カレコ・カーシェアリングクラブでは、スバルの運転支援システム「アイサイト(Ver.2)」を装備した「フォレスター」と「SUBARU XV」をカーシェアリング業界で初めて導入しました。
これを記念して、スバル(富士重工業株式会社)さんのご協力の下、12月8日(日)にカレコ会員限定の「スバル専用特設コースによるアイサイト特別体験試乗会」を実施しました。本日はその様子をレポートします!
ドキドキの体験試乗会が開始!
当日は快晴。お昼過ぎに抽選で当選されたカレコ会員の皆さまがお子さまやご友人とともに三鷹にあるスバルさんのテストコースに集合されました。ほとんどの皆さまがカレコのクルマでお越しになり、ご案内したカレコスタッフのテンションも相当上がりました。
会場ではスバルのスタッフの皆さまが大勢出迎えていただき、飲み物の差し入れまでいただきました。イベント開始まで、参加者の期待も高まってきます。
今回の試乗会はこんな式次第で行われました。
13:00 受付(施設説明など)
13:15~14:20 アイサイトの機能を体感する試乗会
・プリクラッシュブレーキ
・追従クルーズコントロール
・AT誤発信抑制制御
14:20 アンケートご記入後、終了
「ぶつからない?クルマ」の原点、プリクラッシュブレーキ
まず体験したのは、追突事故を回避するプリクラッシュブレーキです。車両はフォレスター。先行車を模した障害物がある直線路でテストしました。
フォレスターの運転席に座りシートベルトをしたら、シフトをDレンジに入れて発進。障害物の30mほど手前にある目印まできたら、アクセルから足を離します。どんどん迫ってくる障害物に感じる恐怖を我慢していると、ピーと警報音が。「ぶつかるよ!」という合図です。同時にゆるいブレーキが自動的にかかって減速開始。それでも、ブレーキを踏まずにいると、「いよいよぶつかる」というところでガツンと強いブレーキがかかって停車しました。停車後、約2秒で自動ブレーキが解除されるので、停車したらすぐにブレーキを踏んで、安全を確保します。
今回は先行車を模した障害物でしたが、アイサイト(ver.2)では顔認証システムを応用することで、クルマだけでなく人やバイク、自転車も検知して衝突を防ぐことが可能だそうです。
アクセルやブレーキを操作不要!全車速追従機能付クルーズコントロール
次に体験したのが、「全車速追従機能付クルーズコントロール」です。前方にクルマがいると、そのクルマの速度に合わせて自動的にブレーキをかけたり、加速をしたりしてくれます。
試乗車はSUBARU XV。インストラクターが運転する、先行車(SUBARU XVハイブリッド)が走りだすのに合わせて発進。時速40kmになったところで、ステアリングの右側にあるスイッチを操作して全車速追従機能付クルーズコントロールを「ON」にします。すると……。
アクセルを離しても、自動的に先行車との距離を一定に保って走りだしました。先行車の速度が落ちて距離が縮まると自動的に減速、離れるとまた加速する、といった具合も常に一定以上の距離をキープ。ステアリング操作は自動化されていないので、カーブにさしかかったら自分でハンドルを切ります。このときもアクセルやブレーキを操作する必要はありません。
はじめのうちは自動的に加減速をするクルマの動きに違和感を覚えましたが、カーブを2つ超えたころにはすっかり慣れて、「これなら高速道路で使ってみたい」と思うようになりました。
追従機能は時速0〜100km/hで動作するため、空いた高速道路はもちろん、ノロノロ進む渋滞気味のときにも有効。減速だけでなく停車まで自動的に行ってくれるので、渋滞中の追突事故防止にも役立ちそうです。
アクセルを全開にしても走らない?!
時折、アクセルとブレーキの踏み間違えによる事故のニュースが報じられます。これを防ぐのが最後に体験した、AT誤発進抑制制御です。これは、前方に壁や障害物がある場合、誤ってアクセルを踏み込んでも、衝突を防ぐため緩やかにしか発進しないというもの。
今回の試乗会では、フォレスターに乗車し、前方に壁、クルマの前輪には車輪留めを設置して行いました。イメージとしては、コンビニの駐車場に前向きで停めたときです。
この状態でアクセルを全開にしたらどうなるでしょうか?アイサイトのついていないクルマなら、間違いなく勢いよく飛び出して壁にぶつかりますよね。ところが、このフォレスターはアクセルを思いっきり踏み込んでも、発進しませんでした。
正確に言うと、少しは前に出るのですが、車輪留めを超えるほどのパワーが出ず、結果的に前に進まなかったのです。同時に警報音と、インパネのディスプレイに「前方注意」の表示が出ていました。
なお、車輪留めがない場合は、ごく遅い速度で前に進みます。完全に動かないようにしてしまうと、狭い場所にクルマを止めたいときなどに支障が出るため、あえて完全停止しないようにしているのだとか。このあたりの“さじ加減”が開発をする上で難しい部分だそうです。
体験頂いた皆さまの声
以上3つの機能を体験いただきアンケートをご記入いただいた後、プレゼントのミニカーをお渡しして終了となりました。
参加いただいた皆さまの感想をご紹介します。皆さま、とても楽しんでいただけたようですね。
- どれもすごい技術だというのを自分の肌で体感できて印象に残りました
- これらの機能は長時間運転して疲れた時でも安心して運転できるものだと思います。楽しかったので、またぜひ行ってください
- とてもスムーズな説明で、印象も良かったです。これらの機能を高速道路で体験してみたいです
アイサイトの考え方は「主役はあくまでドライバー」
警報や表示、自動ブレーキなどなど、さまざまな側面から安全性と快適性を高めてくれるアイサイト。でも、クルマを動かす主役がドライバーであることは、アイサイトの有無に関わらず同じです。アイサイトがついているからといって、過信は禁物。天候が悪いときやフロントガラスに汚れがついているときなど、カメラが前方検知をしにくい場合はアイサイトが動作しないこともあります。アイサイトがついていても安全確認や操作を怠ったりせず、今まで通りの安全運転に努めてください。
フォレスターやSUBARU XVが設置されているステーションはここ!
カレコが導入しているフォレスターとSUBARU XVには、すべてアイサイトが装着されています。乗り心地を試してみたい方は、下記のステーションでご利用ください。12月からは冬用タイヤも装着していますのでアウトドアのお供に、ロングドライブの相棒に、どちらもピッタリのクルマです。
フォレスターのステーション
- 墨田区/本所:リパーク本所2丁目第2
- 江東区/門前仲町:リパーク江東牡丹1丁目
- 江戸川区/葛西:リパーク葛西駅前
SUBARU XVのステーション
- 目黒区/中目黒東:中目黒3丁目第1
- 墨田区/錦糸町:リパーク錦糸町駅前
- さいたま市大宮区/大宮駅西口:リパーク大宮駅西口第3
アイサイト機能の用語説明
(1)プリクラッシュブレーキ
危険を予測して衝突を回避、または低減する緊急ブレーキシステムです。前方に衝突する可能性があるクルマや障害物があった場合、ドライバーに警報音と警告表示で注意を喚起。回避操作がない場合に自動でブレーキ制御を行い、減速または停止します。
(2)全車速追従機能付クルーズコントロール
車間距離を制御して、高速道路や自動車専用道路での渋滞時の走行を快適にする機能で、0~100km/hで定速走行。先行車を検知すると、自動的に減速や加速を行い、一定の車間距離をキープしてくれます。
(3)AT誤発進抑制制御
アクセルの踏み間違いによる急発進を防ぐ機能です。前方に壁や生け垣などの障害物があるときにアクセルを踏み込むと、警告音が鳴ると同時にエンジン出力が抑えられ、急発進による事故を防ぎます。