秋も深まり、散策するのに気持ちのいい季節になりました。首都圏エリアの紅葉シーズンも、もう目前ですね。
「紅葉狩りはしたいけど、郊外の紅葉スポットに出かけるほどの時間は取れないな……」
そんなときは、都内で見られる紅葉を楽しみに行きましょう。
今回は、都内でも紅葉狩りを堪能でき、2018年11月17日(土)から12月9日(日)にライトアップが予定されている駒込の「六義園」と、そのまま足を伸ばして買い物を楽しめる「霜降銀座商店街」に行ってきました。
行く日が決まったら、クルマと一緒に駐車場も予約しよう
都内や市街地にある施設や商店街は、駐車場が併設されていないケースがあります。その場合、近隣のコインパーキングを利用することが多いと思いますが、現地に到着したときに駐車スペースの空きがあるか分からないため、不安に感じることも。空きがない場合は駐車場を探して周辺をウロウロすることになってしまいます。
そこで駐車場予約サービス「toppi!」を利用し、事前に駐車場を確保しておくと、安心ですね。
「toppi!」の利用方法は、以下の記事にて紹介しています。
▼おでかけ先の駐車場探しで困らない!駐車場予約サービス「toppi!」で横浜散策
https://blog.careco.jp/7054
「六義園」には駐車場が併設されていないので、紅葉シーズンは周辺のコインパーキングが混み合うこともあります。「toppi!」は2週間前から予約が可能なので日程が決まったらクルマの予約と一緒に、駐車場の予約も入れておきましょう。
今回利用したクルマは、小金井市のJR武蔵小金井駅からほど近い「リパーク小金井本町第5」ステーションのコンパクトカー、ニッサン「ノート」です。
ステーションを出発したら中央自動車道の「調布」インターチェンジへ。首都高速中央環状線に入り「新板橋」出口を降ります。「toppi!」で予約した「文京区千石4丁目9-6」に駐車して、「toppi!」の現地コーン(三角コーン)を車室近くの他の利用者の邪魔にならないところに置いたら、「六義園」に向かいましょう。
「六義園」を散策しよう
歩いていると、「六義園」の目印である長く続くレンガの塀と、塀から溢れる木々が見えてきます。「正門」と「染井門」の2つの大きな門がありますが、通常、「染井門」の出入りはできないので注意しましょう。
2018年11月現在、「六義園」の入園料は一般300円、小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料、65歳以上は150円です。
江戸の二大庭園に数えられる「六義園」は、小高い築山や広い大泉水を有する「回遊式築山泉水」の大名庭園です。江戸時代の1695年から7年の月日をかけて作られました。
明治時代に入り三菱財閥の創設者である岩崎弥太郎に所有が移ると、庭園内は整備され、現在に近い形となります。
昭和時代、1938年に岩崎家から東京市へと寄付された後、一般公開されるようになりました。造園時の面影が色濃く残る貴重さから、1953年に重要文化財の証である「特別名勝」の指定を受けました。
「正門」から「内定大門」をくぐると、しだれ桜の大木が入園者を出迎えます。取材に行ったときは夏の終わりだったため葉が青々としていますが、春には薄紅色の花が枝いっぱいに咲き誇ります。
園内の道は中央の大泉水をぐるりと囲むようにして作られています。ゆっくりと歩いても1時間ほどで回れますが、庭園内の景勝をくまなく見て回るなら事前にパンフレットを見て、歩くコースを決めておくとよいでしょう。
かつて庭園内には88か所の景勝地(「六義園八十八境」)があり、それぞれに石柱が建てられていました。現在では32か所にのみ、石柱が残っています。
ツツジの古木材を用いて建てられた四阿(あづまや)「つつじ茶屋」。周辺には無数のモミジが植えられており、紅葉のシーズンには美しい景色に包まれます。
庭園内を半周したところにある「吹上茶屋」では、抹茶と季節の上生菓子がセットになった「お抹茶セット」や甘酒をいただくことができます。
「吹上茶屋」内では、季節の和菓子や「六義園」オリジナルのお土産も販売しています。商品が可愛らしく陳列されています。
「六義園」は紅葉だけでなく、ツツジの名所としても有名です。4月から5月にかけて、色とりどりのツツジが庭園内を彩ります。
紅葉のシーズンとしだれ桜が満開の春の時期は、日が暮れると庭園内がライトアップされます。
2018年の紅葉のイベント「紅葉と大名庭園のライトアップ」は、11月17日(土)から12月9日(日)までの開催が予定されており、期間内は閉園時間が21時に延長されます。(入園は20時30分まで)
取材時は「六義園」の紅葉には少し早かったのですが、11月下旬から12月上旬にかけては、緑が赤や黄色に変わり美しい紅葉が楽しめます。
▼六義園
住所:東京都文京区本駒込6丁目
電話:03-3941-2222(六義園サービスセンター)
URL:https://www.tokyo-park.or.jp/park/rikugien/index.html
※土曜日・日曜日・祝日には、庭園ガイドが無料で行われます。詳しくはホームページをご覧ください。
「霜降銀座商店街」で夕飯のおかずと朝食のパンを購入
「霜降銀座商店街」は、「六義園」の「正門」から本郷通りへ出て約1キロ、歩いて12~13分ほどのところにあります。本郷通りにも個性的なお店が並んでおり、移動中も街歩きを楽しめます。
およそ250mの商店街には50以上の店舗が軒を連ねています。
はかり売りやばら売りといった、売り手と買い手が会話をして買い物をする、昔ながらの商いが色濃く残る商店街です。
まずは「百塔珈琲 Shimofuri」でコーヒーをいただき、一休み。店内では喫茶のほか、近くの工房で焙煎された新鮮な豆を購入することができます。
▼百塔珈琲 Shimofuri 霜降店
住所:東京都北区西ケ原1-54-6君津ビル102号
電話:03-6903-4653
URL:http://shop.hyaqtoh.com
続いては有名な「なりきや精肉店」にて、名物の「松阪牛メンチカツ」を購入。一口食べると上質な和牛の香りと甘さが口の中いっぱいに広がり、人気なのも納得の美味しさでした。
▼なりきや精肉店
住所:東京都北区西ヶ原1-55-9
電話:03-3910-7329
URL:http://www.shimofuri-ginza.com/narikiya/
パンの焼けるいい匂いにひきよせられて入ったのは「飯粉屋(ぱんこや)」。このお店のパンは麹を入れており、しっかりとした噛みごたえと満足感が特徴とのこと。次の日の朝食のパンを購入しました。
▼飯粉屋(ぱんこや)
住所:東京都北区西ヶ原1-62-7
電話:03-3910-8753
URL:http://www.shimofuri-ginza.com/pankoya/
「霜降銀座商店街」の散策はいかがでしたか?時間と体力に余裕があるのならば、連続する「染井銀座商店街」、「西ヶ原銀座商店街」、「ふれあい通り商店街」を見て回ることもできます。それぞれの商店街に入ると、不思議と異なる空気が感じられ、多くの名物店舗が出迎えてくれます。
都内のドライブは、コンパクトカー「ノート」で楽しもう
コンパクトなボディサイズと優れた小回り性能が都心のドライブにピッタリの「ノート」。運転席からの視界も広いので、狭く入り組んだ道でも安心して運転できます。
コンパクトカーであってもトランクスペースは十分に広く、荷物が多いときでも安心です。
きれいな紅葉を楽しめる「六義園」とおいしいおかずやパンを購入できる「霜降銀座」をご紹介しました。秋だけ見ることのできる紅葉を、都心近くでも楽しんでくださいね。
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