幅広い世代から愛される国民的アニメ「名探偵コナン」。テレビアニメ放送開始の翌年・1997年からは、毎年劇場版映画が公開されています。2025年は、4月18日に最新作「名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)」が公開され、全国的に大ヒット上映中です。
劇場版では実在の場所や施設が登場することも多く、その際には現地が「聖地巡礼」の観光客でにぎわうことも。そして2025年の映画の舞台は……長野県にある「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」。
そこで、今回は「名探偵コナン 隻眼の残像」の聖地巡礼ドライブコースを紹介します。映画のネタバレは避けていますので、映画を見た方も、見る前に聖地巡礼ドライブに行きたい方もお楽しみください!
〈目次〉
・品川区のステーションから約2時間半。急カーブが少なく運転しやすい道
・「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」で当時世界最大級の電波望遠鏡とご対面
・天文台の後は「南牧村農村文化交流館 ベジタボール・ウィズ」のプラネタリウムへ
・地元の人に愛されるラーメンでほっこりランチ
・おなかに余裕があったら、ソフトクリームをもうひとつ! 八ヶ岳・野辺山のめぐみを感じよう
・まだまだあるおすすめの聖地巡礼スポット
・今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ「ライズ」
品川区のステーションから約2時間半。急カーブが少なく運転しやすい道
都内から長野県への日帰りドライブかつ、取材日は土曜日。渋滞を見込み、お昼どきに現地に着けるよう、朝9時に品川区内にあるステーションを出発しました。
車種は迷いましたが、長時間のドライブでも運転手と同乗者が快適に過ごせるよう、車室の広さとコンパクトさを両立したトヨタの「ライズ」を選択。
今回のライズは赤いボディで、 ちょっと遠出をする気分と目立つボディカラーでドライブのテンションも高まります。

首都高速道路から中央自動車道方面へ向かい、そのままひたすらまっすぐ山梨県・甲府方面へと走行します。長坂ICで高速道路を降り、その後は国道141号線へ。この辺り一帯を指す「八ヶ岳」の名称通り、野辺山周辺は標高が高いのですが、国道141号線はまっすぐな道が続きます。山道のぐねぐねと曲がった道路の運転が苦手な方も、安心して運転できるのがうれしいところです。
品川区から目的地までは約2時間半の道のり。まっすぐな道が多いことから、ドライバーの眠気にはご注意を。道中、談合坂SAをはじめとしたSA・PAが多くありますので、適宜休憩をとりつつ運転を楽しんでください。

「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」で当時世界最大級の電波望遠鏡とご対面
最初にやってきたのは、映画でも大きなカギを握る「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」。1969年に開所し、現在に至るまで「日本の電波天文学の聖地」として稼働を続けています。
現在、映画の影響で見学客が急増しているため、平日と土日祝で利用できる駐車場が異なりますのでご注意ください。平日は天文台にほど近い駐車場(天文台へは徒歩圏内・無料)に駐車できますが、土日祝は旧野辺山スキー場臨時駐車場(無料)へ駐車する必要があります。
臨時駐車場からはコナン映画のラッピングが施されたシャトルバスが天文台へと案内してくれます。バスに乗るのも「映画の聖地巡礼」を楽しむ方にはうれしいですね。
ただし、今回取材で伺った日は土曜日にも関わらず、雨が降り続く天気と見学客の少なさから、天文台駐車場に通していただけました。その日の状況によって利用できる駐車場の案内が変わるため、現地の看板や案内係の方の指示に従いましょう。詳しくはこちらの駐車場情報をご覧ください。
「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」内では、見学コースが敷かれています。広大な土地に広がる多数の電波望遠鏡を間近で見られるほか、展示室も。取材日は、所長によるガイドツアーも開催されていました。
なかでも一番の目玉は施設最奥に位置する45メートル電波望遠鏡。1982年に完成し、ミリ波を観測する電波望遠鏡としては当時世界最大級。現在も世界的に重要な観測成果を出し続けています。



展示室では、どのように観測が行われているのか、実際に観測に使われる機器が展示されていました。さらに、コナン映画の特別展示も! 出演者が天文台に訪れた際の様子や、原作者である青山剛昌先生の色紙が確認できました。



▼国立天文台 野辺山宇宙電波観測所
住所:長野県南佐久郡南牧村野辺山462-2
駐車場:あり(詳細はHPを確認ください)
定休日:なし (12月29日〜1月3日を除く)
URL:https://www.nro.nao.ac.jp/
天文台の後は「南牧村農村文化交流館 ベジタボール・ウィズ」のプラネタリウムへ
天文台をしっかり見学したら、ぜひ訪れたいのが隣接する「南牧村農村文化交流館 ベジタボール・ウィズ」。八ヶ岳・野辺山高原に位置するプラネタリウム施設です。こちらは、「名探偵コナン 隻眼の残像」に登場したスポットではありませんが立ち寄ってみました。

現在は、プラネタリウムのプログラムを『名探偵コナン 閃光の宇宙船(せんこうのペイロード)』として上映中。定員は最大125名、料金は大人700円、小中学生350円です。
ぜひ、ドームシアターで名探偵コナンの物語を楽しんでみてください。(「名探偵コナン 閃光の宇宙船」は、ベジタボール・ウィズの限定上映ではなく、全国各地のプラネタリウムで上映されています)
なお、こちらでは国立天文台のお土産も多数ラインアップされています。現在は映画に合わせたコナンコラボ商品があることもあって、お土産売り場は大盛況でした。

もうひとつ、コナンファンならぜひチェックしてほしいのがお土産売り場すぐそばにあるレストラン。ここでは現在、「特製ソフトクリーム」が食べられます。コナンのカップはお土産に持ち帰りOK! ぜひほっと一息つくシーンで訪れてみてはいかがでしょう。

▼南牧村農村文化情報交流館 ベジタボール・ウィズ
住所:長野県南佐久郡南牧村野辺山412-1
駐車場:あり(国立天文台の駐車場表示に従ってください)
定休日: 5月~9月無休、10月~4月:毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日)
URL:https://star-nobeyama.com/
地元の人に愛されるラーメンでほっこりランチ
朝からのロングドライブ、国立天文台の見学とたくさん動き回ったところで、おなかが空いてきました。国道141号線沿いには、観光地ということもあり多くの飲食店が建ち並びます。今回は地元の方に愛されるお店「はるきや」に伺いました。

名物は野辺山産の青ネギをのせた「野辺山産やわらか青ネギラーメン」とこちらも野辺山産のレタスを使った「野辺山産レタスのせ冷やし中華」だそうなのですが、どちらも夏季限定のメニュー。伺った日はまだ始まっていませんでした……。ぜひとも再チャレンジしたいところです。雨に打たれ冷えたこともあり、「みそバターラーメン」をいただきました。



▼はるきや
住所:長野県南佐久郡南牧村野辺山126-13
駐車場:あり
定休日:水曜日、ほか不定休
おなかに余裕があったら、ソフトクリームをもうひとつ! 八ヶ岳・野辺山のめぐみを感じよう
ラーメンを食べると、身体が温かくなってきてしまうのが人間というもの。名探偵コナンの映画には出てきませんが、ここ一帯で人気という、「ヤツレン」のソフトクリームを目指します。
八ヶ岳・野辺山高原は標高1,300メートルの高原。ここらで飼育されている牛から搾られる生乳を素早く製品化し、販売するのがヤツレンです。



▼株式会社 ヤツレン
住所:長野県南佐久郡南牧村野辺山 79-7
駐車場:あり(無料)
営業時間:9:00~17:00
URL:https://www.yatsuren.jp/
まだまだあるおすすめの聖地巡礼スポット
今回は日帰りドライブのため、長野方面には行きませんでしたが、映画には長野県警も登場します。長野県庁の1階では、名探偵コナンの作者である青山先生のサインやコナングッズが展示されています。また、映画にも登場した県庁の10階にある食堂に足を運ぶファンもいるそう。
さらに、劇中に登場した長野県の人気観光スポット「善光寺」。言わずと知れた観光名所ですが、劇中で好きなキャラクターが座っていたところと同じ場所で、同じポーズをとって写真撮影を楽しむコナンファンもいるのだとか。

長野駅から善光寺までは、クルマで約10分。善光寺から長野県警までもクルマで10分ほどの距離です。三井のカーシェアーズでは、長野駅周辺にもいくつかステーションがありますので、観光の際に、ぜひご利用ください。
▼善光寺
住所:長野県長野市大字長野元善町491-イ
駐車場:あり(有料)
URL:https://www.zenkoji.jp/
今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ「ライズ」

今回はトヨタの「ライズ」をドライブのお供に選びました。決めてはやはり、「運転しやすさ」と「車室の快適度」。運転席・助手席だけでなく、後部座席も足元が広いのが特徴のライズ。比較的小回りも利き、その車体の大きさからは感じられないほどの「街乗りの便利さ」もしっかり受け取れました。
八ヶ岳・野辺山高原を楽しみ尽くせた今回の聖地巡礼ドライブ。聖地巡礼した後に、また映画を見に行きたくなりました。
<今回のドライブのカーシェア料金>
・車種クラス:ベーシック
・料金プラン:ベーシック
・時間料金:7,300円(24時間パック)
・距離料金:7,917円(21円×377km)
・トラブルあんしんサポート:550円
合計:15,767円
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