車は人生の中でも特に高い買い物の一つです。予算計画をしっかり立てることで、自分に合った車を選びやすくなります。そこで本記事では、車の購入予算の決め方を4つの方法に分けて解説します。
- 車を購入する際の予算の4つの決め方
- 車の購入にはいくらかかる?必要な予算を解説
- 車の購入後にかかる費用
- 【予算別】おすすめ車種を紹介
- マイカーを購入するなら覚えておきたい2つの制度
- 車の購入費用を抑えるにはカーシェアリングがおすすめ!メリットを紹介
- カーシェアリングなら三井のカーシェアーズ
車を購入する際の予算の4つの決め方

一般的に、車の購入には数十万円~数百万円、高ければ一千万円以上の費用がかかるため、予算設定は重要です。車両を購入費用、車の維持費など、さまざまな要素を考慮する必要があります。
最初に、車を購入する際に覚えておきたい、予算決定のポイントを4つの視点から解説します。自分自身の収入や生活環境、将来の計画に合わせて予算を組みましょう。
1.一括払いで購入可能な金額から決める
貯蓄が十分にある場合、一括払いで車を購入すればローンの利息が発生せず、総支払額を抑えられます。ただし、予算を決める際は全額を購入資金に充てるのではなく、生活防衛資金(※)を考慮しましょう。
例えば独身や夫婦二人暮らしなら手取り月収の3~6か月分、子どもがいる家庭では6か月~1年分の金額を手元に残し、余剰資金を車の購入資金に充てるのがおすすめです。
生活を維持するためのお金が残っていれば、いざというときの経済的なリスクを最小限に抑えられます。それぞれの家計事情も踏まえて予算を配分し、安心して車を購入できるようにしましょう。
※生活防衛資金…失業や病気などの突発的な事態に備えて、生活費を一定期間支えるために準備しておくお金のこと
2.車の維持費を含めて決める
車は購入時だけでなく、購入後も維持費がかかります。そのため長期的な視野で予算を決めるのも大切です。
車を所有すると、ガソリン代、2年(初回は3年)に1回の車検、自動車保険、さらに人によっては駐車場代が必要になります。日常的に発生する出費もあらかじめ計算して予算を組めば、車の購入後も生活水準を維持しやすくなるでしょう。
費用の目安については後述しますが、仮に月々の駐車場代が10,000円の場合、駐車場代だけでも年間で12万円の支出となります。また、ローンで購入する場合は、維持費に加え月々の返済も重なるため、事前にしっかりと資金計画を立てることが不可欠です。
3.月々の返済額からローンを組む
毎月の支出を安定させたい場合は、月々の返済額を基にローンを組むのが現実的です。
一般的には、月収の15~25%が返済額の目安と言われています。例えば月収30万円の場合は45,000円から75,000円の範囲内で設定するのが理想的です。
通常、カーローンの返済期間は5~7年程度で設定するケースが多く、中には8年や10年といった長期間借りられるサービスもあります。同じ金額を借り入れる場合でも期間を延ばすほど毎月の負担を軽減できます。しかし、支払いが長引くとその分、利息がかかるため総支払額が高くなる点に注意しなければなりません。
例として(※)、200万円の車両購入に対し、金利2.45%、ボーナス払いなしで5年(60回)ローンを組むとします。総返済額は約212万7,000円となり、一括払いと比べると12万7,000円の差となります。なお、同条件下で3年ローンを組んだ場合は、総返済額は約207万6,408円となり、5年ローンに比べると50,592円安くなります。
このように毎月の返済負担を減らしたいのか、総支払い額を安く済ませたいのか、よく検討して借入額を決めましょう。
※本計算には税金や諸費用などは含んでおりません。
4.ローンの利用可能額から逆算して決める
カーローンでは、銀行やディーラーが提示する借入可能額を基に予算を逆算する方法も有効です。一般的に、銀行やディーラーのカーローンは年収の30~40%を借入上限の目安としています。銀行やディーラーのローンは総量規制(※)の対象外のため、年収の3分の1以上の借入も可能です。
とはいえ、実際の借入限度額は本人の収入や職業、居住環境だけでなく、クレジットカードの利用やスマートフォンの割賦購入などを含めた既存の借入状況にも左右されます。現在の借入金額が多い場合、カーローンの借入可能額が低くなる可能性があります。購入前に全体の借入状況を把握しておきましょう。
また、借入額が大きくなるほど返済負担も増します。頭金を入れて借入額を抑えるといった工夫も取り入れ、返済シミュレーションも行いながら慎重に検討しましょう。
※総量規制…貸金業者からの借入限度額の上限を年収の3分の1までに制限する制度
車の購入にはいくらかかる?必要な予算を解説

車を購入するとなると、車両本体価格以外にも税金や保険料など、特に初年度はさまざまな費用がかかります。
予算を決めるにあたり、そもそも車の購入にはいくらかかるのか、具体的な内訳や費用の目安を知っておきましょう。車両購入にかかる費用は次のとおりです。
項目 | 費用の目安 | 備考 |
車両本体価格 | – | ・中古~新車まで金額の幅が大きい ・任意でオプションや付属品の費用が別途かかる |
消費税 | 10% | ・車両や備品の購入代金や各種代行手数料などにかかる |
自動車税種別割(軽自動車税種別割) |
【自動車税/自家用】
25,500円~110,000円/年
【軽自動車税/自家用】 10,800円/年 ※一律 | ・普通自動車は総排気量や総積載量などによって変動する ・毎年4月1日時点の所有者に課税される ・支払いは一般的に5月 |
自動車重量税 |
普通車:車両重量0.5トンごとに4,100円/年 軽自動車:3,300円/年 | ・新車登録時は3年分をまとめて支払う ・その後は車検時に2年分の費用を納める |
環境性能割 |
取得価額に対し 普通自動車:0~3% 軽自動車:0~2% | ・燃費性能等の基準を満たす車は減税または免税対象になる |
自賠責保険料 | 【普通自動車】 36か月 :23,690円 24か月 :17,650円 【軽自動車】 36か月:23,520円 24か月:17,540円 | ・新車登録時は3年分をまとめて支払う ・その後は車検時に2年分の費用を納める |
自動車保険料(任意保険) | 【車両保険なし】 20歳超:15,000円~75,000円/年 20歳以下:10万円~20万円/年 【車両保険あり】 20歳超:30,000円~15万円/年 20歳以下:30万円超/年 | ・年齢や車種、等級や契約内容等により異なる |
リサイクル料金 | 6,000円~18,000円 | ・自動車を廃車にする際にかかる費用の一部を、購入時点で利用者が負担する |
車両登録費用 |
自分で行う場合:約3,000円 ディーラーに代行してもらう場合:10,000円〜30,000円 | ・運輸支局や検査登録事務所へ届け出てナンバープレートを交付してもらう費用 (登録印紙代やナンバープレート費用、代行費用など) |
車庫証明費用 | 自分で行う場合:2,600円 ディーラーに代行してもらう場合:10,000円~20,000円 | ・警察署で取得可能 |
納車費用 | 5,000円~40,000円 | ・販売店からの距離が遠いほど高額になる店頭受け取りの場合は不要 |
希望ナンバープレート費用(任意) | 4,030円~5,660円 (大型車を除く) | ・任意のナンバーを取得したい場合に別途かかる ・都道府県や車種などによって費用が異なる |
上記のように、車の購入費は多様な項目があり、いくつかの項目はまとめて支払うことが多いです。例えば車両登録費用は、車庫証明費用や納車費用などとまとめて、新車を納入するための手続き費用として請求されるケースもあります。
また、自動車税や任意保険料のように車種によって大きく変わる費用もあるため、購入予定の車種に合わせて見積もるのが大切です。
購入にかかる費用全体で見ると、車両本体価格と消費税を除いても数十万円単位の費用がかかります。特に10代で車を購入したり運転したりする場合は、保険料が高くなる傾向にあります。これは、事故率の高さや等級の低さなどから保険料が決定されるためです。
このように、購入時には車両本体価格以外の諸費用も加味して予算を決定しましょう。
車の購入後にかかる費用

車は購入して終わりではなく、購入後に継続して維持費がかかります。各項目が積み重なると年間数十万円単位の出費が発生するため、将来的に車を維持できるのか確認してから購入することをおすすめします。
車の購入後にかかる、主な維持費は次のとおりです。
項目 | 費用の目安 | 備考 |
車検費用(法定費用) |
・自動車重量税(2年分) ・自賠責保険料(2年分) + ・印紙代 普通自動車:2,300円 軽自動車:2,200円 |
・2年に1回支払う ・自賠責保険料、自動車重量税を車検時に印紙代と一緒に支払う |
車検費用(点検費用) |
普通自動車:40,000~65,000円
軽自動車:35,000〜55,000円 ※指定工場の場合の相場 |
・2年に1回支払う ・法定費用とは別途かかる ・業者によって費用が異なる |
自動車税 |
【自動車税/自家用】
25,500~11万円/年 【軽自動車税/自家用】 10,800円/年 ※一律 |
・普通自動車は用途や、総排気量・総積載量によって変動する |
自動車保険料(任意保険) | 【車両保険なし】 20歳超:15,000~75,000円 20歳以下:10万~20万円 【車両保険あり】 20歳超:3万~15万円 20歳以下:30万円超 | ・年齢や車種、等級や契約内容等により異なる |
ガソリン代 |
レギュラー:183円/L ハイオク:194円/L 軽油:162円/L ※2025年4月時点の全国平均価格 | ・車によって燃費(ガソリン1Lあたりの走行距離)が異なる |
月極駐車場代 |
12万~36万円/年 (10,000~30,000円/月) | ・エリアによって地価が異なるため費用も変動する |
その他 |
洗車:300~2,000円/回 エンジンオイル交換:3,000~10,000円/3~6か月 ウォッシャー液補充:500円~1,000円/年 バッテリー交換:4,000~45,000円/2~3年 など |
・メンテナンス、洗車、部品費用など ・車種や交換頻度などによって大きく異なる ・費用はあくまで参考値であり、工賃の相場を含めたもの |
このほかにも、高速道路に乗る場合は高速料金、ローンで購入した場合はローンの返済費用などがかかります。
【予算別】おすすめ車種を紹介

続いて、予算別におすすめの車種をいくつか紹介します。自身の予算に合わせ、気に入った車種を見つけるヒントにしてください。
※表内の各価格は2025年4月時点における現行車から最安値となるグレードをピックアップし、新車での車両本体価格(税込)を記載しています。
【予算100万円~200万円】
新車で100万円を切る価格のものは少なく、各諸費用を考慮すると、新車購入には最低でも予算100万円以上を見ておきましょう。
予算100万~200万円の比較的手の届きやすい価格帯では、軽自動車をはじめ、コンパクトカーなどの人気車種も多数あります。例えば、次のような車種が候補に挙がるでしょう。
車種 | 車両本体価格 | 特徴 |
ホンダ「N-BOX」 | 138万5,640円~ | 広々とした室内空間とシートアレンジが魅力の軽自動車 |
ダイハツ「ムーヴ キャンパス」 | 146万3,000円~ | かわいらしい見た目が人気の軽ハイトワゴン |
トヨタ「ヤリス」 | 165万7,700円~ | 低燃費かつ走行性能に優れた人気のコンパクトカー |
スズキ「ハスラー」 | 167万2,000円~ | トールワゴンタイプのSUVを意識した軽自動車 |
それぞれ最も安価なグレードの金額を掲載しているため、予算次第ではオプションを付けたり、グレードを上げるのもおすすめです。しかし、トヨタ「ヤリス」のように最上位グレードを選ぶと車両本体価格が288万7,500円と、予算を大幅に超過する車種もあるため注意しましょう。
【予算200万円~300万円】
予算200万円以上を組めれば、コンパクトSUVやミニバンなども買いやすくなります。車種の選択肢が豊富なため、目的や用途に合わせてじっくり検討しましょう。
注意点として、選択肢が増えるぶん、車種によって維持費も変動することも考慮しましょう。排気量が大きく車両の重量が重いほど、税金も高くなる点などに注意が必要です。なお、燃費に優れた車種であればガソリン代のコスパは良くなります。
おすすめの車種は次のとおりです。
車種 | 車両本体価格 | 特徴 |
ホンダ「フィット」 | 172万400円~ | 低燃費で使いやすい。普段使いにぴったりのコンパクトカー |
トヨタ「ライズ」 | 180万700円~ | 力強い走りが楽しめるコンパクトSUV |
三菱「デリカミニ」 | 183万7,000円~ | デリカD:5の特徴を引き継いだオフロード向けスーパーハイト軽ワゴン |
スズキ「ジムニー」 | 165万4,400円~ | 抜群のオフロード性能を持つ軽自動車 |
トヨタ「ヤリスクロス」 | 204万6,000円~ | トップクラスの低燃費を誇る人気のSUV |
トヨタ「シエンタ」 | 199万5,200円~ | 燃費、維持費、使いやすさのバランスに優れたミニバン |
スズキ「クロスビー」 | 194万1,500円~ | 広々とした室内空間。遠出にぴったりの遊び心豊かなSUV |
ニッサン「ノート e-POWER」 | 229万9,000円~ | ガソリンエンジンと電気モーターを駆使した、静音性に優れるハイブリッド車 |
マツダ「MAZDA3 FASTBACK」 | 220万9,900円~ | スポーツカー並の走行性能を持つ5ドアハッチバック |
ホンダ「フリード」 | 262万3,500円~ | ファミリー層に大人気!5ナンバーのコンパクトミニバン |
ホンダ「ヴェゼル」 | 264万8,800円~ | 美しいデザインとゆったり快適な室内空間が魅力のSUV |
トヨタ「プリウス」 | 275万円~ | 世界的な人気を誇る低燃費のハイブリッドカー |
マツダの「MAZDA3 FASTBACK」やトヨタ「プリウス」など車両本体価格が300万円を切る価格の車も、グレードを上げると諸費用も含めれば400万円を超えてきます。予算と相談しながらグレードを決めましょう。
【予算300万円~400万円】
予算を300万円以上組めるのであれば、さまざまな車種から選べます。これまで紹介した車本体のグレードを上げたり、オプションをたくさん付けたりと自由度が高くなってくるのもポイントです。おすすめの車種を見てみましょう。
車種 | 車両本体価格 | 特徴 |
トヨタ「ハリアー」 | 312万8,000円~ | ラグジュアリーな装備が魅力の都市型クロスオーバーSUV |
トヨタ「RAV4」 | 323万7,300円~ | 圧巻の重厚感と迫力。街乗りに大活躍のコンパクトなSUV |
車両本体価格が300万円ですが、その他の諸費用を含めると400万円近くになるケースもあるため、十分に見積もりをだして検討しましょう。
【予算400万円以上】
予算400万円以上を捻出できるのであれば、高級車やハイグレード車種、電気自動車なども視野に入ります。グレードの高い車種は後述する減税制度の対象にもなりやすいため、コスパがよいのも魅力です。
車種 | 車両価格 | 特徴 |
ニッサン「リーフ」 | 408万1,000円~ | 静粛性に優れた国産の電気自動車 |
トヨタ「新型アルファード」 | 510万円~ | 高級ミニバンの代表格。隅々まで上質さを追求した存在感のあるミニバン。 |
中にはトヨタ「新型アルファード」のように、最上位グレードでは1,000万円を超える車種もあるため、予算と相談しながら気に入った車種、グレードを見つけましょう。
マイカーを購入するなら覚えておきたい2つの制度

マイカーを購入する際は、車両本体価格だけでなく維持費も考慮する必要があります。維持費の中でも、特にポイントとなるのが税金です。
自動車税や自動車重量税といった各種税金については、国が一定の条件を満たす車に対して税金の負担を軽減する制度を設けています。対象車を意識的に選ぶことで、購入時や維持費の負担を抑えやすくなるため、マイカー購入を検討している方はぜひ参考にしてください。覚えておきたい制度は次の二つです。
エコカー減税
エコカー減税とは、排出ガス性能および燃費性能に優れた自動車を対象に、自動車重量税が免税・軽減される制度です。減税を受けられるのは新車登録時の1回限りですが、燃料電池自動車(FCV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(EV)、一定の基準を満たした天然ガス自動車といった一部の車種においては2回目の車検時にも適用されます。
この制度はもともと2023年4月30日までの期間限定措置でしたが、現在は2026年4月30日までに新車登録すれば適用されるよう延長されています。ただし、適用対象となる燃費基準は毎年更新されており、2025年5月1日以降はより基準が高くなります。そのため、エコカー減税を最大限活用したい場合は、基準の変更があるのを念頭に早めの購入をおすすめします。
エコカー減税の例として、トヨタのコンパクトカー「ヤリス」(ハイブリッド車/総排気量1,500cc)の場合、自動車重量税が100%免除となり、通常22,500円かかる税金が0円になります。さらに、初回の継続車検時にも同様の減税が適用されるため、合計で45,000円の節約が可能です。
グリーン化特例
グリーン化特例もまた、エコカー減税と同様に環境性能の高い車に対する税負担を軽減する制度です。自動車重量税ではなく「自動車税種別割(軽自動車税種別割)」に適用される点がエコカー減税とは異なります。新車として登録した翌年度の自動車税種別割(軽自動車税種別割)が軽減される仕組みで、2023年4月1日から2026年3月31日までに新車登録された車が対象です。
適用される減税率は、おおむね25%、50%、75%の3段階に分かれており、車両の排出ガス性能や燃費基準に応じて決定されます。また、エコカー減税同様に基準が定期的に更新されるため、購入前に最新の基準を確認しましょう。
グリーン化特例による免税・減免は「当該年度の翌年度」の自動車税種別割に適用されます。自動車税種別割は毎年4月1日時点での車の所有者に課せられるため、例えば2025年3月に新車登録した場合、2025年度(2025年4月1日~)の自動車税種別割が減税対象です。
2025年6月に新車登録した場合は、2026年度(2026年4月1日~)の自動車税種別割が対象です。一方、もし4月1日に新車登録した場合は翌年度(1年後の4月1日)に適用されるため、タイミングによって減税される年度が変わる点に注意しましょう。
車の購入費用を抑えるにはカーシェアリングがおすすめ!メリットを紹介
車の購入費用や維持費の負担を考え、初期投資を大幅に抑えられるカーシェアリングの利用を検討する人も増えています。カーシェアリングは近隣のカーステーションにある車を借りて乗れるため、自分で車を購入しなくても好きなときに予約し、運転できるのが魅力です。
特にマイカーを購入するかどうか悩んでいる方は、ぜひ一度カーシェアリングを体験してみてはいかがでしょうか。以下で、カーシェアリングの主なメリットを紹介します。
利用料金だけで車に乗り続けられる

カーシェアリングの最大の魅力は、車の購入費用や維持費を気にせず、利用料金のみで車に乗れることです。一般的に、カーシェアの料金体系は「月会費+利用時間に応じた料金+距離に応じた料金」というシンプルなものになっています。
車両価格はもちろん、車検費用や自動車保険料、ガソリン代まで利用料金に含まれているため、購入するよりもコストを抑えられる可能性が高いです。月に数回程度の利用であれば、マイカーを購入するよりも経済的にメリットが大きいと言えるでしょう。
また、カーシェアリングなら、予算の関係で悩んでいた車種にも乗れるチャンスがあります。高級車やEV車も含めカーシェアリング会社で取り扱いがあれば気軽に乗ることが可能です。
毎回異なる車種を選べる

用途や気分に応じて、異なる車種を選べることもカーシェアリングの魅了です。例えば、普段の移動にはコンパクトカー、週末の家族旅行にはミニバン。特別な日のデートには高級車といったように、シーンに合わせて最適な車を予約できます。
また、「将来的に購入を検討している車があるけれど、試乗だけでは決められない」といった場合にも、カーシェアリングが役立ちます。近隣のカーステーションに希望の車種があれば、何度か実際に運転してみて、乗り心地や使い勝手を確認できます。複数回にわたって利用すれば試乗ではわからない細かい部分までチェックでき、購入の判断材料になるはずです。気になる車種が複数ある場合、比較ができることも嬉しいポイントです。
メンテナンスが不要

車を所有すると、車検やタイヤの交換など、定期的なメンテナンスが必要になります。また、ウォッシャー液やエンジンオイルの補充、バッテリーの管理など、日常的に気を配らなければならない点も多いです。しかし、カーシェアリングなら、こうしたメンテナンスはすべてカーシェアリング会社が管理してくれるため、自分で対応する必要はありません。
カーシェアリングなら三井のカーシェアーズ

車の購入にはまとまった費用が必要で、維持費やメンテナンス費用もかかります。しかし、カーシェアリングなら利用料金だけで車に乗ることができ、維持費全額の負担も不要です。さらに、その都度好きな車種を選べる、全国のカーステーションを利用できるなど、多くのメリットがあります。
「車が必要なときだけ利用したい」「車の購入費用や維持費を抑えたい」という方にとって、カーシェアリングは非常に便利な選択肢です。特に、都市部に住んでいる方や、頻繁に車を利用しない方にとっては、マイカーを持つよりも経済的におトクな場合が多いため、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。三井のカーシェアーズの料金やサポート面について、あらためて紹介します。
料金
三井のカーシェアーズでは、「月会費+時間料金+距離料金」を基本とした料金体系に加え、お客さまのニーズに合わせて選べる2つのプランと、おトクなパック料金を用意しています。
「ベーシックプラン」は、頻繁にカーシェアをご利用される方向けのプランです。月会費は880円ですが、その金額分が毎月のご利用料金から割引されるため、実質的におトクにご利用いただけます。
【ベーシックプラン料金表】

※2025年4月1日時点の情報です。変更の可能性もございます。
※ランクル300クラスが適用される車「ランドクルーザー300 GR SPORT」は、一部の個人会員さまにご利用を限定させていただいております。
一方で、数か月に1回、あるいは月に1回30分程度の低頻度のご利用で、月会費相当の割引を十分に活用できない場合には、「月会費無料プラン」をおすすめいたします。時間料金は少し高めですが、月会費がかからないため、スポット利用に最適です。
【月会費無料プラン料金表】

※2025年4月1日時点の情報です。変更の可能性もございます。
※ランクル300クラスが適用される車「ランドクルーザー300 GR SPORT」は、一部の個人会員さまにご利用を限定させていただいております。
さらに安心を追加「トラブルあんしんサポート」
三井のカーシェアーズでは、追加のサポートサービスを活用すればより安全、安心に車をご利用できます。「トラブルあんしんサポート」では、予約時に追加費用を支払えば、営業補償(ノン・オペレーションチャージ)の費用が免除されます。費用と負担免除される項目は、次のとおりです。

※タイヤのパンク・損傷時に発生した金額については、一旦会員様に立替払いいただきます
※1回目の事故によるご請求のメールを当社より送信した翌月から6か月間は、トラブルあんしんサポートにお申し込みいただくことはできません
※ご利用時の事故から6か月以内に再度事故を起こされた場合は、シェアカーを借り受けた状態とするために要する費用を、会員または登録運転者にご負担いただきます
また、トラブルあんしんサポートの加入料金は以下のとおりです。

※加入料金は利用時間ではなく、予約時間に基づき計算されます
※72時間を超えた予約も、24時間ごとに550円加算されます
最安550円の追加費用で最大50,000円の支出が免除となります。事故やトラブル時の失費をできる限り抑え、安心して車を利用されたい方は、本オプションへの加入を検討することをおすすめいたします。
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三井のカーシェアーズでは、24時間体制のサポートダイヤルを設置しており、専任スタッフが常駐しています。そのため、深夜や早朝、年末年始なども事故やトラブルの対応をいたします。
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