カーシェア

カーシェアはガソリン代がかからない?仕組みと給油時の方法

カーシェアのガソリン代は、利用料金に含まれるため、ガソリンスタンドでの支払いは不要です。しかし、ルールを知らないと自己負担になってしまうケースも。本記事では、カーシェアを利用する際のガソリン代について詳しく解説します。

【結論】カーシェアのガソリン代は利用料金に含まれている

カーシェアリング(以下、カーシェア)の利用中は、ガソリンの残量に応じてガソリンスタンドでの給油が必要です。ただし、利用料金にガソリン代が含まれているため、利用者がガソリンスタンドでお金を支払う必要はありません。

同じ車を借りるサービスであるレンタカーとカーシェアとの大きな違いの一つが、ガソリン代の負担の有無です。レンタカーの場合、利用料金にはガソリン代が含まれていないため、基本的に返却前に自費でガソリンを満タンにして返却することが求められます。満タン返しが不要なサービスもありますが、その場合でも店舗で使用分を計算の上、追加料金の支払いが必要です。また、店舗で支払うガソリン代は、1リッターあたりの金額がガソリンスタンドよりも割高なケースが多いです。

一方のカーシェアは、返却時のガソリンの満タン返しは不要です。その代わり、ガソリンメーターが各サービス会社が定めている規定以下になった場合は、返却までに給油が必要です。

例えば三井のカーシェーズでは、ガソリンの残量が1/2以下になりましたら給油してから返却いただくことをルールとしております。なお、給油後に申請すると、6カ月間有効の利用クーポンが付与されるため、おトクな料金で利用することが可能です。

カーシェアは給油カードで給油する

カーシェア利用時に給油する際は、車内に置いている給油カードを使用します。給油カードの場所は、運転席の頭上にあるサンバイザーケースや助手席前のグローブボックス内など、サービス会社によって異なります。

また、多くのサービス会社では洗車費の支払いにも使えるようになっており、クルマの汚れが目立つ場合は給油カードと同じカードで洗車が可能です。ただし、水洗い洗車のみであったり、利用できる金額に上限あったりするため、事前によく確認しておきましょう。

カーシェアでもガソリン代がかかるケース

カーシェアでは、通常ガソリン代の支払いは不要と説明しましたが、場合によっては自己負担となってしまうケースもあります。サービスの恩恵を十分に受けるためにも、しっかりとルールを確認しておきましょう。

給油カードを使用しなかった場合

給油カードを使用しなかった場合、ガソリン代は利用者の自己負担となるサービス会社が多いです。誤って自身のお金やクレジットカードで支払わないよう注意しましょう。

万が一、所定の場所に給油カードがないときには、サービス会社のサポートセンターに連絡しましょう。

提携外のガソリンスタンドで給油した場合

給油カードは指定された提携ガソリンスタンドでのみ、使用が可能です。提携ガソリンスタンド以外で給油した場合、そのガソリン代は自己負担となってしまうケースがあります。そのため、給油カードが使えるかどうかわからないときは、給油前にガソリンスタンドのスタッフに使用できるかを確認することが大切です。

なお、利用エリアに提携ガソリンスタンドがないケースに限り、立て替え払いに対応するサービス会社もありますが、事前連絡や領収書郵送などの対応が必要です。そもそも立て替え払いに対応していないサービス会社も多いため、必ず事前に確認をしましょう。実際に、三井のカーシェーズでは、現金による立て替え払いには対応しておりませんのでご注意ください。

ガソリン代以外でカーシェア料金に含まれている費用

カーシェアの利用料金には、ガソリン代以外の次のような費用が含まれています。

  • 車両代
  • 保険料
  • 税金
  • メンテナンス費

これらが利用料金にまとめられているため、短期的な維持費の観点ではマイカーを持つよりもおトクに車を利用できます。

車両代

車の利用方法には、主にマイカー、カーリース、カーシェア、レンタカーの四つの選択肢があります。

マイカーは、車両を購入するため、一括で購入するのであれば、まとまった金額が必要になります。ローンを組んだとしても数年に渡る場合が多く、毎月の数万円の返済が必要です。

リースは、その名のとおり車を借りる契約です。車両代や税金の支払いなどは月額料金に含まれるため、マイカーほどまとまった金額が必要になるわけではありません。しかし、マイカーのローンと同様に月々数万円の支払いが必要です。

一方のカーシェアやレンタカーでは、車の購入代やリース代が利用料金に含まれています。まとまった金額が不要な上、毎月高額な支払いがないのはメリットだといえるでしょう。

保険料

自動車保険は、主に以下の2種類あります。

  • 自賠責保険…被害者への補償を目的とした保険。車両を所有する人すべてに義務付けられる
  • 任意保険…被害者のほか、車両や自身の補償を目的とした保険

任意保険料は補償内容のほか、年齢や等級などのさまざまな要素によって変動します。保険料は年齢が若く、等級が低いほど高いのが一般的です。また、補償内容を手厚くするほど高額になります。

しかし、カーシェアでは自賠責保険料や任意保険料が利用料金に含まれているため、利用者が別途負担する必要はありません。

税金

毎年、4月1日時点の車の所有者に、自動車税または軽自動車税が課せられます。

車の所有者は自動車税に加え、自動車重量税の負担も必要です。自動車重量税とは国税の一種で、車の重量や種類などに応じてかかる税金です。自動車重量税は、車検と同じタイミングで納付します。

カーシェアの場合、これらの税金も利用料金に含まれているため、利用者は直接負担することなく車を利用できます。

メンテナンス費

主なメンテナンス費には、車検代や修理代、部品交換代などがあります。これらの費用は、車を安全に走行するために不可欠です。

しかし、カーシェアの場合はサービス会社が定期的にメンテナンスしてくれます。自身で車検に出す必要もなく、常に良好な状態を維持してくれているため安心して利用できます。

カーシェア利用時の基本的な給油手順

実際給油するときに慌てないよう、カーシェアを利用する前に給油手順を確認しておきましょう。ここでは、基本的な給油手順を詳しく解説します。

STEP1:給油のタイミングを把握する

まずは、給油のタイミングを把握します。

各サービス会社が定めている給油のタイミングが来たら、次の利用者のためにも返却までに必ず給油しておきましょう。次の利用者からガソリン残量不足の通報をされると、ルール違反と見なされ、会員資格が取り消されるケースもあるので注意してください。

STEP2:ガソリンスタンドに行く

給油の際は、必ず提携のガソリンスタンド名を確認しておきましょう。中には給油カードが利用できない店舗もあるため、対応しているかも調べておきます。

三井のカーシェアーズでは、給油カードの裏にQRコードがついており、バーコードを読み込むと対応している店舗名が確認できます。

STEP3:給油カードを使用して給油する

カーシェアの車にある給油カードを使って、ガソリンを給油します。

フルサービスの場合

フルサービスのガソリンスタンドでは、給油カードをスタッフに提示し、利用できるかを確認します。利用できる場合、スタッフに油種と給油量を伝えて給油してもらいます。給油量は、満タンで問題ありません。カードのサインを求められたら、自分の名前を記入してください。

セルフサービスの場合

セルフサービスのガソリンスタンドでは、クレジットカードと同様の使い方で進めます。支払機の挿入口にカードを入れて、給油しましょう。

カーシェアで給油する際の注意点

カーシェアの利用中に給油する際には、いくつか注意したいことがあります。サービスを快適に利用するためにも、注意点を押さえておきましょう。

  • 指定されたガソリンスタンド以外では給油しない
  • 給油の種類を確認する
  • 必ずレシートを受け取る

それでは、各注意点を詳しく見ていきましょう。

指定されたガソリンスタンド以外では給油しない

サービス会社は、それぞれ特定のガソリンスタンドと提携しています。例えば、三井のカーシェアーズの場合、次のガソリンスタンドと提携しています。

  • ENEOS
  • cosmo
  • apollo station
  • シェルSS
  • 出光SS

カーシェアを利用する際には、事前に各サービス会社の提携ガソリンスタンドを確認しておくようにしましょう。

給油の種類を確認する

ガソリンスタンドで給油する際には、必ず油種を確認してください。油種は車種によって異なり、レギュラーの車種もあればハイオクの車種もあります。対応しているもの以外の油種を誤って給油すると、アイドリングの不調やエンストを起こす可能性があります。そのまま走行するとエンジンがかからなくなるため、絶対に運転しないようにしてください。

また、油種が混油するため、燃料を抜いてタンクを洗浄しなければなりません。エンジンまわりの部品が故障している場合は、追加整備も必要です。さらに、修理期間中には車が利用できないため、損害も発生します。これらの修理代、賠償は自己負担となります。

三井のカーシェーズの場合、営業補償(ノン・オペレーションチャージ)として、20,000円+実費が必要です。カーシェアを快適に利用するためにも、給油前には油種の確認をしておきましょう。

※営業補償(ノン・オペレーション・チャージ)…営業補償料として利用者が負担する費用

必ずレシートを受け取る

カーシェアで給油をした際には、レシートを受け取っておきましょう。サービス会社によっては、提携ガソリンスタンドであっても、レシートの受け取りを必須としているところもあります。

なお、三井のカーシェーズでは、給油後に受け取ったレシートをスマートフォンで撮影し、申請することで400円のクーポンを進呈しています。その他トラブルを防ぐためにも、レシートは保管しておくと安心です。

カーシェアなら「三井のカーシェアーズ」

カーシェアの利用料金にはガソリン代が含まれているため、利用者の負担はありません。三井のカーシェーズでは、給油後に申請すると6カ月間有効のクーポンを進呈しており、期限内であればおトクにカーシェアを利用できます。

また、車両代や保険料、メンテナンス費も利用料金に含まれているため、直接的な負担は不要です。おトクにカーシェアを利用したい人は、三井のカーシェーズがおすすめです。最後に三井のカーシェアーズの料金やサポートについてご紹介します。

料金

三井のカーシェアーズでは、「月会費+時間料金+距離料金」を基本とした料金体系に加え、お客さまのニーズに合わせて選べる2つのプランと、おトクなパック料金を用意しています。

「ベーシックプラン」は、頻繁にカーシェアをご利用される方向けのプランです。月会費は980円ですが、その金額分が毎月のご利用料金から割引されるため、実質的におトクにご利用いただけます。

【ベーシックプラン料金表】

※2024年12月末時点の情報です。変更の可能性もございます。
※ランクル300クラスが適用されるクルマ「ランドクルーザー300 GR SPORT」は、一部の個人会員さまにご利用を限定させていただいております。

一方で、数か月に1回、あるいは月に1回30分程度の低頻度のご利用で、月会費相当の割引を十分に活用できない場合には、「月会費無料プラン」をおすすめいたします。時間料金は少し高めですが、月会費がかからないため、スポット利用に最適です。

【月会費無料プラン料金表】

※2024年12月末時点の情報です。変更の可能性もございます。
※ランクル300クラスが適用されるクルマ「ランドクルーザー300 GR SPORT」は、一部の個人会員さまにご利用を限定させていただいております。

さらに安心を追加「トラブルあんしんサポート」

三井のカーシェアーズでは、追加のサポートサービスを活用すればより安全、安心に車をご利用できます。「トラブルあんしんサポート」では、予約時に追加費用を支払えば、営業補償(ノン・オペレーションチャージ=NOC)の費用が免除されます。費用と負担免除される項目は、次のとおりです。

※タイヤのパンク・損傷時に発生した金額については、一旦会員さまに立替払いいただきます
※三井のカーシェアーズの会員である間に事故を2回以上起こされた場合は、営業補償は免除となりますが、修理費用、もしくは車両リース解約金相当額は、シェアカーの損害に対する修理費用などのサポート制度が適用されないケースに従い、会員にご負担いただく場合があります

また、トラブルあんしんサポートの加入料金は以下のとおりです。

※加入料金は利用時間ではなく、予約時間に基づき計算されます
※72時間を超えた予約も、24時間ごとに550円加算されます

最安550円の追加費用で最大50,000円の支出が免除となります。事故やトラブル時の失費をできる限り抑え、安心して車を利用されたい方は、本オプションへの加入を検討することをおすすめいたします。

24時間の受付対応

三井のカーシェアーズでは、24時間体制のサポートダイヤルを設置しており、専任スタッフが常駐しています。そのため、深夜や早朝、年末年始なども事故やトラブルの対応をいたします。

特に、事故を起こした直後はパニックで正常な判断ができない場合もあるでしょう。専任スタッフによる的確なサポートをいたしますのでご安心ください。

いかがだったでしょうか?
カーシェアならガソリン代が実質0円でおトクなことは勿論、実際にどのような給油ルールになっているのかもイメージできたと思います。みなさまもぜひ、三井のカーシェアーズでスマートなシェアカーライフを始めましょう!          
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