Bluetoothでカーナビとスマートフォン(iPhone/Android)を接続する方法【三井のカーシェアーズの使い方】

ドライブに欠かせない音楽。かつてカーオーディオといえば、CDやMD、カセットテープでしたが、今はスマートフォンとカーナビをBluetoothで接続して、ミュージックアプリやストリーミングで聴くのが一般的になりました。

また、ディスプレイオーディオといって、車載機器にオーディオ機能やカーナビ機能を持たず、スマートフォンの画面をミラーリングすることで、スマホアプリをディスプレイ上で操作するタイプも登場しています。

ここでは、スマートフォンとカーナビまたはディスプレイオーディオを接続するための方法や手順を紹介します。カーシェアをご利用の際に、お役立てください。

目次

スマートフォンとカーナビのBluetooth接続でできること
Bluetooth接続の手順:carrozzeriaカーナビ
Bluetooth接続の手順:トヨタ・ディスプレイオーディオ
Bluetooth接続の手順:マツダ コネクト
Bluetoothの接続ができない場合
スマートフォンアプリの使い方
カーナビがあるのにマップアプリを使うメリットは?
カーシェアでBluetooth接続するときの注意点
Bluetooth接続を活用してさらに楽しく便利なドライブを!
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スマートフォンとカーナビのBluetooth接続でできること

一般的なカーナビの場合、スマートフォンをオーディオソース(音源)として音楽などを再生することができます。

トヨタ・ディスプレイオーディオでのオーディオソース選択画面
トヨタ・ディスプレイオーディオでのオーディオソース選択画面

スマートフォンで再生できるものなら車載のスピーカーから音が出せるので、音楽配信サービス(AWA、Amazon Music、Apple Music、LINE MUSIC、Spotify、YouTube Musicなど)のアプリのほか、radikoやYouTube動画の音声を流すことも可能です。ただし、動画は通信データ量(ギガ)を多く消費するため、注意が必要です。

ディスプレイオーディオやAndroid Auto、Apple CarPlayに対応したカーナビであれば、スマートフォンのメニュー画面をディスプレイに映すことができます。

Apple CarPlayによりスマートフォンの画面が表示されたディスプレイオーディオ
Apple CarPlayによりスマートフォンの画面が表示されたディスプレイオーディオ

画面上でアプリを起動すれば、音楽関連アプリのほか、マップアプリの利用も可能。画面上で操作できるだけでなく、事前にスマホで目的地を設定することもできます。また、スマートフォンの通信を利用しているので、最新の渋滞情報が反映されるのもメリットのひとつです。

Bluetooth接続の手順:carrozzeriaカーナビ

それでは、実際にスマートフォンとカーナビをBluetooth接続するには、どうしたらいいのでしょうか? 三井のカーシェアーズのクルマに装着されているcarrozzeria製カーナビと、トヨタのディスプレイオーディオを例に、スマートフォンとカーナビの接続手順を説明していきます。

カレコの多くのクルマに搭載されるcarrozzeria製カーナビ(車種や導入時期によりデザインや機能が異なる場合があります)
三井のカーシェアーズの多くのクルマに搭載されるcarrozzeria製カーナビ(車種や導入時期によりデザインや機能が異なる場合があります)

実際の機器登録の手順を見ていきましょう。

(1)メニューボタンを押し、Bluetoothマークのついた「設定」を選択
(1)メニューボタンを押し、Bluetoothマークのついた「設定」を選択
(2)「Bluetooth設定」のメニューが表示されたら、「機器登録」を選択する
(2)「Bluetooth設定」のメニューが表示されたら、「機器登録」を選択する
(3)スマートフォンのBluetoothをONにしたら通信開始。画面にスマホが表示されたら選択する
(3)スマートフォンのBluetoothをONにしたら通信開始。画面にスマホが表示されたら選択する
(4)認証コード(PIN)が表示される。スマートフォンとカーナビで同じコードが表示されていることを確認して、ペアリングする
(4)認証コード(PIN)が表示される。スマートフォンとカーナビで同じコードが表示されていることを確認して、ペアリングする
(5)スマートフォンのデータの同期を許可するかどうかが求められる。連絡先などを使わない場合は「許可しない」を選択する
(5)スマートフォンのデータの同期を許可するかどうかが求められる。連絡先などを使わない場合は「許可しない」を選択する
(6)カーナビの各種機能を使うための表示がいくつか表示される。オーディオのみ「はい」を選択しておけばOK
(6)カーナビの各種機能を使うための表示がいくつか表示される。オーディオのみ「はい」を選択しておけばOK

これで接続完了です。画面右下にある「AV」ボタンから、オーディオソースとしてBluetoothを選んでください。

▼carrozzeria製カーナビの接続方法は動画でもご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=ybs4qUFIy4o

Bluetooth接続の手順:トヨタ・ディスプレイオーディオ

ヤリス、ヤリスクロス、カローラクロス、RAV4、ハリアー、新型ヴォクシー、アルファードなど、三井のカーシェアーズで導入しているトヨタの一部には、ディスプレイオーディオが装着されています。カーナビ機能も搭載されていますが、スマートフォンをBluetooth接続することにより、Apple CarPlayなども利用できます。

写真はハリアーのディスプレイオーディオ。物理ボタンは電源・ボリュームのダイヤルのみで、ほとんどの操作をタッチパネルで行う
写真はハリアーのディスプレイオーディオ。物理ボタンは電源・ボリュームのダイヤルのみで、ほとんどの操作をタッチパネルで行う

メニューを呼び出し、Bluetoothの設定から機器登録を行うのは、先のcarrozzeria製カーナビと同じ。メニューボタンの位置などが異なります。

(1)歯車マークの設定メニューから、「Bluetooth/機器」を選択する
(1)歯車マークの設定メニューから、「Bluetooth/機器」を選択する
(2)機器登録の画面が表示されたらスマートフォンのBluetoothをONにして、画面上でスマートフォンを選択
(2)機器登録の画面が表示されたらスマートフォンのBluetoothをONにして、画面上でスマートフォンを選択
(3)認証コードが表示されたら、番号が合っていることを確認してペアリングする
(3)認証コードが表示されたら、番号が合っていることを確認してペアリングする

なお、トヨタのディスプレイオーディオには、ここまで手順を説明してきたフルタッチパネルのタイプと、画面の外に物理ボタンが並ぶタイプとがありますが、基本的な操作は同じです。

「MAP」や「AUDIO」などの物理ボタンが付くタイプ。操作性は従来のカーナビに近い
「MAP」や「AUDIO」などの物理ボタンが付くタイプ。操作性は従来のカーナビに近い

Bluetooth接続の手順:マツダ コネクト

マツダのクルマである「ロードスター」「CX-5」「MAZDA3 FASTBACK」「MAZDA6」には、マツダ純正のシステム「マツダ コネクト」が搭載されています。

carrozzeria製カーナビやトヨタ・ディスプレイオーディオのように、タッチパネルでの操作も可能。ただし、センターコンソールのシフトレバー後方にある「コマンダースイッチ」での基本となる操作部分が異なります。この「コマンダースイッチ」には、押したり回したり前後左右に動かしたりできるダイヤルを中心に、ホームボタンやNAVIボタン、オーディオスイッチなどが配置されています。

ロードスターに搭載される「マツダ コネクト」というシステムを例に解説
ロードスターに搭載される「マツダ コネクト」というシステムを例に解説
センターコンソール上にある「コマンダースイッチ」。ダイヤルを押す・回す・前後左右に動かして操作する
センターコンソール上にある「コマンダースイッチ」。ダイヤルを押す・回す・前後左右に動かして操作する

Bluetooth接続の手順も、このコマンダースイッチを使った操作で見ていきましょう。なお、車種や導入時期により、画面のデザインなどが異なる場合がありますが、基本的な操作は同じです。

(1)ホームボタンからメニュー画面を呼び出し、一番右にある歯車マークの「設定」を選択
(1)ホームボタンからメニュー画面を呼び出し、一番右にある歯車マークの「設定」を選択
(2)「コマンダースイッチ」を操作して「通信」タブを選択。Bluetoothを選ぶ
(2)「コマンダースイッチ」を操作して「通信」タブを選択。Bluetoothを選ぶ
(3)「新規機器の登録」を選択する
(3)「新規機器の登録」を選択する
(4)認証コードを確認のうえ、ペアリングを行う
(4)認証コードを確認のうえ、ペアリングを行う

Bluetoothの接続ができない場合

車載機器側で接続の操作をしても、スマートフォンで認識されない場合は一度、スマートフォンのBluetooth機能を一度OFFにして再度ONする、あるいは一度エンジンを切ってカーナビを再起動させると、接続できる場合があります。また、Bluetooth機器の登録数が上限に達していると、新規の機器登録ができませんので、それぞれの登録台数も確認してみてください。その他、スマートフォンのOSのバージョンが古い場合なども、接続できない原因となる場合があります。

スマートフォンアプリの使い方

ここではiPhoneを接続して、CarPlayを利用する場合のアプリの使い方を説明していきます。といっても、難しいことは何もありません。いつも使っているスマートフォンの画面が、ほとんどそのままディスプレイに表示されます。

トヨタ・ディスプレイオーディオでCarPlayを表示させた画面
トヨタ・ディスプレイオーディオでCarPlayを表示させた画面

例えば、マップアプリを起動してナビゲーション機能を使いたい場合は、画面上の「マップ」をタップすればOK。音楽を聴きたいときも、利用したいアプリを起動するだけです。また、「電話」をタップすれば、ハンズフリー通話もできます。「LINE」アプリでも、メッセージだけでなく通話も可能です。

マップアプリを起動した画面。メニューボタンが右に並ぶなど配置は異なるが、操作はスマホ感覚で操作できる
マップアプリを起動した画面。メニューボタンが右に並ぶなど配置は異なるが、操作はスマホ感覚で操作できる

カーナビがあるのにマップアプリを使うメリットは?

車載のカーナビでも、渋滞情報は表示されますし、車種やカーナビの機種によっては地図情報も最新版にアップデートされます。それでも、スマートフォンのマップアプリを利用するメリットはどこにあるのでしょうか?

それは検索を含めた操作性です。ディスプレイ上での操作性だけでなく、接続したスマートフォンからも操作できるため、慣れた操作感で使えます。デフォルトのマップアプリに加え、Googleマップなども使えるため、まさに使い慣れた環境そのままに利用できるのです。

また、Googleなどの検索も使えるので、カーナビよりも目的地設定が簡単。クルマに乗る前に目的地などを探してセットしておく、という使い方もできます。

カーシェアでBluetooth接続するときの注意点

一度Bluetoothの機器登録をすれば、クルマに乗るたびに自動的に接続されます。これはとても便利ですが、カーシェアやレンタカーを利用する場合は、注意が必要です。なぜなら、登録を削除しない限り、自分のスマートフォン情報が車両に残ってしまうから。

個人情報保護の観点からも、カーシェアやレンタカーでBluetooth接続をした場合は、利用終了や返却の前に、機器登録を削除しておきましょう。

写真はトヨタ・ディスプレイオーディオの「Bluetooth/機器」メニュー。削除もここから行う
写真はトヨタ・ディスプレイオーディオの「Bluetooth/機器」メニュー。削除もここから行う
利用終了・返却の際は個人情報保護のため機器の削除を忘れずに
利用終了・返却の際は個人情報保護のため機器の削除を忘れずに

Bluetooth接続を活用してさらに楽しく便利なドライブを!

単に音楽ソースとしてだけでなく、電話やLINEなども利用できるスマートフォンのBluetooth接続。カーシェアの短時間での利用ならともかく、長時間のドライブ旅行や電話連絡が必要なビジネスシーンで、活躍します。今や、快適なドライブに欠かせない機能といえるかもしれません。

豊富な車種ラインアップのカレコでさらに便利で楽しいカーライフを
豊富な車種ラインアップの三井のカーシェアーズでさらに便利で楽しいカーライフを

三井のカーシェアーズで導入しているクルマは、Bluetooth接続に対応しています(一部車種や導入時期により非対応の場合があります)。ぜひ、このページを参考に、さらにドライブの楽しさと便利さを広げてみてください!

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