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曼珠沙華が咲き乱れるスポット”巾着田“を探して【6時間限定!ドライブツアー】

みなさんこんにちは、カレコブログ編集部のMです。つい先日、編集長から下された「パデルを体験してレポートしてきなさい!」というミッションを終え、記事の公開も終わって一息ついたのもつかの間、編集長からまたまたこんな指令が通達されました。

「埼玉県に曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が咲き乱れる場所があるそうよ!今が見どころだから取材をしてきて」。

……とにかく編集長の次なるミッションを果たさねばなりません。埼玉県内に曼珠沙華が咲き乱れるところとは一体どこなのでしょうか?

曼珠沙華の群生地ってどこ⁉

曼珠沙華とはヒガンバナのことです。道端や土手などに群生していて、秋の彼岸ごろに開花するので見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。緑の茎の先に真っ赤に咲く花はとてもきれいで、秋の季語ともなっていますよね。

さっそく、埼玉県内にヒガンバナが群生していそうなスポットを考えてみます。しかし、埼玉と言っても広すぎて場所の見当すらつきません…。

「そういえば同僚のK君は埼玉出身だったはず!」

さっそくK君に聞いてみると、「子供の時に遠足でよく行った『奥武蔵自然公園』に咲いている場所があったような…」との回答。それは有力な手がかりです!花が咲く期間も、締め切りも差し迫っているなか、編集部を飛び出そうとする僕に、編集長が「これがヒントよ」と“巾着”を手渡してきました。一体なんでしょう…。

いざ奥武蔵自然公園に向かえ!

編集部を飛び出したのはいいのですが、奥武蔵自然公園って一体どこ…。カーナビに入力してみると、「え! 周りに何もない!?」。その広さに愕然です…。編集長からもらった時間は6時間しかありません。この自然公園の中をあてもなくさまよっていたら時間切れになりそうです。

万事休すかと思いつつ、周辺を見るためにマップを動かして見てみると、「巾着田」の文字を発見し、ハッとひらめくものがありました。もしや、編集長からの謎の「ヒント」の巾着はこれなのか?半信半疑ながら、奥武蔵自然公園内に位置する「巾着田」なる場所を目指すことにします。

カーナビで巾着田を見つけ、そこを目的地にすることに

カーナビで巾着田を見つけ、そこを目的地にすることに

CX-5で日高市を目指す

今回は関越自動車道を使います。そのため、練馬ICに最も近い都内の主要駅である池袋のステーションを出発地点としました。こういった利便性を考えてステーションを選べるのもカーシェアリングのいいところですね。

選んだクルマはマツダ CX-5。まさに冒険にうってつけの力強いスタイルをまとったSUVです。車体も大きすぎず、視点も高いため、都内の狭い道でもラクに運転することができます。なにより室内空間が広くて快適。突然の指令に慌てていた心も、クルマを走らせていると次第に落ち着きを取り戻しました。

池袋駅北口ステーションのマツダ CX-5。池袋駅北口ステーションは、池袋駅北口より徒歩3分

池袋駅北口ステーションのマツダ CX-5

途中立ち寄ったサービスエリアで観光情報として、巾着田の曼珠沙華が紹介されているチラシを発見。どうやら、このまま進んで問題なさそうです。

そして出発から約1時間30分。圏央道狭山日高ICを降りて約9km。道路標識には「巾着田 曼珠沙華公園」と表記が!目的地はやはり巾着田で合っていたようです。この時期は混雑するため臨駐車場が設けられていて、係員の指示に従いながらCX-5を駐車しました。

巾着田前の案内表示。「曼珠沙華公園」とあり一安心

巾着田前の案内表示。「曼珠沙華公園」とあり一安心

さて初めての巾着田。右も左もわからずとりあえず人の流れに続いて行きます。途中コスモスがきれいに咲いていたのでしばし写真撮影。目的の曼珠沙華ではありませんが、この季節、コスモスやソバの花なども見ごろを迎えていました。

コスモスとその液を吸う蝶のかわいさときたら!

コスモスとその蜜を吸う蝶のかわいらしさときたら!

先に進むと、敷地内を流れる高麗川にかかる大きな橋の上に人だかりができていました。気になってその方向を眺めてみると、なんと林の中の一面に曼珠沙華がこれでもかというほど咲き乱れているではありませんか!

巾着田を形成する高麗川を渡るあいあい橋

巾着田を形成する高麗川を渡るあいあい橋

あいあい橋から下を覗くと林の中が真っ赤!

あいあい橋から下を覗くと林の中が真っ赤!

巾着田曼珠沙華公園へ!

300円の入園料を払って巾着田曼珠沙華公園内に入ると、そこはもうファンタジーの世界。咲き乱れる真っ赤な曼珠沙華がとても幻想的です。

曼珠沙華の開花時期のみ入園料300円がかかる。1日有効で何度も再入場可

曼珠沙華の開花時期のみ入園料300円がかかる。1日有効で何度も再入場可

地面を埋め尽くすように咲く曼珠沙華

地面を埋め尽くすように咲く曼珠沙華

巾着田は、日高市内を流れる清流、高麗川が蛇行して生まれた土地、日高のシンボルである日和田(ひわだ)山からみた姿が巾着に似ていることから、そう呼ばれるようになりました。

入場ゲートでは無料のガイドマップがもらえる

入場ゲートでは無料のガイドマップがもらえる

ここに咲く曼珠沙華はなんと500万本。昭和40年に巾着田の用地を日高市が取得し、藪に覆われた巾着田を整備したところ、お彼岸の時期に一斉に曼珠沙華が咲き乱れるようになり、多くの人が訪れるようになったと言います。

一面に咲き乱れる曼珠沙華はさながら赤い絨毯のよう

一面に咲き乱れる曼珠沙華はさながら赤い絨毯のよう

ちなみにここの曼珠沙華は自生したものとか。高麗川の増水で流れてきた漂着物などに球根が付着していたと考えられているそうですが、真相はわかりません。そんなストーリーもなんとも幻想的。

中には白い曼珠沙華もありました

中には白い曼珠沙華もありました

公園内にはきちんと通路が整備されていて歩きやすい

公園内はきちんと通路が整備されていて歩きやすい

曼珠沙華が咲いているのは巾着田の川岸のみ。ほかは田んぼや畑が広がるのどかな土地で、曼珠沙華が咲く9月1日〜10月14日以外はキャンプやバーベキューもできます。また牧場もあり、ポニーや競走馬を間近で見られるのも面白いですね。

巾着田にはのどかな田園風景が広がる

巾着田にはのどかな田園風景が広がる

巾着田内の水車小屋

巾着田内の水車小屋

巾着田内では馬やポニーが飼育されている。有料で餌やりも可

巾着田内では馬やポニーが飼育されている。有料で餌やりも可

巾着田をのぞむ日和田山の上からは、まさに巾着の形が見られるという

巾着田をのぞむ日和田山の上からは、まさに巾着の形が見られるという

この日は園内で曼珠沙華まつりが開かれており、公園内の会場には様々な屋台が出ていました。(開催期間:2016年9月17日(土)~10月2日(日) 本年度期間は終了しました)

公園内では曼珠沙華祭りが開催

公園内では曼珠沙華祭りが開催

美味しそうな香りに誘われて見つけたのは、日高市B級グルメ「高麗鍋」。食欲にはやはり勝てませんね。早速高麗鍋を一杯注文! キムチと地場産野菜、高麗人参をふんだんに使ったその味に舌鼓を打ちながら、ようやく一息です。

屋台で高麗鍋をゲット。一杯500円

屋台で高麗鍋をゲット。一杯500円

ちょっとした遠出には6時間パックが便利!

時計を確認すると、6時間のリミットまであと2時間を切っていました。急いでクルマに戻り、約60km先のステーションを目指します。

きれいな曼珠沙華と自然あふれるのどかな土地にすっかり癒されました。

考えてみると、都心からわずか60kmの場所に自然あふれる別世界が広がっているんですね。こういったスポットに思い立ったらすぐに出かけられるのもクルマの利点。首都圏には6時間で楽しめるドライブスポットがまだまだあります。休日に家族や恋人とちょっと遠出してリフレッシュしたいなんて時にもとても便利ですよ!

CX-5は高い視界で快適。荷物も乗るのでドライブには最高かも!

CX-5は高い視界で快適。荷物も乗るのでドライブには最高かも!

2016年の曼珠沙華は9月末で見頃が終わりましたが、10月15日からは河原でのバーベキューやキャンプができるようになります。高麗峠から巾着田へのハイキングコースなどもあるので、また別の楽しみ方ができそうですね。

巾着田ハイキングコース

巾着田と高麗川。河原で休憩することもでき、デートにもうってつけ!

巾着田と高麗川。河原で休憩することもでき、デートにもうってつけ!

さて、ステーションに到着してクルマを返却。なんとか今回も6時間でミッションを達成できました。しかし、まさに満開のタイミングでこの指令を出す編集長はさすがです。次はどんな指令が待っているのでしょうか。段々、楽しみになってきました。

  • 記事内容は公開時のものです。変更になる場合があります。