クルマを運転するときに、必ず念頭に置かなければならないのが交通安全です。カレコでは、会員の皆さまに交通ルールを守って安全に運転していただくことをお願いしています。
しかし、「余裕があるだろう」「譲ってくれるだろう」といった「だろう運転」や一瞬のわき見運転で事故は発生します。カレコでも、次の3つの事故が発生しています。
- 前方のクルマへの追突事故
- 車両単独事故(右左折時にクルマの側面をこする/ぶつける)
- 駐車・停車時の事故
今回は上記の事故例をとりあげ、その原因と防止方法について解説します。ぜひ、事故を未然に防ぎ、楽しいドライブにする参考にしてください。
ゴツン!前方のクルマへの追突事故
事故例:
初めて行く場所をドライブ。途中、食事をする場所を横目で探しながら運転をしていたら、前のクルマに追突!
この例のように、場所を探しながら「わき見運転」すると、前方への注意が散漫になり追突事故を引き起こします。場所を探すときは停車中にカーナビを使ったり、助手席の人に誘導してもらうなどして、ドライバーは運転に集中しましょう。
事故防止のためのポイント
1. スピードの出しすぎ
スピードの出し過ぎは追突事故の原因になるだけでなく、追突時の被害を大きくします。法定速度を守って運転し、早めのブレーキを心がけましょう。
2. 車間距離
追突事故を防ぐには、前のクルマとの車間距離を十分とることが重要です。前のクルマが急ブレーキをかけること、車線変更のクルマが入ることなどを予測した上で、適切な車間距離をとりましょう。特に、渋滞時などは車間距離が狭くなりがちですので、注意が必要です。
3. 追突されないような運転
自分が追突されないような運転も心がけてください。一般道で路上に急停止したクルマや歩行者の飛び出しなどを見つけて急ブレーキをかけると、後続車両に追突される危険があります。前方に注意しながら適切なスピードで走り、急ブレーキをかけなくても、障害物や歩行者を避けられるような運転をしましょう。車線変更をする際や、お店などに入る際には、早めにウインカーを出して後続の車両に知らせることも意識してください。
ガリガリガリ!左折する時に塀にこすってしまった
事故例:
運転免許を取得してから、しばらくペーパードライバーだった。最近、近くにカレコのステーションができたので入会し、久々にクルマを運転!ところが車幅がつかめず、左折時に住宅街の壁に側面をこすってしまった。
クルマの右折時/左折時は、車幅がつかめずに側面をこすってしまうことがあります。特に左折時は、歩行者やバイクの巻き込みも発生しやすいので、サイドミラー、バックミラーを確認して注意しながら運転しましょう。
ただ、サイドミラー、バックミラーでは見えない死角がクルマにはあります。ミラーだけでなく目視での確認もきちんと行いましょう。不安なときは一時停止をするなど安全な運転を心がけてください。
加えて、初めて乗るクルマの場合、車幅、車高、運転座席からの視界をよく確認しておきましょう。
ドン!駐車時のミスで車体をぶつけてしまった
事故例:
ドライブ中、出先で駐車をしようとしたら、車止めがなかったために後ろに下がり過ぎてリアバンパーを壁にぶつけてしまった。
駐車時の事故の原因は、周辺状況の確認が不十分であることが主です。例のように、車止めがあるつもりで下がり続けてしまい、壁に衝突することがあります。クルマを駐車するときは、車室の中央に駐車して隣のクルマや壁からスペースをとるようにしましょう。
また、クルマを駐車した後、降りるときに勢いよくドアを開けると、隣のクルマや壁にぶつけてしまうことがあります。乗り降りや荷物の搬出入時には、他のクルマを傷つけないように周囲をよく見てドアを開けましょう。
事故が発生したときはカレコ・サポートセンターに連絡
今回は、カレコで発生件数の多い事故例と原因、防止策について解説しました。ご利用の際の参考にしてください。
万一、事故を起こしたり、事故の被害にあった場合は、救急や警察などへの連絡の後にカレコ・サポートセンターへご連絡ください。対応方法をスタッフがご案内します。
夏休みなどの長期休暇には、長距離・長時間運転をされる方もいらっしゃると思います。そうした方は、特に疲労による居眠り運転にご注意ください。適度な休息をとりながら運転していただくようお願いします。
それでは皆さま、安全で楽しいドライブを!