「江戸ワンダーランド 日光江戸村」を満喫した後は、クルマで10分ほどの距離にある鬼怒川温泉へ。そこで宿泊し、翌日は鬼怒川温泉周辺にある観光スポットを楽しみました。
<目次>
・鬼怒川温泉で「七福邪鬼」めぐり
・日光ブランド!「バームクーヘン工房はちや」
・ギネス認定!世界一長い並木道「日光杉並木街道」を散策
・100種類以上のお菓子が並ぶ「お菓子の城」
・名物「今市そば」を堪能
・ねこカフェ「ひだまり猫茶房」で癒されよう
・日光は小旅行におすすめのエリア
・今回のドライブで使用したクルマ:トヨタ「シエンタ」
鬼怒川温泉で「七福邪鬼」めぐり
鬼怒川温泉の源泉は、江戸時代に発見されたもの。そのころは「衣川」や「絹川」と呼ばれており、温泉は「滝温泉」という名前が付けられていました。この温泉は当時、東照宮に訪れる僧侶や大名しか入ることが許されなかったとか。
衣川の名称が鬼怒川となったのは明治のことで、昭和に入って、周辺の温泉と合わせて鬼怒川温泉と命名されました。鬼怒川温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛や五十肩をやわらげ、疲労回復や健康増進の効果があると言われているそうです。
鬼怒川温泉の玄関口となる鬼怒川温泉駅。駅前の広場には立派な金棒を手にし、空を見上げる鬼の像が建っています。この鬼は「鬼怒太(きぬた)」という名前で、鬼怒川温泉をアピールするために生まれたマスコットキャラクターです。
鬼怒川温泉には「七福邪鬼」という7体の鬼怒太の像が、それぞれ観光スポットに建っています。この七福邪鬼を目印に、いくつかのスポットを回ってみることにしました。
まず向かったのは、鬼怒楯岩大吊橋(きぬたていわおおつりばし)の鬼怒太「楯鬼(たてき)」。鬼怒楯岩大吊橋は2009年に完成した鬼怒川温泉の新名所で、温泉街と名勝「楯岩」を結ぶ、歩道専用の吊り橋です。橋の長さは140m、鬼怒川からの高さはおよそ40mあり、橋の上から荒々しい渓谷と緑豊かな山々を眺めることができます。
楯鬼(たてき)は、吊り橋を渡った楯岩側のたもとに建っています。7体の鬼怒太は「子宝岩」である楯岩から生まれたそうです。
楯岩の遊歩道を10分ほど登ると、「誕生鬼」の待つ誕生広場に到着しました。誕生広場から先、楯岩の頂上には展望台があり、「縁結びの鐘」が設えられています。
▼鬼怒楯岩大吊橋
住所:栃木県日光市鬼怒川温泉大原1436
駐車場:あり(無料)
他にも「ふれあい橋」で「定印鬼(じょういんき)」、「立岩橋」で「立鬼(りっき)」 、 「くろがね橋」で「遊心鬼(ゆうしんき)」 、 「滝見橋」で「思惟鬼(しいき)」 、 「鬼怒岩橋」で「半跏鬼(はんかき)」が、観光客が訪れるのを待っています。
日光ブランド!「バームクーヘン工房はちや」
七福邪鬼めぐりの後は、鬼怒川温泉駅前にある「バウムクーヘン工房はちや」へ向かいました。
地元、日光で育った鶏の地卵とカルピスバターをふんだんに使用し、やさしくもしっかりとした味わいのバウムクーヘンは、洋菓子の本場フランスのシェフからも高く評価されたそうです。
ショーケースの中には看板商品の「はちやバウム」の他、鬼怒川の渓谷をイメージした「ロックバウム」、とちおとめが甘く香る「はちやバウムいちご」などが並びます。「はちやバウム」にはS、M、Lと3つのサイズがあり、Sサイズでも直径約14cm×高さ約4cmと大きめです。
▼バウムクーヘン工房はちや
住所:栃木県日光市鬼怒川温泉大原1396-10
駐車場:あり(無料)
URL:https://hachiya-nikko.jp
▼はちやカフェ
住所:栃木県日光市鬼怒川温泉大原1396-43(バウムクーヘン工房はちや隣り)
駐車場:あり(無料)
URL:https://hachiya-nikko.jp/hachiya_cafe/
ギネス認定!世界一長い並木道「日光杉並木街道」を散策
道の両側に、およそ12,350本もの杉の木がそびえる日光杉並木街道。「日光街道」、「例幣使(れいへいし)街道」、「会津西街道」の3つの街道にまたがり、総延長約37kmにもおよびます。徳川家に使えた松平正綱は、家康の没後、20年以上の年月をかけて20万本以上の杉の木を街道沿いに植樹。1648年、家康の三十三回忌に日光東照宮へ寄進しました。
杉並木は江戸時代の景観を今なお、色濃く残すところから日本で唯一、「特別史跡」と「特別天然記念物の」二重指定を受けています。1991年には「世界一長い並木道」として、ギネスブックにも認定されました。
杉並木街道にはクルマで通行できる箇所が多くあります。その中のひとつ、「杉並木公園」近くの街道をまずは歩いて景観を楽しみ、その後、「シエンタ」でゆっくりと走って、駕籠(かご)や牛車に乗って東照宮へと通った大名の気分を味わいました。
▼杉並木公園
住所:栃木県日光市瀬川地内
駐車場:あり(無料)
100種類以上のお菓子が並ぶ「お菓子の城」
今市へ向けてクルマを走らせていると、可愛らしい洋館風の建物を発見。「お菓子の城」という看板に惹かれて急遽、立ち寄ることにしました。
店内に入ると洋菓子、和菓子、生菓子と、様々なお菓子で売り場が埋め尽くされる、お菓子好きにはたまらない世界が広がっていました。
店内には100以上のお菓子があり、そのほとんどは自家製だそう。お菓子はお土産や贈答用といった箱入りだけでなく単品でも売っており、購入後は店内のイートインスペースで食べることもできます。
お店で一番人気の「かりんとうまんじゅう」は、揚げたてを出してもらうことも。表面はカリカリで、中の餡子はフワフワな食感。甘さは控えめでした。
▼鬼怒川 お菓子の城
住所:栃木県日光市柄倉790-2
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.nikko-okashinoshiro.com/
名物「今市そば」を堪能
日光のそば処として有名な今市。今市はかつて存在した市の名前で、2006年に日光市に吸収合併され、現在は地名としてその名を残しています。「今市そば」を提供するそば屋は日光市内に100店舗以上あり、おいしさの秘密は水が綺麗なことにあるのだそうです。
この日は日光街道と例幣使街道(れいへいしかいどう)の合流地点にある「並木そば」で、「十割そば(1,000円)」に「もりそば(600円)」、「季節野菜天の盛り合わせ(600円)」を注文しました。
▼並木そば本店
住所:栃木県日光市今市117
駐車場:あり(無料)
URL:https://namikisoba-honten.com/
ねこカフェ「ひだまり猫茶房」で癒されよう
日光市での最後の寄り道は、2018年12月にオープンした猫カフェ「ひだまり猫茶房」です。
60分ワンドリンクで1,000円という設定のひだまり猫茶房。ブリーダーも兼任しており、どの猫も手入れが行き届いて毛並みがフサフサです。
日頃から人と接しているだけあって人懐っこい猫ばかり。気に入った猫がいたら、自宅へお迎え(購入)することも可能だそうです。退店の際には備え付けのコロコロでしっかりと毛を取り、クルマのシートにくっつけないよう気をつけましょう。
▼ひだまり猫茶房
住所:栃木県日光市今市1187-5
駐車場:あり(無料)
URL:https://hdmrnekosabou.wixsite.com/mysite
日光は小旅行におすすめのエリア
「江戸ワンダーランド 日光江戸村」、鬼怒川温泉と、2回にわたって日光周辺のスポットをご紹介しました。日光は、都内からクルマで約2時間半と、小旅行にちょうどいい距離。日帰りで遊びに行ってもよし、今回のように一泊して遊び尽くしてもよしのおすすめエリアです。
今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ「シエンタ」
「シエンタ」は、コンパクトながら3列シートを備える人気のミニバンです。3列目のシートと床下に収納すれば、荷室を広く使えるので、旅行かばんやお土産もたっぷり積み込むことができます。また、高速道路での走行もスムーズで、風が強い中でも快適に運転することができました。ベーシック料金で利用できるのも魅力です。
<今回のドライブのカーシェア料金>
・時間料金:14,600円(24時間パック×2)
・距離料金:6,112円(16円×382km)
=総額:20,712円
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