国内最大級のクールジャパン、ポップカルチャー発信拠点として、2020年11月にグランドオープンした「ところざわサクラタウン」。中心となる「角川武蔵野ミュージアム」には図書館、博物館、アニメミュージアムなど多くの施設を有し、大人から子どもまで丸1日遊べる最新のスポットです。
<目次>
・都心から「ところざわサクラタウン」まで一般道で約90分
・「角川武蔵野ミュージアム」は本好きの楽園
・エディットタウンで書籍から広がる世界を垣間見る
・野菜の概念をくつがえす三富野菜の甘さと食感
・創作物を愛する人に御利益と癒しを授ける「武蔵野坐令和神社」
・他では体験できないコラボルームの特典
・ミュージアムで気になった書籍を「ダ・ヴィンチストア」で購入
・今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ 「ライズ」
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都心から「ところざわサクラタウン」まで一般道で約90分
都心から「ところざわサクラタウン」へは、一般道を利用して90分ほど。この日は神奈川県にある「リパーク横浜岡野2丁目第2」ステーションから出発しました。第三京浜道路と環状八号線、関越自動車道を乗り継ぎ、所沢インターチェンジから一般道を利用します。環状八号線が空いていたこともあり、横浜から約90分で目的地に到着しました。
![「ところざわサクラタウン」には屋外駐車場(148台)のほか、歩いて5分ほどの場所に第2駐車場(40台)と第3駐車場(142台)がある](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph01-20.jpg)
「角川武蔵野ミュージアム」は本好きの楽園
株式会社KADOKAWA(以下:KADOKAWA)、及び角川文化振興財団により管理、運営される「ところざわサクラタウン」は、所沢市とともに緑、文化、産業の調和する、魅力的な地域づくりを進める「COOL JAPAN FOREST構想」を担う施設として、旧所沢浄化センター跡地に建設されました。
「ところざわサクラタウン」を訪れると、まず目を奪われるのが巨大な岩塊のような建物。
![「角川武蔵野ミュージアム」の建物は、他では見ることのできない無二のデザイン](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph02-31.jpg)
この建物が「角川武蔵野ミュージアム」(以下:ミュージアム)です。世界的な建築家、隈研吾氏によりデザイン監修され、外壁には1枚50~70キロの花崗岩板が2万枚も使用されています。
![外壁には鴻池朋子氏の手がけた「武蔵野皮トンビ」が。牛革に水性塗料で描かれたもので、風雨にさらされて変化する様を鑑賞する作品なのだそう。《武蔵野皮トンビ》 鴻池朋子 2021 © 2021 Tomoko Konoike Courtesy of Kadokawa Culture Museum](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph03-26.jpg)
施設に入場するにはチケットが必要となり、単体のチケットと複数の施設に入場できるセットチケットがあります。セットチケットは開催されるイベントや施設の状況によって内容や種類が異なるので、事前に公式サイトで確認しておくとスムーズです。
各施設は入場者数を定めており、週末や連休、夏休みなどの長期休暇期間中は午前中で定員に達してしまうこともあるとか。事前に公式サイトでオンラインチケットを購入しておくことをおすすめします。
ミュージアムは1Fに「マンガ・ラノベ図書館」「源義庭園」「グランドギャラリー」。2Fに「ロックミュージアムショップ」「角カフェ」。3Fに「EJアニメミュージアム」。4Fに「エディットタウン」(「ブックストリート」「荒俣ワンダー秘宝館」「エディット&アートギャラリー」「本棚劇場」)。5Fに「武蔵野ギャラリー」「武蔵野回廊」「SACULA DINER」と、それぞれ特色豊かな施設が設けられています。
![「マンガ・ラノベ図書館」には2万5千冊のラノベやコミックがある。「マンガ・ラノベ図書館チケット(単体)」は600円(税込み)](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph04-23.jpg)
最初に向かったのは、1Fにある「マンガ・ラノベ図書館」。フロアは中2階の造りで、階下にジャンル分けされたラノベことライトノベルと児童向け書籍、階上に著者別に分類されたラノベとコミックが置かれています。
![児童向け書籍のコーナーに置かれた、イラストを浮かび上がらせるAR。子どもだけでなく大人も十分に楽しめる](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph05-26.jpg)
取材時には開催されていませんでしたが、同じ1Fにあるグランドギャラリーではさまざまなイベントが催され、イベントの内容や開催期間は公式サイトにて告知されます。4月29日からは、企画展「妖怪大戦争展2021 ヤミットに集結せよ!」が開催スタートしているとのこと。(9月20日まで)
エディットタウンで書籍から広がる世界を垣間見る
4Fの「エディットタウン」は、「ブックストリート」「荒俣ワンダー秘宝館」「エディット&アートギャラリー」「本棚劇場」を含む、美術・博物・図書が融合したフロア。
![「エディットタウン」の入場には「KCMスタンダードチケット1,200円(税込み)」が必要](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph06-27.jpg)
「エディットタウン」の入口から「本棚劇場」までは「ブックストリート」と呼ばれ、本棚に収められている2万5千冊の書籍を自由に読むことができます。本棚のデザインから書籍一冊一冊の配置まで、ミュージアム館長を務める著述家の松岡正剛氏が手がけたそうです。
![隣り合う書籍は手に取った人が興味を持ちやすい内容でつながっているそう](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph07-24.jpg)
ブックストリートの途中から「荒俣ワンダー秘宝館」へ。博物学者、著述家、妖怪研究家、そしてタレントとして活躍する荒俣宏氏。コレクターとしても有名で、ミュージアムでは荒俣氏の所有するコレクションの一部が展示されています。
![「荒俣ワンダー秘宝館」では、普通の博物館では見かけない珍品、奇品がずらりと並べられている](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph08-27.jpg)
ブックストリートの最奥とつながるフロアが、ミュージアムの目玉とされる「本棚劇場」です。「本棚劇場」は5Fまで吹き抜けの造りで、高さ8メートルの本棚が四方を囲み訪れた人を圧倒します。
![本棚の上段にある書籍は出し入れに時間がかかるため閲覧できない](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph09-23.jpg)
本棚には角川源義氏の個人蔵書をはじめ、収められている希少な書籍は3万冊。定期的にプロジェクションマッピングが上映され、フロアを非日常の世界に塗り替えます。
![プロジェクションマッピングのひとコマ。本当に書籍が燃えているかのような光景](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph10-26.jpg)
5Fの「武蔵野ギャラリー」「武蔵野回廊」は、ミュージアムの位置する武蔵野台地をさまざまな視点から掘り返し、歴史や魅力の再評価を促すことを目的としたフロアで、定期的に展示内容は入れ替わるとのこと。
![「武蔵野ギャラリー」と「武蔵野回廊」の入場には「KCMスタンダードチケット」が必要](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph11-24.jpg)
![「武蔵野ギャラリー」のフロア中程に展示される武蔵野台地の3Dマップ。ARにより「ダイダラボッチ」が登場](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph12-22.jpg)
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野菜の概念をくつがえす三富野菜の甘さと食感
「ところざわサクラタウン」には多くのレストランや食事処、カフェが出店しています。この日は角川武蔵野ミュージアムの5Fにあるレストラン「SACULA DINER(サクラダイナー)」でランチを取ることにしました。
![レストラン内に飾られた作品は、新進のアーティストたちが手がけたもの](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph13-23.jpg)
野菜は、落葉を堆肥とする武蔵野台地伝統の農法で育てられた三富野菜をはじめ、埼玉県内の契約農家で採れる旬のものを使用。肉や川魚といった食材も、可能な限り近隣の地産物を使用するなど、地産・地消にこだわったレストランです。
![オーダーしたのは、ランチタイムメニューの「ワンプレートランチ」と「ライスプレート」](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph14-22.jpg)
「ワンプレートランチ」のメニュー「埼玉県産倭国(わのくに)三元豚武蔵肩ロースのグリエ 越生(おごせ)梅味噌とシソ梅酢と蓬(よもぎ)で春らしく」。サラダとポテトフリットが付いて1,700円(税込み)
![「ライスプレート」のメニュー「埼玉春野菜とラムの煮込みライス」、サラダが付いて1,600円(税込み)](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph15-24.jpg)
三富野菜の甘さと食感は、それまでの見知った野菜とはまったくの別物。地産食材のおいしさとボリュームで大満足のランチタイムでした。「SACULA DINER」はチケットがなくても利用可能です。
創作物を愛する人に御利益と癒しを授ける「武蔵野坐令和神社」
「ところざわサクラタウン」の一角、武蔵野皮トンビの視線の先に鎮座するのが、通称「武蔵野令和神社(むさしのれいわじんじゃ)」です。
![社殿はミュージアムと同じく、隈研吾氏によるデザイン監修](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph16-20.jpg)
主祭神に天照大御神(あまてらすおおみかみ)、相殿神に素戔嗚命(すさのをのみこと)が鎮座する「武蔵野令和神社」。二柱を総称して「言霊大神」と称し、芸道に関わる人には応援を、芸道を支えるファンには癒しの御利益を授けてくれるそうです。授与品として有名なのが「締切守(しめきりまもり)」。
![参拝は社殿の前、特別な参拝やご祈祷は拝殿内で行われる](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph17-20.jpg)
![天井画に描かれた鳳凰は、イラストレーター天野喜孝氏が手がけたもの](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph18-20.jpg)
お参りの後、礼拝所で「交通安全守」と、ドライブの楽しみを上手に伝えられるよう「芸道上達守(げいどうじょうたつまもり)」を授かりました。
![画像右の女の子は、アニメツーリズム協会の公式キャラ「じゅんれいちゃん」。「ところざわサクラタウン」は「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」の1番札所に選ばれている](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph19-20.jpg)
他では体験できないコラボルームの特典
「EJアニメホテル」では、アニメやゲーム作品とコラボレーションしたコラボルームが用意されています。
![エレベーターからあらわれたのは「BROTHERS CONFLICT(ブラザーズ コンフリクト)」に登場するキャラクターたち。©2021 ウダジョ/クロスワークス/KADOKAWA](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph20-18.jpg)
「EJアニメホテル」に入ってすぐのところにある金色のエレベーターは、昇降ボタンを押すとキャラクターが登場し、ここでしか聞くことのできないオリジナルボイスで出迎えてくれます。
今回は特別に「四ツ目神 -再会-」のコラボルームを見せてもらいました。
![コラボルームのためにオリジナルで製作されたイラストのスタンディが出迎えてくれる。©2021 SEEC Inc.](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph21-15.jpg)
コラボルームには、特別映像などのオリジナルコンテンツも収録されている端末が設置されていて、宿泊した人だけが体験することができます。用意されているお持ち帰り用グッズもオリジナルで、こちらも宿泊者だけが入手できるそうです。
![使用されているイラストは、コラボルームのために描き下ろされたものが中心](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph22-19.jpg)
![「四ツ目神 -再会-」一色のコラボルーム。和室のコラボルームもあり、熱心なファンは両方に宿泊しているそう](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph23-15.jpg)
コラボルームを利用できるのは宿泊者だけですが、ロビーやレストランは誰でも利用することができます。ホテル専用レストラン「Tiam」では、ランチやディナーのグランドメニューも用意。
カフェ&バースペースとして、ラウンジ「Tiam」も併設されており、通常のホテルと同じようなゆったりとした飲食が楽しめます。宿泊プラン用のコラボディナーは宿泊者のみのサービスとなりますが、コラボドリンクは宿泊客以外でも注文可能です。
![レストラン「Tiam」ではアニメ作品に関わるオリジナルドリンクや持ち帰りのできるオリジナルコースターが提供されている](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph24-17.jpg)
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ミュージアムで気になった書籍を「ダ・ヴィンチストア」で購入
「EJアニメホテル」と同じ建物(本棟)の2Fで営業する「ダ・ヴィンチストア」は、KADOKAWA直営の体験型書店です。店舗スタッフがセレクトした書籍を取りそろえ、他の書店との差別化を図っています。
![しっかりと書籍を知ったスタッフのメッセージにより、今まで知らなかった書籍への興味が生まれる](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph25-16.jpg)
![取材した日は、ライトノベルの特設コーナーが設けられていた](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph26-14.jpg)
ランチ後だったので寄ることができませんでしたが、同じ本棟では有名ラーメン店が入れ替わりで出店するシステムを採用している「ラーメンWalkerキッチン」もあります。電話で予約しておくとスムーズに入店できるそうです。
![この日は3年連続世界的ガイドブックで一つ星を獲得する「金色不如帰」が出店](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph27-13.jpg)
図書館、博物館、商業施設など文化の複合施設としてあらゆる機能を備えた「ところざわサクラタウン」は、本好きな方はもちろん、普段あまり本に触れていない人でも楽しめる新感覚のカルチャースポット。都内からも気軽に行ける場所にあるので、ドライブがてらぜひ訪れてみてくださいね。
▼ところざわサクラタウン
住所:埼玉県所沢市東所沢和田三丁目31番地3
駐車場:あり(有料)
URL:https://tokorozawa-sakuratown.jp
今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ 「ライズ」
ところざわサクラタウンへは、トヨタの小型SUV「ライズ」に乗っていきました。小回りがよく利き、街中や駐車場でも扱いやすかったのが印象的。力のあるエンジンは加速もよく、高速道路の走行もラクラクこなす、万能性が魅力の1台です。衝突警報機能やブレーキ制御付き誤発進抑制機能といった先進安全装備の搭載も、頼もしいところ。
![コンパクトなボディにSUVらしい使い勝手のよさを凝縮。さまざまなシーンで活躍する万能なクルマ](https://blog.carshares.jp/wp-content/uploads/ph28-10.jpg)
<今回のドライブのカーシェア料金>
・車種クラス:ベーシック
・プラン:ベーシック
・時間料金:5,700円(12時間パック)
・距離料金:1,760円(16円×110km)
合計:7,460円
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