埼玉県飯能市の南西に位置する名栗湖は、有間ダムの設置により生まれたダム湖です。奥武蔵の豊かな緑に包まれ、近隣にはトレッキング、カヌー、天然温泉など魅力的な施設が点在します。都心からも近く、静かな休日を過ごしたい人にはおすすめの穴場的なスポットです。
<目次>
・都心から名栗湖まで100分ほど
・名栗湖の静かさに喧噪を忘れて癒やされる
・「Blue Tarp(ブルータープ)」でキャンプ気分を味わおう
・アウトドアレジャーで汗を流したら天然温泉に立ち寄るのが名栗の定番
・古民家カフェでおやつ休憩
・今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ 「ヤリス」
都心から名栗湖まで100分ほど
都心からの名栗湖へのルートは、中央自動車道で大月方面へ。八王子JCTで圏央道(首都圏中央連絡自動車道)へ分岐したら青梅方面に進み、青梅インターチェンジから一般道を23kmほどで到着します。都心から名栗湖まで、約100分のドライブでした。
入間川と併走するように走る青梅秩父線(東京都道・埼玉県道53号)を進み、カーナビの案内に従って青梅秩父線を外れたら、名栗湖はもうすぐ。500メートルほど上り坂を登ると、碧い湖面が出迎えてくれます。
名栗湖の静かさに喧噪を忘れて癒やされる
名栗湖は入間川の総合開発事業の一環として、有間川(入間川支流)に有間ダムが設置されたことで生まれました。有間ダム上から名栗湖をぐるりと回る道路が走っており、一周の距離はおよそ5km。まずは、名栗湖に到着してすぐのところにある「レイクサイドテラス名栗湖」に寄り、軽く喉をうるおしました。
最高の眺望を持つというテラス席で、アイスコーヒーをいただきます。静かに揺れる湖面を眺めながら鳥の声に耳を傾けるひとときは、日常の喧噪を忘れさせ、穏やかな気持ちにさせてくれました。
店内では地元の特産品も扱っています。いろいろと購入したいところですが、名栗湖巡りは始まったばかり。新ジャガイモと乾燥ローリエを購入し、ドライブを再開しました。
▼レイクサイドテラス名栗湖
住所:埼玉県飯能市下名栗1830-4
駐車場:あり(無料)
URL:http://hanno-tourism.com/?p=we-page-entry&spot=189200&cat=15190&pageno=3&type=list
名栗湖を一周する道路はとても道幅が狭く、トレッキングやサイクリング、有間川の上流にある「有馬渓谷観光釣り場」に向かう人など、多くの人が利用します。十分に注意し、徐行して走行しましょう。
取材日はお休みだったのですが、畔にある「名栗カヌー工房」では名栗湖でのカヌー体験、カヌーやカヤックのレンタルもできます。
有間川側から見た名栗湖の風景。台風などの大雨に備えるため、夏場は水量が少なくなる
▼有間ダム
住所:飯能市大字下名栗1830
駐車場:あり(無料)
URL: https://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/b1005/kasen/arimadamu/index.html
▼名栗湖
住所:埼玉県飯能市下名栗
駐車場:なし
URL:http://hanno-tourism.com/?p=we-page-entry&spot=334742&cat=15193&pageno=3&type=list
「Blue Tarp(ブルータープ)」のランチでキャンプ気分を味わおう
名栗湖の静かさと奥武蔵の豊かな緑に癒やされたところで、ランチに向かいました。選んだお店は名栗湖から2kmほどの距離にある「ブルータープ」です。
BBQやキャンプといった、アウトドアで食べる料理を提供してくれる「ブルータープ」。調理もスキレットやダッチオーブンなど、アウトドアで用いる調理器具を使用しています。
この日はランチに「BBQプレート(スペアリブのグリルとフェジョアーダ)」と「イタリアンチキンソテー」、ドリンクに「狭山紅茶」と「自家製ミックスベリーソーダ」をオーダーしました。
「BBQプレート」のスペアリブは、フォークで押すだけで骨が綺麗に剥がれる柔らかさ。フェジョアーダはブラジルやポルトガルの家庭料理で、豆と肉(ブルータープでは黒インゲン豆と豚肉)をじっくりと煮込んだもの。やさしい味わいで、コリコリとした軟骨の食感が程よいアクセントになっていました。
香ばしく焼き上げられたチキンソテーは、酸味が爽やかなトマトソースとの相性が抜群。特にトマトソースはテイクアウトし、家でも使用したいくらいのおいしさでした。
▼Blue Tarp(ブルータープ)
住所:埼玉県飯能市下名栗755-1
駐車場:あり(無料)
URL:https://bluetarp.naguri.jp/
アウトドアレジャーで汗を流したら天然温泉に立ち寄るのが名栗の定番
名栗湖から歩いて行ける距離には日帰り温泉施設「さわらびの湯」があります。近隣で釣りやキャンプを楽しんだ後は、ここに立ち寄って汗を流すのが定番だそう。
天然温泉を謳う「さわらびの湯」。泉質はアルカリ性単純硫黄冷鉱泉で、筋肉もしくは関節の慢性的な痛みやこわばり、運動麻痺によるこわばり、冷え性などにも効能があるそう。湯あたりは柔らかく、お湯から上がった後もしばらくの間、身体の芯に温もりが持続し、足取りを軽くしてくれました。
ロビーには売店が設けられおり、こちらは温泉に入らなくても利用できます。地元で伐採される木材「西川材」を扱った工芸品コーナーでは箸置きと菜箸を購入。先ほど「ブルータープ」で飲んだ狭山紅茶がとても上品な味でおいしかったので、特産品コーナーで狭山紅茶と、地元産レモンのジャムを購入しました。
古民家カフェでおやつ休憩
高速道路に乗る前に、軽く甘い物が食べたくなったので古民家カフェ「古民家ひらぬま」に寄りました。
かつては土間であっただろう大玄関。その奥には書院造りの空間が広がり、落ち着いたたたずまいが時間の流れをゆっくりと感じさせてくれます。縁側に設けられた席に通され、江戸時代末期に造られたという石庭を眺めながらのお茶となりました。 オーダーしたのは「おしるこ」と、郷土料理の「しばづと」です。
「おしるこ」は粒あんを用い、お餅と栗が入ったもの。控えめな甘さと小豆の素朴な風味が口の中に広がります。丁寧に作られたことが分かるお餅のしっかりとした味わいと歯ごたえでした。
「しばづと」は飯能市に伝わる郷土料理で、餅米(赤飯)を朴葉(ほおば)で包んで蒸したものです。「レイクサイドテラス名栗湖」でも見かけ、気になっていたのでオーダー。お赤飯から伝わる朴葉の香りが、どこか懐かしい気持ちにさせてくれました。
▼古民家ひらぬま
住所:埼玉県飯能市上名栗201
駐車場:あり(無料)
URL:http://kominka.asablo.jp/blog/
名栗湖を中心に、色々なスポットを巡った名栗エリアドライブ。どこにいても緑と風が心地良い自然豊かな場所で心身ともにリフレッシュできました。今度は紅葉のシーズンに訪れ、奥武蔵の別の顔を見てみたいと思います。
今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ 「ヤリス」
かつてトヨタの人気コンパクトカーだった「ヴィッツ」が、2020年のフルモデルチェンジで名称を世界で統一し、「ヤリス」に。「ヴィッツ」の時代から変わらない小回りのよさや操作性のよさに加えて、走りのしっかり感や安全性が磨かれました。
日本国内で「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」、欧州で「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しただけあって、その走りはたしかなもの。どんな道でもキビキビと走ってくれました。
<今回のドライブのカーシェア料金>
・車種クラス:ベーシック
・プラン:ベーシック
・時間料金:5,700円(12時間パック)
・距離料金:2,880円(16円×180km)
合計:8,580円
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