ドライブの知識

パンクにバッテリーあがり……ドライブ中に「トラブル」が起きたら? その対処法

カレコでは会員の皆さまが安全で快適にお出かけできるよう、カーシェア車両のメンテナンスを定期的に行い、コンディションを維持しています。しかし、パンクやバッテリーあがりなど、利用中に遭遇するトラブルを完全に防ぐことはできません。そこで、カーシェアをご利用いただくに当たって覚えておきたい、クルマのトラブルの対処法をまとめてみました。

<目次>
JAFロードサービス出動理由のトップ3
エンジンがかからない!バッテリーあがり
走行中にハンドルに振動が!タイヤのパンク
アクセルを踏んでも加速しない!ガス欠
タイヤを側溝に落としてしまった!落輪
クルマや人とぶつかってしまった!交通事故
うしろのクルマがつきまとってくる!あおり運転
ライトが点かない……!その他の車両トラブル
何かあったら「カレコ・サポートセンター」に連絡を

JAFロードサービス出動理由のトップ3

路上トラブル救出のエキスパート、JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)ロードサービス隊。2020年度のロードサービス隊の出動理由トップ3(4輪)は、下記のようになっています。

<一般道>
1位:過放電バッテリー(35.81%)
2位:タイヤのパンク、バーストなど(17.69%)
3位:落輪・落ち込み(7.31%)

<高速道路>
1位:タイヤのパンク・バーストなど(38.87%)
2位:燃料切れ(11.74%)
3位:事故(7.54%)

今回は、このロードサービス隊の出動理由ランキングを参考に、それぞれの対処法を紹介します。

エンジンがかからない!バッテリーあがり

ショッピングやレジャー施設からクルマに戻り、エンジンを始動……と思ったらエンジンがかからない! このような場合、バッテリーあがり(過放電)が考えられます。

バッテリーあがりの主な原因は、ライトやオーディオの消し忘れといったヒューマンエラーのほか、夏場にエアコン全開のまま渋滞にはまり、バッテリー残量を減らしてしまうことなどが挙げられます。また、真夏や真冬でバッテリーが弱くなっていたりバッテリーの寿命が近かったり、オルタネーター(発電機)や電装品の故障が原因となることもあります。

特に夏場の渋滞はバッテリーあがりの原因となりやすい
特に夏場の渋滞はバッテリーあがりの原因となりやすい

マイカーでバッテリーあがりを起こしてしまったら、ご自身でJAFや自動車保険の付帯サービスを使って、ロードサービスを手配しますが、カレコの場合は、24時間対応のカレコ・サポートセンターに連絡を入れて指示をあおぎましょう。

費用は、緊急出動費とバッテリー交換が必要な場合、交換費用が発生しますが、予約時に「トラブルあんしんサポート」に加入していれば、いずれも免除となり安心です。

なお、ブースターケーブルを使って他車から充電を行うジャンピングにより再始動することもできますが、感電などの恐れがあるため、作業や知識の面で不安に思うならば、避けたほうがいいでしょう。

走行中にハンドルに振動が!タイヤのパンク

走行中にハンドルがブルブルとぶれだし、車体の振動が大きくなってきたら、タイヤがパンクした可能性があります。パンクの原因は、走行中にクギなどの異物を踏み、タイヤに刺さってしまうケースがほとんど。ほかにも、タイヤの寿命や空気圧の異常に気付けないまま走行してしまった場合などに起こります。

走行中にハンドルのぶれや振動などの異常を感じたら、すみやかに速度を落とし、安全な場所を探して停車。状況に応じて三角表示板を設置し、カレコ・サポートセンターに連絡し、指示に従ってください。

見た目につぶれている場合はもちろん、見た目に変化がなくても振動を感じたらパンクを疑おう
見た目につぶれている場合はもちろん、見た目に変化がなくても振動を感じたらパンクを疑おう

パンクした状態で走行を続けると、車両のコントロールがうまくできず危険であることはもちろん、タイヤの損傷の拡大やホイールの破損を引き起こして、重大事故につながる恐れもあります。「タイヤがおかしいな」と思ったら、無理に走らずすみやかに停車してください。

小さな釘やガラス片を避けるのは難しいですが、落下物を見つけたら徐行して避けたり、カーブを曲がるとき、ゴミや破片が集まりやすい路肩に寄りすぎないようにすることで、ある程度パンクを避けられます。

吹き溜まりになりやすいカーブの路肩に、パンクの原因になる釘などが隠れている場合も
吹き溜まりになりやすいカーブの路肩に、パンクの原因になる釘などが隠れている場合も

出発前、車体の傷の確認だけでなく、タイヤに異常がないかも必ず確認しておきたいもの。もし、パンクや損傷を見つけたら、空気が抜けていなくてもカレコ・サポートセンターに連絡を入れて指示をあおいでください。そのまま走行すると、思わぬ事故やトラブルにつながる可能性があります。

なお、タイヤのトラブルの場合、ロードサービスの緊急出動費のほか、補修やタイヤ交換にかかった費用の実費が請求されますが、こちらも「トラブルあんしんサポート」の加入により免除となります。

アクセルを踏んでも加速しない!ガス欠

走行中、メーターパネルのエンプティランプ(燃料残量警告灯)が点灯したものの、「ガソリンスタンドが見つからない」などの理由から、そのまま走行。アクセルを踏んでいるのに速度が落ち、踏み込んでも加速しなくなったら、ガス欠でしょう。

ごくごくまれに、エンプティランプやフューエルゲージ(燃料系)の故障もありますが、ガス欠は、エンプティランプが点灯していたにもかかわらず、給油せずに走行を続けてしまったことで起こります。

ガス欠にならないよう、エンプティランプが点く前の給油を心がけたい
ガス欠にならないよう、エンプティランプが点く前の給油を心がけたい

ガス欠の症状が表れたら、あわててブレーキを踏むのではなく、クルマが動いているうちに路肩や安全な場所を見つけて停車しましょう。状況に応じて三角表示板を設置し、カレコ・サポートセンターに連絡し、ロードサービスを手配してもらいましょう。

もし、停車した近くにガソリンスタンドがあるなら救援を要請するのもひとつの手ですが、クルマを離れて探すようならば、カレコ・サポートセンターに救護要請することをオススメします。

ガス欠は、注意すれば防ぐことのできるトラブル。ガソリン残量が半分以下になったら、給油・洗車カード対象のガソリンスタンドを確認し、給油を行いましょう。

タイヤを側溝に落としてしまった!落輪・落ち込み

カーシェア車両の「落輪・落ち込み」は修理や整備が必要になるため、カレコでは事故の扱いとなります。

落輪・脱輪が発生したクルマは、下回りにダメージを負っている可能性がある
落輪・脱輪が発生したクルマは、下回りにダメージを負っている可能性がある

走行中、落輪や接触によりクルマを傷つけてしまったら、安全な場所を探してすみやかに停車。状況に応じて三角表示板を設置し、まずは警察に連絡。そののち、カレコ・サポートセンターにも連絡を入れて指示をあおぎます。また、側溝などに落ち込んでしまって脱出ができなくなったときも同様に、警察とカレコ・サポートセンターに連絡してください。

クルマや人とぶつかってしまった!交通事故

クルマとぶつかってしまった、あるいは歩行者や自転車と接触してしまったら、まず自身や同乗者の安全確保、負傷者の救護を行います。

交通事故を起こしてしまったら、なによりも先に負傷者の救護を行なう
交通事故を起こしてしまったら、なによりも先に負傷者の救護を行なう

そして、警察や消防署(救急車)・保険会社に連絡したのち、カレコ・サポートセンターに連絡して指示をあおぎます。接触した設備の責任者や相手のドライバーとの示談は、のちに深刻なトラブルの原因になりますので、必ずカレコ・サポートセンターに連絡してください。

うしろのクルマがつきまとってくる!あおり運転

走行中、うしろのクルマが異常に接近。追い抜くでもなく、いつまでもつきまとってくる「あおり運転」。近年、あおり運転は大きな問題になっています。また、うしろのクルマだけでなく、前方のクルマが速度を落とし、低速で行く先をふさぐように走行することも、あおり運転に含まれます。

あおり運転をされたら、挑発に乗らないようにするのが鉄則
あおり運転をされたら、挑発に乗らないようにするのが鉄則

あおり運転をされたら、左ウィンカーを出して速度を落としつつ車線の左側に寄り(2車線以上ある場合は左車線に車線変更を行い)、追い越してもらいましょう。前方からのあおり運転も同様に対処し、先に進んでもらって車間距離を空けます。それでもしつこくつきまとってくる場合は、警察に連絡して指示をあおぎます。

過去記事でも、あおり運転に遭遇した際の対処法を紹介しています。こちらも参考にして下さい。

>>>あおり運転「しない・させない」安全運転のポイント
https://blog.careco.jp/17170/

帰り道、日が傾いて暗くなったのにオートライトが作動せず、手動でライトのスイッチを操作したのに点灯しない……。その場合は運転を続けず、安全な場所に停車し、カレコ・サポートセンターに連絡してください。同様に、ワイパーなどの装置が作動しない、なんらかの警告ランプが点灯したといった場合も、無理に運転を続けず、カレコ・サポートセンターに連絡を入れて指示をあおぐようにしてください。

カレコのクルマには三角停止板を搭載している
カレコのクルマには三角停止板を搭載している

何かあったら「カレコ・サポートセンター」に連絡を

どんなに安全運転を心がけていても、路上ではトラブルや事故に遭遇するおそれがあるもの。まずは不測の事態が起きても、まずは落ち着いて安全を確保し、カレコ・サポートセンターや警察に連絡を入れて指示をあおくのが、基本の対処方法になります。くれぐれも自身の判断で、示談や放置といった対処を行わないようにしてください。

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>>>トラブルにあった場合の対応
https://www.careco.jp/flow/manual/trouble/

>>> サポート体制と営業補償およびその他費用について
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