愛知県の西三河地方に位置する西尾市は、日本有数の抹茶とうなぎの名産地であり、城下町として栄えた歴史のある街。三河湾に面しており、海の景色を眺めながらリゾート気分が味わえる人気のドライブスポットです。今回は、絶景と抹茶スイーツを求めて西尾ドライブへ。歴史、自然、グルメを満喫する旅へ出発です。
<目次>
・西尾市へは名古屋から1時間30分ほど
・うなぎの産地で、絶品「ひつまぶしランチ」
・海外気分が味わえるビーチと、三河湾を一望できる絶景スカイラインへ
・「三河の小京都」西尾の歴史と文化に触れる公園へ
・抹茶スイーツを満喫できる古民家カフェ「抹茶ラボ 西尾伝想茶屋店」
・今回のドライブで利用したクルマ:トヨタ「ハリアー」
西尾市へは名古屋から1時間30分ほど
今回のドライブは、名古屋駅から徒歩10分ほどの場所にある「リパーク名駅 第40ステーション」から出発です。ドライブの最初は、ひつまぶしランチを目当てに「うなぎ割烹 みかわ 三水亭」を目指します。名古屋高速道路の「名駅入口」から入り、都心環状線を進み、高速3号大高線へ。豊明インターを経由して国道23号を進むと西尾市に入ります。
1時間30分ほど走ると、西尾市一色町に到着です。この地域は国内有数の養殖うなぎの産地で「三河一色産のうなぎ」としてブランド化されています。道路沿いにも数多くのうなぎ店の看板が立ち並んでいます。
うなぎの産地で、絶品「ひつまぶしランチ」
「うなぎ割烹 みかわ三水亭」に到着し、入口を抜けると、約3,000坪の広大な庭園が広がっています。なんと庭園の奥には高さ7mの滝も! 店内からは美しい庭園を眺めつつ食事が楽しめます。
三水亭のメニューは、うな丼(税込み1,950円)、うな重(税込み2,900円)などがありますが、今回はひつまぶしをオーダー。国産うなぎがリーズナブルな価格で食べられるのも産地ならではです。
メニューに書かれていた食べ方を参考に、まずはおひつの中身を四等分。一杯目は茶碗にそのまま盛って、シンプルにうな丼としていただきました。炭火で生の状態から焼き上げられたうなぎは皮がパリっとしていて、香ばしさと脂の旨みが口いっぱいに広がります。
そのまま食べ進めてしまいそうになるのを堪えて、二杯目はネギ・のり・ワサビなどの薬味をのせて、三杯目はだし汁をかけて食べ方を変えていきます。最後の4杯目は、自分好みの食べ方でいただきましょう。食後にソフトクリームのデザートが出てくるので、そちらもお楽しみに。
▼うなぎ割烹 みかわ三水亭
住所:愛知県西尾市一色町坂田新田西江95-10
駐車場:あり(無料)
URL:http://www.mikawasuisankakou.jp/sansuitei/
海外気分を味わえるビーチと、三河湾を一望できる絶景スカイラインへ
お腹が満たされたところでドライブ再開です。次は、クルマを20分ほど走らせ、宮崎海水浴場と恵比寿海水浴場の通称「吉良ワイキキビーチ」を目指します。吉良ワイキキビーチは、吉良温泉の目の前に位置しており、白い砂浜にヤシの木が立ち並ぶ海岸はハワイ・ワイキキをモチーフにしてつくられています。
浜の長さは約570m。ビーチ沿いにはおしゃれなカフェもあり、有料の駐車場が点在するので、そちらを利用してビーチでお散歩を楽しみましょう。
さらに15分ほどクルマを進めて、「三ヶ根山スカイライン」へ向かいます。国道247号線の西尾市幡豆町から標高326mの三ヶ根山を越え、蒲郡市の形原温泉までをつなぐ有料ドライブウェイです。利用料金は軽・小型・普通車は(税込み420円)。夜20時から翌朝8時まではスカイライン自体が閉鎖されているので注意しましょう。今回は、幡豆インターチェンジから入って山頂を目指しました。
沿道には、約70,000本のアジサイが植えられており、別名「あじさいライン」とも呼ばれています。6月から7月初旬にかけてアジサイが沿線を彩り、6月には「三ヶ根山あじさいまつり」が開催されている人気のドライブスポットです。
スカイラインの山頂駐車場には、三河湾が一望できる展望台があります。三河湾に浮かぶ日間賀島や篠島、天気が良いと渥美半島の伊良湖岬なども見渡せます。また、この三ヶ根山は1,000km以上渡りをする珍しいチョウ「アサギマダラ」の飛来地でもあります。10月ごろになると、東北や中部の標高1,000m以上の高原から平地に南下し、その際にこの地を中継するという自然豊かな場所です。
▼三ヶ根山スカイライン(所在地は、料金事務所)
住所:愛知県西尾市東幡豆町入会山1-236
駐車場:あり(無料)
「三河の小京都」西尾の歴史と文化に触れる公園へ
三ヶ根山スカイラインを抜け、蒲郡市の形原温泉から県道41号線を使って西尾へ戻ります。約40分ドライブして到着したのは、西尾市歴史公園です。西尾市は戦国時代以降に西尾城の城下町として栄え、「三河の小京都」と呼ばれる風情が今もなお残っています。
西尾城は、1221年に起こった承久の乱の戦功で、足利義氏が築いたと伝えられる城です。江戸時代には六万石の城下町として栄えましたが、廃城。建物はほとんど壊されていましたが、1996年に西尾城の一部である本丸丑寅櫓(ほんまるうしとらやぐら)、鍮石門(ちゅうじゃくもん)などを再建し、西尾市の歴史文化の発信地としてこの公園が整備されました。
園内の中央に位置するのは、本丸丑寅櫓です。城内では天守に次いで2番目に高い建物だったそうで、城下を一望できることから外敵の察知に絶好の地点に建てられていました。9時30分から16時までは本丸丑寅櫓が開放されているので、当時の情景に思いを巡らすことができます。
園内には、数寄屋造りの書院と茶室からなる「旧近衛邸」があり、西尾の抹茶をいただくことができます。縁側から庭園を眺めながらのんびり一服するのもおすすめです。
また、2021年10月にリニューアルオープンした西尾市資料館もあります。城主たちと西尾城の軌跡や城下町のジオラマなど、西尾の歴史が学べる展示が満載です。こちらは入場無料。西尾市のマスコットキャラクターのグッズなども販売しています。
▼西尾市歴史公園
住所:愛知県西尾市錦城町231-1
休園日:月曜日(祝日・休日にあたる場合は開館)
駐車場:あり(無料)
URL: https://www.city.nishio.aichi.jp/shisetsu/1005437/1002603.html
抹茶スイーツを満喫できる古民家カフェ「抹茶ラボ 西尾伝想茶屋店」
最後に訪れたのは、西尾市歴史公園の「尚古荘」内にある古民家カフェ「抹茶ラボ 西尾伝想茶屋店」です。
西尾市は、全国生産量の約20%を占める日本有数の抹茶の里です。大正時代の後期には、石臼で挽く前の原料抹茶「てん茶」の栽培・製造が広がり、日本有数の抹茶の産地として知られるようになりました。現在も西尾市内にはお茶屋さんやカフェなど気軽に抹茶を味わえるスポットが多く、抹茶に親しむ文化が根付いています。
抹茶ラボでは、古民家をリノベーションしたオシャレで落ち着いた空間で、西尾の抹茶をふんだんに使用したスイーツを楽しめます。どれも西尾市で作られた抹茶を使用。パフェや抹茶ラテ、抹茶の濃さが3段階から選べるジェラート、かき氷(抹茶・ほうじ茶の2種)などがいただけます。テイクアウトもできるので西尾散策のお供にもおすすめ。
今回注文した「西尾金時抹茶エスプーマ」のかき氷は、氷の上には、ふわふわの口当たりのエスプーマとほろ苦さが感じられる抹茶が振りかかっています。添えられたジェラートは、濃茶(No.2)、キャラメル、ショコラ、西尾いちご、ほうじ茶の5種類から選べるのもうれしいポイント。大人気のカキ氷は5月~9月の期間限定です。夏季は行列ができるそうなので時間に余裕を持っておでかけください。
店内には、抹茶に関連したおみやげやスイーツも販売しています。ドライブ旅の思い出に、西尾の抹茶を使ったノンアルコール甘酒と抹茶クッキーを購入しました。
▼抹茶ラボ 西尾伝想茶屋店
住所:愛知県西尾市錦城町122
駐車場:あり(無料)
URL:https://matchalab.co.jp/
西尾には、他にも抹茶ミュージアムや抹茶色のポストなど、抹茶文化に触れられる場所や海を一望できる吉良温泉や三河湾クルーズなどリゾート気分を楽しむスポットもあります。名古屋から気軽にドライブできる西尾市へ夏を満喫するドライブにでかけてみてください。
今回のドライブで利用したクルマ:トヨタ「ハリアー」
高級感のある装備やインテリアが人気のハリアー。ゆったりと広い室内空間と疲れにくいシート、大画面のカーナビで快適なドライブが楽しめます。
「ダイナミックフォースエンジン」という新設計のエンジンは力強くスムーズ。軽量かつ上質感のあるボディによって、安定した操縦性と振動や騒音の少ない走行でドライブ旅を満喫できました。
<今回のドライブのカーシェア料金>
・プラン:ベーシック
・車種クラス:ミドル
・時間料金:6,700円(12時間パック)
・距離料金:2,808円(18円×156km)
合計:9,508円
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