おすすめドライブ

「秩父」で絶景・グルメ・アニメ聖地を楽しむドライブ

自然が豊かな秩父市は、数多くの絶景スポットやアニメの聖地、「秩父三十四ヶ所観音霊場札所巡り」があることで有名です。秩父名物を堪能しながらドライブを楽しみましょう。

<目次>
都心から秩父市街まで、およそ2時間
奥秩父の自然の中にあらわれる、美しいループ橋
「全国丼グランプリ豚丼部門」6年連続金賞を受賞した「豚玉丼」を堪能!
アニメの聖地巡礼!まずは「秩父神社」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」でキービジュアルに使用された「旧秩父橋」を見に行こう!
日本の夜景100選に選ばれた「美の山公園」の夜景
今回利用したクルマ:トヨタ「C-HR HYBRID」

<今回、走ったルート>

都心から秩父市街まで、およそ2時間

都心から秩父市の中心地まで、クルマでおよそ2時間。今回、最初の目的地とした「雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)」までは、約2時間30分の距離になります。

「雷電廿六木橋」は奥秩父とも呼ばれる地域で、秩父市の中央部北寄りにあります。カーナビは、中央自動車道の勝沼インターチェンジで一般道へと降り、甲州市を抜けて国道140号を北上するルート(途中「雁坂トンネル有料道路」を利用)、あるいは関越自動車道の花園インターチェンジで降りて「皆野寄居有料道路」を利用し、国道140号で秩父市の中心街を南下するルートのどちらかを指定します。

今回は、中央自動車道の八王子インターチェンジから圏央道に分岐し、「鶴ヶ島JCT」で関越自動車道に乗って花園インターチェンジを目指すルートを指定しました。

 今回、利用したトヨタ「C-HR HYBRID」は、上り坂も力強く、急なカーブの多い山道もスムーズに走ってくれた
今回、利用したトヨタ「C-HR HYBRID」は、上り坂も力強く、急なカーブの多い山道もスムーズに走ってくれた

奥秩父の自然の中にあらわれる、美しいループ橋

「雷電廿六木橋」は、その形状から「ループ橋」とも呼ばれています。「雷電廿六木橋」の愛称は、秩父地方に伝わる「でえだんぼう」伝説に基づいて創作された「雷電坊物語」と、滝沢ダムの建設にともなって移転した「廿六木集落」が由来だそうです。

 「ループ橋駐車場」より右手側を撮影
「ループ橋駐車場」より右手側を撮影
 「ループ橋駐車場」より左手側を撮影
「ループ橋駐車場」より左手側を撮影

ぐるりと円を描くひとつの橋に見えますが、正確には下流側の「大滝大橋」と上流側の「廿六木橋」を繋ぐ中間部で構成されています。建造にあたって「ダムにより大きな影響を受ける水源地、大滝村に美しい構造物を」との思いから、基本形状から細部のデザインに至るまで、数多くの工夫と技法を用いたそうです。高低差はおよそ120mにもなります。

 人工物でありながら、そのシルエットは奥秩父の自然と調和する美しさがある
人工物でありながら、そのシルエットは奥秩父の自然と調和する美しさがある

▼雷電廿六木橋
住所:埼玉県秩父市中津川
駐車場:あり(無料)
URL: https://www.pref.saitama.lg.jp/a1001/doboku-sansaku/raidentodorokibashi.html

「雷電廿六木橋」を後にし、秩父市中心街へとクルマを走らせます。途中で「道の駅大滝温泉」を見かけたので立ち寄りました。

「道の駅大滝温泉」 は日帰り温泉「遊湯館」を中心にお食事処や特産品販売センター、歴史民俗資料館を併設
「道の駅大滝温泉」 は日帰り温泉「遊湯館」を中心にお食事処や特産品販売センター、歴史民俗資料館を併設
 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。秩父源流水』は1本、180円(税込)
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』コラボの秩父源流水は1本、180円(税込)

物産コーナーで秩父を舞台にしたアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』とコラボレートしたミネラルウォーター「秩父源流水」を購入。一緒に特産品の「生芋こんにゃく」と「ちちぶ借金なし大豆味噌」も購入しました。

 「生芋こんにゃく」は270円(税込)、「ちちぶ借金なし大豆味噌」は620円(税込)
「生芋こんにゃく」は270円(税込)、「ちちぶ借金なし大豆味噌」は620円(税込)

不思議な名前の「ちちぶ借金なし大豆味噌」。調べたところ、「種(借金なし大豆)を植えれば植えるほど、実がなって借金を返せることができる」ことから、その名が付けられたそうです。

▼道の駅大滝温泉
住所:埼玉県秩父市大滝4277-2
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.michinoeki-network.jp/otaki/

「全国丼グランプリ豚丼部門」6年連続金賞を受賞した「豚玉丼」を堪能!

秩父は数多くのご当地グルメが存在することで有名な地域。「ホルモン焼き」に「わらじかつ丼」、「豚味噌丼」、「クルミそば」、郷土料理の「おっきりこみうどん」など、どれも美味しそうで、何を食べるかお腹の空いた観光客を悩ませます。

今回、向かったのは「全国丼グランプリ 豚丼部門(※)」を6年連続で金賞受賞を果たした、豚玉丼専門店「たぬ金亭」です。※全国丼連盟発表

 「たぬ金亭」は国道140号沿いにある。ログハウスの店舗になっていて見つけやすい
「たぬ金亭」は国道140号沿いにある。ログハウスの店舗になっていて見つけやすい

お食事用のメニューは「豚玉丼セット」と「チチブ丼セット」、「ながとろ丼セット」、「ジンジャー丼セット」の4種類。「小盛り」から「特盛り」まで4つの大きさのドンブリが用意され、聞けばサンプル用のドンブリを見せてもらえます。

オーダーしたのは「豚玉丼セット」の中盛りと「チチブ丼セット」の中盛り。看板メニューの「豚玉丼」は、地産のご飯の上に豚肉と温泉卵を乗せ、ネギとサクサクのたぬき(揚げ玉)をまぶしたもの。主役の豚肉は、焼いて余分な脂を落としてから秩父味噌を練り込み、特製ダレに漬け込んで煮込まれた逸品。秩父味噌は厳選された素材と秩父の水で作られたもので、際立つ味噌汁の風味でより美味しさがわかります。

 「豚玉丼セット」は中盛りで1,000円(税込)
「豚玉丼セット」は中盛りで1,000円(税込)

「チチブ丼」は「豚玉丼」にチーズを乗せたもの。チーズと秩父味噌の相性は抜群で、豚肉の美味しさを引き立てていました。

 「チチブ丼セット」は中盛りで1,200円(税込)
「チチブ丼セット」は中盛りで1,200円(税込)

▼たぬ金亭
住所:埼玉県秩父市荒川上田野396−1
駐車場:あり(無料)
URL: https://www.tanukin-tei.jp/

アニメの聖地巡礼!まずは「秩父神社」

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』以外にも、『心が叫びたがっているんだ。』や『空の青さを知る人よ』など、秩父を舞台にしたアニメは多数あり、地域でも強くアピールしています。せっかくなので作品内に登場した代表的なスポット、いわゆる「聖地」を巡礼してみましょう。まずは「秩父神社」を目指しました。

 「秩父神社」にはアニメファンだけではなく、多くの拝観者が訪れている
「秩父神社」にはアニメファンだけではなく、多くの拝観者が訪れている

「三峯神社(みつみねじんじゃ)」と「秩父神社」、そして「宝登山神社(ほどさんじんじゃ)」は、秩父市を代表する三社として有名です。

伝承によれば「秩父神社」の創建は第十代崇神(すじん)天皇の時代。2000年以上の歴史と格式を持った、関東で屈指の古社です。現在の社殿は徳川家康の命により建立したもので、日光東照宮の「眠り猫」を手がけた左甚五郎(ひだりじんごろう)の彫り物が多く飾られています。

 今にも動き出しそうな躍動感の中に、可愛らしさ秘めた「子宝・子育ての虎」
今にも動き出しそうな躍動感の中に、可愛らしさ秘めた「子宝・子育ての虎」

左甚五郎の作ではありませんが、北側の中央に飾られた「北辰の梟(ほくしんのふくろう)」は、学業成就の霊験といわれ「秩父神社」を象徴するマスコットとして活躍しています。売店にて売られる「梟サブレ」は受験生に人気なのだそう。

 中央の彫り物が「北辰の梟」。小さく、また目立たない色合いをしているので、意識して見つけよう
中央の彫り物が「北辰の梟」。小さく、目立たない色合いをしているので、意識して見つけよう

▼秩父神社
住所:埼玉県秩父市番場町1-3
駐車場:あり(無料)
    近隣にコインパーキングあり
URL:http://www.chichibu-jinja.or.jp

神社でのお詣をすませた後、お土産を購入するため、すぐ近くにある「秩父地場産センター」、通称「じばさんセンター」へ向かいました。

 途中のマンホールにはアニメのキャラクターが描かれており、ここが聖地であることを物語っていた
途中のマンホールにはアニメのキャラクターが描かれており、ここが聖地であることを物語っていた
 「じばさんセンター」の入り口。秩父のお土産が揃う
「じばさんセンター」の入り口。秩父のお土産が揃う
 秩父のイメージキャラクター「ポテくまくん」。この日は妖怪アマビエの姿でお出迎え
秩父のイメージキャラクター「ポテくまくん」。この日は妖怪アマビエの姿でお出迎え

ご当地スナックからお酒、アニメのコラボグッズなど、建物内には秩父のお土産がたくさん!

 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがっているんだ。』『空の青さを知る人よ』の3作品は『秩父三部作』とも呼ばれ、地域公式で巡礼イベントも催される
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがっているんだ。』『空の青さを知る人よ』の3作品は『秩父三部作』とも呼ばれ、地域公式で巡礼イベントも催される

ここではご当地銘菓の「ちちぶ餅」と、秩父のイメージキャラクター「ポテくまくん」のスナックやグッズを購入しました。

▼秩父地場産センター
住所:埼玉県秩父市宮側町1-7
駐車場:あり(無料)
URL: http://www.jiba.or.jp

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』でキービジュアルに使用された「旧秩父橋」を見に行こう!

次に巡る聖地は「秩父公園橋」と「旧秩父橋」。先に「秩父公園橋」を通過して「旧秩父橋」へ向かいます。

 実際に橋を通ってみるとその大きさに圧倒される
実際に橋を通ってみるとその大きさに圧倒される

「秩父公園橋」は全長が530mにも及ぶ大規模な斜張橋です。ケーブルがハープの弦のように見えるところから、「秩父ハープ橋」とも呼ばれています。

 「秩父公園橋」は斜張橋として日本でも有数の規模を誇る
「秩父公園橋」は斜張橋として日本でも有数の規模を誇る

▼秩父公園橋
住所:埼玉県秩父市中村町地内
駐車場:なし
URL: https://www.pref.saitama.lg.jp/a1001/doboku-sansaku/chichibukouenhashi.html

「旧秩父橋」は「秩父公園橋」から、およそ3㎞離れた地点、荒川の下流方向にあります。

 聖地としてもっとも知名度がある「旧秩父橋」。橋から降りる階段もキービジュアルに使用されている
聖地としてもっとも知名度がある「旧秩父橋」。橋から降りる階段もキービジュアルに使用されている

「旧秩父橋」は「秩父橋(3代目)」の隣にかかっている橋りょうです。現在は公園として利用されています。「旧秩父橋」は2代目「秩父橋」にあたり、初代は橋りょうとしては既に存在せず、荒川に橋脚を残しています。「旧秩父橋」と初代の橋脚は、共に埼玉県指定文化財に登録されています。

「旧秩父橋」はアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のキービジュアル(の舞台)に使用されたことから、多くのファンが訪れます。

▼旧秩父橋
住所:埼玉県秩父市阿保町3759番地1先
駐車場:なし
URL: http://www.city.chichibu.lg.jp/4171.html

日本の夜景100選に選ばれた「美の山公園」の夜景

聖地ではありませんが、箕山山頂にある「美の山公園」は美しい夜景が望めるスポットとして知られています。

 夜間の「美の山公園」は暗いので、訪れるなら懐中電灯は必須
夜間の「美の山公園」は暗いので、訪れるなら懐中電灯は必須

非営利団体「新日本三大夜景・夜景100選事務局」により「日本の夜景100選」にも選ばれており、標高580mの公園(山頂)の眼下に秩父の夜景が美しく広がります。

「美の山公園」駐車場までの道は舗装されていますが、道幅は狭く、勾配のきつい坂や急カーブが連続する山道です。夜に訪れる際は、十分に気を付けましょう。

▼美の山公園
住所:埼玉県秩父市黒谷2372
駐車場:あり(無料)
URL: http://www.pref.saitama.lg.jp/b0504/minoyamakouen-top/

「美の山公園」から長瀞渓谷は目と鼻の先。秩父ドライブの締めとして、長瀞渓谷の「岩畳」を見てから帰ることにしました。

 長瀞渓谷は、地下深くで起こった変成作用や上昇の過程を観察できることから「地球の窓」ともいわれている
長瀞渓谷は、地下深くで起こった変成作用や上昇の過程を観察できることから「地球の窓」ともいわれている
ライン下りは長瀞の名物アクティビティのひとつ
ライン下りは長瀞の名物アクティビティのひとつ

ライン下りをはじめ、有名な観光スポットの長瀞渓谷。1924年に「長瀞」の名称で国の名勝と天然記念物に指定されています。「岩畳」はとても貴重で珍しい地質ということで、自然科学や教養番組でも取り上げられる機会が多く、毎年多くの観光客が訪れます。

長瀞では名物の「天然氷のかき氷」を食べようと考えていたのですが……。現地に到着したのは午後5時過ぎ。ほとんどのお店は午後4時で閉店してしまうため、残念ながら食べることはできませんでした。ライン下りも午後4時で終了してしまうので、長瀞渓谷でのレジャーを楽しむなら、遅くとも午後3時には訪れたいところです。

▼長瀞渓谷「岩畳」
住所:埼玉県秩父郡長瀞町大字長瀞
駐車場:コインパーキング多数あり
URL: https://www.nagatoro.gr.jp/spot/spotmeisho/

ちょっと遠いイメージのある秩父エリアですが、都内からも、今回利用したステーションのある多摩地区からも、クルマで2時間ほどで着きます。圏央道が通ったことにより、飛躍的にアクセスが良くなりました。

今回利用したクルマ:トヨタ「C-HR HYBRID」

 マイナーチェンジによりフロントまわりのデザインが変わった「C-HR HYBRID」
マイナーチェンジによりフロントまわりのデザインが変わった「C-HR HYBRID」

これまでの1.2リッターガソリンターボ車に加えて、1.8リッターエンジンにハイブリッドシステムを搭載した「C-HRHYBRID」がカレコに登場しました。モーターアシストによる力強い加速や、ハイブリッド車ならではの静かさ、そして燃費の良さが特徴です。

シフトノブの一番手前に位置する「B」ポジションに入れることで、エンジンブレーキが効いている状態になります。長く下り坂が続く時は「B」ポジションに入れ、ブレーキの操作を楽にしましょう。

<今回のドライブのカーシェア料金>
※「ベーシック」クラス、ベーシックプラン
・時間料金:5,700円(12時間パック)
・距離料金:4,000円(16円×250km)
合計:9,700円

>>>トヨタ「C-HR HYBRID」のあるステーション

>>>トヨタ「C-HR」のガソリン車があるステーションはこちら

>>>「カレコ・カーシェアリングクラブ」の料金

<おすすめ記事>
>>>「三浦半島」周遊ドライブで海の景色とグルメを楽しむ

>>>「銚子」で海沿いの絶景と港のグルメを満喫するドライブへ

>>>箱根ターンパイクから湯河原へ!「走り」と「景色」を楽しむドライブ

<最新情報はカレコ公式SNSで>
FacebookTwitterInstagramLINE

  • 記事内容は公開時のものです。変更になる場合があります。