カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログデリカミニ – カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ https://blog.carshares.jp/ カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ Thu, 19 Dec 2024 05:41:56 +0000 ja hourly 1 シートの調整の仕方から後席の倒し方まで!知っておきたいクルマの「基本の操作」を解説 https://blog.carshares.jp/15130/ https://blog.carshares.jp/15130/#respond Wed, 06 Nov 2024 19:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=15130 シートの高さ調整ってできる? ゴルフバッグを積むため後席を倒すには……?

カーシェアで初めて乗るクルマやいつもと違う車種を利用するとき、操作に迷うこともあるでしょう。そこで、軽自動車から輸入車まで、さまざまな車種をお楽しみいただくために、「クルマの基本的な操作」をまとめました。

<目次>
リモコンキーは2タイプ
ハンドルがロックしてしまったら…?
シートの操作は手動式と電動式
ハンドル位置の調整も覚えておこう
ミラー調整も忘れずに
車種ごとに違うオートマチック車のレバー操作
パーキングブレーキは手・足・電動がある
輸入車のウィンカーレバーは左側
ヘッドライトはレバー式とダイヤル式
ETCは出発前にインジケーターランプをチェック
バックモニターは映り方が違うので注意
後席の倒し方やラゲッジの使い方は?
基本の操作を知って快適なドライブを!

リモコンキーは2タイプ

ドアロックの開け閉めをするだけでなく、エンジンをかけたりハイブリッドシステムを起動したりするときにも使う、リモコンキー。車種やグレードにより、「キーレスキー(キーレスエントリー)」タイプと、「スマートキー(スマートエントリー)」タイプがあります。

●キーレスエントリー(キーレスエントリー)

ドアロックの施錠/解錠のボタンとエンジンをかける金属製の鍵がある
ドアロックの施錠/解錠のボタンとエンジンをかける金属製の鍵がある

「鍵(キー)なし(レス)で乗り込む(エントリー)」という意味から「キーレスエントリー」と呼ばれるこのタイプは、リモコンのボタンでドアロックの施錠/解錠を行い、ハンドル側面にある鍵穴に金属のキー(メカニカルキー)を差し込んで回すことで、エンジンまたはシステムを始動します。

キーを差し込んだら一番奥まで回し、エンジンがかかったら手を離す
キーを差し込んだら一番奥まで回し、エンジンがかかったら手を離す

スライドドアのミニバンではスライドドアの開閉をするボタン、セダンではトランクを開けるボタンがある車種もあり、いずれも「長押し」で開閉します。

●スマートキー(スマートエントリー)

スマートキー(スマートエントリー)は、鞄や服のポケットに入れて携帯していれば、キー自体に触れることなくドアロックの施錠/解錠やエンジン(システム)の始動ができるタイプのキーです。

スマートキーは「差し込んで回す」ではなく「クルマのスタートボタンを押して」エンジンをかける
携帯しているだけでクルマの操作ができるスマートキー。金属のキーは緊急時用に内蔵されている

スマートキーの使い方を説明していきましょう。スマートキーは、リモコンのボタンを押さなくてもドアロックの解錠/施錠が可能。スマートキーをポケットや鞄の中に入れて身に着けていれば、ドアノブを握るだけで解錠できます(作動範囲は一般的にクルマから約1m前後まで)。施錠するときは、ドアハンドルの印のある部分、もしくはドアハンドル周辺にあるボタンを押します。

スマートキーを携帯していれば、ドアハンドルを握るだけで解錠する
スマートキーを携帯していれば、ドアハンドルを握るだけで解錠する
施錠するときはドアハンドルの印のある部分に触れる
施錠するときはドアハンドルの印のある部分に触れる
車種によってはドアハンドルやドアハンドル周辺にあるボタンを操作する
車種によってはドアハンドルやドアハンドル周辺にあるボタンを操作する

スマートキーでエンジンまたはシステムを始動するときは、ブレーキペダルを踏みながらスタートボタンを押します。ブレーキペダルを踏まずにエンジンボタンを押すと、カーナビなどが使えるアクセサリーモードになり、エンジンはかかりません。必ず、ブレーキを踏みながら押してください。

スタートボタンのある場所は車種によってさまざまで、ハンドルの左または右奥にあるのが一般的ですが、中にはシフトレバー周辺にあるクルマもあります。なお、ハイブリッド車では、スタートボタンを押してもエンジンがかからない場合がありますが、故障ではなく、メーターに「READY」などの表示があれば、走行準備OKとなります。

ハンドルの左側にある例。写真は三菱「デリカミニ」
ハンドルの左側にある例。写真は三菱「デリカミニ」
ハンドルの右側にある例。写真はスバル「クロストレック」
ハンドルの右側にある例。写真はスバル「クロストレック」

>>>「デリカミニ」の車種解説はこちら

>>>「クロストレック」の車種解説はこちら

ハンドルがロックしてしまったら…?

ほとんどの車種に、盗難防止などのためのハンドルロック機能がついています。これは、エンジンOFF時にハンドルを回すと、ハンドルにロックがかかって動かなくなるというもの。

エンジンOFF時にこれぐらいハンドルを切ると、ガチッと音がしてハンドルロックがかかる
エンジンOFF時にこれぐらいハンドルを切ると、ガチッと音がしてハンドルロックがかかる

もし、エンジンをかけようとしてキーが回らない、またはスタートボタンを押してもエンジンがかからない場合、それはハンドルロックがかかっているということ。「故障した」と焦らずに、ハンドルを回しながらキーを回したりボタンを押したりしてみてください。ロックが解除され、始動します。

>>>初見でも迷わない!「今どきのクルマ」の操作方法まとめ

>>>もっと安全・快適に!知っていると便利なクルマの機能

シートの操作は手動式と電動式

安全運転のために欠かせないシートの調整は、手動で行うタイプと電動で行うタイプ(パワーシート)があり、それぞれ前後のスライド調整、リクライニング(角度)調整、ハイト(高さ)調整ができます。

●手動式シートの調整方法

前後のスライド調整は、シート前部にあるバーが引き上げながらシートを動かして行います。リクライニングはレバーを引きながら、ハイトはレバーを上下に動かして調整するのが一般的です。

バーやレバーを引き上げながらシートの前後位置を合わせる
バーやレバーを引き上げながらシートの前後位置を合わせる
リクライニングはレバーを引きながら、高さはレバーの上げ下げで調整する
リクライニングはレバーを引きながら、高さはレバーの上げ下げで調整する

●パワーシートの調整方法

上級グレード車など、一部車種には電動式のパワーシートが装備されています。

シート側面にシートの形に対応スイッチがあり、リクライニング調整をしたい場合はバックレスト(背もたれ)を示す縦方向のスイッチを、座面を動かしたい場合は、水平方向のスイッチを動かしたい方向に操作します。座面のスイッチは、前後スライドだけでなく、高さ調整も可能です。

シートの形に合わせたボタンを、動かしたい方向に操作する
シートの形に合わせたボタンを、動かしたい方向に操作する

車種によってはバックレストと座面のスイッチのほかに、もうひとつスイッチがついている場合があります。これは、ランバーサポート(腰当て)の部分を調整するもの。これも操作してみて、運転しやすいポジショニングを探ってみるといいでしょう。

>>>自分に合ったドライビングポジションで快適&安全ドライブ

ハンドル位置の調整も覚えておこう

シートの調整ができたら、ハンドルの位置も調整しましょう。ハンドルは上下調整(チルトステアリング)と前後(テレスコピックステアリング ※一部車種のみ)の調整ができます。調整はハンドルの下部、または側面にあるレバーを動かして、ロックを解除。上下と前後の調整をしたら、再びレバーを戻してロックします。

ハンドルの下部、または側面にあるレバーでロックを解除して調整
ハンドルの下部、または側面にあるレバーでロックを解除して調整
「クラウン スポーツ」「クラウン クロスオーバー」など一部車種は電動式。レバーを上下・前後に動かして調整する
「クラウン スポーツ」「クラウン クロスオーバー」など一部車種は電動式。レバーを上下・前後に動かして調整する

>>>「クラウン スポーツ HYBRID」の車種解説はこちら

>>>「クラウン クロスオーバー」の車種解説はこちら

ミラー調整も忘れずに

シートやハンドル位置の調整ができたら、ミラーの調整を行います。左右の動かしたい方のミラーを選択し、ボタンもしくはレバーで操作します。

左右、動かしたい方のミラーをスライドスイッチで選び、十字ボタンで調整する
左右、動かしたい方のミラーをスライドスイッチで選び、十字ボタンで調整する
レバー式では、レバーを回して左右のミラーを選択。レバーを動かして調整
レバー式では、レバーを回して左右のミラーを選択。レバーを動かして調整

>>>ミラーの位置の合わせ方は?

車種ごとに違うオートマチック車のレバー操作

かつてはシフトノブにあるボタンを押しながらレバーを動かすゲート式が一般的だったオートマチックのシフト操作は、電子化による車種によって異なるようになりました。P(パーキング)のみ、レバーではなくボタンで操作する車種もあります。

もっともスタンダードなゲート式を採用するホンダ「フィット」のシフト
もっともスタンダードなゲート式を採用するホンダ「フィット」のシフト
シフトノブを右に倒して手前で「D」、奥が「R」となる「クラウンスポーツ」のシフト。「P」のみボタン式
シフトノブを右に倒して手前で「D」、奥が「R」となる「クラウンスポーツ」のシフト。「P」のみボタン式
「P」から左にレバーを動かし、手前に引いて操作するマツダ「CX-60」のシフト
「P」から左にレバーを動かし、手前に引いて操作するマツダ「CX-60」のシフト

>>>「オートマチック車の操作」を基本から応用までマスターしよう!

>>>「フィット」の車種解説はこちら

>>>「CX-60」の車種解説はこちら

パーキングブレーキは手・足・電動がある

パーキングブレーキ(サイドブレーキ)にはレバー式、足踏み式、電動式、ステッキ式の4タイプがあり、近年では電動パーキングブレーキを採用するクルマが増えています。

●レバー式

運転席と助手席の間にあるレバーは、先端のボタンを押してロックを解除し、レバーを下げることでパーキングブレーキを解除します。パーキングブレーキをかけるときは、ボタンを押さずにレバーを引き上げます。

ボタンがかたいときはレバーを上に持ち上げながら押す
ボタンがかたいときはレバーを上に持ち上げながら押す

●足踏み式

ミニバンに多い足踏み式は、左奥にあるペダルを踏んで操作します。出発時は、一度奥に踏み込むとペダルが上にあがって解除し、駐車時はカチカチカチっと奥まで踏み込んでパーキングブレーキをかけます。

パーキングブレーキを解除するときもかけるときもペダルを踏んで操作する
パーキングブレーキを解除するときもかけるときもペダルを踏んで操作する

●電動式(EPB:電動パーキングブレーキ)

最近、増えてきている電動式パーキングブレーキは、ボタンで操作を行います。基本的な操作は、押すと解除、引き上げるとロック。シフトをD(ドライブ)に入れて、アクセルを踏むだけでも解除される車種もあるので注意してください。

電動式パーキングブレーキのスイッチはシフトレバー周辺にあるのが一般的
電動式パーキングブレーキのスイッチはシフトレバー周辺にあるのが一般的

電動式パーキングブレーキ車には、「HOLD」や「BRAKE HOLD」と書かれたボタンがあります。これは「オートブレーキホールド」という機能で、電動式パーキングブレーキ車だけにつくもの。この機能をONにすると、停車時にブレーキペダルを一度奥に踏み込むだけで、ブレーキがかかった状態を維持してくれます。赤信号や渋滞時に便利な機能です。

ステッキ式

「ハイエースワゴン」は、ステッキ式というパーキングブレーキを採用しています。解除はレバーを握り、少し上に持ち上げながら回して、奥に押し込みます。ブレーキをかけるときは、レバーをまっすぐに引き上げます。

>>>「ハイエースワゴン」の車種解説はこちら

>>>クルマの「知らない機能」を探求してカーシェアライフに役立てよう

輸入車のウィンカーレバーは左側

ウィンカー(方向指示器)のレバーは、国産車は右側についていますが、輸入車は左側についています。出発前に位置をチェックしておくと、走行中に慌てずにすむでしょう。

輸入車のウィンカーレバーは左側にあるので事前に確認しておこう。写真はT-Cross
輸入車のウィンカーレバーは左側にあるので事前に確認しておこう。写真はT-Cross

ワイパーはウィンカーと反対側のレバーで操作するタイプが一般的です。車種によって、「レバーを上に操作するもの」「下に動かすもの」「先端を回すもの」があります。雨天時に利用するときは、出発時に操作の確認をしておくといいでしょう。

>>>「T-Cross」の車種解説はこちら

ヘッドライトのスイッチは、ウィンカーレバーの先端を回して操作するのが一般なタイプで、輸入車ではダイヤル式もあります。

しかし、2020年4月以降に販売されたクルマには、暗くなると自動的にライトが点灯するオートライトが義務化されており、三井のカーシェアーズのクルマもほとんどがオートライト車となっています。「AUTO」のポジションになっていれば、ライトのスイッチを気にする必要はありません。

2020年4月以降のクルマは「AUTO」がデフォルトとなっている
2020年4月以降のクルマは「AUTO」がデフォルトとなっている

ETCは出発前にインジケーターランプをチェック

高速道路を走るときに便利なETCは、グローブボックス内やダッシュボードの上など、車種によって車載機器の搭載場所が異なります。いずれも、利用するときはカードを挿入する向きに注意しましょう。

ETCはカードを挿入する向きに注意
ETCはカードを挿入する向きに注意
運転席の右奥やグローブボックス(助手席前の収納)に車載器がある車種も
運転席の右奥やグローブボックス(助手席前の収納)に車載器がある車種も

また、音声やインジケーターランプ(青ならOK)、カーナビの画面表示(一部車種)で、エラーが出ていないことを確認してください。また、クルマの返却時にはETCカードの取り忘れがないように注意しましょう。

フロントガラスの上部にあるインジケーターランプやカーナビ画面の表示で挿入を確認
フロントガラスの上部にあるインジケーターランプやカーナビ画面の表示で挿入を確認

>>>高速道路の「怖い」を解消するポイント8+1

>>>「人気&おすすめのサービスエリア・パーキングエリア」関東編

バックモニターは映り方が違うので注意

駐車時の後方確認に便利なバックモニターは、車種によって映り方が異なります。バックモニターも映像だけを見て駐車をするのは危ないので、あくまでも後方確認の補助としてお使いください。

360度モニターも備わる「ヤリスクロスGRスポーツ」のバックモニター
360度モニターも備わる「ヤリスクロスGRスポーツ」のバックモニター

>>>「ヤリスクロスGRスポーツ」の車種解説はこちら

後席の倒し方やラゲッジの使い方は?

最後に、ゴルフバッグなど大きな荷物を積載する際の、後席シートの倒し方をご紹介します。もっとも一般的なタイプは、後席バックレストの肩口にあるレバーで操作するもの。ハッチバック車やSUVなど、2列シート車はほとんどがこのタイプです。

もっとも一般的なレバー操作のタイプ。写真は「クラウンスポーツ」
もっとも一般的なレバー操作のタイプ。写真は「クラウンスポーツ」
「レヴォーグ」「レイバック」など、荷室側からも倒せるタイプもある
「レヴォーグ」「レイバック」など、荷室側からも倒せるタイプもある

3列シートのミニバンでは、車種によりシートが床下に収納されるものや左右に跳ね上げられるものなど、シートの格納方式が異なります。そのため、シートの操作方法もさまざま。多くの車種でシート背面などに、格納方式を示した図がありますから、それを参考にするといいでしょう。

左右に跳ね上げる方式となる日産「セレナ」の3列目シート(サードシート)
左右に跳ね上げる方式となる日産「セレナ」の3列目シート(サードシート)

>>>「ゴルフバック」どうやって載せる?車種別おすすめの積み方/上手な積み方

>>>買い物やアウトドアに役立つ! 上手な「荷物の載せ方」のポイント

>>>「レヴォーグ」「レイバック」など、荷室側からも倒せるタイプもある「キャンプや車中泊」をカーシェアで楽しむための準備とポイント

基本の操作を知って快適なドライブを!

出発する前に、そのクルマの操作方法を確認してから出発すると、走り出してから慌てることなく対処できます。初めてのクルマに乗るときは、出発前に各操作のチェックをしておきましょう。操作方法を知ることも、安全運転の第一歩です。三井のカーシェアーズで、ぜひさまざまな車種を楽しんでください!

>>>「ドライブの知識」記事はこちら

>>>車種ごとの解説はこちら

>>>三井のカーシェアーズについて

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「デリカミニ」アウトドアテイストあふれる人気の軽自動車ワゴンがカーシェアに! https://blog.carshares.jp/23529/ https://blog.carshares.jp/23529/#respond Wed, 11 Sep 2024 19:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=23529 かわいらしいキャラクター「デリ丸。」のCMでも人気の三菱「デリカミニ」が、三井のカーシェアーズに登場しました。

すでに導入している「N-BOX」や「スペーシアギア」と同じ、軽自動車のスーパーハイトワゴンながら、「デリカ」の名を持つだけあって走破性を高めているのが特徴です。

「N-BOX」「スペーシアギア」との使い勝手の違いを交えながら、「デリカミニ」をチェックしてみましょう!

<目次>
「デリカらしさ」を軽自動車に凝縮
後席も広々!使い勝手を考えられた室内
「スペーシアギア」「N-BOX」はどう違う?
「デリカミニ」の操作と機能を見てみよう
マイルドハイブリッドによる走りのよさも注目
「デリカミニ」の料金とステーション

「デリカらしさ」を軽自動車に凝縮

まずは、「デリカミニ」の外観を見てみます。半円に光るLEDのヘッドライトとプロテクターのようなデザインが施されたフロントマスク、そして、SUVのような雰囲気を感じさせるフェンダー(タイヤのアーチ部分)のブラック塗装が特徴的です。

「デリカD:5」や「パジェロ」など、三菱のSUVモデルに通じる雰囲気
「デリカD:5」や「パジェロ」など、三菱のSUVモデルに通じる雰囲気
「DELICA」の文字が入るフロントバンパー。フォグランプもつく
「DELICA」の文字が入るフロントバンパー。フォグランプもつく

ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475 mm×全高1,800mm。同じ軽自動車スーパーハイトワゴンの「N-BOX」や「スペーシアギア」とほぼ同じです。

リヤまわりは、フロント以上に大きな「DELICA」のロゴが印象的。一見、車高が高く見えますが、三井のカーシェアーズで導入した2WDモデルでは、ベースとなった「eKスペース」と同じです。デザインの妙というわけです。

撮影した「デリカミニ」はアッシュグリーンというボディカラー
撮影した「デリカミニ」はアッシュグリーンというボディカラー

後席も広々!使い勝手を考えられた室内

次はインテリアをチェックしていきます。インストルメントパネルは、すでに導入している同じ三菱の「eKクロスEV」と似た使い勝手。必要な機能がシンプルにわかりやすく配置されています。

カーナビは三井のカーシェアーズの他の車両にも装着される共通仕様で使いやすい
カーナビは三井のカーシェアーズの他の車両にも装着される共通仕様で使いやすい

高級感のある合皮のシートは、機能性も考えられた撥水タイプを採用。キャンプなどアウトドアでのアクティブな使用に対応します。シート自体のつくりもよく、かけ心地も良好です。

シート前面下にスライドのレバー、側面にリクライニングとハイト(高さ)調整のレバーがある
シート前面下にスライドのレバー、側面にリクライニングとハイト(高さ)調整のレバーがある
立体的な生地のデザインは「ダウンジャケットから着想を得た」そう
立体的な生地のデザインは「ダウンジャケットから着想を得た」そう

後席の広さは、軽スーパーハイトワゴンに共通する特徴で、「デリカミニ」もゆったりした室内が広がります。また、320mmものスライド幅があり、乗車人数や荷物の積載量に応じて空間を調整することが可能です。

後席も撥水仕様となるシートは、左右分割式で別々にリクライニング/スライドができる
後席も撥水仕様となるシートは、左右分割式で別々にリクライニング/スライドができる
手前がもっとも後ろ、奥がもっとも前にスライド調整した状態
手前がもっとも後ろ、奥がもっとも前にスライド調整した状態
左右のシートを別々に動かせるから、乗車人数や荷物の量に合わせた調整ができる
左右のシートを別々に動かせるから、乗車人数や荷物の量に合わせた調整ができる

もちろん、後席を前方に倒すことで、フラットな床面の大きな荷室を作り出すこともできます。前席のシートが邪魔して倒れないときは、後席シートを後方へスライドすると倒せます。

床面が低く、荷室の載せおろしがしやすいのも使い勝手のよさにつながっている
床面が低く、荷室の載せおろしがしやすいのも使い勝手のよさにつながっている
後席のリクライニング/スライドは、シート上部にあるレバーを操作する
後席のリクライニング/スライドは、シート上部にあるレバーを操作する

>>>車種別「ゴルフバッグ」上手な積み方

>>>「キャンプや車中泊」をカーシェアで楽しむための準備とポイント

「スペーシアギア」「N-BOX」はどう違う?

カーシェアユーザーなら、ライバル車ともいえる「N-BOX」「スペーシアギア」との違いも気になるでしょう。特にシートアレンジは、使い勝手を左右する大きなポイントです。

スズキの「スペーシアギア」は、「デリカミニ」と同じアウトドア志向のクルマです。荷室は、汚れを落としやすく、濡れものを載せやすい樹脂パネル仕上げ。後席に加え、助手席シートも倒せるため、長尺物を載せることができます。

「デリカミニ」と同じくマイルドハイブリッド搭載で走りも良好
「デリカミニ」と同じくマイルドハイブリッド搭載で走りも良好
助手席まで倒れるシートで、大きな荷物もたっぷり載せられる
助手席まで倒れるシートで、大きな荷物もたっぷり載せられる

ホンダ「N-BOX」は、シンプルなスタイルの標準ボディ仕様を導入。後席は、フラットに倒せることに加え、「チップアップ」といい、座面を跳ね上げられることが特徴です。背の高いものを載せるとき、シートが壁のような働きをして守ってくれます。

2024年9月現在、「N-BOX」は先代モデルを導入中
2024年9月現在、「N-BOX」は先代モデルを導入中
「N-BOX」ならではのチップアップシートが、使い勝手の幅を広げる
「N-BOX」ならではのチップアップシートが、使い勝手の幅を広げる

>>>「スペーシアギア」の詳しい解説はこちら

>>>「N-BOX」の詳しい解説はこちら

「デリカミニ」の操作と機能を見てみよう

再び「デリカミニ」に話題を戻しましょう。ここでは「デリカミニ」の操作や機能を説明します。車種によって設置される場所が異なるエンジンスタートボタンは、「デリカミニ」の場合、ハンドルの左奥。シフトレバーの右にあります。

始動時は、ブレーキペダルを踏みながらボタンを押す
始動時は、ブレーキペダルを踏みながらボタンを押す

エンジンスタートボタンと反対側、ハンドル右奥には安全機能などのボタンが集約されています。運転席からスライドドア(助手席側)を開閉するスイッチもここに。さらにその下には、給油口のオープナーレバーがあります。

上段の左下は、急な下り坂もブレーキ制御で安心して走れる「ヒルディセントコントロール」のスイッチ
上段の左下は、急な下り坂もブレーキ制御で安心して走れる「ヒルディセントコントロール」のスイッチ

運転席に座って助手席側のドアミラーを見ると、下に突起があることに気づくでしょう。よく見ると2面のミラーになっていて、左側面・下方の安全確認に役立ちます。また、バックモニターに加えて、音と表示で近接を教えてくれるパーキングセンサーも装備。

大きなドアミラーをサイドアンダーミラーで左側面の安全確認も安心
大きなドアミラーをサイドアンダーミラーで左側面の安全確認も安心
メーター内に表示されるパーキングセンサーの様子
メーター内に表示されるパーキングセンサーの様子

>>>初見でも迷わない!「今どきのクルマ」の操作方法まとめ

>>>知っておきたいクルマの「基本の操作」を紹介

マイルドハイブリッドによる走りのよさも注目

最後に運転した印象を簡単にお伝えしましょう。三井のカーシェアーズで導入した「デリカミニ」は、ターボのつかない自然吸気エンジン仕様ですが、加速時にモーターがエンジンをアシストするマイルドハイブリッド機構を備えることにより、軽自動車にありがちな力不足はあまり感じずに走ることができました。

カーブでの安定感やブレーキの効き具合もよく、総じて「運転しやすい安心感の高いクルマ」と言えそうです。「スペーシアギア」や「N-BOX」に乗ったことのある人なら、その違いを感じながら運転してみるのも、おもしろいかもしれません。それぞれに違った印象を感じられるでしょう。

>>>【運転の苦手克服】クルマのプロが教える「車両感覚のつかみ方」

「デリカミニ」の料金とステーション

2024年9月現在、「デリカミニ」は、東京都内とさいたま市、松戸市のステーションに導入しています。台数は、これから増やしていきますので、お近くのステーションへの導入をご期待ください。料金クラスは、「ベーシック」です。

撮影車両は「リパーク練馬3丁目第2(自転車可)ステーション」のクルマ
撮影車両は「リパーク練馬3丁目第2(自転車可)ステーション」のクルマ

普段づかいからちょっとしたアウトドアまで、幅広く活躍するスタイリングと使い勝手を備えた「デリカミニ」。話題の1台としても、ぜひ一度乗ってみてください。

>>>「デリカミニ」のあるステーション

>>>「三井のカーシェアーズ」で乗れる車種一覧

>>>「三井のカーシェアーズ」について

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