「クラウン クロスオーバー」につづき、新型「クラウン」シリーズの第2弾として登場した「クラウン スポーツ HYBRID」が、三井のカーシェアーズのラインアップに加わりました。
まるでスポーツカーのようなスタイリングの新しいタイプのSUV、一体どんなクルマなのでしょうか? 特徴や使い勝手を解説します。
<目次>
・「ハリアー」とも「RAV4」とも異なる新しいSUV
・快適装備も満載!本革シートで豪華なインテリア
・スタートボタンからワイヤレス充電まで「使い方」をチェック
・荷室の広さや使い勝手は? ゴルフバッグで確認
・スポーティな走りには運転を支援する機能もたくさん
・「クラウン スポーツ HYBRID」の料金とステーション
「ハリアー」とも「RAV4」とも異なる新しいSUV
LEDを用いた鋭い眼光のヘッドライトや、純正サイズで21インチという大径タイヤ・ホイールと、それを収めるワイドなフェンダーによるスタイリングは、まるで輸入車のよう。撮影車両は、ボディカラーが赤(エモーショナルレッドⅢ)ということもあり、フェラーリ初のSUV「プロサングエ」にも似た雰囲気です。
同じトヨタのSUVでも、都会的な「ハリアー」ともアウトドア色の強い「RAV4」とも、まったく違う世界観を形成しています。
ボディサイズは、全長4,720mm×全幅1,880mm×全高1,565mmと、スポーツの名を冠するだけあって背が低いことが特徴。「クラウン クロスオーバー」のボディサイズ(全長4,930mm×全幅1,840mm×全高1,540mm)と比べても、全高はわずか25mmしか違いません。
快適装備も満載!本革シートで豪華なインテリア
次に「クラウン スポーツ HYBRID」のインテリアを見てみましょう。運転まわりのデザインは「クラウン クロスオーバー」とほぼ同じのため、乗ったことがある人ならば迷うことなく操作できるはず。高すぎず低すぎず、絶妙な高さのシートは乗り降りがしやすく、座って見ればSUVらしい視点の高さも感じられます。
本革製のシートは、シートヒーターに加えてシートベンチレーションも内蔵されており、日差しの強い日も涼しく過ごせます(スイッチはエアコン操作部にあります)。運転席側には、乗降時に自動的にスライドするパワーイージーアクセスシステム(運転席)も搭載。乗り降りのしやすさに配慮されています。
シートの調整はもちろん電動式のパワーシートで、座面と背面に見立てたスイッチで操作します。パワーシートは、無段階で調整ができるため、最適な姿勢を取りやすいのがメリットです。運転席から助手席の操作ができる側面スイッチは、「クラウン」の伝統的な装備。
スタートボタンからワイヤレス充電まで「使い方」をチェック
操作性も基本的には「クラウン クロスオーバー」と共通ですが、「クラウン スポーツ HYBRID」ならではの装備も。改めて、「クラウン スポーツ HYBRID」の装備や操作を説明していきます。
ハンドルには、メーター表示、オーディオ、ACC(アダプティブ・クルーズコントロール)を含めた、運転支援機能のスイッチが付いており、手を離すことなく操作が可能。メーター表示は、左手側にある上下左右のスイッチで切り替える方式で、地図を中央に映し出すこともできます。
エンジンスタートボタンは運転席の左手側で、ONにするときはブレーキを踏みながら押します。モーターのみでも走行できるタイプのハイブリッド車のため、スタートボタンを押してもエンジンがかからない場合もありますので、エンジンがかからなくても慌てなくて大丈夫です。
シフトレバーは、「エレクトロシフトマチック」と呼ばれる電子式で、ブレーキを踏みながら右手前に操作するとD(ドライブ)、右奥に操作するとR(リバース)。そのポジションを選んでも、レバー自体は中央に戻ってきます。駐車時のポジションであるP(パーキング)のみ、ボタン操作です。
その他、ETCカードの挿入口はハンドルの右手奥に設置。その下には、給油口を開けるスイッチとリヤゲートを開けるスイッチが並びます。
>>>「オートマチック車の操作」を基本から応用までマスターしよう!
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荷室の広さや使い勝手は? ゴルフバッグで確認
SUVと聞くと、荷室の広さが気になる人もいるかもしれません。そこで、ゴルフバッグを置いて広さを確認してみました。結果は……、
後席シートを使用した状態では、斜めに積載する形となりました。車幅はたっぷりしていますが、スポーティなデザインを実現するため、荷室幅はそれほど広くないようです。4:6分割可倒式シートの片方を倒して、縦に積むと次のようになりました。
なお、荷室の右側面にもAC100V/1500Wのアクセサリーコンセントがあり、家電などが使えます。アクセサリーコンセントを使うときは、運転席右側にある「AC100V」のスイッチをONにします。
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スポーティな走りには運転を支援する機能もたくさん
「クラウン スポーツ HYBRID」に期待される走りは、ドライブモードをNORMALにした状態では意外と普通。できるだけモーターで走り、ガソリンを節約して走ります。でも、ドライブモードをSPORTSにすると、エンジンのパワーをフルに使ったスポーツカーに変貌。大きくワイドなタイヤと後輪操舵機能「DRS(ダイナミックリアステアリング)」のおかげで、コーナーリングも軽快です。
一方、運転の状況に応じたリスクの先読みを行う「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」が、さりげなくハンドル操作やブレーキ操作を促してくれたり、アダプティブ・クルーズ・コントロール(トヨタではレーダークルーズコントロールと呼ぶ)利用時に一定の条件を満たすと作動するアドバンスト ドライブ(渋滞時支援)が搭載されていたりと、最新のトヨタ車らしく安全機能は充実しています。
「アルファード」を超える車幅やスポーティなデザインゆえの後方視界の悪さは、「クラウン スポーツ HYBRID」を運転するにあたって不安に思う部分かもしれませんが、各種のカメラシステムが視界を補ってくれるため安心です。
>>>【運転の苦手克服】クルマのプロが教える「車両感覚のつかみ方」
「クラウン スポーツ HYBRID」の料金とステーション
最後に料金と設置ステーションについて、お伝えしましょう。「クラウン スポーツ HYBRID」の車種クラスはプレミアムプラスで、2024年10月現在、「丸の内トラストシティ駐車場(地下3階)」「新宿サブナード(地下駐車場)」「ららぽーと豊洲(本館5階駐車場)」の3つのステーションに設置しています。
三井のカーシェアーズは、「クルマを使う」だけでなく「クルマを楽しむ」ため、多彩な車種を用意しています。「クラウン スポーツ HYBRID」のほか、「レクサス新型NX」も、ラインアップに加わりました。ぜひ、三井のカーシェアーズでカーライフの幅を広げてみてください!
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