES/+」「SET/-」スイッチで速度を調節する
4:「DISTANCE」スイッチで車間距離を調節する
5:ACCのキャンセルはブレーキ操作、または「CANCEL」スイッチを押す。再作動は「RES/+」スイッチを押す

「N-BOX」「ヴェゼルHYBRID(旧モデル)」「フリード」などは、速度が30km/hを下回るとACCが解除されるタイプです。渋滞時に自動解除されることを頭に入れて利用してください。

■■スバル

「レヴォーグ」
レヴォーグ

<名称>
クルーズコントロール、全車速追従機能付クルーズコントロール

<対応車速>
クルーズコントロールは30~135km/h、全車速追従機能付クルーズコントロールは0~135km/h

<カレコ採用車種>
フォレスターAdvancce、レヴォーグ(アイサイトX)など

<主な操作方法>

写真はレヴォーグ
写真はレヴォーグ

1:「CRUISE」スイッチを押す
2:アクセル操作で速度をあげ、「RES/SET」スイッチを「RES/+」「SET/-」に倒して定速走行を作動させる
3:「RES/SET」スイッチで速度を調節する
4:車間距離スイッチで車間距離を調節する
5:ACCのキャンセルはブレーキ操作、または「CRUISE」スイッチを押す。再作動は「RES/SET」スイッチを「RES/+」に倒す

■■スズキ

「スペーシアギア」
スペーシアギア

<名称>
アダプティブクルーズコントロール、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール

<対応車速>>
40~135km/h

<カレコ採用車種>
スペーシアギア、ハスラーなど

<主な操作方法>

写真はスペーシアギア
写真はスペーシアギア

1:「CRUISE」スイッチを押す
2:アクセル操作で速度をあげ、「RES/SET」ノブを「SET-」に倒して定速走行を作動させる
3:「RES/SET」ノブで速度を調節する
4:「車間距離設定」スイッチで車間距離を調節する
5:ACCのキャンセルはブレーキ操作、または「CRUISE」スイッチを押す。再作動は「RES/SET」ノブを「RES+」に倒す

■■三菱

「エクリプスクロスPHEV」
エクリプスクロスPHEV

<名称>
レーダークルーズコントロールシステム(全車速追従機能付)

<対応車速>
30~120km/h

<カレコ採用車種>
エクリプスクロスPHEV

<主な操作方法>

写真はエクリプスクロスPHEV
写真はエクリプスクロスPHEV

1:「ACC ON/OFF」スイッチを押す
2:アクセル操作で速度をあげ、「SET」スイッチを「SET-」に押し下げて定速走行を作動させる
3:「SET」スイッチで速度を調節する
4:「ACC車間距離」スイッチで車間距離を調節する
5:「ACC」のキャンセルはブレーキ操作、または「CANCEL」スイッチを押す。再作動は「SET」スイッチを「RES+」に押し上げる

■■フォルクスワーゲン

「T-Cross」
T-Cross

<名称>
アダプティブクルーズコントロール“ACC”(全車速追従機能)

<対応車速>
30~160km/h

<カレコ採用車種>
T-Cross

<主な操作方法>

フォルクスワーゲンの操作スイッチはハンドルの左側に設置されている

1:「ON/CANCEL/OFF」ボタンを押す
2:アクセル操作で速度を上げ、「SET」スイッチを押して定速走行を作動させる
3:「RES」「+」「SET」「-」スイッチで速度を調節する
4:「車間距離設定」スイッチで車間距離を調節する
5:ACCのキャンセルはブレーキ操作、または「ON/CANCEL/OFF」スイッチを押す。再作動は「RES」スイッチを押す

>>>T-Crossの車種解説はこちら

ACCを活用して、さらに便利で快適なドライブを!

一度、使ってみると、その便利さと安心感に驚かされるACC。便利なだけではなくドライバーの疲労軽減にも大きく貢献し、運転中はACCを使用しないときよりも、心に余裕を持たせてくれます。

ただ、ACCも万能ではなく、悪天候時は苦手といった弱点もあります。ACCを過信せず、けれど恩恵を最大限に享受し、便利で快適なドライブを楽しみましょう!

>>>カレコの車種一覧を見る

>>>高速道路を走るときの便利な機能「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」を使いこなそう

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フォルクスワーゲン「T-Cross」人気のコンパクトSUVに乗ってみよう! https://blog.carshares.jp/20964/ https://blog.carshares.jp/20964/#respond Wed, 10 May 2023 19:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=20964 「ヤリスクロス」や「ライズ」、「ヴェゼル」……と、カレコでも人気のコンパクトSUVに新しい仲間が加わりました。3年連続で輸入車登録台数No.1となった、フォルクスワーゲン「T-Cross(ティークロス)」です。カレコでフォルクスワーゲン車を導入するのは、およそ10年ぶりとなります。

<目次>
コンパクトな中に“フォルクスワーゲンらしさ”
シンプルなインテリアには機能を凝縮
長距離でも疲れないシートが嬉しい
輸入車特有の操作に慣れれば快適そのもの
パワフルな走りに充実の安全装備も
「T-Cross」の料金とステーション

コンパクトな中に“フォルクスワーゲンらしさ”

カジュアルな中にも質感の高さを感じさせる“フォルクスワーゲンらしさ”を、コンパクトサイズに凝縮したようなデザインの「 T-Cross 」。ボディサイズは「ヤリスクロス」とほぼ同じですが、ワイドさが強調されたグリルとヘッドランプのおかげで重厚な雰囲気も感じられます。

全長4115mm×全幅1760mm×全高 1580mm。「ヤリスクロス」とほぼ同じ
全長4115mm×全幅1760mm×全高 1580mm。「ヤリスクロス」とほぼ同じ
スクエアなフォルムがSUVらしさと室内の広さを感じさせる
スクエアなフォルムがSUVらしさと室内の広さを感じさせる

カレコが導入したのは「TSI Active」という、「 T-Cross 」の中でももっともカジュアルなグレード。1.0LターボのTSIエンジンと7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)の組み合わせで、力強い走りと低燃費を両立しています。

シンプルなインテリアには機能を凝縮

インテリアの印象は、シンプルながら機能的。ほぼ凹凸のないスッキリとしたインストルメントパネルや可能な限り大きく取られたフロントガラスは、開放感だけでなく車両感覚のつかみやすさなど、運転しやすさにも貢献しています。

フルデジタルメーターやタッチセンサー式のエアコン操作で、先進性も抜群
フルデジタルメーターやタッチセンサー式のエアコン操作で、先進性も抜群

タッチパネル式ディスプレイをハンドルのすぐ横に配置するなど、操作性が追求されたレイアウトも「 T-Cross 」の特徴のひとつ。その一方で、運転席と助手席で別々に温度調整が可能な左右独立式オートエアコンを採用するなど、快適性への配慮にも抜かりありません。

対応するスマートフォンならUSBで接続するだけでカーナビと連携できる
対応するスマートフォンならUSBで接続するだけでカーナビと連携できる

ディスプレイは全面タッチスクリーンで、まるでスマートフォンのよう。画面上を軽くタッチするだけで反応してくれるので、ダイレクトな操作が可能です。Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応しているので、USBで接続すれば、Googleマップなどスマートフォンのアプリをこのディスプレイに映して操作することができます。一方で、シフトレバーやパーキングブレーキには、オーソドックスな方式が採用されています。

シフトレバーもシンプル。裏側にあるボタンを押しながら操作する
シフトレバーもシンプル。裏側にあるボタンを押しながら操作する
シフトレバーの奥には12ⅤソケットとUSBジャックを搭載。USBジャックはType-Cのみなので注意
シフトレバーの奥には12ⅤソケットとUSBジャックを搭載。USBジャックはType-Cのみなので注意
パーキングブレーキレバーの横にカップホルダーを配置
パーキングブレーキレバーの横にカップホルダーを配置

パーキングブレーキは、昔ながらのレバー式。オーソドックスな方式である反面、電動式や足踏み式が多くなった今では、かえって使い慣れない人も多いかもしれません。パーキングブレーキの引き忘れや解除忘れをしないように、意識したいところです。

長距離でも疲れないシートが嬉しい

着座位置の高さによる広い視界も「 T-Cross 」の特徴です。ファブリック素材シートの座り心地は少し固めですが、それが長時間のドライブでの疲労低減につながります。このあたりは、さすがドイツ車といえる部分でしょう。

シートの調整は手動式。背もたれの角度はダイヤルで操作する
シートの調整は手動式。背もたれの角度はダイヤルで操作する

運転席と助手席の間、シフトレバーやパーキングブレーキレバーのあるセンターコンソールは幅が狭めですが、これはシートの幅にゆとりがあるため。このあたりにも、ドイツ車ならではの設計思想が表れているといえます。

3人がけの後席シートは、リクライニング機能こそないものの、前後スライドが可能。頭上や足元スペースはしっかりと確保されていることに加え、シートの作りもしっかりしているため、長距離移動も快適に過ごせるでしょう。

後席は最大3人乗車が可能だが、ゆったり乗るなら2人まで。シートのかけ心地は良好
後席は最大3人乗車が可能だが、ゆったり乗るなら2人まで。シートのかけ心地は良好
後席用のUSBジャックも設置。こちらもtype-Cのみ
後席用のUSBジャックも設置。こちらもtype-Cのみ

SUVとなれば、荷室の広さも気になるところ。「 T-Cross 」も広さは十分で、さらに形状がスクエアなこともあり、使いやすい荷室だといえます。

開口部も大きく、荷物の積み下ろしもラクラク
開口部も大きく、荷物の積み下ろしもラクラク
リアシートが6:4の分割可倒式のため、積載物や乗員の人数によってアレンジできる
リアシートが6:4の分割可倒式のため、積載物や乗員の人数によってアレンジできる
2列目シートを倒せばフラットに。コンパクトでも積載性はバッチリ
2列目シートを倒せばフラットに。コンパクトでも積載性はバッチリ

輸入車特有の操作に慣れれば快適そのもの

運転席まわりの機能や走りについても、お伝えしましょう。機能面については、輸入車であるため少し注意が必要です。たとえば、ウインカーとワイパーのレバーは国産車とは反対で、ウインカーが左、ワイパーが右となります。また、ヘッドライトやサイドミラーの調整スイッチも、少し操作が異なります。

ウィンカーレバーは左側なので注意。ACCのスイッチも左側にある
ウィンカーレバーは左側なので注意。ACCのスイッチも左側にある
サイドミラーはダイヤルを「回す/倒す」で操作する
サイドミラーはダイヤルを「回す/倒す」で操作する
ヘッドライトスイッチはダイヤル式。とはいえAUTOにしておけば操作する必要はない
ヘッドライトスイッチはダイヤル式。とはいえAUTOにしておけば操作する必要はない

なお、ヨーロッパ車のクルマの常で、この「 T-Cross 」も燃料はハイオクガソリンとなります。給油をする際は、必ずハイオクガソリンを選択してください。

給油口は蓋をダイレクトに押すと開くタイプで車内に開くためのレバーはない
給油口は蓋をダイレクトに押すと開くタイプで車内に開くためのレバーはない

輸入車特有の操作性にさえ慣れてしまえば、「 T-Cross 」は運転のしやすいクルマです。SUVならではの少し高めのアイポイントと大きなガラス、そして水平のインストルメントパネルにより視界は良好。きっと、車両感覚もつかみやすいと感じられるでしょう。

視界のよさや車両感覚のつかみやすさにより、運転に集中できる環境が整っている
視界のよさや車両感覚のつかみやすさにより、運転に集中できる環境が整っている
デジタルメーターにはカーナビの地図も表示でき、視線移動を少なくしてくれる
デジタルメーターにはカーナビの地図も表示でき、視線移動を少なくしてくれる
バックモニターにはガイドラインも表示されるので、駐車時に心強い
バックモニターにはガイドラインも表示されるので、駐車時に心強い

パワフルな走りに充実の安全装備も

コンパクトなクルマと聞くと、「走りにはあまり期待できなそう……」と思う人もいるかもしれません。でも、「 T-Cross 」の1.0Lターボエンジンは走り出しからパワフルで、まるでワンランク上のクルマに乗っているかのよう。

フォルクスワーゲンらしい上質な走りも魅力のひとつ
フォルクスワーゲンらしい上質な走りも魅力のひとつ

高速道路の合流など、加速が必要なときにも十分以上のパワフルさを発揮してくれて、文字通り「思い通り」の運転を楽しむことができます。安全装備ももちろん充実。

疲労検知システムなど、安全装備の充実ぶりもドイツ車らしい
疲労検知システムなど、安全装備の充実ぶりもドイツ車らしい

安全な車間距離を常にキープしてくれる「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」に加えて、渋滞などの低速域でも作動し、先行車が完全に停止するまでの範囲で制御してくれる「トラベルアシスト」も搭載されるなど、安全性アップと疲労低減に貢献するさまざまな機能が、搭載されています。

「 T-Cross 」の料金とステーション

「 T-Cross 」を導入しているのは、2023年4月30日現在、「丸の内トラストシティ駐車場(地下3階)」ステーションと「新宿サブナード」ステーションの2箇所。いずれもターミナル駅にある大型ステーションです。

撮影車は東京駅に近い「丸の内トラストシティ駐車場(地下3階)」ステーションのクルマ
撮影車は東京駅に近い「丸の内トラストシティ駐車場(地下3階)」ステーションのクルマ

「 T-Cross 」の車種クラスは「プレミアム」で、ベーシックプランの場合、利用料金は10分:290円、6時間パック:8,280円、12時間パック:9,800円、24時間パック:12,000円。もちろん、6時間以内の利用であれば、距離料金は不要です。

コンパクトだけどワンランク上の機能や性能が凝縮された「 T-Cross 」。運転しやすいクルマですので、これまで輸入車に乗ったことない人にもオススメです。長距離のドライブにも、ぜひ活用してみてください!

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