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大河ドラマ「どうする家康」ゆかりの地を巡る岡崎ドライブ

2023年1月にスタートした、NHK大河ドラマ「どうする家康」。今回は、大河ドラマで一層の盛り上がりを見せている愛知県岡崎市へドライブに行きました。岡崎市内にある徳川家康公ゆかりの地を巡り、歴史と文化、ご当地グルメを堪能します。

<目次>
名古屋市内を出発!家康公ゆかりの地、岡崎市へ
徳川家の氏神様であり、勝ち神様として知られる「伊賀八幡宮」
家康公が再起を誓った地「大樹寺」へ
家康公のふるさと「岡崎公園」を散策
岡崎名物、八丁味噌を味わう絶品ランチ
大河の世界観を体感!「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」
松應寺横丁でいただく和クレープ「イエヤスノツルギ」
今回のドライブで利用したクルマ:トヨタ 「シエンタ」

名古屋市内を出発!家康公ゆかりの地、岡崎市へ

今回は、JR・地下鉄千種(ちくさ)駅から徒歩5分ほどの場所にある「リパーク葵第12ステーション」から出発しました。最初に向かうのは「伊賀八幡宮」。県道60号線の広小路通を東に30分ほど進んだら東名高速道路・名古屋ICに入り、静岡・東京方面へ。

「リパーク葵第12」からトヨタ「シエンタ」を利用
「リパーク葵第12」からトヨタ「シエンタ」を利用

40分ほど走ったら豊田JCTから伊勢湾岸自動車道へと進みます。豊田東ICを降り、国道248号線を走行。約1時間で最初の目的地、「伊賀八幡宮」に到着です。

徳川家の氏神様であり、勝ち神様として知られる「伊賀八幡宮」

伊賀八幡宮は松平家の子孫繁栄の守護神・氏の神として、徳川家の祖先でもある松平四代親忠(ちかただ)公によって1470(文明二)年に創建された神社です。

国の重要文化財である「伊賀八幡宮」の拝殿
国の重要文化財である「伊賀八幡宮」の拝殿
境内の各所に、徳川家の「三つ葉葵」の紋があった
境内の各所に、徳川家の「三つ葉葵」の紋があった

「伊賀八幡宮」は大きな合戦の時には家康公も必ず参拝したといわれ、いまも「勝ち神様」として開運、合格祈願にご利益があると多くの人が訪れています。

随神門の前には、神橋がかかる池がある。例年6月末~7月にはハスの花が満開に咲き誇る
随神門の前には、神橋がかかる池がある。例年6月末~7月にはハスの花が満開に咲き誇る

境内には、本殿、随神門、神橋など国の重要文化財が多くあります。また、目の前を流れる伊賀川のサクラも美しく、7月頃には随神門の前に広がる池にハスの花が咲き誇り、フォトスポットとしても人気です。

▼伊賀八幡宮
住所:愛知県岡崎市伊賀町東郷中86
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.igahachimanguu.com/

家康公が再起を誓った地「大樹寺」へ

続いては、家康公が再起を誓った場所・大樹寺(だいじゅじ)に向かいます。伊賀八幡宮からは県道56号線から県道26号線に入り、クルマで走って10分ほどで到着です。大樹寺の敷地内に有料駐車場があるので、そちらにクルマを停めて参拝しましょう。

まずは大樹寺の本堂で参拝を。その後は、拝観受付奥にある大方丈・位牌堂を拝観するルートへ
まずは大樹寺の本堂で参拝を。その後は、拝観受付奥にある大方丈・位牌堂を拝観するルートへ
本堂の木造 阿弥陀如来坐像の両側には「厭離穢土 欣求浄土」の文字がある
本堂の木造 阿弥陀如来坐像の両側には「厭離穢土 欣求浄土」の文字がある

大樹寺は、1475年(文明7)年、松平四代・親忠が創建した松平家・徳川将軍家の菩提寺です。家康公が19歳の時、桶狭間の戦いで今川義元が倒れたことで身の危険を感じ、菩提寺であるこの大樹寺に逃れました。

こちらの拝観料は、大人500円、小・中学生は300円。拝観時間は9:00~16:30(受付は16:00まで)
こちらの拝観料は、大人500円、小・中学生は300円。拝観時間は9:00~16:30(受付は16:00まで)

大和絵師・冷泉為親作 国重要文化財「襖絵(障壁画)」が、復元品にて公開されています。大樹寺の寺宝「「貫木神(かんぬきじん)」も拝観することができます。

松平・徳川将軍家位牌堂では、家康公の命により松平八大と徳川歴代将軍の14代までの位牌が安置されています。この徳川将軍の位牌は、等身大(亡くなった時の身長)で作られています。

家光公が建立した、大樹寺山門
家光公が建立した、大樹寺山門
境内から山門と総門(現在は大樹寺小学校の南門)を通して、真ん中に岡崎城が見える
境内から山門と総門(現在は大樹寺小学校の南門)を通して、真ん中に岡崎城が見える

そして、もう一つ見ておきたいのが大樹寺の山門です。こちらも愛知県の指定文化財で、1641(寛永18)年に三代将軍・徳川家光公が建立しました。岡崎城とその北側に位置する大樹寺を結ぶ直線約3kmは「ビスタライン」と呼ばれています。


▼大樹寺
住所:愛知県岡崎市鴨田町字広元5-1
駐車場:あり(有料)
URL:https://daijuji.jp/

家康公のふるさと「岡崎公園」を散策

クルマで10分ほど南下して、家康公のふるさと「岡崎公園」に向かいます。クルマは、敷地内の約150台収容できる乗用車の有料駐車場へ。表玄関にある大手門から公園の中へ進みます。この大手門は、高さ11m、幅16.4m、奥行き6.3mの大きさで、石垣には地元産の御影石が使われています。

岡崎公園の表玄関にある「大手門」
岡崎公園の表玄関にある「大手門」
大手門をくぐると、三つ葉葵の紋のフォトスポットがある
大手門をくぐると、三つ葉葵の紋のフォトスポットがある
家康公の人形が能を舞う「からくり時計」
家康公の人形が能を舞う「からくり時計」

公園に入ってすぐの広場にある、観光案内所とからくり時計。高さ6mの時計塔は、毎時00分と30分に家康公のからくり人形が現れて能を舞います。照明と音響の演出も見もの。定刻前には多くの人がカメラを構えて集まっていました。

家康公生誕の地・岡崎城(入館料 大人300円、小人 150円)
家康公生誕の地・岡崎城(入館料 大人300円、小人 150円)

奥に進むと見えるのは、岡崎城。15世紀に築城され、家康公の生まれた城として知られています。現在の天守は3層5階建てで、2階、3階が歴史資料館となっています。天守閣石垣や礎石などの遺構に関するものから、ジオラマやプロジェクションマッピングなどを交えて岡崎城の歴史を紹介。武士と庶民の暮らし、岡崎の文化や伝統産業などを伝えています。5階展望室からの岡崎市内の眺望も必見です。

公園内にある家康像を撮影しながら、広場へ戻りました。まずは、徳川家康公銅像です。これは1965年「家康公350年祭」を記念して建てられました。

1965年に建てられた徳川家康公銅像
1965年に建てられた徳川家康公銅像

その近くには松平元康像があります。若き元康(徳川家康)の騎馬像は岡崎城を背にし、大権現として再生する日光東照宮の方角を向いています。他にも公園内には石像があるので、ぜひ散策しながら探してみてください。

1992年に建てられた松平元康像
1992年に建てられた松平元康像

観光みやげ店・おかざき屋では、岡崎のお土産品や大河ドラマ「どうする家康」の関連グッズを多数販売しています。この日は、カクキューの八丁味噌を使った「八丁すいーとぽてと」と即席赤だしのみそ汁、三つ葉葵の紋のコースターを購入しました。

「八丁すいーとぽてと」777円、「即席赤だしみそ汁」356円、徳川家の三つ葉葵の紋が描かれたコースター163円(ずべて税込み)
「八丁すいーとぽてと」777円、「即席赤だしみそ汁」356円、徳川家の三つ葉葵の紋が描かれたコースター163円(すべて税込み)

▼岡崎公園
住所:愛知県岡崎市康生町561-1
駐車場:あり(有料)
URL: https://okazaki-kanko.jp/okazaki-park

岡崎名物、八丁味噌を味わう絶品ランチ

岡崎公園、隠居曲輪にあるのが「八丁味噌料理 いちかわ」です。岡崎公園内に14ある曲輪の一つで、本丸の東側に位置し、龍城堀(水堀)に突き出した馬蹄形の曲輪です。1927年から続く食事処で、店内からも江戸時代に築造されたお堀や石垣を眺めることができます。

龍城堀を眺めながら、郷土の味を楽しめる「八丁味噌料理 いちかわ」
龍城堀を眺めながら、郷土の味を楽しめる「八丁味噌料理 いちかわ」

岡崎の特産品といえば、まず思いつくのが「八丁味噌」。岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある八丁町(旧八丁村)で江戸時代初期からみそを作り続けていることが、その名の由来となっています。現在、八丁町では「まるや八丁味噌」と「カクキュー八丁味噌」の二社がみそづくりを続けています。いちかわでは、この両社の八丁味噌を使って、オリジナルのみそだれを提供しています。

サクサクのトンカツを八丁味噌といただく「三河もち豚 みそかつ定食」1,500円(税込み)
サクサクのトンカツを八丁味噌といただく「三河もち豚 みそかつ定食」1,500円(税込み)

いちかわでは、みそがたっぷり乗った田楽定食や、みそおでん定食など八丁味噌を使ったさまざまな料理が食べられます。みそかつは柔らかな肉質で、脂身がさっぱりしていて甘味がしっかりあり、甘辛い八丁味噌との相性抜群。

単品でも注文できる「みそおでん」530円(税込み)
単品でも注文できる「みそおでん」530円(税込み)

定食だけでなく、みそおでんは単品メニューでも注文できます。国産生いも100%のこんにゃくのおでん串が3本セットになっています。いものクセが一切なく、さっぱりとして食べやすいこんにゃくに、八丁味噌のオリジナルたれがしっかり絡まります。これは、ぜひ岡崎に来たら食べておきたい一品です。

いちかわでは、武将をモチーフしたパフェも大人気。徳川家康公パフェ、徳川四天王パフェなどさまざまな甘味があり、推しの武将のパフェをいただくのもおすすめです!

▼八丁味噌料理 いちかわ
住所:愛知県岡崎市康生町515
駐車場:あり(有料)
URL: https://okazaki-ichikawa.jp/

大河の世界観を体感!「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」

2023年1月から岡崎公園内の「三河武士のやかた家康館」が、「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」としてオープンしました。(開館期間は2024年1月8日まで)こちらでは、ドラマのメイキング映像の上映、ストーリーや人物紹介パネル、実際に使われた衣装などの展示を行っており、大河ドラマの世界観に入り込める施設です。

「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」の入場券は、近くのチケット販売所にて購入できる
「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」の入場券は、近くのチケット販売所にて購入できる
劇中で登場する徳川家康(松平元康)公の衣装(複製品)
劇中で登場する徳川家康(松平元康)公の衣装(複製品)

まずは1Fから見学。主演の松本潤さんが登場するウェルカムVTRや大判メインビジュアルが迎えてくれます。「どうする家康」番組紹介コーナーでは、あらすじや登場人物の相関図、脚本家・古沢良太さんをはじめとするスタッフの紹介、徳川家康(松平元康)の衣装(複製品)が展示されていました。ドラマの概要に触れたら、地下1階に降りて「徳川家康の一生と三河武士」ゾーンへ向かいます。

甲冑「金陀美具足」(きんだみぐそく)のレプリカ
甲冑「金陀美具足」(きんだみぐそく)のレプリカ

「徳川家康の一生と三河武士」のゾーンでは、リアルな歴史にもとづく展示が広がっています。徳川家康が大高城への兵糧入れで手柄を立てたときに着用していたと伝えられる甲冑「金陀美具足」(きんだみぐそく)のレプリカなどが展示されています。

そして、デジタル化した関ヶ原合戦のジオラマは見応え抜群。映像に合わせて、ジオラマが動きながら合戦の展開を解説しています。

劇中で登場する織田信長、竹千代、瀬名の衣装
劇中で登場する織田信長、竹千代、瀬名の衣装

再度1階へ戻ると、キャストの等身大パネルがズラリ。主演の松本潤さん、織田信長役の岡田准一さん、家康公の正室・瀬名役の有村架純さんのパネルと一緒に写真を撮ることができます。

織田信長の衣装や幼少期の家康公・竹千代の衣装は、撮影使用品が展示されています。さらに、出演者インタビューやメイキング映像が上映される4Kシアターもあり、見どころが満載。大河ファンはもちろん、見ていない人でも大河ドラマの世界観を体感して楽しめる施設でした。(※期間中、展示替えあり)

▼岡崎公園(どうする家康 岡崎 大河ドラマ館)
住所:愛知県岡崎市康生町561-1
駐車場:あり(有料)
URL: https://okazaki-kanko.jp/dousuru-taiga

松應寺横丁でいただく和クレープ「イエヤスノツルギ」

岡崎公園からクルマで3分ほど北上し、最後に訪れたのは松應寺(しょうおうじ)横丁にある「TERAKADO COFFEE」です。松應寺とは、家康公が父・広忠公のために建立した寺で、その参道は木造アーケードのレトロな横丁になっています。

木造のアーケードで昭和レトロな雰囲気が漂う松應寺横丁
木造のアーケードで昭和レトロな雰囲気が漂う松應寺横丁
横丁を進むと、家康公が父・広忠公のために建立した「松應寺」がある
横丁を進むと、家康公が父・広忠公のために建立した「松應寺」がある
クルマは、松本観音裏にある指定の駐車場に(横丁入口に案内看板あり)
クルマは、松本観音裏にある指定の駐車場に(横丁入口に案内看板あり)

松應寺横丁の真ん中に位置する「TERAKADO COFFEE」では、家康公の刀をイメージしたクッキーが印象的なクレープ「イエヤスノツルギ」をいただきました。

「イエヤスノツルギ」880円(税込み)、「アイスコーヒー」450円(税込み)
「イエヤスノツルギ」880円(税込み)、「アイスコーヒー」450円(税込み)

抹茶を練り込んだもちもちのクレープ生地で、生クリームと小豆、きな粉や黒みつゼリーを包んでいる和のクレープです。こだわりのコーヒーもぜひ一緒に楽しみたいところ。カップには、家康公をイメージしたステッカーが貼られていました。

▼TERAKADO COFFEE
住所:愛知県岡崎市松本町42-78
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.terakadocoffee.com/

岡崎には、まだまだ家康公にまつわるスポットが満載。八丁味噌を使った岡崎グルメもバリエーションが豊富なので、何度も訪れてみたい街です。由緒ある歴史が息づき、大河ドラマで盛り上がる岡崎のまちでドライブ旅してみませんか。

今回のドライブで利用したクルマ:トヨタ 「シエンタ」

コンパクトクラスのミニバンで、運転のしやすさと快適な室内空間で人気のトヨタ「シエンタ」。3列目のシートを使うと7人乗車でき、床下に収納して5人乗車だと荷室も広々と使えます。両側スライドドアも便利です。

運転しやすいコンパクトなミニバン「シエンタ」
運転しやすいコンパクトなミニバン「シエンタ」
美しい曲線とスポーティーなデザインも感じられるフロント部
美しい曲線とスポーティーなデザインも感じられるフロント部
3列シートで7人まで乗車可能
3列シートで7人まで乗車可能

室内はゆったりとしていますが、運転がしやすい車体のサイズと心地良い乗り心地で、快適なドライブが楽しめました。

<今回のドライブのカーシェア料金>
・プラン:ベーシック
・車種クラス:ベーシック
・時間料金: 5,700円(12時間パック)
・距離料金: 1,692円(18円×94km)
合計:7,392円

>>>トヨタ「シエンタ」のあるステーション

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