ドライブの知識

「立体駐車場」でのマナーや気をつけること/役に立つことまとめ

どこに行けばいいのかわからない、間違って逆走してしまった、他のクルマとぶつかりそうになった――。

大型ショッピングモールやホームセンター、テーマパークの立体駐車場(屋内駐車場)で、そんな経験はないでしょうか?

広い立体駐車場は、公道とはまた別の難しさがあるもの。そこで、立体駐車場でのマナーや気をつけること、知っておくと役に立つ知識をまとめてお伝えします。

<目次>
大前提は「駐車場でも気を抜かない」こと
他のクルマや歩行者に注意する
奥に行くほど空いている!
出口の「方面」がわからないときは?
駐車したら写真を撮っておこう
お出かけの幅を広げよう!

大前提は「駐車場でも気を抜かない」こと

たとえ駐車場内であろうとも、他のクルマや歩行者がいるのは公道と同じ。「駐車場の中だから」と気を抜かずに、公道を走るときと同じような心持ちで走ることが大切です。空きスペースや店舗入口を探すことに集中するあまり、進行方向の案内や一時停止を見落とさないように注意しましょう。

駐車場内には、進行方向を示す矢印のほか合流注意、進入禁止などさまざまな表示がある
駐車場内には、進行方向を示す矢印のほか合流注意、進入禁止などさまざまな表示がある

忘れてはいけないのは、立体駐車場内に入ったらライトを点灯することと、曲がるときにウインカーを出すこと。「ほんのちょっとだから」「駐車場の中だから」と、ライトやウインカーをつけない人も少なくありませんが、安全のために忘れないようにしてください。

駐車場によっては見通しの悪い場合もありますから、ライトを点けて自車の存在を知らせることは重要です。もちろん、矢印などで進行方向の指定がある場合、それに従います。

他のクルマや歩行者に注意する

空きスペースを探しているのは、自分だけではありません。他のクルマのドライバーも、空きスペースを探しながら運転しています。中には、スペース探しに夢中になるばかり、まわりが見えてなくなっているドライバーも……。また、いきなり歩行者が飛び出してくる可能性もあります。

歩行者や入出庫するクルマに気をつける。特に小さい子どもは見えづらいので注意しよう
歩行者や入出庫するクルマに気をつける。特に小さい子どもは見えづらいので注意しよう

駐車場内では、急な飛び出しにも対応できるようゆっくりとしたスピードで走ると同時に、常に「駐車枠から出てくるクルマはないか」「飛び出してきそうな歩行者がいないか」と注意しながら、走ることが重要となります。

一方通行ではない対面走行の駐車場では、公道と同じく左寄りに走り、一時停止があるときは必ず止まりましょう。

駐車場の道は狭いので対面走行でのすれ違いにも気をつけたい
駐車場の道は狭いので対面走行でのすれ違いにも気をつけたい

前方にクルマがいる場合は、車間距離を開けることも大切です。前方のクルマは、空きスペースを見つけ次第、ブレーキをかけると考えられます。車間距離に余裕をもっておかなければ、駐車場内で追突……という事態もありえます。

奥に行くほど空いている!

ここからは、立体駐車場を上手に使う活用術をお伝えしていきます。まずは、空きスペースの選び方です。

ほとんどの駐車場は、「奥に行けば行くほど」空いているものです。「どこに空きスペースがあるだろうか?」とキョロキョロしながら走るのではなく、思い切って駐車車両の少ない奥のスペースまで進んでみるのも、ひとつの手。

狭いスペースへの駐車はただでさえ緊張するうえ、後続車がいる中での駐車は焦ってしまいがちですから、クルマの少ない場所まで行ってみるのはおすすめです。

大型駐車場は奥や上階へ行くほど空いているので、まずは空いているところまで行こう
大型駐車場は奥や上階へ行くほど空いているので、まずは空いているところまで行こう

「どうしよう」「どこに行ったらいいんだろう」と戸惑った動きをしてしまうと、後続車に迷惑をかけてしまいます。そういう点でも、ゆとりを持って駐車ができる場所まで行ったほうが、安心だと言えます。3階、4階……と、上階がある場合は、上へいくほど空いています。

出口の「方面」がわからないときは?

大きな駐車場では、複数ある出口に迷う人もいるでしょう。特に土地勘のない場所の駐車場では、「~~方面出口」「◯◯方面出口」を表示があっても、どちらに出ればいいかわからないものです。

そんなとき、どうすればいいでしょうか? 答えは簡単、「とりあえず出てみる」です。

出口表示を見つけたら、方面ではなく出やすい出口から出るといい
出口表示を見つけたら、方面ではなく出やすい出口から出るといい

なぜなら、カーナビやスマートフォンのマップがあるから。たとえ、目的地と異なる方面へ出てしまったとしても、すぐに正しい方向へ導いてくれるので、心配する必要はありません。

なお、カーナビやマップアプリが案内してくれるのは、敷地の外に出てからです。駐車場内から出口までは案内してくれないので、「とりあえず出てみる」と覚えておきましょう。

>>>Bluetoothでカーナビとスマートフォン(iPhone/Android)を接続する方法

駐車したら写真を撮っておこう

初心者だけでなく、クルマに乗り慣れた人でも、駐車場のどこに止めたかをうっかり忘れてしまうことがあります。

そこでおすすめなのが、止めた場所の写真を撮っておくこと。「3-A」など、駐車場のエリア名の表示や自分のクルマを撮っておけば、迷わずクルマに戻れます。

大型駐車場ではエリアを英数字や色で表示している場合が多い
大型駐車場ではエリアを英数字や色で表示している場合が多い

最近は駐車券式ではなく、ナンバーを入力して精算するタイプも増えています。クルマの写真を撮っておけば、ナンバーの確認も簡単です。また、周辺状況を記録しておくことで、もしも当て逃げにあったようなときにも、証拠となります。

お出かけの幅を広げよう!

三井のカーシェアーズには、「ららぽーと豊洲(本館5階駐車場)」「ショッパーズプラザ海老名店立体駐車場(4階)」「セルリアンタワー(地下3階駐車場)」「六本木ティーキューブ駐車場(地下1階駐車場)」のように、立体駐車場や屋内駐車場に設置するステーションもたくさんあります。

PHEV(プラグインハイブリッド車)の充電器もある「ららぽーと豊洲(本館5階駐車場)」ステーション
PHEV(プラグインハイブリッド車)の充電器もある「ららぽーと豊洲(本館5階駐車場)」ステーション

運転初心者やペーパードライバーの人の中には、こうした大型駐車場に難しさを感じる人もいるかもしれませんが、今回のポイントを頭に入れておけば大丈夫です。

三井のカーシェアーズで運転しやすいお気に入りのクルマを見つけて、郊外の大型ショッピングモールやテーマパークなど、お出かけの幅を広げてくださいね!

>>>ミニバンの「車庫入れ」は難しい? ポイントを知って試してみよう

>>>教習所では習わない「運転上達のテクニック」で運転の達人になろう!

>>>パーキングメーター、パーキングチケットの使い方と注意点まとめ

>>>「センターライン」の種類(白、オレンジ、破線)と意味をおさらいしよう

<三井のカーシェアーズについて>

>>>ご利用の流れ

>>>車種ラインアップ

<最新情報は公式SNSで>
FacebookX(Twitter)InstagramLINE

記事内容は公開時のものです。変更になる場合があります。