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日本一がたくさん!埼玉県鴻巣市の川幅、ポピー畑、水管橋にドライブ

埼玉県の東部中央に位置する鴻巣市には、数々の「日本一」があります。それに代表されるのが「川幅」。市内を流れる荒川の川幅が、日本で一番の広さを誇ります。また、その川幅日本一をテーマにしたB級グルメ「川幅うどん」も有名です。他にも日本一にあふれる鴻巣市、都内からは東北自動車道を経由して、およそ1時間半の場所にあります。

「川幅日本一」を実際に確かめてみよう!

さて、鴻巣市内にある日本一の川幅、その距離はなんと2,537メートル。実際にその距離の川岸には、2,537メートルを示す標が立っているとのことで、見に行ってきました。
※実際の2,537メートルの距離は、標がある御成橋から約630メートル上流の地点です。

御成橋手前には「川幅日本一」の看板が

標がある御成橋手前の滝馬室歩道橋には「川幅日本一」の案内看板が

御成橋のたもとに川幅日本一の標がある

御成橋のたもとに川幅日本一の標がある

標の場所は、県道27号線「御成橋」の起点にあります。そこから対岸の吉見町まで、直線道路が続いており、気持ちのいいドライブを楽しむことができます。

御成橋の上から。ここから対岸の吉見町まで直線が続く。晴れていれば秩父連山、上州、信州の山も見える

御成橋の上から。ここから対岸の吉見町まで直線が続く。晴れていれば秩父連山、上州、信州の山も見える

2,537メートルの川幅とありますが、その幅を水が流れているわけではありません。実際の荒川の川幅は30メートルほどしかありません。

実際の荒川の川幅は広くはない

実際の荒川の川幅は広くはない

ではなぜ日本一の川幅なのかというと、それは国土交通省の川幅の定義にあります。川幅は河川敷を含めた両堤防間の距離と定義されており、鴻巣市側の堤防と吉見町側の堤防の距離が最大2,537メートルあることから、日本一の川幅であると言えるのです。

河川敷にはのどかな田園風景が広がる

河川敷にはポピー畑が広がる

そしてこの堤防内にも日本一があります。それが「ポピー・ハッピースクエア」という河川敷のポピー畑です。敷地面積が日本一(12万5,000平方メートル:東京ドーム約2.5個分)で、数多くのポピーが河川敷を彩っていました。

河川敷に広がる敷地面積日本一のポピー畑が見事

河川敷に広がる敷地面積日本一のポピー畑が見事

取材時は「第8回こうのす花まつり」の一つ「ポピーまつり」が開催されていた

取材時は「第8回こうのす花まつり」の一つ「ポピーまつり」が開催されていた

▼御成橋
住所:埼玉県鴻巣市滝馬室地内
駐車場:なし(ポピーまつり開催時期のみ臨時駐車場あり)

日本一の川幅で町おこし、幅広「川幅うどん」

鴻巣市には、日本一の川幅から生まれたB級グルメがあります。その名も「川幅うどん」。実は「川幅うどん」は、2014年の「第12回埼玉B級グルメ王決定戦」で優勝したほどの味を持つご当地グルメで、鴻巣市内の飲食店で提供されています。今回は、「川幅うどん」を最初に始めた「久良一(くらいち)」さんにお邪魔しました。

川幅うどんを最初に始めた「久良一」さんの店舗

川幅うどんを最初に始めた「久良一」さんの店舗

「鴻巣市は小麦の産地でもあり、それと川幅をかけて何かできないかというのを市に提案したら、『うどんがいいのではないか』とアイデアが生まれました」と、店主の小峰久尚さん。久良一の麺は手打ち。その幅広麺のインパクトと、もちもちとした食感、そして味がやみつきになる一品でした。

「川幅みそ煮込みうどん」を注文。油揚げやネギ、あさりが入っている

「川幅みそ煮込みうどん」を注文。油揚げやネギ、あさりが入っている

幅広の手打ち麺。もちもちとした食感でやみつきになりそう

幅広の手打ち麺。もちもちとした食感でやみつきになりそう

途中で立ち寄った鴻巣市産業観光館「ひなの里」では、川幅うどんをはじめとした名産品が販売されていました。鴻巣市ならではのお土産を買うのにおすすめです。

鴻巣市産業観光館「ひなの里」ではひな人形の展示などもある

鴻巣市産業観光館「ひなの里」ではひな人形の展示などもある

「川幅うどん」をはじめ、「こうのす冷麺」、「鴻巣ラーメン」といった地元名産品が販売されている

「川幅うどん」をはじめ、「こうのす冷麺」、「鴻巣ラーメン」といった地元名産品が販売されている

なお、川幅をモチーフにした飲食店は他にもたくさんあり、「川幅グルメマップ」に紹介されています。
▼川幅グルメマップ
http://www.konosu-kanko.jp/pamphlet/pdf/kawahaba_gourmet_map.pdf(PDF)

▼久良一
住所:埼玉県鴻巣市人形4-1-36
電話:048-542-5542
駐車場:あり

▼ひなの里
住所:埼玉県鴻巣市人形1-4-20
電話:048-544-1730
駐車場:あり
URL:http://www.konosu-kanko.jp/hinanosato/

総延長日本一の「荒川水管橋」の長さに驚く

鴻巣市にあるもう一つの日本一、それは「荒川水管橋」です。なんと総延長1,101メートルもある日本一長い水管橋なのです。

堤防沿いの道から見た荒川水管橋の全景。写真中央のアーチがその水管橋

堤防沿いの道から見た荒川水管橋の全景。写真中央のアーチがその水管橋

1984年5月31日に竣工された「荒川水道管」は、「御成橋」からおよそ10km上流、スポーツ施設がそろう「鴻巣市コスモスアリーナふきあげ」近くに位置し、堤防を進んでいくと驚くほど長い水道橋が目に入ります。だんだんと近づくにつれてその大きさを実感でき、堂々たる姿に圧倒されます。

近づくとその大きさに驚く

近づくとその大きさに驚く

14個のアーチが連なるのが特徴的。夕日をバックに写真を撮るのもきれいなのだとか

14個のアーチが連なるのが特徴的。夕日をバックに写真を撮るのもきれいなのだとか

▼荒川水管橋
住所:埼玉県鴻巣市大芦地内 ほか
URL:http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000670358.pdf(PDF)

いろんな日本一が楽しめる鴻巣市

今回のドライブに使用したのはホンダのコンパクトミニバン「新型フリード」。街中でも扱いやすい1.5Lエンジンを搭載しています。最大7人の乗車が可能ですが、全長がホンダの5人乗りSUV「ヴェゼル」と同じくらいで運転しやすいのが特長です。普段の買い物から家族でのドライブまで、さまざまな用途にマッチします。

安全運転支援機能「ホンダセンシング」を搭載した新型フリード

安全運転支援機能「ホンダセンシング」を搭載した「新型フリード」

また、「衝突軽減ブレーキ」や不注意による急発進を防止する「誤発進抑制機能」、高速道路などで前の車に自動で速度を合わせて走る「アダプティブ・クルーズ・コントロール」といった運転支援機能「ホンダセンシング」、そしてバックモニターが搭載されており、より安全で快適にドライブを楽しめるのも特徴です。

今回訪れた鴻巣市は数々の隠れた日本一があり、そこからユニークな町おこしも行なっている楽しい街でした。鴻巣市は、都内からのアクセスも良く、気軽なドライブにピッタリです。

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