おすすめドライブ

三浦半島でマグロと海沿いドライブを楽しむ日帰りおすすめルート

2024年、豊洲市場で行われた本マグロの初競りで、青森県大間産のマグロに1億1424万円の値が付きました。1億円を超えたのは4年ぶりのことだそう。そんなニュースを耳にしたら、無性においしいマグロが食べたくなりました!

今回のドライブは、おいしいマグロと海沿いの景色を楽しみに、神奈川県三浦市にある三崎漁港に向かって「MAZDA3 FASTBACK」を走らせます。

ステーションは「リパーク武蔵野桜堤2丁目第4(自転車可)」を利用。環状八号線と第三京浜道路、横浜横須賀道路を利用して三浦半島へ向かった
ステーションは「リパーク武蔵野桜堤2丁目第4(自転車可)」を利用。環状八号線と第三京浜道路、横浜横須賀道路を利用して三浦半島へ向かった

<目次>
都心から観音崎公園まで、およそ2時間
灯台に登れ、浜辺でも遊べる観音崎公園
三浦半島の「鮮味楽」で新鮮なマグロを堪能!
世界でここだけ!? 「うらりマルシェ」で味わうまぐろっちジェラート
今回のドライブで利用したクルマ:マツダ「MAZDA3 FASTBACK」

都心から観音崎公園まで、およそ2時間

今回のドライブルートは、三崎漁港に直行するのではなく、まずは観音崎(かんのんさき)公園で景勝を望み、海沿いのドライブを楽しみながら向かいます。

都心から観音崎公園まで、およそ2時間。浜崎橋JCTから首都高速1号羽田線を利用し、羽田方面へ。生麦JCTで神奈川1号横羽線に乗り入れ、横浜方面に進みます。金港JCTで神奈川2号三ツ沢線に分岐し、保土ヶ谷ICから横浜新道で戸塚方面へ。藤塚ICにて横浜新道を出て横浜横須賀道路に乗り入れ、横須賀方面に進みます。

横浜横須賀道路の終点、馬堀(まほり)海岸ICから一般道(よこすか海岸通り)を利用。15分ほどで観音崎公園に到着します。

馬堀海岸ICからすぐに馬堀海岸に突き当たる。よこすか海岸通り中、馬堀海岸と平行して走る部分はヤシの木が並び、南国気分が味わえる
馬堀海岸ICからすぐに馬堀海岸に突き当たる。よこすか海岸通り中、馬堀海岸と平行して走る部分はヤシの木が並び、南国気分が味わえる

灯台に登れ、浜辺でも遊べる観音崎公園

観音崎公園は、観音崎の緑地部分を利用した都市公園です。約70ヘクタールの広大な敷地に、横須賀美術館や観音崎自然博物館、観音埼灯台など、多くの施設が設けられています。

観音崎公園には複数の駐車場があり、事前に目的施設の近くにある駐車場を調べておくと、公園内の移動が楽になります。今回は観音崎公園の南側に位置する有料駐車場を利用。すぐ近くにある「たたら浜」に向かいます。

観音崎公園駐車場や近隣有料駐車場の料金は、期間や曜日により異なる
観音崎公園駐車場や近隣有料駐車場の料金は、期間や曜日により異なる

「たたら浜」は広さとしては小ぶりですが、白い砂浜と高い透明度の海水により、三浦半島屈指の美しいビーチと称され、知る人ぞ知る穴場スポット。

諸説あるが、初代ゴジラは「たたら浜」から日本に上陸したといわれているとか
諸説あるが、初代ゴジラは「たたら浜」から日本に上陸したといわれているとか

砂浜歩きを楽しんだら、そのまま観音埼灯台を目指します。観音埼灯台は岬の先端部にあり、「たたら浜」からの距離は1kmほど。全体的に上り坂なので、歩きやすい靴を履いて行きましょう。自動販売機は駐車場近辺にしかありません。特に夏場は、あらかじめ飲み物を用意しておくことをおすすめします。

公園内では、きれいな断層を随所で見ることができる
公園内では、きれいな断層を随所で見ることができる
海岸側の歩道を選ぶと遠回りにはなるが、透明な海水とリアス海岸の景勝を眺めながら移動できる
海岸側の歩道を選ぶと遠回りにはなるが、透明な海水とリアス海岸の景勝を眺めながら移動できる

観音埼灯台は、国内で最初に建造された洋式灯台。1869年より運用が開始されますが、震災により倒壊や損壊の憂き目にあいます。現在の灯台は3代目で、1925年に建てられました。

画像右手の「灯台資料展示室」に、初代観音埼灯台の模型が飾られている
画像右手の「灯台資料展示室」に、初代観音埼灯台の模型が飾られている

観音埼灯台は国内で16台ある、登ることの許可されている灯台。東京湾を一望する絶景を、楽しまない手はありません。受付で参観寄付金(300円)を納めたのち、灯台内に入ります。

展望デッキは狭く、人がすれ違う余裕はない。譲り合いながら絶景を楽しもう
展望デッキは狭く、人がすれ違う余裕はない。譲り合いながら絶景を楽しもう

観音埼灯台は基礎から頭頂部までの高さが19メートルと小柄な灯台ですが、岬の上という立地により、平均水面から灯火までの高さは56メートルもあります(展望デッキまでは53メートルくらい)。東京湾先の房総半島はもちろん、晴天で空気が澄んでいればスカイツリーまで望むことができるそうです。

階段最上部から灯火を覆うレンズを見ることができる
階段最上部から灯火を覆うレンズを見ることができる

▼たたら浜(多々良浜)
住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1262(観音崎公園内)
駐車場:あり(有料)
URL:https://miurahantou.jp/tatarahama/

▼県立観音崎公園
住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1262
駐車場:あり(有料)
URL:https://www.kanagawa-park.or.jp/kannonzaki/

三浦半島の「鮮味楽」で新鮮なマグロを堪能!

「たたら浜」の美しさ、そして観音埼灯台の絶景で、すっかりと心が洗われました。散策で程よくお腹も空いたので、クルマに戻って三崎漁港を目指します。

1~2月は水仙が見頃を迎える季節。道路脇に約100万株もの水仙が植えられ、別名“水仙ロード”と呼ばれる、北下浦海岸通りを通るルートを選びました。

クルマの窓を開けて走行すると、水仙の清廉とした香りを楽しめる
クルマの窓を開けて走行すると、水仙の清廉とした香りを楽しめる
北下浦海岸通りに沿って遊歩道も走っている。コインパーキングにクルマをとめて散策するのもおすすめ
北下浦海岸通りに沿って遊歩道も走っている。コインパーキングにクルマをとめて散策するのもおすすめ

▼北下浦海岸通り
住所:神奈川県横須賀市野比2-194-14
駐車場:あり
※「北下浦海岸通り第駐車場」は、令和5年10月1日から令和6年3月31日まで閉鎖しています。令和6年4月以降の営業内容についてはホームページでご確認ください。
URL:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/d2t/kanko/cycling/miurahantocyclingkitashimourakaigandori.html

観音崎公園から北下浦海岸通りを経て三崎漁港まで、およそ22km。1時間かからないくらいの道のりです。

観音崎公園から三浦市まで、ずっと左手に海を望むドライブだ
観音崎公園から三浦市まで、ずっと左手に海を望むドライブだ

おいしいマグロが食べられる町として、あまりに有名な三崎漁港。周辺にはマグロを提供してくれるお店がたくさんあり、訪れる度に「どこで食べようか?」と、頭を悩ませます。この日、選んだのは、「鮮味楽」。創業80年のマグロ問屋、「や印」直営のマグロ料理専門店です。

店舗の右隣(画像左側)が鮮味楽の駐車場。満車の際は「うらりマルシェ」の駐車場を利用すると、(4,000円以上の食事で)駐車場料金のサービスが受けられる
店舗の右隣(画像左側)が鮮味楽の駐車場。満車の際は「うらりマルシェ」の駐車場を利用すると、(4,000円以上の食事で)駐車場料金のサービスが受けられる

マグロはもちろんですが、三崎漁港は地魚がおいしいことでも知られています。「あれも食べたい、これも食べたい」と、お品書きとにらめっこ。迷った結果、看板メニューの「マグロ丼」と「マグロカマ焼」、「ごはんセット」を注文しました。

「マグロ丼」は2,145円(税込み)
「マグロ丼」は2,145円(税込み)

天然インドマグロの色々な部位を盛り合わせたマグロ丼。経験豊富な職人さんの腕前により、切り身はきめ細かで気持ちの良い舌ざわり。口に運んだ途端、天然マグロの上質な味と風味がとろけるように広がります! 各部位のおいしさの違いを楽しみながら食べていたら、すっかりと完食していました。

「マグロカマ焼」は1,320円(税込み)。大きさやマグロの種類で値段が変わる。ごはんセット(ご飯、お椀、香の物)は385円(税込み)
「マグロカマ焼」は1,320円(税込み)。大きさやマグロの種類で値段が変わる。ごはんセット(ご飯、お椀、香の物)は385円(税込み)

運ばれてきたマグロのカマ焼きは、予想以上に大きなサイズ。身はやわらかくてしっとりとしており、口の中でホロホロと崩れます。上品で繊細な脂の味わいがやさしく広がり、ご飯との相性も抜群! 最後まで箸が止まることはありませんでした。天然マグロのカマ焼きは、こんなにおいしいなんて……。それまで抱いていたイメージを大きく変えてくれる逸品でした。

▼鮮味楽
住所:神奈川県三浦市三崎5丁目5-1
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.yajirushi.co.jp/

世界でここだけ!? 「うらりマルシェ」で味わうまぐろっちジェラート

「鮮味楽」と目と鼻の先にある、「うらりマルシェ」。その日の朝、収穫された三浦野菜や、マグロをはじめ漁港から直送された新鮮な海鮮、干物といった加工品を扱う、お土産の購入にうってつけの産直センターです。

「うらりマルシェ」は漁港の目の前に位置し、広い駐車場を有する
「うらりマルシェ」は漁港の目の前に位置し、広い駐車場を有する

「うらりマルシェ」には「世界にここだけ」を謳う、珍しいジェラートがあるそう。これまでに多くの名物アイススイーツを紹介してきたカレコブログとして、食べないわけにはいきません!

調べたところ「まぐろっちジェラート」という名前で、うらりマルシェ1階、さかな館の海産物店「さんき」で提供されているとのこと。名前から察するに、マグロのジェラートのようですが……。一体、どんな味なのか。期待半分、不安半分で、お店に向かいます。

店員さんは物販の販売も兼ねている。ブース内に人がいなくても営業しているので、販売店に声をかけて対応してもらおう
店員さんは物販の販売も兼ねている。ブース内に人がいなくても営業しているので、販売店に声をかけて対応してもらおう
フレーバーはマグロだけでなく、ワカメやひじきも……!?
フレーバーはマグロだけでなく、ワカメやひじきも……!?

ジェラートはダブル(2玉)で販売。マグロのほかワカメやひじきも人気だそう。まだお腹がいっぱいだったので、マグロをシングルでお願いしたら、快く応じてもらえました。

「まぐろっちジェラート」は300円(税込み)。本来はダブル(2玉)で、ジェラートの味は自由に選べる
「まぐろっちジェラート」は300円(税込み)。本来はダブル(2玉)で、ジェラートの味は自由に選べる

手渡されたマグロのジェラートは、ほんのりピンクのネギトロ色。生臭さを警戒し、おそるおそる口に運ぶと、ミルクの香りと甘さに驚かされます。食べ終わる頃には、じんわりとマグロの佃煮のような甘塩っぱさが口の中に広がります! アクセントと思っていた固形物はマグロのフレークだったのだと後から気が付きました。「まぐろっちジェラート」は、マグロの香りは抑えられていますが、甘塩っぱいスイーツが好きな人ならば、ハマるようなおいしさです。次の機会には食事の前に訪れ、ワカメとひじきのジェラートにも挑戦したいです。

口の中をサッパリさせたかったので、「うらりマルシェ」の2階に移動し「うらりテイスト」で「みかんジュース」を注文。三浦産のみかんを搾ったフレッシュジュースは爽やかな酸味と甘さで飲みやすく、あっという間に喉と体に染み込みました!

「うらりテイスト」ではフレッシュジュースやスイーツの他、クラフトビールも販売されている
「うらりテイスト」ではフレッシュジュースやスイーツの他、クラフトビールも販売されている
みかんジュースは500円(税込み)
みかんジュースは500円(税込み)

▼うらりマルシェ
住所:神奈川県三浦市三崎5-3 -1
駐車場:あり(有料)
URL:https://www.umigyo.co.jp/

都会の喧騒を忘れるような散策途中の町なかの景色
都会の喧騒を忘れるような散策途中の町なかの景色

目的だったマグロを心ゆくまで堪能し、海沿いのドライブを楽しめた今回のお出かけ。帰途に就く前に少しだけ三崎漁港の町なかを散策してみたのですが、ひなびた雰囲気と新しさが交じり合った、とても素敵な場所でした。今度は下町歩きを楽しむため、三浦半島に再訪したいと思います。

今回のドライブで利用したクルマ:マツダ「MAZDA3 FASTBACK」

シンプルながら美しく躍動的なデザインで、見かけたらつい目で追ってしまう「MAZDA3 FASTBACK」。「FASTBACK」はクルマのデザインを表した言葉で、ルーフから後端までがなだらかに続く形状(あるいは形状を有したクルマ)を指します。

マツダのクルマのデザインは、人の手により形作られているそう
マツダのクルマのデザインは、人の手により形作られているそう
リア回りは特徴的で、力強さと艶っぽさが両立している
リア回りは特徴的で、力強さと艶っぽさが両立している

まるで自分の足で歩いているかのような、人馬一体感を追求した「MAZDA3 FASTBACK」。小気味のいい加速と軽快なフットワーク、何よりシート越しに伝わってくるクルマの反応のおかげで、ただ走っているだけでも楽しさを感じる一台でした。

荷室の容量も十分。荷室から後部座席を前倒しにでき、より大きな荷物を積めるようになっている
荷室の容量も十分。荷室から後部座席を前倒しにでき、より大きな荷物を積めるようになっている

レーダーセンサーとカメラで歩行者や自転車を感知。衝突を回避できないと判断すると、自動的にブレーキ制御を行う衝突被害軽減ブレーキを搭載。ほか、危険回避ステアリングアシストやペダルの踏み間違い事故防止など、多くの運転支援装置が備わっています。

<今回のお出かけのカーシェア料金>
・車種クラス:ミドル
・プラン:ベーシック
・時間料金:6,700円(12時間パック)
・距離料金:3,800円(20円×190km)
合計:10,500円

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