一味違う「ヤリスクロス」が、三井のカーシェアーズに登場しました。「ヤリスクロス GRスポーツ」です。
「GRスポーツ」というのは、トヨタのモータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing」が手掛けた、スポーティな走りのモデルにつけられる名前。一体どんな走りや乗り心地なのでしょうか? 機能性や使い方とともに検証してみました。
<目次>
・18インチホイールと専用チューニングの足回り
・スポーティな走りに応えるインテリア
・アジャスタブルデッキボードがつく荷室
・運転にあたっての基本操作や機能を解説
・スポーティと同時に「上質さ」を感じる走り
・「ヤリスクロス GRスポーツ」の料金とステーション
18インチホイールと専用チューニングの足回り
一見すると「ヤリスクロス」と変わらない、でもなんとなく迫力がある――。それが、「ヤリスクロス GRスポーツ」の第一印象でしょう。
外観でのもっとも大きな違いは、18インチに大型化されたアルミホイール。その他、グリルやバンパーのメッシュのデザイン、フォグランプまわりの形状、ブラックカラーとされたドアミラーなどが異なります。
外観以上に違うのは、足回りやシャシー(車台)です。スポーティな走りを実現するため、サスペンションを少し固めにチューニング。また、シャシーにはブレースと呼ばれるパーツを追加して、剛性(しっかり感)を高めています。電動パワーステアリング制御も、よりスポーティに設定を変えているそう。
なお、三井のカーシェアーズで導入した「ヤリスクロス GRスポーツ」はハイブリッドではない、1.5リッターのガソリン車で、エンジン自体は「ヤリスクロス」の通常モデルと同じです。
スポーティな走りに応えるインテリア
内装は、グリップが太くなったパドルシフトつきのハンドルと、体をしっかり支える形状となったシートが「ヤリスクロス」との主な違い。各種の操作系や使い勝手は、「ヤリスクロス」と変わらないので、気軽に乗ることができます。
カーナビはディスプレイオーディオタイプを装着。USBジャックは充電用と通信用がついているので、助手席に乗る人のスマホを充電しながら自分のスマホでCarPlayを利用する、という使い方はできます。パーキングブレーキは、通常モデルと同様の電動式で、シフトレバーの後方に操作ボタンを設置。
アジャスタブルデッキボードがつく荷室
「ヤリスクロス GRスポーツ」の荷室は、「三井のカーシェアーズ」で導入している通常モデルの「ヤリスクロス」にはつかない、アジャスタブルデッキボードがついていることが特徴。
これは、荷室を二段に仕切って使い分けることができるもので、後席を倒したときに段差をなくしてフラットにする役割も持っています。
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運転にあたっての基本操作や機能を解説
荷室の操作に触れたところで、その他の操作方法や機能についてもまとめて説明しましょう。前席のシートは手動調整式。シート前面下のバーがスライド(前後)、横面に2つあるレバーの前がハイト(高さ)、後ろがリクライニング(角度)の調整です。
エンジンスタートはプッシュボタン式で、ボタンはハンドル左側の奥にあります。ブレーキペダルを踏みながらボタンを押すことで、エンジンが始動します。
シフトレバーは、ごく一般的なストレートゲート対応。Dレンジから右にレバーを倒すとマニュアルモードが使えます。シフトレバー後方に、ドライブモードやブレーキオートホールド、電動パーキングブレーキのスイッチがあります。
「ヤリスクロス GRスポーツ」には、「パノラミックビューモニター」が搭載されており、駐車時に心強いバックモニターのほか、車両の周囲をさまざまな視点で映し出してくれます。
スポーティと同時に「上質さ」を感じる走り
「ヤリスクロス GRスポーツ」でもっとも注目すべき「走り」はというと、スポーツの名前から連想されるような乗り心地の悪さは皆無で、通常モデルの「ヤリスクロス」を上質にしたような印象です。荒れた路面でこそ通常モデルよりもゴツゴツ感を感じるものの、速度を上げるほどその固さが乗り心地のよさに変化していきます。
ハンドルは少し重めになっていますが、これが上質で落ち着いた操作感につながっています。専用チューニングの足回りのおかげで、ハンドルを切ったときにスッと車体が動き、カーブの続く道も気持ちよく走ることができました。
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「ヤリスクロス GRスポーツ」の料金とステーション
「ヤリスクロスGRスポーツ」は、新設された鎌倉市の「リパーク由比ガ浜4丁目ステーション」を始め、2024年8月22日現在11箇所に設置。まだまだ、台数や設置ステーションは増やしていく予定です。以下は、ベーシックプランの場合の料金設定。
気になる料金クラスは、通常モデルの「ヤリスクロス」と同じ「ベーシック」ですから、GRスポーツに興味がある方はもちろん、そうでない方もぜひ一度、試してみてください!
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