“人馬一体”を掲げる国産車きってのオープンスポーツカー、マツダ「ロードスター」に乗って箱根~湯河原エリアへ。運転と景色を楽しめる観光道路「箱根ターンパイク」こと「アネスト岩田 ターンパイク箱根」を中心に、このエリアを満喫できるドライブルートをご紹介します。
<目次>
・箱根ターンパイクの入り口、小田原料金所まで新宿から90分
・ただ走るだけではもったいない! 見どころの多い箱根ターンパイク
・温泉と柑橘類の町、湯河原を目指す
・帰宅前にカフェでひと休み
・今回のドライブ利用したクルマ:マツダ「ロードスター」
<今回、走ったルート>
箱根ターンパイクの入り口、小田原料金所まで新宿から1時間半
今回の出発地は「新宿サブナード(地下駐車場)」ステーションです。箱根ターンパイクのある神奈川県小田原市へは、首都高速3号渋谷線を経由して東名高速道路を利用。厚木インターチェンジで小田原厚木道路に分岐し、小田原西インターチェンジで一般道へ。その後、600メートルで小田原料金所に到着します。新宿からおよそ1時間半の道のりです。
ただ走るだけではもったいない! 見どころの多い箱根ターンパイク
箱根ターンパイクは、小田原料金所から箱根大観山口に至る「箱根小田原本線(13.8km)」と、湯河原峠料金所から箱根芦ノ湖口に至る「箱根伊豆連絡線(1.7km)」及び西湘バイパスへの接続ランプである西湘接続線(270 m)の、3つの区間からなります。
総延長距離は、およそ15km。小田原料金所から箱根大観山までの標高差は1,000mもあり、走行しながら季節の移り変わりを感じられます。峠道ではありますが、道幅も広く最小曲線半径100mとカーブも緩やかなため、ゆとりを持って運転を楽しめます。
箱根ターンパイクは、自動車雑誌の試乗記事や自動車メーカー主催の試乗会でたびたび、利用されます。小田原料金所から4.4kmの地点にある「御所の入駐車場」は、撮影場所となることが多く、クルマ雑誌やクルマ番組をよく見る人にはなじみのある光景が広がります。
5.5㎞の地点には「湘南ビュー展望台」があり、天候が良い日には相模湾が見渡せます。空気が澄んでいれば、横浜ランドマークタワーや東京スカイツリーまで確認できるそう。
9kmから11kmの区画は、秋になると紅葉に包まれる区間です。ここを過ぎると道路の左右が開け、右手側に富士山を、左手側に初島や三浦半島を望める区間となります。
箱根小田原本線の終点、箱根大観山口のすぐ手前に、大観山駐車場と休憩施設「アネスト岩田 スカイラウンジ」があります。
2階にある「ティーラウンジ」を利用するには、入場料(250円:ワンドリンク付き)が必要。ラウンジからは周囲が360度見渡せ、目の前に芦ノ湖や富士山、遠くに初島・伊豆大島を望むことができます。
この日は1階のフードコートで、昼食を取ることにしました。
グループで訪れた時、別々のショップでメニューを選んでも、一緒のテーブルで食べることができるのがフードコートのいいところ。「ダムトラックスカフェ」でフジヤマ マグマカレー(1,050円)、「大観山ラーメン」で坦々大観山ラーメン(1,000円)と、それぞれのショップの名物メニューをオーダーします。
▼アネスト岩田 ターンパイク箱根
住所:神奈川県小田原市早川2-22-1
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.htpl.co.jp
温泉と柑橘類の町、湯河原を目指す
絶景と箱根ターンパイクグルメを楽しんだ後は、来た道(箱根小田原本線)を引き返すのではなく箱根伊豆連絡線へと向かいました。両線はそれぞれ扱いが異なるため、別に利用料金(150円:ETC不可)を支払う必要があります。
湯河原峠料金所を出たら左折し、今度は「湯河原パークウェイ」を利用して奥湯河原温泉地方面を目指します。
入り口のある湯河原峠から終点の奥湯河原温泉地まで、およそ5.7km。緑の豊かな神奈川県立「奥湯河原自然公園」の中を走行する、観光要素の多い有料道路です。
湯河原パークウェイを抜けた先は、奥湯河原温泉地。『万葉集』にも登場する歴史のある温泉地で、夏目漱石をはじめ、多くの文豪がこの風情のある温泉地を愛し、静養地としました。
湯河原といえば、温泉の他に柑橘類の特産地としても有名。お土産を買うべく「石澤商店」へと向かいます。
石澤商店は柑橘を専門に扱う問屋ですが直売も行っており、品のよさと価格の手ごろさで、近隣では有名なお店です。
ここまでのドライブでのどが渇いていたこともあり、まずは「今日の生搾りジュース(400円)」を購入。甘く、さわやかな味わいでとても飲みやすく、一息に飲み干してしまいました。
この日のおすすめは「ゴールデン オレンジ」で、1kg700円の量り売り。店頭で販売されていたデコポンも美味しそうだったので、こちらも一緒に購入しました。
▼柑橘問屋 石澤商店
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2-16-4
駐車場:あり(無料)
URL:http://www.yugawaraonsen.com/mikan/
湯河原の名物といえば、きび餅も外せません。1118年、石橋山の合戦に敗れた源頼朝が湯河原へと逃げ延びた際、振る舞われたとされる湯河原きび餅。神奈川県より「かながわの名産100選」にも指定されています。
石澤商店からほど近いところに「きび餅本舗 かみむら製菓 甘味村」の製造所兼直売所があります。
かみむら製菓のきび餅は上質な天然素材を使用しつつも価格を抑えた、うれしい逸品。直売所では、さらにお得な「フードパック入り(370円)」を販売しているとのことなので、2つ購入しました。
▼きび餅本舗 かみむら製菓 甘味村
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2-11-7
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.kibimochi.com/
帰宅前にカフェでひと休み
湯河原をドライブ中、遠くに海が見えたので、近くの「湯河原海浜公園」に寄ってみました。この公園は、湯河原と熱海の境をなす千歳川の河口東側に位置し、相模湾を一望できます。
海を眺めていたら、いつの間にか戻る時間に。湯河原を発つ前に「and garden MUSEUM CAFE」で休憩を入れることにしました。
湯河原町立美術館に併設される「and garden MUSEUM CAFE」は、カフェだけの利用ならば、美術館の入場料はかかりません。疲れた身体が甘い物を欲していたので「秘伝豆のソフトクリーム(360円)」と「ソフトドーナツ<湘南ゴールド>(510円)」のドリンクセット(プラス300円)をオーダーします。
▼and garden MUSEUM CAFE
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上623−1
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.yugawara.or.jp/gourmet/421/
帰りは福浦インターチェンジから真鶴道路に乗り、海沿いを走る135号線、西湘バイパスへと進み、再び小田原厚木道路、東名高速道路を使いました。
桜にアジサイ、紅葉と、一年を通してさまざまな姿を見せてくれる箱根ターンパイクと湯河原の町並みが楽しめた、箱根~湯河原のドライブ。季節ごとに訪れると、また違った風景が顔を見せてくれそうです。
今回のドライブ利用したクルマ:マツダ「ロードスター」
マツダ「ロードスター」は、小さく軽いボディにパワフルな1.5Lエンジンを搭載した、2シーター(2人乗り)のオープンスポーツカー。軽快な走りは、運転が好きな人ならばきっと「楽しい」と思うはず。屋根の開閉操作も簡単なので、初めてオープンカーに乗る人にもおすすめの1台です。車両クラスは「プレミアム」です。
<今回のドライブのカーシェア料金>
※ベーシックプラン
・時間料金:9,000円(12時間パック)
・距離料金:3,600円(18円×200km)
=合計:12,600円
<おすすめ記事>
>>>開園20周年を迎えた箱根「星の王子さまミュージアム」でサン=テグジュペリの生涯をたどる
>>>日帰りで行ける!小田原「うなぎ亭友栄」と周辺ドライブスポット
<最新情報はカレコ公式SNSで>
Facebook、Twitter、Instagram、LINE