速度制限や止まれの標識は、運転中に必ず目にする重要なもの。でも、標識の中には日常的に出会わないものもあり、たまに見ると「これ、なんだっけ?」と思ってしまうことも……。そこで、忘れがちな道路標識をおさらいします。
<目次>
・まずはよく見る大事な標識をチェック
・時間や区間を表す補助標識もよく見ておこう
・「交差点あり」や「横断歩道あり」を見落とさないように
・事故や違反を防ぐために
まずはよく見る大事な標識をチェック!
●駐車禁止と駐停車禁止
頻繁に見かけるだけに見落としてしまいがちなのが、「駐車禁止」と「駐停車禁止」です。
「駐車」は、5分以上の荷物の積み下ろしや人待ち、あるいは、運転者がクルマから離れたところにいて、すぐに戻れない状態をいいます。
一方の「停車」は、5分以内の荷下ろしや人待ち、運転者が乗っていてすぐに発進できる状態です。「駐車禁止」は、短時間の停車ならばOKとなりますが、「駐停車禁止」では短時間の停車もNGとなります。
●車両通行止めと車両進入禁止
「車両通行止め」と「車両進入禁止」も、似ているようで違う大事な標識のひとつ。
「車両通行止め」は、歩行者以外が通行できないことを表していて、歩行者専用道路などに設置されます。「車両進入禁止」は、「車両の進入ができない」=「この方向から進入できない」ことを表していて、一方通行の出口に設置されています。
時間や区間を表す補助標識もよく見ておこう
●時間の補助標識
補助標識は、標識に情報を補足するためのもので、標識の下につくのが一般的。補助標識としてよくあるのは車両制限や時間と曜日です。
このように補助標識は複合型が多いので、自分に該当する情報がどれかを見極める必要があります。矢印標識の場合、わかりづらければ、標識(矢印)に従っておけば間違いないでしょう。
●区間を示す補助標識
もうひとつよく見かける補助標識は、区間を示すもの。速度制限や駐車禁止標識につけられている場合が多く、「ここから」「ここまで」と書かれているものもあれば、矢印の場合もあります。矢印は「→」が「ここから」、「←」が「ここまで」を表します。
「交差点あり」や「横断歩道あり」を見落とさないように
その他にも、見落としがちな標識があります。
●交差点あり
「交差点あり」は、前方に交差点があることを示す標識です。見通しの悪い場所や、交差点が見にくい場所にあります。
この標識を見かけたら、交差点が近いことを意識して、周囲をよく見ながら進みましょう。ちなみにこの標識は、交差点の形に合わせて十字やT字、Y字……と表示の形も変わります。
●学校、幼稚園、保育園等あり
子どもが歩いている絵が描かれているこの警戒標識は、前方に学校や幼稚園、保育園があることを示す「学校、幼稚園、保育園等あり」。小さな子どもが歩いていたり、飛び出してきたりする可能性があるため、十分に注意して走行してください。
●歩行者専用
青字に歩行者が描かれる標識は「歩行者専用」であること(=車両が進入できない)を表します。
遊歩道や狭い道に設置されることがほとんどですが、中には広い道でもその先の道路状況などにより「歩行者専用」となっている場合もあります。この標識を見かけたら、その先には進入しないようにしましょう。
●横断歩道あり
横断歩道がある場所に設置される標識です。この標識が目に入ったら、横断歩道をわたろうとしている歩行者がいないか、よく注意してください。
事故や違反を防ぐために
標識は、交通事故を防ぐためのその場所の道路事情を教えてくれているもの。きちんと読み取ることで、安全運転につながります。違反をしないために、なによりも安全運転のために、「これ、なんだっけ?」となる標識があったらその意味をおさらいしましょう。
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