広々とした室内で長時間のドライブも快適な、ミニバンやSUV。荷物がたくさん載せられる積載性も魅力ですが、「車体が大きくて運転が不安……」と思う人も少なくありません。
でも、運転の仕方そのものはコンパクトなクルマと同じです。違うのは、大きいクルマならではの車両感覚や運転席からの見え方。そこで、大きなミニバンやSUVを運転する上でのポイントをまとめて紹介します。
<目次>
・まずは車体の特徴を知ろう
・「目線の高さ」で変わる視界と車両感覚
・長い車体は「視界+内輪差」に注意
・ミニバンやSUVでドライブの楽しみを広げよう!
まずは車体の特徴を知ろう
漠然と「大きい」と思ってしまいがちなミニバンやSUV。では、具体的にどこがどんなふうに大きいのでしょうか?
コンパクトカーの「ヤリス」、大型ミニバンの「アルファード」、ミドルクラスSUVの「CX-5」を比較してみます。
カレコの車種ラインアップの中でも大きなクルマである「アルファード」は、「ヤリス」に対して全長で約1メートル、車幅で15センチほど大きなサイズであることがわかります。数値以上に大きな印象を受けるのは、40センチ以上も高い全高によるものでしょう。
「CX-5」の全長は、約4メートルの「ヤリス」と約5メートルの「アルファード」との中間的な4.6メートルほど。車幅は「アルファード」とほぼ同じです。
たった十数 センチの差の違いですが、クルマにとってはこの差がとても大きく、運転する上でも感覚が大きく変わってきます。
次からは具体的な「運転のポイント」に入っていきましょう。ポイントになるのは、「目線の高さ」「車体の長さ」の大きく2つです。
「目線の高さ」で変わる視界と車両感覚
SUVやミニバンは車高が高く、運転席の位置も高め。つまり、運転時の目線が高くなります。まっすぐに走る分には、目線が高い方が遠くまで見渡せて運転しやすいものですが、一方で車体の周辺が見えづらい点は、注意が必要です。
実際に運転席からの視線を矢印で表してみると、以下のとおり。赤い矢印より下の部分が死角(見えない部分)となります。
こんなにも前後に死角があるとは驚いてしまいますが、これは車体の直前や直後に障害物や小さな子どもがいても、目視では見えないということを意味しています。また、前後だけではなく、以下の写真の通り左右についても同じように車体の近くが見えづらいことがわかります。
目線の高さによる視界を補うように、ミニバンやSUVのドアミラーは上下に広く映るようになっている他、カレコでは全車にバックモニターを搭載し、駐車時の後方確認をサポート。特に駐車時は、駐車脇の後方に目視では見えない高さの柵などがあることも多いため、バックモニターを活用するといいでしょう。
長い車体は「視界+内輪差」に注意
コンパクトカーよりも全長が50センチ~1メートル長くなるミニバンやSUV。全長が長くなると、よく「内輪差に注意」と言われますが、注意すべきはそれだけではありません。特に、運転席の位置が前寄りで、運転席から後部が長いミニバンは、視界も大きく変わってきます。
下の写真は、「アルファード」の運転席から目視で後方を見た様子です。車体が大きいため、窓までの距離が長く、外が見えづらいことがわかるでしょう。
内輪差についても、おさらいしておきましょう。内輪差とは、交差点を曲がるときや駐車時などハンドルを切って前進したとき、前輪と後輪との走行軌跡の違いのこと。前輪よりも後輪の方が内側を走るため、ハンドルを切るタイミングが早すぎると、「巻き込み事故」を起こしてしまいます。
全長の長いクルマに乗るときは、コンパクトカーを運転しているときよりも遅め(前に出てから)にハンドルを切るようにして、内輪差による接触を防ぎましょう。難しい場合は、“できるだけ大きく回る”ように意識しておくといいかもしれません。
ミニバンやSUVでドライブの楽しみを広げよう!
今回は、「アルファード」と「CX-5」という比較的大きなミニバンとSUVを例に、運転時の注意点を解説してきました。「目線の高さ」と「車体の長さ」という2つの要素をまずは頭に入れて、コンパクトカーなどとの感覚の違いを感じてみてください。
いきなり大きなクルマに乗るのは不安でも、カレコならさまざまなサイズの車種をラインアップしています。車体が小さくてもミニバンやSUVならではの運転感覚は、それほど変わりません。まずは、小さめのクルマで練習してみるのもいいでしょう。
<小さめのSUV>
・ハスラーHYBRID(全長3,395 mm×全幅1,475mm×全高1,680 mm)
・ライズ/ライズHYBRID(全長3,995mm×全幅1,695mm×全高 1,620 mm)
・ヤリスクロス/ヤリスクロスHYBRID(全長4,180mm×全幅 1,765mm×全高1,590 mm)
<小さめのミニバン>
・フリード(全長4,265mm×全幅1,695mm×全高1,710mm)
・シエンタ/シエンタHYBRID(全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,675mm)
目的やその日の気分で、さまざまなクルマに乗れるのは、カレコの大きなメリットの一つです。「不安だから」といつも同じ車種に乗っている人も、ぜひいろいろな車種にチャレンジして、ドライブの楽しさを広げてみてください!
>>>ミニバン特集ページ
>>>SUV特集ページ
<関連記事>
>>> 「新型ヴォクシー」導入!広さも走りもレベルアップした人気ミニバンを紹介
>>> ミニバンの「車庫入れ」は難しい? ポイントを知って試してみよう
>>>運転がうまい人のコツを真似して「運転スキルの上達」を図ろう!
<カレコについて>
>>>ご利用の流れ
>>>料金について
>>>車種ラインアップ
<最新情報はカレコ公式SNSで>
Facebook、Twitter、Instagram、LINE
記事内容は公開時のものです。変更になる場合があります。