かつてニシン漁でにぎわい、「北のウォール街」とも呼ばれる北海道小樽市。札幌市から気軽に立ち寄れる人気観光スポットでもあります。今回は、秋から冬にかけても楽しめる小樽市を巡るドライブへと向かいます。
<目次>
・札幌市内から1時間弱で小樽に到着
・小樽港の海運を支えた小樽運河
・小樽寿司屋通りで旬の味を楽しむ
・小樽といえば「北一硝子」。美しく機能的なガラス製品にうっとり
・「三号館 テラス」で味わえる巨大8段ソフトに挑戦
・大正時代の建物の中にさまざまな音色と装飾のオルゴール
・「ルタオ」でお土産選びと景色を楽しむ
・小樽に行ったら立ち寄りたい! おすすめドライブスポット
・今回のドライブに利用したクルマ:トヨタ 「カローラクロス」
札幌市内から1時間弱で小樽に到着
札幌市内のカレコステーション「リパーク札幌南8西2」を出発し、西へ向かいました。景色を楽しむため一般道をのんびり走ります。札幌中心部を通過し、道道124号、国道5号を通って1時間10分ほどで小樽市内に入りました。

札幌から小樽への道は途中、アップダウンも伴います。これから冬の雪道シーズンは急がずに安全運転を心がけてください。
小樽港の海運を支えた小樽運河
小樽は山と海に挟まれた坂の街です。小樽市内に入り海側を走ると、まず出迎えてくれるのが小樽運河。海の玄関口として北海道の発展に貢献した小樽港の海運を支える水路である小樽運河は、緩やかにカーブしているのが特徴です。
運河沿いには石造りの倉庫群が当時のまま立ち並んでおり、整えられた散策路は歴史の息吹を感じながらゆっくりと歩くことができます。散策時は、周辺のパーキングに駐車できます。

小樽運河を約40分かけて船で巡る「小樽運河クルーズ」も人気です。季節折々に違う表情を見せる小樽運河を船上から堪能できます。これから冬にかけては、真っ白な雪に覆われ、石造倉庫群の軒先から大きなつららが下がる北国らしい光景が見られます。

夜になるとライトアップされた倉庫群と63基のガス灯の暖かな光に包まれる小樽運河。季節ごとにさまざまな楽しみを見せてくれます。

▼小樽運河
住所:北海道小樽市港町5 小樽運河
駐車場:近隣のパーキングを利用
URL:https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020100900367/
▼小樽運河クルーズ
住所:北海道小樽市港町5-4
駐車場:なし
URL:https://otaru.cc/
小樽寿司屋通りで旬の味を楽しむ
小樽運河から少し山側へ移動して小樽寿司屋通りへ向かいます。海に面しており新鮮な海産物が豊富な小樽。中でもこの通りには坂道に沿ってたくさんの寿司屋が軒を並べています。
今回は小樽で唯一、魚河岸の仲買権を持つ「おたる 旭寿司本店」へ。店主が直接競り落とすという魚介類に期待です。

まずは、今が旬の秋シャコのお刺身を。卵が詰まった旬のシャコは身も引き締まり、独特の甘味があります。


オーダーした「旭にぎり」はマグロやウニにホッキ、鮑と人気のネタが10貫。「旭ちらし」には、牡蠣やいくらなど、小樽の旬の魚介類がてんこ盛りです。


ゆったりとした店内で、大満足のランチとなりました。
▼おたる 旭寿司本店
住所:北海道小樽市色内1丁目12番5号 (小樽寿司屋通り)
駐車場:あり(無料)
URL:http://www.asahizushi.co.jp/
小樽といえば「北一硝子」。美しく機能的なガラス製品にうっとり
お腹が満たされたところで坂道を下って、堺町通りに入ります。お土産ショップや海鮮食堂などがびっしりと並ぶ通りが観光客や修学旅行生でにぎわっていました。
目指すは北一硝子です。堂々とした石造りの「北一硝子 三号館」を中心に「北一プラザ」、「北一硝子 クリスタル館」、「北一硝子 アウトレット」など、通りを挟み、さまざまな種類のガラス製品のショップが立ち並んでいます。

特に印象的だったのは、「北一硝子 三号館」のカントリーフロアに並ぶ、石油ランプ。昔ながらの形状のランプの中には本物の火が灯っています。時折聞こえるチリチリという音と油の燃える匂いがなつかしさを誘います。売り場で立ち尽くし、いつまでも眺めていたいと思いました。

それぞれのショップで、テイストの異なる食器から日用品、アクセサリーまでが取り扱われていますので、じっくりと時間を取って巡るのがおすすめです。今回は、3点の実用的なガラス製品をお土産にしました。

▼北一硝子
住所:北海道小樽市堺町7番26号
駐車場:あり(有料・買い物特典あり)
URL:https://kitaichiglass.co.jp/

「三号館 テラス」で味わえる巨大8段ソフトに挑戦
北一硝子には、ガラス製品のショップの他、お酒やワインを扱うコーナーやカフェなどがあります。運河側に面した「三号館 テラス」で購入できる、噂のソフトクリームを食べてみることにしました。

「8段ソフト」は、「北一濃厚牛乳ソフト」をはじめとして、「夕張メロンソフト」、期間限定の「白桃(ヨーグルト)」、「巨峰」など季節替わり全部で6種類のソフトクリームが味わえます。6種類の味が一度に味わえる贅沢なソフトクリームはコーン部分を入れて全長24センチ以上のビッグサイズ。「8段」の他、「6段」、「12段」もあるそうなので、ぜひチャレンジしてみてください。
さすがのボリュームにお腹が冷えてしまったので、同じく三号館にある「三号館 北一ホール」に立ち寄りました。

石造りのホール内には167個の石油ランプが灯り、ハリーポッターの世界にでも入り込んでしまったかのよう。石油ランプは朝9時からの30分間で、スタッフの手で一つひとつ点灯されるそうです。その様子は見学可能とのことなので、朝早くに訪れてみてもいいかもしれません。

ホール内には食事やデザートが用意されており、石油ランプの柔らかな光の中くつろぐことができます。温かい紅茶で、ほっとひと息つきました。
▼三号館 テラス
住所:北海道小樽市堺町7番26号
駐車場:あり(有料)
URL:https://kitaichiglass.co.jp/terrace/
▼三号館 北一ホール
住所:北海道小樽市堺町7番26号
駐車場:あり(有料)
URL:https://kitaichiglass.co.jp/kitaichihall/
大正時代の建物の中にはさまざまな音色と装飾のオルゴール
北一硝子から堺町通りをさらに進むと五差路の交差点にたどり着きます。「メルヘン交差点」と呼ばれる交差点の突き当たりにある「小樽オルゴール堂 本館」。100年以上もの歴史を持ち、「小樽市指定歴史的建造物 第17号」に認定されています。


3階建ての広い店内には正統派のボックス型から、キャラクターもの、フォトスタンド型、寿司型、そして珍しいアンティークまであらゆる音色と形状のオルゴールがフロアごとに並びます。


長い時の刻まれた空間で、オルゴールの音色に耳を傾けると時間が止まったような不思議な気持ちになります。

「小樽オルゴール堂 本館」の最寄りには「小樽オルゴール堂 2号館 アンティークミュージアム」、「小樽オルゴール堂 手作り体験 遊工房」などもあります。アンティークオルゴールの演奏やオリジナルのオルゴール制作体験もできますので、そちらに立ち寄ってみるのもよいかもしれません。
▼小樽オルゴール堂 本館
住所:北海道小樽市住吉町4番1号
駐車場:なし
URL:https://www.otaru-orgel.co.jp/
「ルタオ」でお土産選びと景色を楽しむ
「小樽オルゴール堂 本館」からメルヘン交差点を挟んだ向かいには「小樽洋菓子舗ルタオ本店」があります。

手作りケーキ、お土産にぴったりの焼き菓子やチョコレートに目移りしてしまいます。本店限定の商品もいくつかあり、今回は缶入りのプチショコラのアマンドホワイトを購入。

2階には喫茶コーナーがあり、北海道限定・生ドゥーブルフロマージュや本店限定の紅茶も楽しめます。さらに最上階にあるドーム型の展望室からは、小樽の海から山まで360度のパノラマを眺めることができます。

▼小樽洋菓子舗ルタオ本店
住所:北海道小樽市堺町7番16号
駐車場:あり(有料・買い物特典あり)
URL:https://www.letao.jp/shop/letao/
小樽に行ったら立ち寄りたい! おすすめドライブスポット
海と山と歴史の街・小樽にはまだまだ立ち寄りたいスポットが目白押しです。お子さん連れにおすすめのスポット「おたる水族館」。海を仕切っただけのプールにアザラシやトドが自然に近い姿で暮らす「海獣公園」や全然言うことを聞かないペンギンが見られるショーも人気です。冬期営業中には、館外を歩くペンギンを間近に見られる「ペンギンの雪中さんぽ」も行われます。

▼おたる水族館
住所:北海道小樽市祝津3丁目303番地
駐車場:あり(有料・冬期営業中は無料)
URL:https://otaru-aq.jp/
小樽のシンボルとして地元民に親しまれる天狗山。日中は街から海へかけての絶景を、夜は北海道三大夜景にも数えられるきらびやかな夜景を楽しむことができます。ロープウェイは天候により運休の場合がありますので、事前にご確認ください。

▼天狗山(ロープウェイ山麓駅)
住所:北海道小樽市最上2丁目16-15
駐車場:あり(無料)
URL:https://tenguyama.ckk.chuo-bus.co.jp/

今回のドライブで利用したクルマ:トヨタ 「カローラクロス」
「カローラクロス」は、基本性能の高さに定評のある人気のカローラシリーズのSUV。デザイン、走りやすさ、そして広々とした室内の快適さとどれをとっても抜群でした。

バッゲージスペースの広さもたっぷりで、荷物が増えても楽々収納。急な坂や入り組んだ道の多い小樽でも不安なく走ることができました。
これから、北海道は雪の季節に入ります。ドライブの際には、時間に余裕をもってお出かけください。
<今回のドライブのカーシェア料金>
・プラン:ベーシック
・車種クラス:ミドル
・時間料金: 6,700円(12時間パック)
・距離料金: 2,160円(18円×120km)
合計:8,860円
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