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カーシェアのスタッドレスタイヤ情報まとめ|利用時期・予約方法

冬の安全運転に欠かせない、スタッドレスタイヤ。そんなスタッドレスのシェアカーでの利用方法や予約方法、いつごろから利用ができるのかについてご紹介!

冬季のスタッドレスタイヤの重要性

スタッドレスタイヤとは、雪道や凍結した路面でも滑りにくく、安全に走行できるよう設計された冬用タイヤです。ノーマルタイヤ(夏用タイヤ)に比べ、溝が多く設けられており、凍結した路面でもしっかりとグリップ力を維持します。また、最大の特徴はゴムのやわらかさです。低温下でも硬くなりにくく、接地面積を確保することで滑り止め効果を発揮します。

万が一、雪道や凍結した路面をノーマルタイヤで走行すると、ブレーキや方向転換がしにくくなり、タイヤに負荷がかかってバーストする危険性もあるため、十分な注意が必要です。

2024年10月時点では、道路交通法第71条6号に基づき、沖縄を除くすべての都道府県で積雪や凍結した路面を走行する際には、スタッドレスタイヤやチェーンを装着して滑り止め対策をすることが義務付けられています。安全運転のためにも、冬の季節にはスタッドレスタイヤやチェーンの準備をしっかり整えておきましょう。

雪が降らないエリアでもスタッドレスタイヤは必要?

スタッドレスタイヤは、北海道や東北、山間部など積雪の多いエリアでしか必要ないと思っている方もいるかもしれません。しかし、実際には都心部のように雪がほとんど降らないエリアでも必要です。

最低気温が3度以下になると、雪が降らなくても路面が凍結することがあります。特に早朝や夜間は、路面が凍結しやすく、濡れているように見えても実際には凍結している「ブラックアイスバーン」になっていることがあります。ブラックアイスバーンの上では、ブレーキを踏んでも通常時の6倍もの距離を滑るため、すぐに止まれないこともあり、冬のノーマルタイヤでの運転がいかに危険かがわかります。

このような理由から、積雪がなくても冬季にはスタッドレスタイヤを装着することが推奨されますカーシェアリング(以下、カーシェア)を利用する際も、もしノーマルタイヤの車を選ぶのであれば、早朝・夜間の運転や、凍結の可能性がある道路の走行は控えましょう。

カーシェアでもスタッドレスタイヤは利用できる

主要なカーシェアサービスでは、冬季限定でスタッドレスタイヤを装備した車両を提供しています。あらかじめ装着されているため、利用者が自分でタイヤ交換をする必要がないというメリットがあります。

ただし、すべての車両がスタッドレスタイヤを装備しているわけではありません。サービスや地域によって、スタッドレスタイヤが装備される車種や料金が異なるため、予約前に必ず確認しましょう。北海道や東北などのエリアでは、スタッドレスタイヤが0円で提供されることが多いですが、都心部やその他の地域ではオプション料金がかかる場合もあります。

チェーンは自分で装備してもいい?

チェーンの装着可否は、カーシェアサービスごとに異なります。自分でチェーンを装着できるサービスもありますが、三井のカーシェアーズでは、利用者によるチェーンの装着を禁止しています。

仮にチェーンの装着が許可されているサービスでも、取り付け不備によって車両が損傷した場合は、保険や補償制度の適用外となり、修理費用は自己負担になる可能性があるため注意が必要です。チェーンの装着に不安がある方は、最初からスタッドレスタイヤやチェーンが装着されている車両を選ぶと安心です。

また、都心部から東北へ車で旅行に行くなど、積雪の少ないエリアから多いエリアへ移動する場合は、利用するステーションに設置されている車両が、スタッドレスタイヤやチェーン装着に対応しているか必ず確認しましょう。

もし対応していない場合、現地で交換や装着が必要になりますが、カーシェアサービスの規約で自分での交換や装着が禁止されていると、最悪の場合走行できなくなってしまいます。

カーシェアのスタッドレスタイヤの利用時期はいつから?

カーシェアでのスタッドレスタイヤの利用時期は、通常12月から3月の冬季シーズンに限られています。ただし、北海道や宮城など雪の多い地域では、11月から4月まで長期間利用できるケースが多いです。

例年、多くのカーシェアサービスでは、11月頃からスタッドレスタイヤ装着車両の予約が始まりますが、雪の多い地域や年末年始、スキーシーズンなど、車両の需要が集中する時期には、スタッドレスタイヤ装着車両の予約が埋まってしまうこともあります。確実に利用したい場合は、早めの予約が安心です。

スタッドレスタイヤ装着車両の確認方法

スタッドレスタイヤ装着車両を利用する際は、予約後、出発前に必ずスタッドレスタイヤが装着されているかを目視で確認することが大切ですスタッドレスタイヤかどうかは、タイヤの側面に「STUDLESS」や「SNOW」と大きく表記されているかで判断できます。また、雪の結晶マークが入っているタイヤもスタッドレスタイヤです。この表記は誰でも見つけやすいので、覚えておくと便利です。

ただし、まれに劣化で表記が見えづらくなっている場合があります。側面の表記が確認できない場合は、溝の細かさやゴムのやわらかさで判断するのがおすすめです。

スタッドレスタイヤは細かい溝が多く、一つひとつのブロックには「サイプ」と呼ばれる切れ込みが入っています。これは雪道でグリップ力を保つためのもので、スタッドレスタイヤ特有の特徴です。もしよくわからない場合は、スマートフォンで画像検索して、ノーマルタイヤと比較するのもいい方法です。

また、スタッドレスタイヤは低温でも柔軟なため、触って押してみるとやわらかくなっていることがわかります。ノーマルタイヤと比べると違いがはっきりわかるので、ぜひ一度試してみてください。

三井のカーシェアーズのスタッドレスタイヤへの対応状況

三井のカーシェアーズでは、例年11月から4月末ごろまでスタッドレスタイヤ装着車両の予約が可能です。

2024年の対応状況は以下のとおりです。最新情報を確認したい場合は、必ず三井のカーシェアーズ公式ホームページや公式アプリのお知らせをご覧ください。

対応状況 料金 対応エリア 期間
※全車両冬用タイヤ装着車両 0円 北海道
札幌市(北区/中央区)
2024年11月8日(金)~2025年4月30日(水)
※全車両冬用タイヤ装着車両 0円 宮城県
仙台市(青葉区/泉区/宮城野区/若林区 太白区)
2024年11月29日(金)~2025年4月30日(水)
※全車両冬用タイヤ装着車両 0円 新潟県
新潟市(中央区)
2024年11月1日(金)~2025年4月30日(水)    
※全車両冬用タイヤ装着車両 0円 富山県
富山市
2024年11月1日(金)~2025年4月30日(水)
※全車両冬用タイヤ装着車両 0円 石川県
金沢市
2024年11月1日(金)~2025年4月30日(水)
※全車両冬用タイヤ装着車両 0円 長野県
長野市
2024年11月1日(金)~2025年4月30日(水)
一部車種のみ 0円 東京都

都心部(渋谷区/新宿区/中央区/千代田区/文京区/港区)

東部(足立区/江戸川区/江東区/墨田区/台東区)

南部(大田区/品川区/世田谷区/目黒区)

北部(板橋区/北区/豊島区)   東京都 その他市部 (調布市/西東京市/東久留米市/武蔵野市)    
2024年12月1日(日)~2025年3月31日(月))
一部車種のみ 0円 神奈川県
(川崎市/横浜市)
2024年12月1日(日)~2025年3月31日(月)
一部車種のみ 0円 静岡県
(沼津市)
2024年12月1日(日)~2025年3月31日(月)

三井のカーシェアーズでは、スタッドレスタイヤ装着車両の利用に追加料金は発生せず、通常料金でご利用いただけるのが魅力です。また、北海道や宮城といった積雪の多いエリアでは、すべての車両がスタッドレスタイヤ装着車両となっています。利用者が自分でスタッドレスタイヤやチェーンを用意する必要がなく、雪国でも安心して運転が可能です。

スタッドレスタイヤ装着車両の予約方法

では、三井のカーシェアーズを例に、実際にスタッドレスタイヤ装着車両を予約する方法をご紹介します。公式ホームページの会員ページと、アプリからでは手順が異なるので、好みの方法を選びましょう。

会員ページでの予約方法(PC・スマートフォン)

PC・スマートフォンでの予約の手順は次のとおりです。

  1. 公式ホームページにログインする
  2. 会員ページへアクセスする
  3. 会員ホームにある「会員メニュー」>「クルマを予約」を選択
  1. 好みの検索方法で、利用したいステーションを探す
  1. 該当する予約可能な車が一覧で表示されるので、好みの車種を選ぶ
  2. 「冬用タイヤ」に対応しているのを確認して「このクルマを予約」を選択
  1. 予約時間や交代運転者など必要な情報を登録する予約時間や交代運転者など必要な情報を登録する
  1. 「予約内容を確認する」で内容を確認し「予約する」を選ぶ
  2. 登録中のメールアドレスに「予約受付メール」が届くので確認する

スタッドレスタイヤであっても予約方法は通常と変わりません。スタッドレスタイヤに対応した車種は、車種を選択する際必ず「冬用タイヤ」のアイコンがついています。アイコンやスタッドレスタイヤ装着車両の記載があるのを確認してから予約をしましょう。

アプリでの予約方法

公式アプリを使った予約の手順は次のとおりです。

  1. 公式アプリを開き、利用したいステーションのエリアを検索する
  1. 周辺地図が表示されたのち、右上のマークをタップして「検索条件」を開く
  2. 時間の欄をタップし、利用開始・終了時間をそれぞれ指定する
  1. 検索条件の下にある「装備」から「冬用タイヤ(期間限定)」を指定する
  2. その他、車のタイプや具体的な車種を指定する
  3. すべての条件を指定したら「検索」を押すと、該当するステーションが表示される
  4. 利用するステーションをタップすると、ステーション内の車が一覧で表示される
  1. 予約可、一部予約可の車の中から好みの車種を選んで「予約する」を選ぶ
  1. 予約する内容を確認し、「このクルマを予約する」、「予約を確定する」をタップ

※画像はイメージのため実際の情報とは異なる場合がございます

アプリでは条件を指定する際に「冬用タイヤ(期間限定)」を選べます。あらかじめスタッドレスタイヤ装着車両のみ検索できるので安心です。

>>>2024〜2025年|最新の冬用タイヤ設置情報はこちら!

三井のカーシェアーズはスタッドレスタイヤで冬の運転も安心!

冬季の運転には、スタッドレスタイヤが欠かせません。雪が降らないエリアでも、早朝や深夜は路面が凍りやすいため、スタッドレスタイヤ装着車両を優先的に選びましょう。三井のカーシェアーズでは、スタッドレスタイヤ装着車両の利用に追加料金なしでご利用いただけます。

予約は11月頃から受付が開始され、ベーシックプランの方は利用の1か月前から、月会費無料プランの方は利用の14日前から予約可能です。ご希望の車両を確実にご利用いただくために、早めのご予約をおすすめいたします。

また、三井のカーシェアーズでは、快適に運転できるよう、保険やサポートなどのサービスも充実しています。自分がスタッドレスタイヤを装着していても、周囲の車が装着していないと事故やトラブルのリスクが高まるため、カーシェアを選ぶ際にはサポート体制も確認しておくと安心です。

保険内容

三井のカーシェアーズでは充実した保険をご用意しているため、事故時の費用負担について心配する必要はありません。三井のカーシェアーズの保険内容は以下のとおりです。

三井のカーシェアーズでは、対人・対物の補償がいずれも無制限となっており、事故の規模に関わらず、相手方への賠償は全額補償されます。特に対人補償については、自賠責保険も適用されるため、相手に十分な補償が提供されます。

また、人身傷害保険は最大6,000万円まで補償され、特約が適用されると最大2億円までカバーされます。これにより、ケガの治療や通院費用にも保険金が使えるため、安心して医療を受けることができます。

ただし、保険補償が適用されないケース(会員にてご負担)もございます。詳しくこちらをご確認ください。

さらに安心を追加「トラブルあんしんサポート」

三井のカーシェアーズでは、追加のサポートサービスを活用すればより安全、安心に車をご利用できます。「トラブルあんしんサポート」では、予約時に追加費用を支払えば、営業補償(ノン・オペレーションチャージ=NOC)の費用が免除されます。費用と負担免除される項目は、次のとおりです。

※タイヤのパンク・損傷時に発生した金額については、一旦会員さまに立替払いいただきます
※三井のカーシェアーズの会員である間に事故を2回以上起こされた場合は、営業補償は免除となりますが、修理費用、もしくは車両リース解約金相当額は、シェアカーの損害に対する修理費用などのサポート制度が適用されないケースに従い、会員にご負担いただく場合があります

また、トラブルあんしんサポートの加入料金は以下のとおりです。

※加入料金は利用時間ではなく、予約時間に基づき計算されます
※72時間を超えた予約も、24時間ごとに550円加算されます

最安550円の追加費用で最大50,000円の支出が免除となります。事故やトラブル時の失費を最小限に抑え、安心して車を利用されたい方は、本オプションへの加入を検討することをおすすめいたします。

24時間の受付対応

三井のカーシェアーズでは、24時間体制のサポートダイヤルを設置しており、専任スタッフが常駐しています。そのため、深夜や早朝、年末年始なども事故やトラブルの対応をいたします。

いかがだったでしょうか?
時期や地域によって必要性が変わったり、難しいイメージのあるスタッドレスタイヤ。とはいえ、命を守る大切な装備なので、しっかり確認・理解をして安心安全なカーライフを送りましょう!もちろん、三井のカーシェアーズでもばっちり対応しているので、冬のドライブにもぜひご利用ください!
   
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