現代人の生活に欠かせないインスタントラーメンがどのように生まれたのか知っていますか? 「カップヌードルミュージアム 横浜」は、インスタントラーメンの歴史を学ぶのはもちろん、オリジナルのマイカップヌードル作りなどもできる体験型食育ミュージアムです。
渋谷〜横浜までクルマで約1時間
カップヌードルミュージアム横浜のあるみなとみらいエリアでは、夜になるとグランモール公園やパシフィコ横浜などのイルミネーションが3月中旬まで楽しめます。周辺スポットも巡って一日中楽しむには、クルマでお出かけするのがおススメです。
▼ブログ過去記事
イルミネーションドライブ ~2017年・横浜編~
今回は、渋谷駅西口にあるリパーク渋谷桜丘町第3からコンパクトカーの「フィット」に乗ってお出かけスタート。平日だったこともあり、高速道路を経由して1時間かからずに横浜まで到着しました。
みなとみらいICからカップヌードルミュージアム横浜までは5分とアクセスも抜群です。専用駐車場は、1時間無料で利用できます。
施設の外からも見られる「CUPNOODLES “B-玉”COASTER」は、カップヌードルの生産ラインをイメージしたもの。
いざ、カップヌードルミュージアム横浜 館内へ
館内に入ると、2階へ続く階段前でチキンラーメンのキャラクター「ひよこちゃん」がお出迎えしてくれました。カップヌードルミュージアム横浜には、年間約100万人が訪れるそうで、この日も多くの人で賑わっていました。
2階の展示コーナーへ上がると、ずらりと並ぶ歴代のインスタントラーメンに圧倒されます。「インスタントラーメンヒストリーキューブ」は、立体的な年表になっていて、右へ進むごとに近年のインスタントラーメンに近づいていきます。1958年に発明された世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」に卵型の窓が開いて中が見えるようにしているのは、当時インスタントラーメンがどのようなものか知られていなかったからだそう。
食べたことのない味や種類がたくさんありました。お気に入りのインスタントラーメンはどこにあるか探して、歴史をたどるのも楽しいかも。 日清食品の商品以外の「インスタントラーメン」のことも知ってほしいということから、ほかのメーカーの商品も展示されていました。安藤百福の生涯に触れる
「百福シアター」では、インスタントラーメンを発明した安藤百福(ももふく)さんの生涯とインスタントラーメンが生まれるまでの苦悩が描かれたコミカルなCGアニメが楽しめます。
百福シアターを出ると、安藤百福さんが裏庭に建てた研究用の小屋がジオラマで再現されています。世紀の発明がされた小屋の中にあるのは、鍋やめん棒など麺作りに必要な道具だけ。何かを発明するときに必要なのは特別な道具ではなく、ひとつのアイデアだということが伝わってきます。
6つのエリアで発見のヒントを見つけよう
館内は、「まだ無いものを見つける」「常識にとらわれない」「なんでもヒントにする」など、安藤百福さんが発明に取り組んだ際の「創造的思考」の原点となるキーワードをもとに、6つの展示エリアに分かれています。
インスタントラーメンだけでなく、飛行機や洗濯機など、「あったらいいな」に焦点を当てて発明されたものが展示されていました。ものづくりの原点も一緒に学ぶ機会になりますね。
物事の常識や当たり前にとらわれずに考えることを教えてくれるこのエリアには、カップヌードルから麺が飛び出したアーティスティックなオブジェが。このオブジェをタテ・ヨコ・ナナメ、さまざまな方向から見ると、麺の中に隠れたキーワードが浮かび上がります。どんな言葉が隠れているのかチェックしてみてくださいね。
こちらは、宇宙飛行士の野口聡一さんが実際に宇宙で食べられた宇宙食「スペース・ラム」。スペース・ラムも安藤百福さんが95歳のときに発明されたんだそう。
この展示コーナーにはさまざまな工夫がされていて、インスタントラーメンの歴史を知るだけでなく、物事の捉え方などを見直すきっかけにもなりました。仕掛けや伏線が隠されているので大人でも楽しめます。
マイカップヌードルファクトリーで自分だけのカップヌードルを作ろう
3階には、自分の好きなスープや具材でカップヌードルが作れる「マイカップヌードルファクトリー」(1食300円)と、実際に小麦粉からラーメン作りを体験する「チキンラーメンファクトリー」(中学生以上500円、小学生300円)があります。今日はマイカップヌードル作りを体験しました。
まずはカップに絵をつけていきます。思い出を残すのも良し、好きな絵を描くのも良し。絵が苦手な人は塗り絵を楽しむのもあり。
おそろいのデザインにしたり、色違いにしたりしてもかわいいかも。
デザインを作成した後は、スタッフの人と一緒に麺、スープ、具材を入れていきます。
ひとつひとつ自分で体験しながら作れるので、出来上がりがますます楽しみになります。トッピングは定番の具材に加えて、「ひよこちゃんナルト」や季節限定の「貝柱」もありました。具材が入ったら、カップにフタをして、フィルムでシュリンク包装をしてできあがりです。
すべての工程を見せてくれるので、販売されているカップヌードルがどのように作られているのか自然に学ぶことができます。
お土産としてプレゼントするのも良いかも! 「チキンラーメンファクトリー」では、小麦粉から麺を作る体験ができます。普段、気軽に食べているチキンラーメンを素材から作ることで、お子さまの食育にもなりますね。お子さまが遊べるエリアも充実
3歳以上〜小学生以下のお子さま向けの「カップヌードルパーク」では、工場に見立てたアスレチックの中で、お子さま自身が「麺」になってインスタントラーメンができるまでの流れを体験できます。最後に、世界の麺を楽しもう!
「NOODLES BAZAARワールド麺ロード」は、アジアのナイトマーケットを再現した雰囲気の中で、世界のさまざまな麺料理を味わえます。1食300円でハーフサイズなので、シェアしていろんな種類を楽しんでもいいかも。 頼んだ麺はどちらも辛くて本格的な味わい。他にもめずらしいカザフスタンのラグマンや、馴染みのあるベトナムのフォー、韓国の冷麺などもありました。ワールド麺ロードには、インスタ映え間違いなし!?のデザート「カップヌードルソフトクリーム」も。実際にカップヌードルに使われているフリーズドライのエビや卵などがソフトクリームにトッピングされています。甘塩っぱさが癖になるかも?カレー味のソフトクリームも、ぜひチャレンジしてみてください。
「!!!」というカップヌードルミュージアムのロゴ通り、「驚き!ひらめき!発見!」がたくさん詰まっていました。
ミュージアムショップには、ここでしか買えないひよこちゃんグッズなどがいろいろあるので、ぜひチェックしてみてください。
ちょっと荷物が増えてもクルマで来ていれば安心ですね!
▼カップヌードルミュージアム 横浜
住所:神奈川県横浜市中区新港2-3-4
電話:045-345-0918
開館時間:10:00 〜 18:00 (入館は17:00まで)
駐車場:40台(入館チケット提示で最初の1時間無料、それ以降は250円/30分)
入館料:大人 (大学生以上):500円 高校生以下は無料(館内の一部施設は別途利用料が必要)
URL: https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/yokohama/
大人も子どもも発見があるカップヌードルミュージアム 横浜
外に出るとランドマークやみなとみらいの夜景がとてもきれいでした。帰り道は横浜の夜景の中、渋谷方面まで国道1号線のドライブを楽しみました。
カップヌードルミュージアム 横浜は、想像以上に楽しめる施設でした。小さなお子さまが楽しめる工夫もされていますし、大人にも新しい発見があるので、家族やカップル、友だち同士でも楽しめること間違いなし。ちなみに、2018年秋のNHK連続テレビ小説「まんぷく」は、安藤百福夫妻をモデルにした物語です。ますます注目が集まりそうですね!