カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログCX-60 – カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ https://blog.carshares.jp/ カーシェアリングの三井のカーシェアーズ公式ブログ Sun, 29 Dec 2024 19:00:00 +0000 ja hourly 1 シートの調整の仕方から後席の倒し方まで!知っておきたいクルマの「基本の操作」を解説 https://blog.carshares.jp/15130/ https://blog.carshares.jp/15130/#respond Wed, 06 Nov 2024 19:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=15130 シートの高さ調整ってできる? ゴルフバッグを積むため後席を倒すには……?

カーシェアで初めて乗るクルマやいつもと違う車種を利用するとき、操作に迷うこともあるでしょう。そこで、軽自動車から輸入車まで、さまざまな車種をお楽しみいただくために、「クルマの基本的な操作」をまとめました。

<目次>
リモコンキーは2タイプ
ハンドルがロックしてしまったら…?
シートの操作は手動式と電動式
ハンドル位置の調整も覚えておこう
ミラー調整も忘れずに
車種ごとに違うオートマチック車のレバー操作
パーキングブレーキは手・足・電動がある
輸入車のウィンカーレバーは左側
ヘッドライトはレバー式とダイヤル式
ETCは出発前にインジケーターランプをチェック
バックモニターは映り方が違うので注意
後席の倒し方やラゲッジの使い方は?
基本の操作を知って快適なドライブを!

リモコンキーは2タイプ

ドアロックの開け閉めをするだけでなく、エンジンをかけたりハイブリッドシステムを起動したりするときにも使う、リモコンキー。車種やグレードにより、「キーレスキー(キーレスエントリー)」タイプと、「スマートキー(スマートエントリー)」タイプがあります。

●キーレスエントリー(キーレスエントリー)

ドアロックの施錠/解錠のボタンとエンジンをかける金属製の鍵がある
ドアロックの施錠/解錠のボタンとエンジンをかける金属製の鍵がある

「鍵(キー)なし(レス)で乗り込む(エントリー)」という意味から「キーレスエントリー」と呼ばれるこのタイプは、リモコンのボタンでドアロックの施錠/解錠を行い、ハンドル側面にある鍵穴に金属のキー(メカニカルキー)を差し込んで回すことで、エンジンまたはシステムを始動します。

キーを差し込んだら一番奥まで回し、エンジンがかかったら手を離す
キーを差し込んだら一番奥まで回し、エンジンがかかったら手を離す

スライドドアのミニバンではスライドドアの開閉をするボタン、セダンではトランクを開けるボタンがある車種もあり、いずれも「長押し」で開閉します。

●スマートキー(スマートエントリー)

スマートキー(スマートエントリー)は、鞄や服のポケットに入れて携帯していれば、キー自体に触れることなくドアロックの施錠/解錠やエンジン(システム)の始動ができるタイプのキーです。

スマートキーは「差し込んで回す」ではなく「クルマのスタートボタンを押して」エンジンをかける
携帯しているだけでクルマの操作ができるスマートキー。金属のキーは緊急時用に内蔵されている

スマートキーの使い方を説明していきましょう。スマートキーは、リモコンのボタンを押さなくてもドアロックの解錠/施錠が可能。スマートキーをポケットや鞄の中に入れて身に着けていれば、ドアノブを握るだけで解錠できます(作動範囲は一般的にクルマから約1m前後まで)。施錠するときは、ドアハンドルの印のある部分、もしくはドアハンドル周辺にあるボタンを押します。

スマートキーを携帯していれば、ドアハンドルを握るだけで解錠する
スマートキーを携帯していれば、ドアハンドルを握るだけで解錠する
施錠するときはドアハンドルの印のある部分に触れる
施錠するときはドアハンドルの印のある部分に触れる
車種によってはドアハンドルやドアハンドル周辺にあるボタンを操作する
車種によってはドアハンドルやドアハンドル周辺にあるボタンを操作する

スマートキーでエンジンまたはシステムを始動するときは、ブレーキペダルを踏みながらスタートボタンを押します。ブレーキペダルを踏まずにエンジンボタンを押すと、カーナビなどが使えるアクセサリーモードになり、エンジンはかかりません。必ず、ブレーキを踏みながら押してください。

スタートボタンのある場所は車種によってさまざまで、ハンドルの左または右奥にあるのが一般的ですが、中にはシフトレバー周辺にあるクルマもあります。なお、ハイブリッド車では、スタートボタンを押してもエンジンがかからない場合がありますが、故障ではなく、メーターに「READY」などの表示があれば、走行準備OKとなります。

ハンドルの左側にある例。写真は三菱「デリカミニ」
ハンドルの左側にある例。写真は三菱「デリカミニ」
ハンドルの右側にある例。写真はスバル「クロストレック」
ハンドルの右側にある例。写真はスバル「クロストレック」

>>>「デリカミニ」の車種解説はこちら

>>>「クロストレック」の車種解説はこちら

ハンドルがロックしてしまったら…?

ほとんどの車種に、盗難防止などのためのハンドルロック機能がついています。これは、エンジンOFF時にハンドルを回すと、ハンドルにロックがかかって動かなくなるというもの。

エンジンOFF時にこれぐらいハンドルを切ると、ガチッと音がしてハンドルロックがかかる
エンジンOFF時にこれぐらいハンドルを切ると、ガチッと音がしてハンドルロックがかかる

もし、エンジンをかけようとしてキーが回らない、またはスタートボタンを押してもエンジンがかからない場合、それはハンドルロックがかかっているということ。「故障した」と焦らずに、ハンドルを回しながらキーを回したりボタンを押したりしてみてください。ロックが解除され、始動します。

>>>初見でも迷わない!「今どきのクルマ」の操作方法まとめ

>>>もっと安全・快適に!知っていると便利なクルマの機能

シートの操作は手動式と電動式

安全運転のために欠かせないシートの調整は、手動で行うタイプと電動で行うタイプ(パワーシート)があり、それぞれ前後のスライド調整、リクライニング(角度)調整、ハイト(高さ)調整ができます。

●手動式シートの調整方法

前後のスライド調整は、シート前部にあるバーが引き上げながらシートを動かして行います。リクライニングはレバーを引きながら、ハイトはレバーを上下に動かして調整するのが一般的です。

バーやレバーを引き上げながらシートの前後位置を合わせる
バーやレバーを引き上げながらシートの前後位置を合わせる
リクライニングはレバーを引きながら、高さはレバーの上げ下げで調整する
リクライニングはレバーを引きながら、高さはレバーの上げ下げで調整する

●パワーシートの調整方法

上級グレード車など、一部車種には電動式のパワーシートが装備されています。

シート側面にシートの形に対応スイッチがあり、リクライニング調整をしたい場合はバックレスト(背もたれ)を示す縦方向のスイッチを、座面を動かしたい場合は、水平方向のスイッチを動かしたい方向に操作します。座面のスイッチは、前後スライドだけでなく、高さ調整も可能です。

シートの形に合わせたボタンを、動かしたい方向に操作する
シートの形に合わせたボタンを、動かしたい方向に操作する

車種によってはバックレストと座面のスイッチのほかに、もうひとつスイッチがついている場合があります。これは、ランバーサポート(腰当て)の部分を調整するもの。これも操作してみて、運転しやすいポジショニングを探ってみるといいでしょう。

>>>自分に合ったドライビングポジションで快適&安全ドライブ

ハンドル位置の調整も覚えておこう

シートの調整ができたら、ハンドルの位置も調整しましょう。ハンドルは上下調整(チルトステアリング)と前後(テレスコピックステアリング ※一部車種のみ)の調整ができます。調整はハンドルの下部、または側面にあるレバーを動かして、ロックを解除。上下と前後の調整をしたら、再びレバーを戻してロックします。

ハンドルの下部、または側面にあるレバーでロックを解除して調整
ハンドルの下部、または側面にあるレバーでロックを解除して調整
「クラウン スポーツ」「クラウン クロスオーバー」など一部車種は電動式。レバーを上下・前後に動かして調整する
「クラウン スポーツ」「クラウン クロスオーバー」など一部車種は電動式。レバーを上下・前後に動かして調整する

>>>「クラウン スポーツ HYBRID」の車種解説はこちら

>>>「クラウン クロスオーバー」の車種解説はこちら

ミラー調整も忘れずに

シートやハンドル位置の調整ができたら、ミラーの調整を行います。左右の動かしたい方のミラーを選択し、ボタンもしくはレバーで操作します。

左右、動かしたい方のミラーをスライドスイッチで選び、十字ボタンで調整する
左右、動かしたい方のミラーをスライドスイッチで選び、十字ボタンで調整する
レバー式では、レバーを回して左右のミラーを選択。レバーを動かして調整
レバー式では、レバーを回して左右のミラーを選択。レバーを動かして調整

>>>ミラーの位置の合わせ方は?

車種ごとに違うオートマチック車のレバー操作

かつてはシフトノブにあるボタンを押しながらレバーを動かすゲート式が一般的だったオートマチックのシフト操作は、電子化による車種によって異なるようになりました。P(パーキング)のみ、レバーではなくボタンで操作する車種もあります。

もっともスタンダードなゲート式を採用するホンダ「フィット」のシフト
もっともスタンダードなゲート式を採用するホンダ「フィット」のシフト
シフトノブを右に倒して手前で「D」、奥が「R」となる「クラウンスポーツ」のシフト。「P」のみボタン式
シフトノブを右に倒して手前で「D」、奥が「R」となる「クラウンスポーツ」のシフト。「P」のみボタン式
「P」から左にレバーを動かし、手前に引いて操作するマツダ「CX-60」のシフト
「P」から左にレバーを動かし、手前に引いて操作するマツダ「CX-60」のシフト

>>>「オートマチック車の操作」を基本から応用までマスターしよう!

>>>「フィット」の車種解説はこちら

>>>「CX-60」の車種解説はこちら

パーキングブレーキは手・足・電動がある

パーキングブレーキ(サイドブレーキ)にはレバー式、足踏み式、電動式、ステッキ式の4タイプがあり、近年では電動パーキングブレーキを採用するクルマが増えています。

●レバー式

運転席と助手席の間にあるレバーは、先端のボタンを押してロックを解除し、レバーを下げることでパーキングブレーキを解除します。パーキングブレーキをかけるときは、ボタンを押さずにレバーを引き上げます。

ボタンがかたいときはレバーを上に持ち上げながら押す
ボタンがかたいときはレバーを上に持ち上げながら押す

●足踏み式

ミニバンに多い足踏み式は、左奥にあるペダルを踏んで操作します。出発時は、一度奥に踏み込むとペダルが上にあがって解除し、駐車時はカチカチカチっと奥まで踏み込んでパーキングブレーキをかけます。

パーキングブレーキを解除するときもかけるときもペダルを踏んで操作する
パーキングブレーキを解除するときもかけるときもペダルを踏んで操作する

●電動式(EPB:電動パーキングブレーキ)

最近、増えてきている電動式パーキングブレーキは、ボタンで操作を行います。基本的な操作は、押すと解除、引き上げるとロック。シフトをD(ドライブ)に入れて、アクセルを踏むだけでも解除される車種もあるので注意してください。

電動式パーキングブレーキのスイッチはシフトレバー周辺にあるのが一般的
電動式パーキングブレーキのスイッチはシフトレバー周辺にあるのが一般的

電動式パーキングブレーキ車には、「HOLD」や「BRAKE HOLD」と書かれたボタンがあります。これは「オートブレーキホールド」という機能で、電動式パーキングブレーキ車だけにつくもの。この機能をONにすると、停車時にブレーキペダルを一度奥に踏み込むだけで、ブレーキがかかった状態を維持してくれます。赤信号や渋滞時に便利な機能です。

ステッキ式

「ハイエースワゴン」は、ステッキ式というパーキングブレーキを採用しています。解除はレバーを握り、少し上に持ち上げながら回して、奥に押し込みます。ブレーキをかけるときは、レバーをまっすぐに引き上げます。

>>>「ハイエースワゴン」の車種解説はこちら

>>>クルマの「知らない機能」を探求してカーシェアライフに役立てよう

輸入車のウィンカーレバーは左側

ウィンカー(方向指示器)のレバーは、国産車は右側についていますが、輸入車は左側についています。出発前に位置をチェックしておくと、走行中に慌てずにすむでしょう。

輸入車のウィンカーレバーは左側にあるので事前に確認しておこう。写真はT-Cross
輸入車のウィンカーレバーは左側にあるので事前に確認しておこう。写真はT-Cross

ワイパーはウィンカーと反対側のレバーで操作するタイプが一般的です。車種によって、「レバーを上に操作するもの」「下に動かすもの」「先端を回すもの」があります。雨天時に利用するときは、出発時に操作の確認をしておくといいでしょう。

>>>「T-Cross」の車種解説はこちら

ヘッドライトのスイッチは、ウィンカーレバーの先端を回して操作するのが一般なタイプで、輸入車ではダイヤル式もあります。

しかし、2020年4月以降に販売されたクルマには、暗くなると自動的にライトが点灯するオートライトが義務化されており、三井のカーシェアーズのクルマもほとんどがオートライト車となっています。「AUTO」のポジションになっていれば、ライトのスイッチを気にする必要はありません。

2020年4月以降のクルマは「AUTO」がデフォルトとなっている
2020年4月以降のクルマは「AUTO」がデフォルトとなっている

ETCは出発前にインジケーターランプをチェック

高速道路を走るときに便利なETCは、グローブボックス内やダッシュボードの上など、車種によって車載機器の搭載場所が異なります。いずれも、利用するときはカードを挿入する向きに注意しましょう。

ETCはカードを挿入する向きに注意
ETCはカードを挿入する向きに注意
運転席の右奥やグローブボックス(助手席前の収納)に車載器がある車種も
運転席の右奥やグローブボックス(助手席前の収納)に車載器がある車種も

また、音声やインジケーターランプ(青ならOK)、カーナビの画面表示(一部車種)で、エラーが出ていないことを確認してください。また、クルマの返却時にはETCカードの取り忘れがないように注意しましょう。

フロントガラスの上部にあるインジケーターランプやカーナビ画面の表示で挿入を確認
フロントガラスの上部にあるインジケーターランプやカーナビ画面の表示で挿入を確認

>>>高速道路の「怖い」を解消するポイント8+1

>>>「人気&おすすめのサービスエリア・パーキングエリア」関東編

バックモニターは映り方が違うので注意

駐車時の後方確認に便利なバックモニターは、車種によって映り方が異なります。バックモニターも映像だけを見て駐車をするのは危ないので、あくまでも後方確認の補助としてお使いください。

360度モニターも備わる「ヤリスクロスGRスポーツ」のバックモニター
360度モニターも備わる「ヤリスクロスGRスポーツ」のバックモニター

>>>「ヤリスクロスGRスポーツ」の車種解説はこちら

後席の倒し方やラゲッジの使い方は?

最後に、ゴルフバッグなど大きな荷物を積載する際の、後席シートの倒し方をご紹介します。もっとも一般的なタイプは、後席バックレストの肩口にあるレバーで操作するもの。ハッチバック車やSUVなど、2列シート車はほとんどがこのタイプです。

もっとも一般的なレバー操作のタイプ。写真は「クラウンスポーツ」
もっとも一般的なレバー操作のタイプ。写真は「クラウンスポーツ」
「レヴォーグ」「レイバック」など、荷室側からも倒せるタイプもある
「レヴォーグ」「レイバック」など、荷室側からも倒せるタイプもある

3列シートのミニバンでは、車種によりシートが床下に収納されるものや左右に跳ね上げられるものなど、シートの格納方式が異なります。そのため、シートの操作方法もさまざま。多くの車種でシート背面などに、格納方式を示した図がありますから、それを参考にするといいでしょう。

左右に跳ね上げる方式となる日産「セレナ」の3列目シート(サードシート)
左右に跳ね上げる方式となる日産「セレナ」の3列目シート(サードシート)

>>>「ゴルフバック」どうやって載せる?車種別おすすめの積み方/上手な積み方

>>>買い物やアウトドアに役立つ! 上手な「荷物の載せ方」のポイント

>>>「レヴォーグ」「レイバック」など、荷室側からも倒せるタイプもある「キャンプや車中泊」をカーシェアで楽しむための準備とポイント

基本の操作を知って快適なドライブを!

出発する前に、そのクルマの操作方法を確認してから出発すると、走り出してから慌てることなく対処できます。初めてのクルマに乗るときは、出発前に各操作のチェックをしておきましょう。操作方法を知ることも、安全運転の第一歩です。三井のカーシェアーズで、ぜひさまざまな車種を楽しんでください!

>>>「ドライブの知識」記事はこちら

>>>車種ごとの解説はこちら

>>>三井のカーシェアーズについて

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このスイッチは何? クルマの「知らない機能」を探求してカーシェアライフに役立てよう https://blog.carshares.jp/23077/ https://blog.carshares.jp/23077/#respond Wed, 05 Jun 2024 19:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=23077 運転席に座って車内を見わたすと、インストルメントパネルにハンドル、センターコンソール……と、さまざまな場所にたくさんのスイッチが付いていることがわかります。

特に、近年のクルマは、安全運転支援や快適性アップのための多くの機能が備わり、操作するためのスイッチも増えました。運転初心者の人はもちろん。運転歴の長い人でも機能のわからないスイッチや、押したことのないスイッチがあるものです。

そこで、知っていると便利に、そして安全にドライブを楽しめるスイッチの機能や意味を紹介してきましょう。

<目次>
基本のスイッチ:エアコンまわり編
ちょっと応用:便利機能編
高速道路を楽にする:運転支援編
使うことはないけれど:安全装置編
最後に必須の:シートまわり編
いろいろな車種に乗れるカーシェアだからこそ

基本のスイッチ:エアコンまわり編

まずは、車内を快適な空間にするのに欠かせないエアコンにまつわるスイッチから説明します。エアコンは、車内の温度や湿度を調整するだけでなく、視界を妨げる結露や凍結を除去する役割もあるため、大切です。

■A/C(エアコンディショナー)

写真は「クロスビー」のエアコンスイッチパネル
写真は「クロスビー」のエアコンスイッチパネル

「A/C」は、エアコンディショナー(冷房)を作動/停止させるスイッチで、メーカーによっては「冷房・除湿スイッチ」とも呼びます。

夏場、風は出ているのにいつまでも車内が冷えない場合、エアコンが作動していないケースが考えられます。A/Cスイッチを確認してランプが点灯していないのならば、スイッチを押して稼動させましょう。きっと、冷風になるはずです。

また、湿度を下げる役割もあるエアコンは、窓ガラスの結露対策にも有効です。

くもってきたからといって焦らず、A/Cスイッチを押して除湿しよう
くもってきたからといって焦らず、A/Cスイッチを押して除湿しよう

雨天時や梅雨時など車内の湿度が高くなるときは、結露(ガラスの車内側に水滴が付着する現象)が発生しやすくなりますが、エアコンで湿度を低下させることで、ガラスの結露の発生を抑えます。「ガラスがくもってきたな」と感じたら、A/CをONにして除湿を行いましょう。特に結露がひどい場合、後述のフロントデフロスターで除去します。

なお、エアコンはエンジンの力コンプレッサーを動かし、冷房や除湿を行う仕組みです。そのため、エアコンの利用中は、走りが少し重たくなると感じるかもしれません。特に、エンジンのパワーが限られている軽自動車では、パワー低下や燃費悪化を感じるでしょう。登坂時などでパワーの不足を感じたら、一時的にエアコンを停止させることでパワー低下を回避できます。

ちなみに、ヒーター(暖房)は、ハイブリッド車や電気自動車ではない通常のエンジン車の場合、エンジンから出る熱を利用して温風を発生させます。車内を暖めたいだけなら、エアコンを作動させる必要はありません。

>>>「クロスビー」の詳しい車種解説はこちら

■外気導入/内気循環

クルマに矢印で風の流れを表しているのが「外気導入/内気循環」の切り替えスイッチ
クルマに矢印で風の流れを表しているのが「外気導入/内気循環」の切り替えスイッチ

「外気導入」は車外からフレッシュな空気を取り入れるモード、「内気循環」は外気導入口を塞ぎ、車内の空気を循環させるモードです。車種によって「内気循環のON/OFF」、または「外気導入/内気循環の切り替え」の形でスイッチやレバーがついています。

外気導入モードの場合は常時、換気が行われます。車内のCO2濃度の上昇を防ぐと同時に、湿度を下げて結露の発生を防ぎます。走行中は、基本的に外気導入を利用。内気循環モードは、トンネル内や渋滞中など、排ガスの臭いを車内に入れたくない場合に利用します。

■AUTO(オートエアコン車のスイッチ)

常にAUTOにしておき、温度設定を変えるだけで快適な空間に
常にAUTOにしておき、温度設定を変えるだけで快適な空間に

オートエアコン車の場合、「AUTO」のスイッチがあり、AUTOモードにしておくと、23℃、25℃など、温度設定をしておけば、風量、吹き出し口の切り替えを自動で行って車内の空気を設定した温度に調整してくれます。AUTOのスイッチがあるオートエアコン車に乗るときは、AUTOモードに任せておけば快適に過ごせると言えるでしょう。

■フロントデフロスター

窓と、そこに当たる上向きの風を表したアイコン。FRONTの文字表示がないクルマもある
窓と、そこに当たる上向きの風を表したアイコン。FRONTの文字表示がないクルマもある

フロントガラスのくもりや結露を除去する機能です。「フロントデフロスター」を作動させると、エアコンの風がフロントガラスに吹きかかり、結露や凍結を除去してくれます。内気循環だった場合、除湿効果を上げるため外気導入に切り替わります。

なお、フロントガラスの凍結は、温風でフロントガラスを温めて溶かします。先述のように温風にはエンジンの熱を使うため、エンジンが温まっていないと十分な効果を発揮できません。環境にもよりますが、エンジンが冷え切っている場合、エンジン始動から凍結が溶け出すまで5分ほど時間がかかります。

■リヤデフォッガー

写真のクロスビーは、リヤガラスだけでなくドアミラーにもデフォッガーが付くため、アイコンが2つある
写真のクロスビーは、リヤガラスだけでなくドアミラーにもデフォッガーが付くため、アイコンが2つある

「リヤデフォッガー」は「リヤデフロスター」とも言い、リヤガラスが結露したときに使う機能。リヤデフォッガーを作動させると、リヤガラスに施された電熱線が熱を発して結露や凍結を除去します。

車種によっては15分ほどで自動的にOFFになるものもありますが、消費電力の多い機能のひとつであるため、クルマの後方がちゃんと確認できるようになったら、手動でリヤデフォッガーを停止しましょう。

>>>「クロスビー」の詳しい車種解説はこちら

ちょっと応用:便利機能編

知らなくてもドライブはできるけれど、知っているとさらに快適になったり楽しく運転できたりする機能があります。普段、あまり目の行かないスイッチかもしれませんが、見つけたらぜひ使ってみてください。

■ドライブモード

SPORTとSNOWに切り替えができる「GR86」のドライブモード
SPORTとSNOWに切り替えができる「GR86」のドライブモード

ドライブモードは、走行や路面の状況、使用状況にあわせて、アクセルペダルを踏んだときに加速の仕方や変速のタイミングなどを選ぶ機能です。

モードと名称は車種によって異なりますが、一般的に標準的な設定の「ノーマルモード」、穏やかで燃費にすぐれる「エコモード」、鋭い変速速度とアクセルペダルの反応、力強い加速が得られる「スポーツモード」、悪路や雪道の走行を想定した「スノーモード」が設定されます。

RAV4は、ECO/NORMAL/SPORT/SNOWのほか、ダイヤルでオフロード用のモードを切り替える
RAV4は、ECO/NORMAL/SPORT/SNOWのほか、ダイヤルでオフロード用のモードを切り替える

また、ハイブリッド車では電気の力でのみ走行する「EVモード」、4WD車の場合は各種「オフロードモード」があり、その車種に応じたモードが用意されています。

>>>「GR86」の詳しい解説はこちら

>>>「RAV4」の詳しい解説はこちら

■オートブレーキホールド

「AUTO HOLD」または「HOLD」の文字のボタンがオートブレーキホールドのスイッチ
「AUTO HOLD」または「HOLD」の文字のボタンがオートブレーキホールドのスイッチ

オートブレーキホールドは、スイッチを押して機能をONにしておくと、ブレーキを踏んで停車したあとも、ブレーキが維持される機能。ブレーキペダルから足を離してもクルマは動かないため、渋滞時や赤信号での停止時に便利です。停車後、アクセルを踏むことで、オートブレーキホールドは解除されます。

よく似たスイッチに「電動パーキングブレーキ」があります。こちらは文字通り、レバーを引くことなくパーキングブレーキをかけるスイッチで、多くの場合、センターコンソールのシフトレバー周辺に設置されます。解除の方法は再びパーキングブレーキスイッチを引く、あるいはATセレクターをDレンジやPレンジに入れてアクセルを踏むなど、車種によって異なります。

>>>「オートマチック車の操作」を基本から応用までマスターしよう!

■ヘッドライトレベライザー

0が通常時。1、2、3……とライトが下向きになっていく。自動式でダイヤル非装備のクルマも多い
0が通常時。1、2、3……とライトが下向きになっていく。自動式でダイヤル非装備のクルマも多い

ヘッドライトレベライザーは、ロービーム(すれ違い用前照灯)の照射方向を上下に調整する装置です。どんなときに使うかというと、それは重たい荷物を積んだときや後席をフルに使って乗車したとき。

車体の後部が重さで沈み込むと、車体が“前上がり”の状態になるため、ロービームでも照らす方向が上を向いてしまいます。そんなとき、ヘッドライトレベライザーを初期位置(0)から動かすと、照射方向が下がるよう設定されています。ロービームが歩行者の顔を照らしている、あるいは交差点で止まった際、前走車のリヤガラスまで照らしているようなら、レベライザーを操作して照射方向を下げましょう。

なお、このスイッチは、ついていないクルマもあります。それは、自動調整機能がついているためです。2006年に自動式または手動式レベライザーの装備が義務化されているので、現在カーシェアで導入している車種では、かならずいずれかがついています。

■アイドリングストップOFFスイッチ

渋滞時などアイドリングストップが煩わしいときにOFFにすると走りやすい
渋滞時などアイドリングストップが煩わしいときにOFFにすると走りやすい

交差点などでクルマが停車したのち、自動的にエンジンを停止するアイドリングストップ機能。現在、多くの車種に採用されています。

基本的にアイドリングストップ機能を停止する必要はありませんが、渋滞などでエンジンの停止と再始動が頻繁に繰り返されて煩わしさを感じるようなシーンでは、OFFにするといいでしょう。

なお、ハイブリッド車にはアイドリングストップOFFスイッチはなく、発電時を除いて、基本的に停車時はエンジン停止となります

高速道路を楽にする:運転支援編

最近のクルマのハンドルには、実にさまざまなスイッチが装着されています。中でも、初見でわかりづらいのが、運転支援まわりのスイッチではないでしょうか。ここでは、今や軽自動車にも採用されるようになった、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)について説明します。

■アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)

写真はマツダ「CX-60」。CANCELスイッチの上と下は、ACC作動時の車間を調整するもの
写真はマツダ「CX-60」。CANCELスイッチの上と下は、ACC作動時の車間を調整するもの

一定の速度でクルマの巡航を行い、ドライバーの疲労を軽減するクルーズコントロールに、前走車との車間距離を自動的に調整してくれる「追従機能」がついたものが、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)。

ACCは、高速走行中に操作を行うため、最低限の視線移動と(手)指の移動で行える位置にスイッチやレバーが設置されています。

「GR86」や「アルファード」など、一部の車種はレバーを前後や上下に動かして操作する
「GR86」や「アルファード」など、一部の車種はレバーを前後や上下に動かして操作する

一般的に、メーターと前走車をモチーフとしたスイッチが機能のON/OFFスイッチで、さらに「RES(RESUME)あるいはSETの操作で、追従走行が開始します。解除するときはCANCELスイッチを押すか、ブレーキペダルを操作。

車種により、対応速度が時速30~100キロのもの、停止後にブレーキを踏む必要があるもの、車線を維持するようにハンドル操作の支援をしてくれるものなど、操作の条件や対応する支援の機能が異なります。また、操作方法にも違いがあるものです。

作動状況はメーターで逐一確認を。ハンドルのアシストは急に解除されるので注意。写真はアウトランダーPHEV
作動状況はメーターで逐一確認を。ハンドルのアシストは急に解除されるので注意。写真はアウトランダーPHEV

カーシェアを利用する際は、事前に車載の取扱説明書を読んで、機能や操作方法などを確認してください。ACCは高速道路や自動車専用道路でのみ使用が許可されることも、あわせて覚えておきましょう。メーカーなどにより、「レーダークルーズコントロール」などネーミングは異なりますが、機能は同じです。

>>>「アウトランダーPHEV」の詳しい解説はこちら

>>>「CX-60」の詳しい解説はこちら

>>>メーカー別「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」の使い方まとめ

使うことはないけれど:安全装置編

安全な走行を支える各種安全装置。基本的に機能の停止は推奨されません。しかし、特定の状況では、機能の停止が求められます。普段、押すことはなくても、ドライバーとしてスイッチの意味や機能を知っておくとは大切です。

■横滑り防止装置(ESP)オフスイッチ

車両が滑っている様子を表すESPのスイッチ。特殊な状況でない限りOFFにしない
車両が滑っている様子を表すESPのスイッチ。特殊な状況でない限りOFFにしない

横滑り防止装置(Electronic Stability Program)は、スリップや横滑り、タイヤロックといった危険をコンピューターが感知した際、エンジンとブレーキの制御を行って姿勢を安定させる装置です。単独事故の減少に大きく貢献した実績を持ち、現在のクルマには装着が義務付けてられています。

横滑り防止装置は常時、作動して危険から守ってくれているため、基本的に停止する必要はありません。しかし、凍結路や積雪路、ぬかるみから脱出できなくなった際、横滑り防止装置が作動していると空転するタイヤに十分な駆動力が伝わらず、脱出が妨げられるケースが発生します。そんなときに、このスイッチは活躍します。

簡単にOFFになってはいけない機能のため、OFFにするためには横滑り防止装置OFFスイッチを長押します。悪路でスタックし、自力での脱出を試みるときに限り、使用しましょう。

■車線はみ出しアラートOFFスイッチ

車線からはみ出す様子を表すアイコンのスイッチ。一般的に長押しで解除する
車線からはみ出す様子を表すアイコンのスイッチ。一般的に長押しで解除する

車線はみ出しアラート(車線逸脱警報、LDW:レーンディパーチャーウォーニングともいう)は、特定の速度(60~70km/h)以上で走行中、ウィンカーを出さずに車線を逸脱すると、警報やステアリングの振動で「はみ出し」を教えてくれる装置です。多くの場合、車線はみ出しアラートOFFスイッチを長押しすることで停止できます。

車種によっては、ハンドルのスイッチでメーター内の表示を切り替えて機能のON/OFFを行うものや、「車線維持機能」としてハンドル操作によりはみ出しを防止してくれるタイプもあります。

最後に必須の:シートまわり編

スイッチだけではなく、レバーのタイプもありますが、大事な操作系としてシートまわりの調整の仕方を最後に解説します。

■シートリフター(ハイトアジャスター)

リクライニングレバーの前にあるのが一般的。上下に動かすたびにシートが動く
リクライニングレバーの前にあるのが一般的。上下に動かすたびにシートが動く

正しい運転姿勢を取るため、クルマに乗ったら最初に行うシート合わせ。シートの前後調整とリクライニングの調整(背もたれの前後調整)のほかに、シートリフター(ハイトアジャスター)が採用されているのならば、こちらの調整も行いましょう。

リクライニングレバーの前方にレバーやダイヤル、スイッチがあったら、多くの場合、シートリフターです。シートリフターは座面の高さを調整する機能で、目線の位置が低くて見づらい、あるいは頭上のスペースが狭く、圧迫感を感じる場合に使用します。

シートリフターが備わっている場合は最初に調整し、その後、シートの前後調整やリクライニング調整を行うと運転しやすいドライビングポジションが取れるでしょう。

>>>自分に合ったドライビングポジションで快適&安全ドライブ

■パワーシート(電動調整式シート)

写真は「クラウンクロスオーバー」のパワーシートスイッチ。左からランバーサポート、リクライニング、スライド&リフト
写真は「クラウンクロスオーバー」のパワーシートスイッチ。左からランバーサポート、リクライニング、スライド&リフト

電動式シートを採用しているほとんどの車種は、シートの各種調整用スイッチをまとめて設置しています。パワーシートのスイッチは一般的に、座面と背もたれの2つからなり、シートを模した形状をしています。

座面スイッチを前後に操作すれば、シートが前後にスライドし、上下に動かせば、シートが上下します。また、背もたれスライドは、リクライニングの動きに対応していますから、一度覚えてしまえば操作は簡単でしょう。

車種によっては、背もたれ内の圧力を調整して腰をサポートする「ランバーサポート」機能などを採用し、その操作スイッチを設けています。

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■シートヒーター

写真の「MAZDA 3」はエアコン操作パネル内にスイッチがある
写真の「MAZDA 3」はエアコン操作パネル内にスイッチがある

シートヒーターとは、シート内部に設けられた暖房機能のこと。エアコンとは別に電気でシートを温めるため、スイッチが入ったらすぐに暖かくなります。

ON/OFFスイッチや温度調節用スイッチの設置場所は、インストルメントパネルやセンターコンソール、ナビゲーション画面内など、車種によって大きく異なります。

近年ではシート内部のファンにより背もたれや座面の通気を行い、背中とシート間の蒸れや熱のこもりを解消する「シートベンチレーション(シートクーラー)」を採用する車種も増えてきました。このシートベンチレーションスイッチの設置場所も、車種によって様々です。

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いろいろな車種に乗れるカーシェアだからこそ

初見ではわからない装備も、使用方法を知って活用しよう
初見ではわからない装備も、使用方法を知って活用しよう

多くの機能とスイッチを備えた近年のクルマ。車種によって違うとはいえ、搭載される機能は大きく変わらないものです。今回、取り上げた機能とスイッチを覚えておけば、どんなクルマに乗ったときにも応用できます。

三井のカーシェアーズは、多彩な車種をラインアップしているのが特徴です。ぜひ、便利な機能と操作方法を知って、いろいろなクルマを楽しんでください!

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マツダ「CX-60」ゆったりしたサイズが魅力の快適SUVをカーシェアで https://blog.carshares.jp/22875/ https://blog.carshares.jp/22875/#respond Wed, 01 May 2024 19:00:00 +0000 https://blog.carshares.jp/?p=22875 まるで輸入車のようなデザインと走りで人気のマツダ車。「CX-60」は、マツダが新たに発売したSUVで、ゆったりしたサイズとFR(後輪駆動)レイアウトによる、走りのよさで定評のある1台です。

三井のカーシェアーズでは、ガソリン車の「CX-60」と、プラグインハイブリッドの「CX-60 PHEV」を導入しました。今回は、ガソリン車を実際に詳しくチェックしてみましょう!

<目次>
高級車のようなプロポーション
運転しやすい環境が整ったインテリア
ブラインドタッチもできる操作性
「ロードスター」にも通じる走り
「CX-60」の料金とステーション

高級車のようなプロポーション

外観は、これまでも三井のカーシェアーズで多くの台数を導入し、人気を博してきた「CX-5」を進化させたような雰囲気。曲線による陰影が、美しいデザインです。

ボディサイズは全長4,740mm×全幅1,890mm×全高1,685mm
ボディサイズは全長4,740mm×全幅1,890mm×全高1,685mm
長さ・幅とも「CX-5」よりもひと回り大きく、幅は「アルファード」より広い
長さ・幅とも「CX-5」よりもひと回り大きく、幅は「アルファード」より広い

「CX-5」と似ているようで違うのは、ボンネット(フロント部分)が長いプロポーションのためで、先にお伝えしたFR(後輪駆動)レイアウトだからこそのもの。高級車で主に採用されるこのレイアウトが生み出した、プロポーションなのです。

運転しやすい環境が整ったインテリア

インテリアは、外観以上に高級感が漂います。マツダ車のこだわりである「運転のしやすさ」を追求したレイアウトに、こだわりの素材やステッチが華を添えます。タッチパネルではなくダイヤルで操作するカーナビやオーディオは慣れると使いやすく、エアコンの操作もシンプルです。

ディスプレイが主張しすぎることもなく、シンプルなレイアウト
ディスプレイが主張しすぎることもなく、シンプルなレイアウト
シフトレバーとダイヤルが集約された幅広のセンターコンソール
シフトレバーとダイヤルが集約された幅広のセンターコンソール
メタル調のパネルやステッチがインテリアの質感を高めている
メタル調のパネルやステッチがインテリアの質感を高めている

「すべての乗員がドライブを楽しめる室内空間を目指しました」というだけあって、前席はもちろん、後席も快適な空間が広がります。前後席ともにシートヒーターが内蔵され、冬場も快適。運転席と助手席の調整は、電動式のパワーシートです。

撮影車両は「25S L Package」グレードでシートはレザー
撮影車両は「25S L Package」グレードでシートはレザー
後席はゆとりのある空間に加えて、かけ心地のいいシートにより長時間でも快適
後席はゆとりのある空間に加えて、かけ心地のいいシートにより長時間でも快適
後席にもシートヒーターとUSB Type-cジャックが付く
後席にもシートヒーターとUSB Type-cジャックが付く

ゆとりある荷室も、このクラスのSUVならでは。そのままでも十分な広さを持つうえに、後席を倒せばさらに広く使えます。後席を倒したときに床面がフラットになるのも荷物の積みやすさにつながるポイント。12Vのアクセサリーソケットも付いています。

幅・奥行きともに「たっぷり」という表現がピッタリな荷室
幅・奥行きともに「たっぷり」という表現がピッタリな荷室
後席は「4:2:4」の3分割式。荷室の両側面にあるレバーでも倒せる
後席は「4:2:4」の3分割式。荷室の両側面にあるレバーでも倒せる

ブラインドタッチもできる操作性

CX-60の特徴的な操作や機能を解説しましょう。まずは、エレキシフトと呼ばれるシフトレバー。一般的なシフトパターンと少し違うので、よくパターンを確認して操作しましょう。

シフトレバーの前にドライブモードの切り替えスイッチがある
シフトレバーの前にドライブモードの切り替えスイッチがある

P(パーキング)から左に倒すとR(リバース)、そこから手前に引くとN(ニュートラル)、D(ドライブ)です。オーディオやカーナビはタッチパネルではなく、「コマンダーコントロール」と呼ばれるダイヤルで操作します。

周囲のボタン配置を覚えてしまえば、視線を落とさずブラインドタッチができる
周囲のボタン配置を覚えてしまえば、視線を落とさずブラインドタッチができる

中央の大きなダイヤルは「回る」「押す」「前後左右に動かす」の動作に対応しており、画面表示を見ながら操作する方式。ダイヤルの周囲に、現在地ボタンや戻すボタンなどが配置されています。左の小さなダイヤルは、オーディオのON/OFFとボリューム操作をするものです。

またオーディオの操作は、ハンドルの左手側のスイッチでも可能。右手側には、アダプティブ・クルーズコントロールなど、運転支援機能のスイッチが並びます。

すべてが「手の届くところ」にあるのがマツダ車の特徴
すべてが「手の届くところ」にあるのがマツダ車の特徴
「Bluetooth/スマートフォン連携」からスマホを登録するとCarPlayとAndroid Autoも使える
「Bluetooth/スマートフォン連携」からスマホを登録するとCarPlayとAndroid Autoも使える

「ロードスター」にも通じる走り

今回は、2.5Lガソリン車の「CX-60」を走らせてみました。軽やかに回るエンジンはアクセルペダルを踏み込んだときの加速が気持ちよく、FR車ならではのクセのないハンドリング(ハンドルの操作感)とあいまって、思い通りに気持ちよく走ってくれる印象。「ロードスター」にも通じる、マツダのこだわりが感じられます。

大きな車体ゆえに、車両感覚のつかみにくさや取り回しのしづらさを心配する人もいるかもしれませんが、視界のよさや思い通りに走る操縦性のよさから、必要以上に大きさを感じることなく運転できるでしょう。

バックモニター+360°ビューモニターで駐車もしやすい
バックモニター+360°ビューモニターで駐車もしやすい

プラグインハイブリッド車となる「CX-60 PHEV」は、エンジンに電気モーターと大容量の駆動用バッテリーが組み合わせるクルマで、充電器での外部充電やエンジンでの発電により、電気だけでも走行可能。電気だけで走るピュアEVとは違い、エンジンを使って発電や走行ができるため、電池残量を心配しながら走る必要がありません。

>>>PHEVの充電(出発/返却)方法はこちら

「CX-60」の料金とステーション

「CX-60」「CX-60 PHEV」の車種クラスは、どちらも「ミドルプラス」。夜間パック料金もあり、おトクにお使いいただけます。

「CX-60」は2024年5月現在、「新宿サブナード(地下駐車場)」ステーションなどに3台、「CX-60 PHEV」は「リパーク銀座6丁目第5(自転車可)」に設置しています。

今回の車両は「新宿サブナード(地下駐車場)」ステーションの設置車両
今回の車両は「新宿サブナード(地下駐車場)」ステーションの設置車両

「ハリアー」や「レヴォーグ」、「MAZDA6 WAGON」「ヴォクシー」など、魅力的なクルマの多いミドルプラスクラスに、加わった新しいラインアップ。ぜひ、ゆったりとドライブを楽しみたいときに乗ってみてください!

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