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屋根の開け方は?荷物は乗る?マツダ「ロードスター」2人乗りオープンスポーツカーの使い勝手を検証

日本はもちろん、世界中で愛されるオープン2シーターであるマツダ「ロードスター」。

現行型である「ND型ロードスター」は、登場から10年を経た今も人気であるどころか、「35周年記念車」や「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」が登場し、ますます注目を集めています。

そんなマツダ「ロードスター」、三井のカーシェアーズで導入しており、東京都内に5台を設置しています(2025年2月15日現在)。今回は、改めて「ロードスター」の魅力と使い勝手を検証してみましょう。

<目次>
マツダ「ロードスター」ってどんなクルマ?
スポーツカーらしく操作性の良い運転席まわり
「ロードスター」で出発…その前に
ソフトトップの「開け方」と「閉め方」
「人馬一体」を感じられる軽快な走り
マツダ「ロードスター」の料金とステーション

マツダ「ロードスター」ってどんなクルマ?

マツダ「ロードスター」は、1989年に初代(NA型)が登場。このころ、他になかった小型軽量のオープンスポーツカーとして、世界中で大ヒットしました。以後、NB型、NC型へとフルモデルチェンジし、進化を続け、現在が4世代目となるND型となっています。

ロングノーズのスタイリングは初代から変わらない「ロードスター」らしさのひとつ
ロングノーズのスタイリングは初代から変わらない「ロードスター」らしさのひとつ
ルーフはソフトトップ(幌)で、手動で簡単に開け閉めできる
ルーフはソフトトップ(幌)で、手動で簡単に開け閉めできる

ボディサイズは、全長3,915mm×全幅1,735mm×全高1,235mmで、全長は「ヤリス」よりも短いコンパクトさ。1,235mmという全高は、「ヤリス」が1,495mmだと聞けば、その“低さ“がわかるでしょう。三井のカーシェアーズで導入している「ロードスター」のグレードは、「Sスペシャルパッケージ」です。

スポーツカーらしく操作性の良い運転席まわり

運転の楽しさを追求した「ロードスター」だけあって、インテリアは機能的でシンプル。低い位置に設置されたシートに腰を下ろせば、眼の前にはスポーツカーらしい世界が広がります。

操作系がシンプルにまとめられており、大きく手を伸ばすことなく操作できる
操作系がシンプルにまとめられており、大きく手を伸ばすことなく操作できる
乗車定員は2名。シートの後方に空間はなく、手荷物程度でもトランクに入れる必要がある
乗車定員は2名。シートの後方に空間はなく、手荷物程度でもトランクに入れる必要がある
シートは手動式で前方のレバーがスライド、後方がリクライニング。丸いダイヤルは角度調整用
シートは手動式で前方のレバーがスライド、後方がリクライニング。丸いダイヤルは角度調整用

荷室はトランクルームがあるものの、開口部が小さく容量も少なめ。2人でのドライブ旅行なら十分ですが、ゴルフバッグなど大きな荷物の積載はできないのでご注意を。

開口部の位置が高く、重たい荷物の出し入れは少々苦労する
開口部の位置が高く、重たい荷物の出し入れは少々苦労する

なお、「ロードスター」には助手席前方のグローブボックスはないため、キーボックスは、運転席と助手席の間にあるセンターコンソールボックスに格納しています。

キーボックスが格納されているセンターコンソールボックス
キーボックスが格納されているセンターコンソールボックス

>>>知っておきたいクルマの「基本の操作」を解説

「ロードスター」で出発…その前に

キーボックスからキーを取り出して出発……の前に、「ロードスター」を利用するうえで知っておきたい機能や操作を説明しましょう。まず、エンジンスタートボタンは、ハンドルの左奥にあります。

車種によって設置場所が異なるエンジンスタートボタンは左側にある
車種によって設置場所が異なるエンジンスタートボタンは左側にある

三井のカーシェアーズの「ロードスター」は、6速AT(オートマチック)車です。シフトレバーは、オーソドックスなストレートゲート式で、シフトノブ上部のボタンを押して操作します。パーキングブレーキも、スポーツカーでは一般的なレバー(手引き)のタイプです。シフトレバーの根本にあるスライドスイッチは、ドライブモードのセレクターで「SPORTS」モードに切り替えができます。

シフトレバー後方にあるスイッチ群は、カーナビやオーディオを操作するコマンダースイッチ
シフトレバー後方にあるスイッチ群は、カーナビやオーディオを操作するコマンダースイッチ

「ロードスター」も、マツダ車に共通するインフォテイメントシステム「マツダコネクト」を装備。ディスプレイはタッチパネル式ではなく、シフトレバー後方のコマンダースイッチで操作します。家のアイコンのホームボタンから、ダイヤルで使いたい機能を選ぶ、と覚えておくといいでしょう。

ホームボタンを押した機能選択画面。ディスプレイはタッチパネル式ではないので注意
ホームボタンを押した機能選択画面。ディスプレイはタッチパネル式ではないので注意

ドライブに欠かせないドリンクホルダーは、脱着式のタイプが運転席と助手席の間に設置されています。

走行中は手が届きづらいが、カップホルダーがあるのはありがたい
走行中は手が届きづらいが、カップホルダーがあるのはありがたい

>>>初見でも迷わない!「今どきのクルマ」の操作方法まとめ

ソフトトップの「開け方」と「閉め方」

次に「ロードスター」最大の特徴である、ルーフの開閉方法をご説明します。「ロードスター」のソフトトップは手動式。開閉するときは、必ず停車して操作してください。

■手順1:室内側のトップロックレバーを引いてロックを解除

手順1:室内側のトップロックレバーを引いてロックを解除

■手順2:ソフトトップを後方へ格納する

手順2:ソフトトップを後方へ格納する

■手順3:格納したら「カチッ」と音がしてロックするまで押し込む

手順3:格納したら「カチッ」と音がしてロックするまで押し込む

これでソフトトップを開ける操作は、終了です。開け方は難しくないので、初めて乗る方でも、きっとスムーズにできるでしょう。

なお、運転席と助手席の窓ガラスは、閉めた状態でもトップロックレバーでロックを解除すると、ソフトトップを開けるときに支障のない位置まで自動的に下がります。

頭上空間、無限大。オープンエアのドライブは格別!
頭上空間、無限大。オープンエアのドライブは格別!

閉めるときの操作も、簡単です。基本的には開けるときの反対の操作を行いますが、最初にセンターコンソールのレバーで格納したソフトトップのロックを解除します。

■手順1:センターコンソールにあるレバーでソフトトップのロックを解除

手順1:センターコンソールにあるレバーでソフトトップのロックを解除

■手順2:ソフトトップを上げて元の状態に戻す

手順2:ソフトトップを上げて元の状態に戻す

■手順3:最後に室内にあるトップロックレバーを戻し、ロックする

手順3:最後に室内にあるトップロックレバーを戻し、ロックする

ソフトトップを閉めたら、トップロックレバーがしっかりロックされていることを確認してください。最後にパワーウィンドウで左右の窓ガラスを閉めて、完了です。

>>>「コペンGR SPORT」 軽自動車オープンスポーツカーの軽快な走りを楽しもう

「人馬一体」を感じられる軽快な走り

最後に、「ロードスター」の醍醐味である「走り」についてお伝えします。

「ロードスター」は1.5リッターのガソリンを搭載しています。排気量は小さく、ターボなどもつかないため、ハイパワーなクルマではありません。しかし、1,000kgをわずかに超えるだけの軽い車重のおかげで、走りは爽快。ハンドルを切るとスッと曲がっていくフットワークの良さとあいまって、運転が好きならきっと「楽しい」と感じるでしょう。

軽快な走りは、まさにマツダが掲げる「人馬一体」を感じさせてくれる
軽快な走りは、まさにマツダが掲げる「人馬一体」を感じさせてくれる

6速ATはSPORTSモードの他、マニュアルモードもあり、パドルシフトを駆使して走れば、さらにスポーツカーらしい走りに。屋根を開けていても、運転席・助手席の窓を閉めていれば、風の巻き込みもそれほどありません。

パドルシフトを駆使してのシフトアップ/シフトダウンも楽しい操作
パドルシフトを駆使してのシフトアップ/シフトダウンも楽しい操作

最後にひとつだけ注意点をお伝えしておくと、「ロードスター」の燃料は、ハイオクガソリンとなります。給油の際にはご注意ください。

>>>「セルフ式ガソリンスタンド」の使い方をマスターしよう!

マツダ「ロードスター」の料金とステーション

さらに注目度が高まっているマツダ「ロードスター」。三井のカーシェアーズでは、2025年2月15日現在、4箇所のステーションに5台を設置しています。料金クラスは、トヨタ「GR86」などとも同じ「プレミアム」です。

<ロードスター設置ステーション>
東京ドームホテル(地下3階駐車場)ステーション
丸の内トラストシティ駐車場(地下3階)ステーション
(自転車禁止)品川シーサイドビュータワーステーション
新宿サブナード(地下駐車場)ステーション

「新宿サブナード(地下駐車場)」ステーションには2台設置している
「新宿サブナード(地下駐車場)」ステーションには2台設置している
料金は、ベーシックプランの場合
料金は、ベーシックプランの場合

多彩な車種ラインアップを特徴とする三井のカーシェアーズで、ぜひ「ロードスター」に
乗ってみてください。春の陽気の中でドライブするオープンカーは格別ですよ!

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>>>「新宿サブナード」ステーションの行き方/帰り方

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