今回ブログ編集部が訪れたのは、夏季は避暑地としても人気の那須高原。東京からはクルマで2時間ほどの距離なので、週末や連休にちょっと遠出ドライブをしたいときにもピッタリです。
那須高原は展望台やロープウェイ、美術館や動物園などさまざまな施設があります。1泊2日で心ゆくまで楽しめるドライブプランをご紹介します。
スバル「XV HYBRID」に乗って出発
今回使用したクルマは、「リパーク和光市駅南口第3」ステーションのスバル「XV HYBRID」。東京外環自動車道から東北自動車道を経由して那須高原に向かいます。
和光IC〜那須ICまでは、約2時間。運転時間としてはそこまで長くはないですが、距離にして160kmほど。今回は上河内サービスエリアで、とちおとめソフトクリームを食べながら一休み。途中、蓮田パーキングエリアや羽生パーキングエリアなど、大きいパーキングエリアがいくつかあるので、休憩をとりながらドライブしましょう。
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那須ICへ到着、まずは「那須高原展望台」へ
那須高原の観光スポットは、どれも那須ICからクルマで30分圏内にあります。天気やその日の気分に合わせて、行き先を選べるのも那須の魅力です。
まずは「那須高原展望台」へ。「那須ロープウェイ」へ向かう山道の途中にあります。100番目の「恋人の聖地」として登録され、プロポーズの名所としても知られています。この日はあいにくの曇り空でしたが、お天気が良いと八溝山が見えるのだそう。
展望台のすぐ隣に駐車スペースがあるので、ドライブの休憩スポットとしてもおすすめです。
▼那須高原展望台
住所:栃木県那須郡那須町大字湯本
電話:0287-76-2619 (那須町観光協会)
駐車場:あり
URL:http://www.nasukogen.org/charm/#spot
天候がよければ絶景が広がる「那須ロープウェイ」
「那須高原展望台」から「那須ロープウェイ」までは、曲がりくねった山道を登っていきます。那須は霧が発生することが多いそうなので、運転には十分注意しましょう。山道はカーブも多いので、コーナリングが安定しているSUVや4WDのクルマがオススメです。
この日はあいにくのお天気でしたが、晴れているときには360°のマウンテンビューが望める「那須ロープウェイ」。冬は雪解け間近の銀世界、春と夏には鮮やかな新緑、秋には美しい紅葉を見られます。山のふもとは那須湯本温泉エリアが広がり、日帰り温泉もあるので、ドライブの疲れを癒せます。他にも近くには、那須温泉神社や殺生石という伝説の石があり、平成26年に「奥の細道の名勝地」に指定されています。
▼那須ロープウェイ
住所:栃木県那須郡 那須郡那須町大字湯本字那須岳215
電話:0287-76-2449
駐車場:あり
URL:https://www.nasu-ropeway.jp/
動物とのふれあいやショーがたくさん!「那須どうぶつ王国」
そして、1日目最後のスポット「那須どうぶつ王国」へ到着。ここでは、さまざまな動物のショーが見られたり動物と触れ合ったりすることができます。施設内は二つのエリアに分かれていて、室内でのショーや動物たちの様子が見られる「王国タウン」、那須の大自然の中で、大迫力の猛禽類のショーやアルパカを見ることができる「王国ファーム」があります。他にも、窓ガラス越しに露天風呂に入っているカピバラが見え、カピバラと混浴気分が味わえる温泉「カピバラの湯」など続々と新しい施設ができています。
「王国タウン」の中心部にある「ふれあいドッグパーク」では、飼育員さんとパフォーマンスの練習中でした。パンフレットや施設周辺の看板には、ショーのタイムスケジュールが書いてあるので、見たいショーの時間をあらかじめチェックしておくと見逃しません。
「アニマルスタジアム」では、猫好きにはたまらない猫だけのショーが開催されています。かわいらしい動作に癒やされますが、パフォーマンスは迫力満点! 輪くぐりや綱渡りなど、猫ちゃんのショーとは思えないエンターテイメントが楽しめます。
お隣ではカピバラと触れ合えるコーナーも。鳴き声をあげることもなく、のんびりと過ごしています。背中をなでていると、すり寄ってくる子もいれば微動だにしない子もいて、カピバラによって性格が違うのがわかるかも。カピバラは笹の葉も食べるそうなのですが、施設内では食べさせられるオヤツも販売されています。もっと触れ合いたい人は、餌やりにもチャレンジしてみては?
そして、今日のメインの一つでもある猛禽類のショーを見るために、「王国ファーム」へ向かいます。「王国ファーム」へは、園内を運行している「ワンニャンバス」やリフトに乗って行くことができるので、好きな方を選んでくださいね。「王国タウン」から「王国ファーム」へは、バスで5分ほどです。
絶景を望む「スカイスタジアム」で行われた猛禽類のショーは大迫力! 翼を広げると2メートルを超えるというハクトウワシや、羽音を立てずに飛ぶことができるイラ二アンワシミミズクなどが、目の前を自由自在に飛んで回ります。初めて見る鳥ばかりで、すっかり目を奪われてしまいました。大人でも楽しめるので、必見です!
雄大な敷地には、羊や馬などが放牧されています。カピバラと同じように、餌やりもできるので、存分に触れ合い体験を楽しめます。
「王国ファーム」の一番奥には、「アルパカの丘」があります。柵越しではなく、直接触れることができる「ふれあいタイム」もあるので、ふわふわの毛並みに触れられます。くりくりした目がとってもかわいくて、癒されます。
「アルパカの丘」の隣にあるレストラン「BOCCA」では、アルパカの形がかわいい「アルパカレー」などのメニューがあります。
最後に訪れたのは、2018年3月に「王国タウン」に新しくできた全天候型屋内施設「ウェットランド」。亜熱帯の自然を再現したこの施設では、まるでジャングルに迷い込んだような雰囲気の中、動物たちの生き生きとした姿を楽しめます。施設内では、ワオキツネザルが放し飼いされていたり、ハシビロコウを間近に見ることもできます。
入ってすぐに見えるのは、牛の仲間のシタツンガ。真っ赤な色のショウジョウトキなど珍しい動物もたくさん。鮮やかなピンク色のヨーロッパフラミンゴにも会えます。
そして、唯一の猛獣のジャガーも発見。オスとメスが一匹ずつ、ガラス越しに見ることができます。地面がガラスのショーケースになっている部分があるので、下からジャガーの様子を見ることもできます。
他にも、人間の夢を食べるという伝説があるバクもいました。本当のバクは草食動物。ゲージの中をのそのそと歩いていました。
アカツクシガモは、三羽並んで器用に一本足で眠っていました。ちなみに、フラミンゴも片足で眠りますが、これは体温を保温するためだと言われています。
さまざまな動物と触れ合えたり、ショーが見られたり、豊富な施設が魅力の「那須どうぶつ王国」。数時間では回りきれないほど広く、丸一日楽しめるので、動物好きな方はたっぷり時間をとってまわるのがおすすめです。
▼那須どうぶつ王国
住所:栃木県那須郡那須町大島1042-1
電話:0287-77-1110
駐車場:あり
URL:http://www.nasu-oukoku.com/
「那須ステンドグラス美術館」でステンドグラス作りを体験!
2日目は、「那須ステンドグラス美術館」でステンドグラス作りに挑戦。館内はイギリスの荘園邸宅をモチーフに建築されており、一歩入ると映画のセットのような雰囲気が広がります。美術館の中には教会も併設されていて、タイミングが良いとパイプオルガンの生演奏を聴くこともできます。
美術館の受付でステンドグラス体験のチケットを購入してから、カフェの2階にある体験教室へ。
事前申し込みも必要なく、実施人数に制限はないので、気軽に体験できるのがうれしいですね。
ストラップやミラーなど作るデザインを選んだら、好きな色のガラスを組み合わせて作ります。今回は星型のストラップ作りに挑戦です。
6枚全部違う色にしたり、好きな色を組み合わせたりして、自由に作れるのが楽しい! 作った人の個性が出る仕上がりになりそうです。
ガラス同士をはんだごてでくっつけるために、銅でできたテープを巻いていきます。このテープを巻く作業は細かい作業ですが、しっかりとスタッフの方が見てくださるので、不器用な方でも安心してできます。
中心部を仮止めしたら、裏・表・まわりを順番にはんだづけしていきます。たった2秒ですぐに固まるので驚きました。はんだづけは、軍手をつけて行いますが、とても熱いので気をつけて作業をすすめます。
はんだづけが終わって、ストラップをつけたら完成です。思っていたよりもかんたんに作ることができました。次は難易度の高いものにチャレンジしてみたい!
▼那須ステンドグラス美術館
住所:栃木県那須郡那須町高久丙1790
電話:0287-76-7111
駐車場:あり
URL:http://sgm-nasu.com/
おみやげは道の駅「那須高原友愛の森」でそろえよう
那須高原旅もラストスパート!最後は、道の駅「那須高原友愛の森」でお昼ごはんとおみやげをチェック。道の駅には、レストランや地元野菜を販売するお店などがあります。
まずは、レストラン「なすとらん」でお昼ごはん。ここでは、那須和牛や地元野菜、季節の山菜を使ったメニューがお手頃な価格で提供されています。
ボリューム満点の那須和牛を使ったコロッケ定食は、ゴロゴロとした和牛の切り身が入っていてお肉の味も楽しめます。ほくほくとしたジャガイモも、たまりません!コロッケもとてもおいしかったですが、売り切れ必至の人気No.1メニューは、那須和牛を使ったステーキ丼なのだそう。この日も残念ながら売り切れでした。
「ふれあいの郷直売所」では、採れたての野菜だけでなく季節の花の苗も販売されていました。イートインスペースでは、那須高原名物のすいとんも食べられます。「工芸館」や「ふるさと物産センター」では、那須の特産品のチーズやハムなどが販売されていました。屋台では、牛串やメンチカツのテイクアウトも行なっています。
▼道の駅「那須高原友愛の森」
住所:栃木県那須郡那須町大字高久乙593-8
電話:0287-78-0233
駐車場:あり
URL:http://www.yuainomori.com/
1泊2日で楽しむ那須高原
今回の旅に使用したスバル「XV HYBRID」は、大きめの車体と安心感のある走りが特徴。車内も広々としていて、ドリンクホルダーや収納もばっちり。長時間のドライブも快適に過ごせます。
1泊2日ということで、いろいろなスポットをまわってみました。那須高原は、見どころがたくさんあるので、何度行っても楽しめます。