「東京都指定名勝」ほか、多くの団体から優れた景勝地との指定を受ける「町田薬師池公園」。「町田リス園」と隣接し、憩いの場として愛される人気の公園です。
2020年春、町田薬師池公園のとなりに新エリア「四季彩の杜 西園」が開園。同年の秋、西園に観光施設「ウェルカムゲート」がオープン。町田市の魅力をぎゅっと集めた新しいスポットとして話題になりました。
今回は都会の喧噪にちょっと疲れた週末。自然の癒しと小動物との触れあいを求め、町田市にシエンタを走らせます。
<目次>
・都心から町田薬師池公園まで、およそ60分
・薬師池と丘陵が生み出す景勝を楽しみながら薬師池公園を散策
・小動物との触れあいで童心に帰れる町田リス園
・話題のソフトクリームを求めて44APARTMENT薬師池店へ
・農産物販売所には、町田市の特産品が勢揃い!
・今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ 「シエンタ」
都心から町田薬師池公園まで、およそ60分
都心から町田薬師池公園まで、運転時間は1時間ほど。中央自動車道を大月方面に向かって進み、稲城ICから一般道へと下ります。稲城大橋で多摩川を渡り稲城市へ。都道19号線、都道18号線を40分ほど走れば、町田薬師池公園に到着です。
駐車場は三箇所あり、目的の施設に近い場所を選ぶことができます。町田薬師池公園北側に隣接する北駐車場(108台)。リス園に隣接する東第1、第2駐車場(合わせて183台)。西園、ウェルカムゲートに隣接する西駐車場(131台)。北駐車場と西駐車場は右折入庫できません。詳しくは公式サイトを参考にして、安全に入庫しましょう。
いずれの駐車場も1時間までは無料で、1時間30分まで100円。以降、30分毎に50円加算され、当日最大料金は800円に設定されています。
公式サイトの案内に従い、周辺の道を迂回して西駐車場にシエンタを駐車。最初に町田薬師池公園へ向かいます。
薬師池と丘陵が生み出す景勝を楽しみながら薬師池公園を散策
1982年に「新東京百景」、1998年に「東京都指定名勝」、2007年に「日本の歴史公園100選」に選出された町田薬師池公園。薬師池を囲む谷戸(丘陵が浸食されて生まれた谷状の地形)は40メートルもの高低差を持ち、立体的で美しい景勝を生み出します。
薬師池は水田用に開拓された溜め池で、江戸時代まで「福王寺溜井」と呼ばれていました。洪水や富士山の噴火の影響により幾度も埋没。その都度、修繕されて現在の形になったそうです。
谷戸を彩る新緑や紅葉。そして公園内には梅や桜、花しょうぶ、アジサイ、大賀ハスといった花々が咲き、遠くに近くに、四季折々の自然を楽しみながら散策できます。
▼町田薬師池公園
住所:東京都町田市野津田町3270番地
駐車場:あり(有料)
URL:https://machida-shikisainomori.com
小動物との触れあいで童心に帰れる町田リス園
町田薬師池公園の自然と静かさに癒やされたところで、次にリスと小動物たちの待つ町田リス園に向かいました。
伊豆大島にあった「リス村(現在、閉園)」の全面協力のもと、1988年12月に開園した町田リス園。200匹のリスが放し飼いにされる「リス放し飼い広場」を目玉にし、リス以外にも多くの小動物が飼育されています。
入場後、まずはケージ内のシマリスがお出迎え。お目当てのリス放し飼い広場は入り口の右手側、シマリスケージの裏にあります。
およそ2,500平方メートルの面積を持つ、リス放し飼い広場。リスが逃げないよう特殊なフェンスに囲まれており、来園者の出入りもスタッフにより管理されます。2つの扉をくぐると200匹のリスがのびのびと暮らす、特別な世界が広がります。
リス放し飼い広場で待っているリスはタイワンリスという品種。先に見たシマリスより一回り、大きいのが特徴です。
リスのエサは有料(100円)で、入場料とは別料金。エサをあげるのなら、安全のため手袋の着用を求められます。
リスのお腹が空いているタイミングだったのか、悠長にエサを用意していると、たくさんのリスが体に登ってきておねだりの嵐! すぐにスタッフが助けにきてくれ、歩きながらエサをミトンの上にのせ、リスが少なくなったタイミングで、かがんであげるよう、アドバイスをくれました。
この日は日差しを求めたケヅメリクガメもリス放し飼い広場に登場。リスと一緒にエサを食べていました。
リス放し飼い広場を退出したのち、今度はウサギとモルモットにもエサをあげることにしました。エサは売店前にて100円で販売され、ウサギとモルモット、どちらにあげてもいい共通のものでした。
通常、ウサギとモルモットは柵の中におり、触れることはできませんが、日付限定で触れあいイベント「モルモットとなかよしタッチ」、「ウサギさんのお庭」が開催されます。ウサギやモルモットと触れあいたい方は、事前に公式サイトでイベント開催日を確認し、予定を組みましょう。
シマリスリス、タイワンリス、ウサギ、モルモット、リクガメの他にも、園内にはニホンリスやデグー、オウム、ヒラリーカエルアタマガメなど、さまざまな小動物が飼育されています。
出口の前にある売店では、町田リス園オリジナルグッズをはじめ、さまざまな動物グッズが取りそろえられていました。スタッフが撮影した写真から作ったという「オリジナル絵ハガキ」から目が離せなくなり、お気に入りを選んで購入します。
▼町田リス園
住所:東京都町田市薬師台1-733-1
駐車場:なし(町田薬師池公園駐車場を利用)
URL:https://www.machida-risuen.com
話題のソフトクリームを求めて44APARTMENT薬師池店へ
小動物たちのエサあげに夢中になっていたら、もうお昼過ぎ。町田リス園をあとにし、西園を散策しながらウェルカムゲートに戻ります。
ランチをいただくのは、ウェルカムゲートにあるカフェ・レストラン「44APARTMENT(ダブルフォーアパートメント)薬師池店」。西園を望む景色と健康的なオーガニックフードが特徴のお店です。
まだ真新しく、お洒落な雰囲気の店内には、平日のお昼過ぎなのにお客さんでいっぱい! テーブルに通されたのち「薬師バーガー」と「NYスタイルステーキプレート」をオーダーします。
パテ(ハンバーグ)のほか、ベーコン、目玉焼き、たっぷりチーズ、写真では見えませんがシャキシャキなオーガニック野菜の乗った、食べ応え抜群の薬師バーガー。頬張るとお肉のジューシーさとチーズの風味が口の中いっぱいに広がります。とてもボリューミーな一品ですが、フライドポテトもあわせ、おいしさのおかげで一気に完食してしまいました。
プレートにはメインのステーキのほか、スープとサラダが付き、主食にパンかライスを選ぶことができます。ステーキは赤身の多い部位ですが、やわらかさと歯ごたえがちょうどよく両立。噛みしめると牛肉の旨みと焼き目の風味がしみ出て、幸せな気持ちがあふれてきます。もちろんボリュームも充分で、しっかりとした満足感を味わえました。
フードメニュー中、薬師バーガー、チキン&トマトサンドウイッチ、ローストチキンボックスはテイクアウトでき、広場や公園に持ち出して食べることができます。グループやファミリーのピクニックランチを想定したバスケットメニューも用意されているので、急なピクニックの心強い味方になってくれます。
44APARTMENT薬師池店は、ソフトクリームのおいしさでも有名なお店。これは食べないわけにはいきません。食後のデザートとして、テイクアウトで「薬師ミルクソフトクリーム」と「薬師ブルーベリーソフトクリーム」を購入しました。
クリームには地元町田市、北島牧場の搾りたて牛乳を使用。薬師ソフトクリームはジェラートのような舌触りで、ミルクの風味とおいしさがガツンと伝わります。町田市はブルーベリーを特産品に掲げており、薬師ブルーベリーソフトクリームで使用しているブルーベリーは、町田市のご当地もの。濃厚なブルーベリーの香りと酸味が、口の中を爽やかにしてくれました。
▼44APARTMENT薬師池店
住所:東京都町田市本町田3105
URL:https://www.44apartment.com
農産物販売所には、町田市の特産品が勢揃い!
おいしいランチとソフトクリームにより、お腹と心がしっかり満たされました。帰宅前にお土産を購入するため、ウェルカムゲート農産物販売所に向かいます。
店内では地産農作物のほか、地元名店のおすすめ商品や酒類も扱っています。豊富な品揃えを見て回っているだけでも「こんな野菜が採れるんだ」、「こんなお菓子があるんだ」と新しい発見の連続で、楽しいひとときを過ごせます。
どれを買おうか悩んだ末、ジャガイモ(タワラマゼラン)と高ヶ坂ベイクの「アールグレイパウンドケーキ」、Coffee Factory Hill’s Caboの「町田くん七福神コーヒードリップバック」を購入しました。
タワラマゼランは品種名で、サツマイモを彷彿させる見た目が特徴。食べると驚くほど甘く、ホクホクした食感もあって「サツマイモを食べているんじゃないか?」という錯覚におちいりました。
高ヶ坂ベイクは町田市内で何店もの直営店や販売所を出店している焼き菓子の専門店。町田市名産品を銘打つアールグレイパウンドケーキは茶葉をふんだんに使用しており、しっとりとした食感とアールグレイの心地良い香りが、ティータイムの充実感を一層、高めてくれます。
町田くん七福神コーヒードリップバックは人気ご当地キャラ、町田くんのパッケージにひかれて購入。お湯を注いだ時の香りから、珈琲豆は挽き立てで新鮮なものだとうかがえます。雑味も感じられず、丁寧に焙煎されたことが伝わるコーヒーでした。
町田薬師池公園には今回、散策したスポットのほか、4,000株ものダリアが集う「ダリア園」や関東最大級の規模を誇る「ぼたん園」が期間限定で開園するなど、訪れるたびに見どころを提供してくれます。急に予定が空いたときなど、訪れやすい立地にあるのも嬉しいですね。次は梅が満開か、桜が満開の時期に訪れたいと思います。
今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ 「シエンタ」
小回りのきく扱いやすいサイズながら、最大で7人も乗ることのできる、トヨタの人気ミニバン「シエンタ」。クラスもベーシックで利用しやすく、グループやファミリーそろってのお出かけに、ぴったりの一台です。
3列目のシートは2列目シート下に格納することができ、多くの荷物を楽に載せることができます。このスペースだけで困ることはまずないのですが、2列目のシートも倒すことで、より多くのスペースをつくれます。
衝突回避支援パッケージ「トヨタ セーフティ センスC」を標準で装備。障害物をすばやく察知して警告を発するなど、安全装備も充実しています。
<今回のドライブのカーシェア料金>
・車種クラス:ベーシック
・料金プラン:ベーシック
・時間料金:5,700円(12時間パック)
・距離料金:1,312円(16円×82km)
合計:7,012円
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