肌をなでる風が心地よく、新緑のまぶしいこの季節。広々とした屋外で、思いきり身体を伸ばしたくなりませんか? 今回は自然や動物とのふれあいを満喫するため、千葉県富津市にある「マザー牧場」へと行ってきました。
アクアラインを使って90分ほど
首都高湾岸線より東京湾アクアラインを経由すれば、都心からマザー牧場のある房総半島まではあっという間。館山自動車道を君津方面へと進み、「君津PAスマートインターチェンジ」で一般道へ下ります。そこからおよそ8キロでマザー牧場です。「海ほたる」に寄り道しなければ、90分ほどの道のりになります。
マザー牧場には「まきばゲート」と「山の上ゲート」と2つの入場口があり、それぞれのゲート付近に駐車場が用意されています。合計で4000台が駐車でき、週末でも余裕はありますが、大型連休やお盆休みのときはとても混雑するため、臨時駐車場も含めてすべてのスペースが早々に埋まってしまうことも。駐車場には、開園の1時間前から入れますので、混雑が予想される期間は早めに訪れましょう。
マザー牧場の広さは、テーマパークとして関東最大級!
マザー牧場の敷地は、およそ250万平方メートルもあり、関東で最大級の広さを持ったテーマパークです。創業者の(故)前田久吉氏が「亡き母親に捧げるため」に開設したことから「マザー牧場」という名称がつけられました。
牛や馬をはじめ、ひつじ、ヤギ、ブタ、牧羊犬、アヒル、ウサギにカピバラなどなど多くの動物たちが飼育されており、ふれあうこともできる動物もいます。
「アグロドーム」にて催される「シープショー」や、「ひつじの牧場」で行われる「ひつじの大行進」といった各種のイベントは、一日に数回、決められた時間に始まります。イベントのスケジュールは入場時に手渡されるガイドマップに記されているので、まずは帰宅時間を考慮して見物する順番を決めましょう。
敷地の中央より西側にある広大な花の大斜面には、四季折々の花々が咲き誇り訪れた人の目を楽しませてくれます。
他にもバンジージャンプやファームジップといったアクティビティや、いちごやブルーベリーをはじめとした季節の味覚を楽しめる味覚狩りなど、一日では回りきれないほどの体験型施設が用意されているマザー牧場。どう遊べばいいのか、迷ってしまいますね。今回は営業部宣伝課の小林千夏さんに、オススメのアトラクションをうかがいました。
「動物を飼育することの意味」を教えてくれるマザーファームツアー
今回は小林さんイチオシのアトラクション「マザーファームツアー」に参加します。まずは「まきばゲート」と「山の上ゲート」の近くにあるステーション(受付場所)で参加の予約を行います。「マザーファームツアー」も他のイベントと同様に一日数回、スケジュールに沿って催されます。ツアーの所要時間はおよそ60分です。
ツアーの時間になると、それぞれのステーション前までシャトルバスが迎えにきます。これに乗って「マザーファームツアーエリア」にある「ファームステーション」へと移動します。到着後、トラクタートレインに搭乗。ファームツアーガイドからの説明を聞いたら、いよいよツアーの始まりです。
まずは牛舎で乳牛たちを見学します。
牛舎を出たあと、珍しい品種の牛がいる「牛の放牧パドック」を通過します。「動物とのふれあいパドック」に到着したらトラクタートレインは停止。ここで参加者は客車から降り、ひつじやアルパカ、ヤギたちとふれあいながら、エサやりの体験をします。
およそ10分でエサやり体験の時間は終了。再びトラクタートレインに乗り込むと、今度は肉用牛の住まう牛舎を経由し、ファームステーションへと戻ります。乳牛の牛舎でもそうだったのですが、ガイドの話は、ただ「牛さん、可愛いね」といったものではありません。飼育される牛たちはどう扱われているのか、牛乳やお肉をいただくとはどういうことなのかを考えさせられる内容になっています。
▼マザーファームツアー
所要時間:約60分
料金:
大人(中学生以上):1,200円
子ども(4歳~小学生):700円
マザー牧場オリジナルグルメに舌つづみ
「マザーファームツアー」を終えたところで、食事にしましょう。
敷地内には「ジンギスカンガーデンズ」や「カフェ&ジンギスカン FARM DINER」といった3つのレストランと、「まきばCAFE」や「ローズマリーCAFE」といった7つのフードスタンドがあります。この日は「マザーファクトリー」にて、可愛いくて食べられないと評判の「アルパカレー」と「ラムチョップ&グリルソーセージ」をいただきました。
評判通り、「アルパカレー」はスプーンで崩してしまうのがもったいない可愛さ。ラムチョップは口の中へと入れた瞬間に、羊と香草の香りが広がります。ソーセージは「手作りハム・ソーセージ工房」で作られた低添加、無着色、保存料を使用しない、マザー牧場自家製商品です。パキッと割れる皮の弾力の気持ちよさと、濃厚な肉汁のうま味が絶品です。
▼マザーファクトリー
アルパカレー:1,100円
ラムチョップ&グリルソーセージ:2,600円
マザー牧場といえば、名物のソフトクリームを食べないわけには行きませんね。食後のデザートとしてフードスタンドで購入します。
牛乳本来の甘みとこくを感じさせる濃厚な味わいでした。
▼各種フードスタンド
ソフトクリーム:350円
さて、日も傾いてきました。名残惜しいのですがお土産を購入し、帰り支度をする時間です。
広大な敷地を持つマザー牧場。一日ですべてのエリアを回り、イベントを体験しようとするのは少し難しいことがわかりました。複数回、訪れることを想定し、あらかじめ回りたいエリア、体験したいイベントをピックアップしておくのがよさそうです。季節が変われば、イベントの内容も変わります。
取材時は、可愛らしい子ひつじを見ることができましたが、ひつじたちは毎日、すくすくと成長しています。子ひつじを見たい方は、早めに訪れましょう。
5月半ばには、「桃色吐息」という名称を持つペチュニアの花が見ごろとなり、花畑がピンク色に染まります。その広さは日本で最大級! ここも抑えておきたいスポットですね。
他にもマザー牧場では初夏、あるいは夏から始まるイベントが多数あります。事前に公式サイトで調べておけば、イベントを見て回る計画がたてやすいですよ。
▼マザー牧場
住所:千葉県富津市田倉940-3
電話:0439-37-3211
URL:http://www.motherfarm.co.jp/
東京湾アクアラインに乗る前に、三井アウトレットパーク木更津でお買い物
国内最大級のアウトレットモール「三井アウトレットパーク木更津」は、東京湾アクアラインの千葉県側出口「木更津金田インターチェンジ」のすぐ近くにあるので、買い物がてら立ち寄りました。
総合案内所にて、カレコアプリの「カレコクーポン」にある「お出かけ特典バナー」を提示すると、「アウトレットスペシャルクーポン」を受けることできます。おトクに買い物ができるので、忘れずに受けとって活用しましょう。
お茶をしている間に、すっかり暗くなってしまいました。アウトレットパーク内の随所でライトアップされ、賑やかな昼と違う、幻想的な雰囲気を演出してくれます。
▼三井アウトレットパーク木更津
住所:千葉県木更津市金田東3-1-1
電話:0438-38-6100
駐車場:無料
https://mitsui-shopping-park.com/mop/kisarazu/
都内からちょうどいい距離で、ドライブ中も楽しめる絶好のスポット
東京湾アクアラインのおかげで、都内発日帰り旅行の定番スポットとなったマザー牧場。都会の街なみから始まり東京湾、そして緑あふれる房総半島と、ドライブ中、移り変わる景色はとても楽しく運転も飽きません。
本格的な夏を迎える前に、家族揃って出かけてみてはいかがでしょうか?
今回のドライブで利用したクルマ:トヨタ ヴォクシー
今回、利用したのは、家族全員で旅行に出かけられる8人乗りミニバン「トヨタ ヴォクシー」です。もちろん車内スペースも広々としており、多くの荷物を積むことができます。
乗ってみると小回りを苦手とせず、運転席からの視界が広いこともあって、曲がりくねった細い道でも楽々、進むことができました。また、揺れが少ないのも特徴で、長距離移動による疲れを最小限に抑えてくれます。
「トヨタ ヴォクシー」の車両クラスはミドル料金で、ベーシッククラスなら10分150円、6時間パック3,800円、12時間パック6,300円、24時間パック7,800円です。家族とゆったりと出かけたいときに、あるいはたくさんのお友達と遊びに行きたいときに利用してください。
▼「トヨタ ヴォクシー」が設置されているステーションはこちら
https://www.careco.jp/car/toyota-new-voxy/
▼他にもまだあるミニバンのラインアップ
https://www.careco.jp/car/type/