もうすぐ春休み。楽しみな半面、お子さまたちとのお出かけプランに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが、西東京市にある「多摩六都科学館」です。この施設は、小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の5市で運営されている、観察・実験・工作が楽しめる体験型ミュージアムです。
世界一に認定されたプラネタリウムや、「チャレンジ」「からだ」「しくみ」「自然」「地球」の5つの展示室があり、無重力体験ができる「ムーンウォーカー」など、楽しく科学を学べる施設です。
多摩六都科学館に到着
住宅街に突如現れる高い鉄塔と大きな球体。ここが「多摩六都科学館」です。外にもカラフルな遊具や不思議なオブジェがあり、入館前からワクワクします。
入館したらまず、確認しておきたいのがタイムスケジュールです。当日、先着順での申し込みが必要なイベントや、テーマごとのラボやプラネタリウム、大型映像など時間が決まっているものがあるので、しっかり計画を立てて回りましょう。
頭と体を使ってチャレンジする「チャレンジの部屋」
力や重さ、光などの宇宙の不思議に迫る「チャレンジの部屋」は、宇宙ステーションや実物大スペースシャトルの模型、「ムーンウォーカー」などの体験型展示室となっています。「重力ってなんだろう?」「地球と宇宙ではどう違うの?」など、さまざまな不思議を頭と体を使って学べます。
月の重力体験ができる「ムーンウォーカー」は行列ができるほど大人気。身長・体重制限(身長:110cm以上。体重:22kg以上~70kg未満)がありますが、子どもから大人まで楽しむことができます。
脳を使って遊ぼう。「からだの部屋」
見る、聞く、触る、嗅ぐ感覚ゲームに挑戦しながら、体のつくりを再発見できる「からだの部屋」。まるでサファリパークに来たような乗り物で動物の世界や進化を見たり、人体模型を使いながら人間の骨格や器官を学べる展示室です。
生活を支えるしくみを解き明かそう。「しくみの部屋」
第3の展示室は、機械が動くメカニズムや、電気・水などを届けるシステム、身近な暮らしで使われている「しくみ」について学べる「しくみの部屋」です。
中身が見えるピアノやリニアモーターカー、時計やインフラ設備、ロボットなど、日々の暮らしに欠かせないもののから最新のテクノロジーまでわかりやすく展示されています。
「しくみラボ」では、実験やプログラミング教室などのイベントがあり、指導員が丁寧に解説してくれます。当日の申し込みが必要な定員制のイベントもあるので、しっかり事前にホームページで確認してお出かけください。
身近な生き物や自然環境を学ぼう!「自然の部屋」
武蔵野の生き物や自然環境をわかりやすく紹介している「自然の部屋」では、昆虫標本や動物のはく製、泳ぐ魚たちを見ることもできます。
「自然の部屋」には、身近な生き物から東京の希少生物まで、驚きと発見がいっぱい。「しぜんラボ」では普段は見えない小さなものを顕微鏡でのぞくことができます。この日のテーマは「自分の髪の毛をのぞいてみよう!」でした。
「地球の部屋」で地球の歴史について考えてみよう
最後の展示室「地球の部屋」では、貴重な化石や岩石を観察し地球の歴史を感じられます。まず目に飛び込んでくるのは大きな地球儀。「地球の部屋」のシンボルでもあるこの地球儀は、世界で発生した大きな地震が表されています。
「地球の部屋」では、何万年も前の歴史から地球環境、「多摩六都科学館」のある身近な武蔵野台地の地質と地球の活動のつながりまで、幅広く知ることができます。
世界一のプラネタリウム「サイエンスエッグ」で満点の星を楽しもう
「サイエンスエッグ」には、最も多くの星を映し出すプラネタリウムとして世界一に認定されている投影機「CHIRONⅡ(ケイロンⅡ))」があります。傾斜型のドームの中で、微細な星の輝きや天の川もリアルに再現され、足元から頭上まですっぽりと星空に包まれます。
シーズンによってテーマが変わる「大型映像」もおすすめです。高精細の4K画質は迫力満点。空を飛んだり宇宙を漂ったり、まるで異空間に飛び出すようなライド感覚が楽しめます。
ドームの中は撮影禁止でしたが、満天の星と美しい映像、専門スタッフによるライブ解説は臨場感たっぷり。
たくさん遊んだらカフェでランチ
多摩六都科学館1階にある「六都なおきち」は、地元の野菜や食材をふんだんに使ったメニューが楽しめます。彩り豊かな体にやさしいメニューがたくさんあるだけでなく、かき氷やソフトクリームなどのスイーツも充実しています。頭と体をたくさん使った後にカフェでホッと癒されてみてはいかがでしょうか。
小さなお子さまも安心。広い休憩スペース
カフェ「六都なおきち」の隣には、飲み物やお弁当などを持ち込みできる広い休憩ラウンジとキッズスペースがあります。キッズスペースは畳になっているので、小さなお子さまや赤ちゃん連れの方も快適に過ごせます。
お土産も充実。ショップコーナー
お土産コーナーには、子どもだけではなく大人心もくすぐるカプセルトイが並びます。また、宇宙服の
貸し出し(2-3歳限定)や販売などもあり、宇宙飛行士の気分を体験できます。記念に写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
▼多摩六都科学館
住所:東京都西東京市芝久保町5-10-64
電話:042-469-6100
開館時間:9時30分~17時(入館は16時まで)
駐車場:無料
※駐車場の開場時間は、9時15分~17時15分です。
URL:https://www.tamarokuto.or.jp/
「新型プリウス」で1時間のドライブ
「多摩六都科学館」へは、世田谷区から約1時間のドライブ。今回は「リパーク世田谷船橋4丁目」ステーションのトヨタ「新型プリウス」でお出かけしてきました。
優れた燃費性能と環境にやさしいことで知られる「新型プリウス」ですが、驚いたのはエンジン音の静かさ。思わず、エンジンがかかっていないのではと疑ってしまうほどでした。運転席まわりも無駄がないデザインで、見た目以上に広々としており、とても快適な乗り心地でした。