子どもと出かけるときは、何かと荷物が多くなりがちです。特に、小さな子どもがいる場合、ベビーカーでの移動など、公共交通機関よりもクルマでのお出かけの方が楽なことも。
今回は、意外と誤解が多い子どもの乗車定員の数え方やファミリーでのドライブを安全でさらに快適にするためのポイントや注意点をまとめました。
<目次>
・誤解されがちな子どもの乗車定員の数え方
・大前提はチャイルドシート・シートベルトの着用
・チャイルドロック/ウインドウロックで安全に
・大人と違う「暑さ・寒さ」への対処
・30分~1時間に1回はリフレッシュを
・長時間の渋滞はどうする?
・三井のカーシェアーズで乗れる子育て世代におすすめの車種
・快適なドライブでさらに楽しい思い出を!
誤解されがちな子どもの乗車定員の数え方
クルマには車種ごとに乗車定員が定められていますが、子どもが含まれると計算方法が変わってきます。意外と誤解されがちなのが、子どもの乗車定員の数え方。子どもの乗車定員の数え方を「大人の1/2」と誤解している方も多いようです。
「道路運送車両の保安基準第53条第2項」では、12歳以上の者1人は12歳未満の小児または幼児1.5人に相当すると定められています。
そのため、「12歳未満の子ども1.5人=大人1人」として計算します。子どもが3人であれば、大人2人に相当する計算となります。
習い事の送迎や乗り合わせてドライブをするなど、12歳未満の子どもを乗せる場合には、特に注意が必要です。子どもの最大乗車定員が計算できるサイトなどを活用するのもおすすめ。1人でも超過していると罰則の対象になるので、注意しましょう。
ただし、乗車定員のうえで問題はなくても、チャイルドシートやシートベルトの着用が重要であることを忘れてはいけません。
大前提はチャイルドシート・シートベルトの着用
子どもをクルマに乗せるときの大前提が、チャイルドシートの利用です。日本の法律では、6歳未満の乳幼児にはチャイルドシートを使用することが義務化されています。

チャイルドシートには、乳児用のベビーシート、幼児用のチャイルドシート(ベビーシートとの兼用タイプが一般的)、学童用のジュニアシートの3種類があり、安全のため、6歳を越えても身長150cm程度までは、ジュニアシートを利用することが推奨されています。
また、ジュニアシートは、シートベルトを着用することが前提です。「乗車定員が大人の2/3換算」だからといって、シートベルトを着用せずに乗車することは危険です。
チャイルドロック/ウインドウロックで安全に
子どもは走行中、クルマの中のさまざまな部分に興味を持ちます。ときに、パワーウィンドウスイッチやドアの開閉レバーをいじってしまうことも……。
当然ですが、走行中に窓やドアが開くと落下などの危険がともないます。そんな事態を防ぐため、クルマに必ず用意されているのが「チャイルドロック」と「ウインドウロック」です。

「チャイルドロック」は、ドアを車内から開けられなくする仕組み。この機能は後席ドアに搭載され、ドアを開けた側面のレバーで操作します。その上で、ドアを開けるときは、必ず大人が外から行うようにしてください。
一方の「ウインドウロック」は、パワーウィンドウのスイッチを無効にする仕組み。

一般的に、運転席のパワーウィンドウスイッチ部にウインドウロックのスイッチがあり、ロック状態にすることで、後席のパワーウィンドウスイッチを操作しても、窓を開けられなくなります。
換気などのため窓を開けるときは、子どもの頭の高さより下まで開けないように。落下を防ぐだけでなく、万が一の衝突時などに窓の上端が顔や頭に接触しないようにするためです。
出発前に、「チャイルドロック」と「ウインドウロック」を行い、子どもの突発的な飛び出しや落下を防ぎましょう。
大人と違う「暑さ・寒さ」への対処
子どもの身体は大人と異なり、体温調節がうまくできません。暑さ・寒さには、十分に注意してあげてください。ポイントは2つ。エアコンの風と日差しです。

大人よりも着座位置の低い子どもは、エアコンの風の当たり方が大人とは異なります。また、大人では気にならない日差しが顔に当たる場合も多いため、大人以上に車内では暑さや寒さを感じやすいものです。冷たい風で冷えていないか、直射日光で暑くなっていないかを適宜、気にしてあげるようにしましょう。
直射日光対策のため、カー用品店やホームセンター、100円ショップなどでサンシェード(日よけ)を購入しておくのもおすすめです。冷え対策のためにブランケットを用意していくのもいいでしょう。
30分~1時間に1回はリフレッシュを
チャイルドシートに座っていても、クルマの中での子どもの目線は大人よりも低く、外が見えづらいものです。また、各種チャイルドシートに乗る子どもは身動きが取りづらく、心身ともにストレスが溜まります。

外が見えづらいと退屈してしまうだけでなく、クルマ酔いもしやすくなるため、いつも以上に急アクセルや急ハンドルなど「急」のつく操作をせず、丁寧で穏やか運転を。そして、30分~1時間に1回はクルマを止めて外に降り、心と身体のリフレッシュをするようにしてください。
長時間の渋滞はどうする?
子どものことを考えると、18~19時には家に帰っていたい。そう思うのは、みんな同じです。休日の夕方に渋滞が起きるのは、このような理由も。仮に往路が1時間だったとしても2時間、場合によっては3時間かかってしまう事態もあるものです。
渋滞を避けて帰宅するには、できるだけ17~19時の時間帯を外すのが得策。渋滞情報をチェックした上で15時をすぎたら帰宅の準備を始め、準備ができ次第出発するとスムーズに帰れるでしょう。

もし、渋滞が早くから発生してしまっているときや、出発が遅くなって渋滞に巻き込まれることが確実視されるようなときは、渋滞が収まるまで待つのも一考です。帰宅は遅くなりますが、「食事をしてゆっくり帰ろう」と思うぐらいの方が、心にゆとりもできていいでしょう。
とはいえ、どうしても渋滞に巻き込まれることはあります。そんな時のために、クルマの中で遊べるおもちゃや、空腹を満たせるお菓子などを用意しておくのを忘れずに。ペットボトルの水や携帯用のトイレも、持っておくといいでしょう。

>>>子どもとのドライブ「あると便利なグッズ」とクルマの選び方
三井のカーシェアーズで乗れる子育て世代におすすめの車種
買い物や習い事の送迎などの街乗りには、軽自動車や小回りが効くミニバンがおすすめです。2022年にフルモデルチェンジした「新型シエンタ」は、コンパクトながらも7人乗車できます。スライドドアを採用しているのもファミリーに人気のポイント。

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ホンダの「フィット」はコンパクトながらも広い荷室と視野の良さで、運転初心者でも不安なくドライブできます。

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「家族がいちばん楽しめて、家族がいちばんくつろげるミニバン」というコンセプトの新型「セレナ」は、長距離のお出かけにおすすめ。機能性や快適性にもこだわった室内空間で、ゆったりとドライブが楽しめます。

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快適なドライブでさらに楽しい思い出を!
小さな子どもにとって、長時間のドライブや渋滞は苦痛となります。「チャイルドロック」や「ウインドウロック」で安全性を高めた上で、心身のどちらにもストレスとならないような心遣いが必要です。

「もうちょっとだから」と我慢を強いずに、安全で快適なドライブ環境を作ってあげてください。子どもが楽しくリラックスして過ごせれば、親御さんの心の余裕にもつながり、より楽しい思い出が作れますよ!
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