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【山梨】フルーツ王国で桃狩りを楽しむ夏のドライブ

四季が織りなす美しい景色に旬のフルーツたち。効能の豊富な温泉も湧く山梨県は、都内から2時間で訪れることのできる人気の日帰りドライブスポットです。今回は夏の風物詩「桃狩り」を体験するべく、フルーツ王国山梨までクルマを走らせます!

<目次>
都心から2時間ほどでフルーツ王国に到着
収穫直後の桃の甘さに感激! 中込農園の桃狩り
アルプスの少女ハイジの世界観が楽しめる「ハイジの村」
「道の駅にらさき」でお土産を購入
今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ 「ヴォクシー」

都心から2時間ほどでフルーツ王国に到着

桃狩りを予約したのは、山梨県南アルプス市にある「中込(なかごみ)農園」です。都心からおよそ150km、2時間ほどの距離。都内を出発して、中央自動車道で大月方面へと向かい、双葉JCTで中部横断自動車道に分岐。白根ICで一般道へ下り、5分ほど走行すると到着します。中込農園の周辺には他社のフルーツ農園もあります。間違えないように、ゆっくり注意して走行しましょう。

道路の両脇に並ぶさまざまなフルーツ畑
道路の両脇に並ぶさまざまなフルーツ畑

収穫直後の桃の甘さに感激! 中込農園の桃狩り

カーナビに従ってフルーツ畑に囲まれた農道を進んで行くと、中込農園の看板と駐車場が見えてきます。

受付はフルーツ狩りを実施している場所によって変更するそう。掲示される看板に従って移動しよう
受付はフルーツ狩りを実施している場所によって変更するそう。掲示される看板に従って移動しよう

中込農園の桃狩りは、自分でもいだ桃が食べ放題になるスタイルです。このスタイルを実施している農園は意外と少ないのだそう。中込農園では桃狩りのほかに「さくらんぼ」、「プラム」、「ネクタリン」、「梨」、「ぶどう」、「プルーン」、「りんご」、「甘柿」など、さまざまな旬のフルーツ狩りを実施しています。それぞれの実施時期やコース内容は公式サイトにて公開。入場制限があるため、いずれのフルーツ狩りも事前の予約が必須になります。

桃狩りもスタンダードな「1時間食べ放題コース」のほか、「時間制限無の食べ放題コース」、「時間制限無の食べ放題+土産付コース」、「桃狩り60分+さくらんぼ狩り40分コース」など、多くのコースが用意され、時期やほかのフルーツの熟成具合に応じて選択できます。

この日、予約したコースは「桃狩り1時間食べ放題コース(税込み1,500円)」。受付を済ましたのち、指示された桃畑へと向かいます。

桃畑に踏み入れるや、桃の甘い香りに包まれる。見上げれば、赤く熟した桃が鈴なりになっていた
桃畑に踏み入れるや、桃の甘い香りに包まれる。見上げれば、赤く熟した桃が鈴なりになっていた

桃畑の前で、スタッフから桃狩り用の畑や飲食用スペース、マナーなどのレクチャーを受けます。説明終了後、設定された時間になったら桃狩り食べ放題の始まりです!

桃の品種は旬によって入れ替わる。どの品種の桃狩りをやっているかはレクチャー時に説明されるが、公式サイトにも掲示されている
桃の品種は旬によって入れ替わる。どの品種の桃狩りをやっているかはレクチャー時に説明されるが、公式サイトにも掲示されている

取材日に用意されたのは「はなよめ」と「ひめっこ」という品種の桃畑。「はなよめ」は有名品種「日川白鳳」の枝変わりで生まれた品種で、小ぶりなものの糖度は高く、酸味が少ないのが特徴。

「ひめっこ」は山梨県で生まれたばかりの品種で、まだ他県では目にする機会が少ないそう。「はなよめ」と同じように糖度が高く、酸味が少ないという特徴があります。

まずは食べられる量を確保し、余裕があったら追加しよう
まずは食べられる量を確保し、余裕があったら追加しよう
収穫直後の桃は驚くほど甘い!身の固さは品種でなく、桃それぞれの違いの方が大きく、素人には見分けが難しいと感じた
収穫直後の桃は驚くほど甘い!身の固さは品種でなく、桃それぞれの違いの方が大きく、素人には見分けが難しいと感じた

飲食用のスペースには果物ナイフのほか、フォークとまな板、手洗い用にポリタンクの仮設水道が用意されています。お子さんと一緒の場合は、ハンドタオルを用意しておくことをおすすめします。

飲食用のスペースはぶどう畑を利用したもの。まだ若々しいシャインマスカットが、秋に実施されるぶどう狩りを期待させてくれる
飲食用のスペースはぶどう畑を利用したもの。まだ若々しいシャインマスカットが、秋に実施されるぶどう狩りを期待させてくれる

桃狩りを始める前は「1時間じゃ足りないかな?」と思っていましたが、食べ応えのある桃は4個でお腹いっぱい!結果的にちょうど良いくらいの時間でした。

中込農園では雨天時、大型・中型の雨よけテントを設置し、営業をしています。もぎ取り時には濡れてしまうそうなので、出発時に雨模様だったら、レインコートや雨具などを用意して向かいましょう。

▼中込農園
住所:山梨県南アルプス市飯野2281-1
駐車場:あり(無料)
URL:http://nakagominouen.com

アルプスの少女ハイジの世界観が楽しめる「ハイジの村」

いっぱい食べたとはいえ、やっぱりフルーツではすぐにお腹が空いてしまうもの。軽く休憩をとったのち、中込農園をあとにして「ハイジの村」へ向かいます。中込農園からハイジの村までは、およそ30分で到着します。

入園料は(税込み710円)。入場ゲートをくぐると、フランクフルトの街並みが入場者を出迎えてくれる
入園料は(税込み710円)。入場ゲートをくぐると、フランクフルトの街並みが入場者を出迎えてくれる

ハイジの村は、1974年に放映された人気アニメ「アルプスの少女ハイジ』の世界観を再現したテーマビレッジ。敷地内には「デルフリ村」からフランクフルトを見渡せる4メートルのジオラマや、ハイジとアルムおんじが過ごした「アルムの山小屋」など、多くのハイジスポットが設けられています。

ランチに向かったのは「チーズフォンデュがおいしい」と評判のレストラン「ボルケーノ」。取材時、ランチはバイキング形式で営業していました。

ボルケーノという店名は、イタリア人コックの「ボルケーノおじさん」からついたそう
ボルケーノという店名は、イタリア人コックの「ボルケーノおじさん」からついたそう

評判通り、チーズはあっさりとしていて食べやすいのですが、味わいはとても深く本格的なもの。15品ほどあった料理はどれもおいしかったのですが、個人的には食材にしっかりと出汁がしみた、スイス風ポトフが気に入りました。

バイキングは(税込み1,200円)。食べ放題の時間は40分に設定されている
バイキングは(税込み1,200円)。食べ放題の時間は40分に設定されている

ランチの後は、園内を見て回ります。「ハイジの村」の正式名称は「山梨県立フラワーセンター ハイジの村」で、「山梨県立フラワーセンター」はリニューアル前の名称です。その名の通り、花をテーマとした施設でした。ハイジの村でも基本的に施設は引き継がれ、園内では四季折々の花を楽しむことができます。

バラがアーチを描く「バラの回廊」。全長が230メートルあり、日本一の長さを誇っているそう
バラがアーチを描く「バラの回廊」。全長が230メートルあり、日本一の長さを誇っているそう

ハイジの村は「バラのステージ」や「バラの回廊」、「お妃様のバラ園」など、特にバラを扱うスポットが多いことでも有名です。残念ながら取材時はバラの時期を少し外してしまったのですが、それでも所々で咲き誇る姿を見せてくれました。

ハイジとアルムおんじが過ごした家屋を再現した「アルムの山小屋」。ハイジファンにおすすめのスポット
ハイジとアルムおんじが過ごした家屋を再現した「アルムの山小屋」。ハイジファンにおすすめのスポット

入場ゲートから敷地の一番奥に、ひっそりとたたずむ「アルムの山小屋」。屋内には劇中で印象的だった干し草のベッドやおんじの台所もしっかりと設置されています。

壁にはアルムおんじが傭兵であったことを伺わせるアイテムも
壁にはアルムおんじが傭兵であったことを伺わせるアイテムも

「ハイジの村」を象徴する展望塔へは自由に入場でき、展望台に登ることもできます。

取材日は曇っていましたが、天気が良ければ展望台からは、南アルプスを見渡す絶景が望める
取材日は曇っていましたが、天気が良ければ展望台からは、南アルプスを見渡す絶景が望める
見下ろしたフランクフルトの街並み。正面の建物は「光のチャペル」で、実際に結婚式を挙げることができる
見下ろしたフランクフルトの街並み。正面の建物は「光のチャペル」で、実際に結婚式を挙げることができる

ハイジの村に訪れたのなら、名物「やぎミルクのアイスクリーム」を食べないわけにはいきません! 園内を散策し、疲れたタイミングで「ロッテンマイヤーズ・カフェ」に入店しました。「やぎミルクのアイスクリーム」を注文します。

やぎミルクのアイスクリームは(税込み560円)。店外にはテラス席がある
やぎミルクのアイスクリームは(税込み560円)。店外にはテラス席がある

やぎのミルクはクセの強い、独特の香りを持っていますが、さっぱりしておいしい! まずは心地良き味わいと甘さ。少ししてから、ほのかにやぎのミルクの香りが鼻から抜けていきます。絶妙なバランスの逸品です。ハイジや牧羊犬のヨーゼフが描かれた陶器のオリジナルカップは持ち帰ることができ、そのためのビニール袋ももらえます。

「ロッテンマイヤーズ・カフェ」内にはハイジグッズを扱うショップも併設されており、ここでしか購入できないオリジナルグッズも多数、扱っていました。

昔懐かしいアニメ絵柄のグッズだけでなく、刷新された新しいグッズもあり、ハイジを知らない世代でもグッズのかわいらしさに引き込まれた
昔懐かしいアニメ絵柄のグッズだけでなく、刷新された新しいグッズもあり、ハイジを知らない世代でもグッズのかわいらしさに引き込まれた

▼山梨県立フラワーセンター ハイジの村
住所:山梨県北杜市明野町浅尾2471
駐車場:あり(無料)
URL:http://www.haiji-no-mura.com/index.html

「道の駅にらさき」でお土産を購入

帰途につく前に「道の駅にらさき」に立ち寄り、お土産を探すことにしました。ハイジの村から「道の駅にらさき」までは、10分かからずに到着しました。

国道141号線沿いに位置する「道の駅にらさき」。国道を挟む形で温泉施設「ゆ~ぷるにらさき」がある
国道141号線沿いに位置する「道の駅にらさき」。国道を挟む形で温泉施設「ゆ~ぷるにらさき」がある

「道の駅にらさき」では、地元の特産品やお土産、採れたての野菜・果物を扱っています。着いたのが夕方とあって売り切れている商品も多かったのですが、店内を回ってしっかりと吟味しました。メディアに取り上げられることの多い金精軒の「寒天信玄餅」、甲府市特産のスイートコーン「きみひめ」のペーストを使用した「黄金三日月カレー」などを購入。

「寒天信玄餅」は432円、「黄金三日月カレー」は654円、「新府焼ごめ」は370円、「カラフルにんじん」は120円(いずれも税込み)
「寒天信玄餅」は432円、「黄金三日月カレー」は654円、「新府焼ごめ」は370円、「カラフルにんじん」は120円(いずれも税込み)

▼道の駅にらさき
住所:韮崎市中田町中条1795
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/specialty/n_7083.html

採れたて桃の甘さとおいしさにより、フルーツ王国山梨の実力と魅力を再確認した今回のおでかけ。帰りの車内では「次はどのフルーツ狩りに訪れよう」と、楽しく盛り上がりました。

今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ 「ヴォクシー」

トヨタの「ヴォクシー」は最大で8人が乗れる、広々とした車内空間が魅力のミニバンです。

大柄なミニバンですが、広い前方の視界とバックモニターのおかげで、取り回しは楽に行えた
大柄なミニバンですが、広い前方の視界とバックモニターのおかげで、取り回しは楽に行えた

力強く、迫力のあるデザインが特徴的なヴォクシー。低床フラットフロアを採用したことにより、先代と比較して乗り降りしやすく、荷室への荷物の積み降ろしも容易になりました。

広く開く左右のスライドドアにより、後部座席の乗降も楽に行える。頭上のスペースも充分に確保されている
広く開く左右のスライドドアにより、後部座席の乗降も楽に行える。頭上のスペースも充分に確保されている

もちろんパワーも十分。低床フラットフロア導入にあわせて刷新した足回りのおかげもあって、果樹園に至る急勾配の山道でも安定した走りを見せてくれました。後部座席にも大人が乗る旅行にぴったりの一台です。

<今回のドライブのカーシェア料金>
・車種クラス:ミドル
・プラン:ベーシック
・時間料金:6,700円(12時間パック)
・距離料金:5,760円(18円×320km)
合計:12,460円

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